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陽向が過ごして来た日々(真那視点)
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ヒナは小さい頃からあまり泣かない子だった。
おじさんとおばさんは仕事が忙しくほとんど家にいないような生活だったからか、気が付けば聞き分けが良く本心を飲み込む子供になってしまっていた。
本当なら甘えたい盛りなのに、両親に遠慮して笑顔で「大丈夫だよ」って。たぶん、俺の知らないところでもっともっと我慢してたと思う。
でもヒナは、俺にだけは小さな我儘を言ってくれてた。本当に些細な事から頑張れば叶えられる事まで、俺にだけはねだってくれた。
アイドルになってヒナとの時間が減った時が今のとこ一番新しいおねだりかな。
『まーくん、ぎゅーして』
『まなくん、今日お泊まりして』
『真那くん、明日遊べる?』
『真那、ここ、一緒に行かないか?』
俺にとってヒナは絶対だから、叶えられる事は全部叶えてあげた。ヒナの為なら何だって出来る、何だってしてあげたいと思って。
だけど、そんな可愛いおねだりをする事はあっても、ヒナは俺の前でさえめったに泣かなかった。自分が泣くと相手が困るから、迷惑をかけるから、そんな気持ちを小さい頃から抱いて、泣きたくても我慢してたんだ。
だからあの時、ヒナが泣いているのを見た瞬間頭の中が真っ白になった。悲しい事があったなら腕の中に飛び込んでくれればいいのに、ヒナは「ごめん」と言って俺から離れていった。
それがどれほどショックで悲しかったか、誰も分からないだろう。
初めて、誰かに対して本気で怒りをぶつけて怒鳴った。
『お前…っ…ヒナに何した…!』
『わ、私はただ……』
『ヒナを傷付ける奴は許さない……特に、泣かせたお前は一生許さないから』
『ま、真那くん……』
『お前みたいな自分勝手な女、俺は死ぬほど嫌いだ』
『真那!』
『……っ…』
『奏音ちゃん、君はもう帰りなさい。何をしたかはまた話を聞くけど、君はやってはいけないことをした』
『……は、い…』
『君はもう少し、自分が人気モデルである事を自覚して行動するべきだよ』
『………』
そのあとの事は正直ちゃんと覚えてはいない。
スタジオに戻ってもヒナの事ばかりを気にしていた気がする。撮影も中断せざるを得ない状況で、また日を改める事にしたはず。
感情の昂りが落ち着いてきた頃には水島さんの家にいて、心配そうな水島さんと水島さんの奥さんが俺の顔を覗き込んでた。
「真那、大丈夫か?」
「……あれ、ここは…」
「俺の家だよ。あの状態でマンションに送る訳にはいかなかったからな」
「そう……でも俺、ヒナを迎えに行かないと……」
「今は駄目だ。お前、ひどい顔をしているぞ」
「真那くん、とりあえずお水飲みましょうか。はい」
「……ありがとう…」
水島さんの家には何度か来てるし、奥さんにも会ってるから抵抗はないけど、あの状態のヒナを放っておく事の方が俺には苦痛でしかない。
コップに口を付け水を一口飲む。温めの液体がじんわりと身体中に広がり少しだけ身体から力が抜けた。
「明日はオフだからこのまま家にいなさい。落ち着くまで帰さないから、そのつもりでいるように。悪いけど頼むな、朱里」
「もちろんよ。真那くんの事は任せて」
「ありがとう」
仲睦まじい夫婦。でも朱里さんは現在妊娠中で、あと一月もすれば予定日なのに本当にいいのかな。彼女の負担にならないのか。
「……ごめん、水島さん」
「いいよ、お前が手の掛かる子なのは知ってる。今は何も考えず、ゆっくり休みなさい」
水島さんは物凄く面倒見がいい。志摩さんや風音は大人だからか、一人での仕事の時は優先して着いてきてくれる。もちろん志摩さんや風音にもそれぞれ単身の時のマネージャーはいるけど、デビュー時からずっと【soar】のマネージャーをしてくれている水島さんに俺は何度も助けられた。
それこそ、ヒナとの事だっていろいろ融通してくれて。
「…っと、すまない、電話だ」
ポケットからスマホを取り出した水島さんは朱里さんに一声かけてリビングを出て行く。もしかして撮影の件だろうか。
俺もスマホを取り出してメッセージアプリを開くけど、ヒナに送ったメッセージには既読がついてなくて、電話の折り返しもなかった。
あんまり送るのもどうかなとは思うけど、あのあとヒナは無事に帰れたのか、泣き止んだのか、もしかしてまだ泣いてるのか、心配で仕方がない。出るかは分からないけどと思いつつ電話をかけたら、電源を切っているのか無慈悲なガイダンスが流れてきた。
「ヒナ……」
せめて一文字だけでもいいから返して欲しい。今何を思って、どんな事を考えているのか、少しだけでも知りたい。
そういえば、ヒナはあの時俺の足枷になりたくないって言ってた。あの女がヒナに何を言ったのかは知らないけど、ヒナは絶対そんなものにはならないし、むしろ生まれた時から俺にとってなくてはならない人だ。なのにあんなに怯えながらあんな事を言わせて、本当に憎らしい。
やっぱり、一発だけでも殴っておけばよかった。
「真那くん、お風呂沸いてるから入ってらっしゃい。…あの人の服しかないけど入るかしら」
「…ありがとう、朱里さん。いきなりお邪魔してごめんね」
「気にしないの。何があったかは分からないけど、とりあえずは真那くんが落ち着く事が優先なんだから」
「うん……」
水島さんの奥さんだけあって朱里さんも凄くいい人だ。俺とヒナの事も知ってるし、告白する前は応援してくれてた。朱里さんは芸能関係者じゃなくて、普通に好きな俳優さんとかもいるらしいけど、芸能人だからって特別扱いはしないしむしろ俺の事は子供扱いする。
放任がちだった俺の母さんとは違って、心優しいお母さんって感じだ。
勝手知ったるで廊下に出ると、水島さんがまだ玄関で電話していた。それをチラリと見て洗面所に向かい、脱衣場で服を脱ぎながら溜め息をつく。
時間はもう0時を過ぎていて、本当なら今頃はヒナの誕生日をお祝いして一緒にケーキを食べてプレゼントを渡してるはずだった。
恋人になるより前から用意してた、ヒナの為だけに用意したプレゼントを。
何より一番悲しいのは、恋人として初めて一緒に過ごすはずだった誕生日を一人で過ごさせてしまった事だ。
こんなの、プレゼントを渡せてただけの去年よりひどい。
「ごめんね…ヒナ……」
まさかあの女がヒナに接触するとは思ってもいなかったけど、他事務所の奴だからって我慢せずにもっとキツく言っておけば良かった。
二度と会いたくない。
それにしても、落ち着くまでってどれくらいかかるんだろう。何ならもうある程度は落ち着いてはいるんだけど。
早くヒナに会いたい。
もう一度溜め息を零した俺は、いつもとは違う浴室に足を踏み入れシャワーの栓を捻った。
三日後、ようやく水島さんから自由にしていいと許可を得た俺は、今日最後の仕事を終えたあと寄って欲しいところがあるとお願いした。察した水島さんは苦笑してたけど、何も言わずに連れて行ってくれる。
数十分後、水島さんに送って貰い久し振りにヒナの家まで来た俺は、深呼吸して鞄から合鍵を取り出すと慣れた手付きで解錠し扉を開けた。
でも学校は終わってるはずなのに家の中は静かで、不思議に思いながらもリビングに行くと珍しく散らかっていて、脱ぎ捨てられた制服と鞄が置いてあり目を瞬く。
いつもなら制服もすぐにハンガーに掛けるのにどうしたんだろう。
「……ヒナ?」
二階にあるヒナの部屋まで行ってみたけど何となく感じていた通りヒナはいなくて、思ってもいなかった事態に少しばかり焦る。ヒナは買い物は学校帰りに済ませるタイプだからその線は薄いし、何より家の中をこの状態のままにしてどこかへ行くだろうか。
不安になった俺はスマホを取り出し、ヒナへと電話をかける事にした。
今度はちゃんと、繋がるようにと願って。
おじさんとおばさんは仕事が忙しくほとんど家にいないような生活だったからか、気が付けば聞き分けが良く本心を飲み込む子供になってしまっていた。
本当なら甘えたい盛りなのに、両親に遠慮して笑顔で「大丈夫だよ」って。たぶん、俺の知らないところでもっともっと我慢してたと思う。
でもヒナは、俺にだけは小さな我儘を言ってくれてた。本当に些細な事から頑張れば叶えられる事まで、俺にだけはねだってくれた。
アイドルになってヒナとの時間が減った時が今のとこ一番新しいおねだりかな。
『まーくん、ぎゅーして』
『まなくん、今日お泊まりして』
『真那くん、明日遊べる?』
『真那、ここ、一緒に行かないか?』
俺にとってヒナは絶対だから、叶えられる事は全部叶えてあげた。ヒナの為なら何だって出来る、何だってしてあげたいと思って。
だけど、そんな可愛いおねだりをする事はあっても、ヒナは俺の前でさえめったに泣かなかった。自分が泣くと相手が困るから、迷惑をかけるから、そんな気持ちを小さい頃から抱いて、泣きたくても我慢してたんだ。
だからあの時、ヒナが泣いているのを見た瞬間頭の中が真っ白になった。悲しい事があったなら腕の中に飛び込んでくれればいいのに、ヒナは「ごめん」と言って俺から離れていった。
それがどれほどショックで悲しかったか、誰も分からないだろう。
初めて、誰かに対して本気で怒りをぶつけて怒鳴った。
『お前…っ…ヒナに何した…!』
『わ、私はただ……』
『ヒナを傷付ける奴は許さない……特に、泣かせたお前は一生許さないから』
『ま、真那くん……』
『お前みたいな自分勝手な女、俺は死ぬほど嫌いだ』
『真那!』
『……っ…』
『奏音ちゃん、君はもう帰りなさい。何をしたかはまた話を聞くけど、君はやってはいけないことをした』
『……は、い…』
『君はもう少し、自分が人気モデルである事を自覚して行動するべきだよ』
『………』
そのあとの事は正直ちゃんと覚えてはいない。
スタジオに戻ってもヒナの事ばかりを気にしていた気がする。撮影も中断せざるを得ない状況で、また日を改める事にしたはず。
感情の昂りが落ち着いてきた頃には水島さんの家にいて、心配そうな水島さんと水島さんの奥さんが俺の顔を覗き込んでた。
「真那、大丈夫か?」
「……あれ、ここは…」
「俺の家だよ。あの状態でマンションに送る訳にはいかなかったからな」
「そう……でも俺、ヒナを迎えに行かないと……」
「今は駄目だ。お前、ひどい顔をしているぞ」
「真那くん、とりあえずお水飲みましょうか。はい」
「……ありがとう…」
水島さんの家には何度か来てるし、奥さんにも会ってるから抵抗はないけど、あの状態のヒナを放っておく事の方が俺には苦痛でしかない。
コップに口を付け水を一口飲む。温めの液体がじんわりと身体中に広がり少しだけ身体から力が抜けた。
「明日はオフだからこのまま家にいなさい。落ち着くまで帰さないから、そのつもりでいるように。悪いけど頼むな、朱里」
「もちろんよ。真那くんの事は任せて」
「ありがとう」
仲睦まじい夫婦。でも朱里さんは現在妊娠中で、あと一月もすれば予定日なのに本当にいいのかな。彼女の負担にならないのか。
「……ごめん、水島さん」
「いいよ、お前が手の掛かる子なのは知ってる。今は何も考えず、ゆっくり休みなさい」
水島さんは物凄く面倒見がいい。志摩さんや風音は大人だからか、一人での仕事の時は優先して着いてきてくれる。もちろん志摩さんや風音にもそれぞれ単身の時のマネージャーはいるけど、デビュー時からずっと【soar】のマネージャーをしてくれている水島さんに俺は何度も助けられた。
それこそ、ヒナとの事だっていろいろ融通してくれて。
「…っと、すまない、電話だ」
ポケットからスマホを取り出した水島さんは朱里さんに一声かけてリビングを出て行く。もしかして撮影の件だろうか。
俺もスマホを取り出してメッセージアプリを開くけど、ヒナに送ったメッセージには既読がついてなくて、電話の折り返しもなかった。
あんまり送るのもどうかなとは思うけど、あのあとヒナは無事に帰れたのか、泣き止んだのか、もしかしてまだ泣いてるのか、心配で仕方がない。出るかは分からないけどと思いつつ電話をかけたら、電源を切っているのか無慈悲なガイダンスが流れてきた。
「ヒナ……」
せめて一文字だけでもいいから返して欲しい。今何を思って、どんな事を考えているのか、少しだけでも知りたい。
そういえば、ヒナはあの時俺の足枷になりたくないって言ってた。あの女がヒナに何を言ったのかは知らないけど、ヒナは絶対そんなものにはならないし、むしろ生まれた時から俺にとってなくてはならない人だ。なのにあんなに怯えながらあんな事を言わせて、本当に憎らしい。
やっぱり、一発だけでも殴っておけばよかった。
「真那くん、お風呂沸いてるから入ってらっしゃい。…あの人の服しかないけど入るかしら」
「…ありがとう、朱里さん。いきなりお邪魔してごめんね」
「気にしないの。何があったかは分からないけど、とりあえずは真那くんが落ち着く事が優先なんだから」
「うん……」
水島さんの奥さんだけあって朱里さんも凄くいい人だ。俺とヒナの事も知ってるし、告白する前は応援してくれてた。朱里さんは芸能関係者じゃなくて、普通に好きな俳優さんとかもいるらしいけど、芸能人だからって特別扱いはしないしむしろ俺の事は子供扱いする。
放任がちだった俺の母さんとは違って、心優しいお母さんって感じだ。
勝手知ったるで廊下に出ると、水島さんがまだ玄関で電話していた。それをチラリと見て洗面所に向かい、脱衣場で服を脱ぎながら溜め息をつく。
時間はもう0時を過ぎていて、本当なら今頃はヒナの誕生日をお祝いして一緒にケーキを食べてプレゼントを渡してるはずだった。
恋人になるより前から用意してた、ヒナの為だけに用意したプレゼントを。
何より一番悲しいのは、恋人として初めて一緒に過ごすはずだった誕生日を一人で過ごさせてしまった事だ。
こんなの、プレゼントを渡せてただけの去年よりひどい。
「ごめんね…ヒナ……」
まさかあの女がヒナに接触するとは思ってもいなかったけど、他事務所の奴だからって我慢せずにもっとキツく言っておけば良かった。
二度と会いたくない。
それにしても、落ち着くまでってどれくらいかかるんだろう。何ならもうある程度は落ち着いてはいるんだけど。
早くヒナに会いたい。
もう一度溜め息を零した俺は、いつもとは違う浴室に足を踏み入れシャワーの栓を捻った。
三日後、ようやく水島さんから自由にしていいと許可を得た俺は、今日最後の仕事を終えたあと寄って欲しいところがあるとお願いした。察した水島さんは苦笑してたけど、何も言わずに連れて行ってくれる。
数十分後、水島さんに送って貰い久し振りにヒナの家まで来た俺は、深呼吸して鞄から合鍵を取り出すと慣れた手付きで解錠し扉を開けた。
でも学校は終わってるはずなのに家の中は静かで、不思議に思いながらもリビングに行くと珍しく散らかっていて、脱ぎ捨てられた制服と鞄が置いてあり目を瞬く。
いつもなら制服もすぐにハンガーに掛けるのにどうしたんだろう。
「……ヒナ?」
二階にあるヒナの部屋まで行ってみたけど何となく感じていた通りヒナはいなくて、思ってもいなかった事態に少しばかり焦る。ヒナは買い物は学校帰りに済ませるタイプだからその線は薄いし、何より家の中をこの状態のままにしてどこかへ行くだろうか。
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