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43話 救国の聖女
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「真白!」
私がまず、兵士達の為の宴の間に顔を出すと、殿下が駆け寄って来た。その後を追うようにザールさんが駆け寄ってくる。
「大丈夫かい? 疲れてないかい?」
「疲労回復なら私、お手の物ですから。フレデリック殿下こそお体は?」
「ああ、傷口も跡形も無く……」
殿下のあれだけの傷も、辞典の力は直してしまったようだ。あれを作った樹さんに感謝しないと……。
「殿下、ザールさん。お二人に私があの場にいた訳と……お伝えしたい事があります」
「ああ。いくらでも聞こう」
「何か訳があっての事なんですね」
「ええ……」
そうして私は辞典がつくられたきっかけの魔力だまりの事、そしてそれが帰還に必要らしかった事、その矢先に瘴気酔いの兵士が出て騎士団が心配になって飛び出していった事を伝えた。
「ようやく言えました……」
「そうか……それで結局俺達は救われた。勇気のある行動をありがとう」
殿下が感謝の言葉をくれる。でもザールさんはちょっと口を尖らせて不満を述べた。
「でも、瘴気酔いの事はしかたないとして辞典の事は言ってくれてもよかったじゃないですか。それなら協力できたのに」
私は俯いた。そうなのよね。魔力だまりが帰還のヒントになっているのを先に伝えておけば、私もすみっこについていけたのかもしれない。マーガレットがいなければどうなっていたことか。
「……決心が付かなかったんです。元の世界に帰る決心が」
これが理由。とても簡単だ。
「と言う事は……気持ちが決まったのだな」
「はい」
私はフレデリック殿下の顔を見上げた。ああ、出会った時もこうして彼の顔を見上げた。サラサラの金髪に縁取られた空色の瞳。その瞳が少し悲しげに陰る。
「明日、私は帰ります」
「……そうか。分かった」
フレデリック殿下は頷いた。ザールさんに視線を移すと、彼も黙って頷いた。
「しかし、その前に表彰だ。真白、ついておいで」
「は、はい!」
「ブライアン! 大広間に行くぞ!」
「はい殿下」
フレデリック殿下は私とブライアンさんを連れて廊下を抜けて大広間に向かった。さっきの広間も立派だったけれど、さらに広くきらびやかな空間が広がる。
「おのおの方! 此度の功労者を称えます、ご注目を」
壇上にはオースティン殿下がいる。彼は私に気が付くとにこりと微笑んだ。その横にいるのは殿下のお父様とお母様……王様とお妃様だろう。王族の皆の視線がこちらに向いたのにつられて、広間の貴族達が私達に注目する。その中にはマーガレットもいてこちらに手を振っている。
「……まずは先陣を切り、負傷した後も果敢に魔物に挑みトドメを刺したブライアン」
会場から拍手が起こった。ブライアンさんは軽く手をあげてそれに答えた。
「そして! 瘴気を払い、多くの兵士を救い……この私の命を救った、真白」
会場にどよめきと拍手が同時に起こった。
「彼女は以前、邪竜の毒から騎士団を救い……その後も救護棟にて我々に尽くしてくれた。まさに『救国の聖女』だ」
フレデリック殿下が高らかにそう言うと、今度は割れんばかりの拍手が起こった。
「……真白、皆に笑顔を見せてやれ」
「は、はい!」
その光景に呆然としてしまった私は、フレデリック殿下に肩を叩かれてハッとした。そしてカチコチになりながらもなんとか口角をあげてその拍手に答えた。
「『救国の聖女』様! 殿下を救ってくれてありがとう!」
するとそう叫んだのはマーガレットだ。
「ああ、素晴らしい!」
その声に応えるように皆、私を称えてくれた。これは……とても恥ずかしい……。
「では、戻ろうか」
私が限界を迎える直前に、フレデリック殿下は私の手を引いて大広間からつれだしてくれた。後ろから付いてきていたブライアンさんはせいせいした、という感じで伸びをした。
「さ! 挨拶は済んだ。ご馳走が消えて無くなる前に戻ろう」
「そうだな、ブライアン。……真白、最後の夜だ。楽しもう」
「はい……」
それから私達はさっきの広間に戻って沢山の兵士さんに囲まれながら食べて飲んでいっぱいおしゃべりをした。
「真白、楽しいか?」
「はい!」
その間も、フレデリック殿下はずっと私の横に寄り添っていた。
「うーん、快調……」
その翌朝、私はぱちりと目を覚ました。眠る前に飲んだペパーミントとレモンバーベナのハーブティのおかげで二日酔いもない。
私はベッドから抜け出すと、来た時に来ていたジャージーワンピースをクローゼットから取り出し、身につけた。
「これでよし」
そして私は辞典を持って家を出た。そして救護棟に向かう。そこにはフレデリック殿下とザールさんが待っていた。ザールさんはいつもみたいに柔らかく笑った。
「準備できましたか」
「はい。準備というほどのものはないんですけど」
私が持っているのは辞典とそれを入れるカバンひとつだけ。殿下がぽつりと呟いた。
「本当に……行ってしまうのだな」
「殿下……」
「この王城では楽しく過ごせたか?」
「はい、もちろんです。……殿下、私は殿下に恩返しできましたかね」
「ああ……もちろんだ」
フレデリック殿下は頷いて私を引き寄せて抱きしめた。
「元気で……」
「あ、は、はい……」
名残惜しいけれど、その腕から抜け出して……私は辞典を取り出した。
「リベリオ!」
『ああ……』
辞典が輝き、リベリオが出現する。殿下とザールさんがそれを見て一歩後ろに下がった。
『僕はこの辞典の化身……いや、真の姿だ。真白、いつでもいいぞ』
「うん。じゃあよろしくリベリオ」
私はリベリオに手を伸ばす。その手をリベリオが握る。リベリオから発せられた光の粒子が私を包み、ふわっと体が浮く感覚があった。
「フレデリック殿下、ザールさん、お世話になりました!」
「真白……!」
「真白さん!」
駆け寄って来る二人に手を振る。光が……光が私を包み混んで……そして視界を埋め尽くす。
「さよなら……」
私の呟きは彼らに届いたのだろうか。まばゆさに目を瞑ってしまい完璧に視界が塞がれて――そして目を開くと、そこは……図書館だった。
「そっか……」
私は目の前の見慣れた辞典に触れた。そして、それを閉じると図書館を後にした。
「行ってしまったか。真白……」
「殿下……」
「ザール……俺は……あの子が好きだった」
「ええ」
「はじめて見た時は頼りなさげに見えて、ただ守ってあげたいだけだった。でも真白は……いつも前向きでこちらが励まされた」
ザールさんはただ頷いた。
「いつの間にか好きになっていたよ。いつか居なくなると知っていたのに」
「殿下……」
ザールさんは顔を上げた。そして殿下の肩越しにこちらに声をかけた。
「殿下はこう言ってますけど、真白さんはどうなんですか?」
「ちょっと!ザールさん!」
私は身を隠していた茂みから立ち上がった。
「なんでわかったんですか!?」
「こちらの方向からなにか光るものが見えたので」
「……」
「真白……」
フレデリック殿下が呆然としてこちらを見ている。
「どうして? 帰ったのでは……?」
「帰りましたよ! そして一ヶ月、仕事を辞める手続きや荷物の整理なんかしてようやく目処がついたので……」
「え? それは……」
「私、こちらで暮らせるように向こうに帰ったんです!」
私は茂みから抜け出してフレデリック殿下の前に立った。
「大好きな殿下の側にいたいから、みんなの役にもっと立ちたいから……私帰ってきました」
顔が熱い。戻ったのが図書館だった時点でもしかしたら転移した瞬間に戻るのかな、って思っていたけれど、立ち聞きするつもりはなかったのよ。
「真白……あの……なんだ、その……」
「殿下、この際きちんと目の前で告げたらどうです?」
真っ赤な顔の私に負けないくらい、殿下の顔も真っ赤になっている。ザールさんがにやにやしながらそう言うと殿下は弾かれるように顔をあげた。
「真白、お前が好きだ……側にいてくれ」
「はい。私も……殿下が好きです」
途端にフレデリック殿下が私を強く抱きしめた。
「驚かせてごめんなさい……」
「……帰ってこられるっていつからわかってた?」
「えーっと……こっちの時間だと、昨夜です」
リベリオがその辺の草や小物や動物を出し入れして行き来できるか確かめたのだ。
「ちょっとびっくりさせようと思って……」
「……許さない」
「え?」
「大いに傷ついた。謝罪のキスを要求する」
私は抱きしめられたままフレデリック殿下の顔を見上げた。その顔は柔らかく微笑んでいた。
「よろこんで!」
私はちょっとだけ背伸びをして、フレデリック殿下の唇にキスをした。
「これで許してください」
「……ああ」
それから何だか堪え慣れなくなって、私とフレデリック殿下は抱き合ったままただただ笑った。
私がまず、兵士達の為の宴の間に顔を出すと、殿下が駆け寄って来た。その後を追うようにザールさんが駆け寄ってくる。
「大丈夫かい? 疲れてないかい?」
「疲労回復なら私、お手の物ですから。フレデリック殿下こそお体は?」
「ああ、傷口も跡形も無く……」
殿下のあれだけの傷も、辞典の力は直してしまったようだ。あれを作った樹さんに感謝しないと……。
「殿下、ザールさん。お二人に私があの場にいた訳と……お伝えしたい事があります」
「ああ。いくらでも聞こう」
「何か訳があっての事なんですね」
「ええ……」
そうして私は辞典がつくられたきっかけの魔力だまりの事、そしてそれが帰還に必要らしかった事、その矢先に瘴気酔いの兵士が出て騎士団が心配になって飛び出していった事を伝えた。
「ようやく言えました……」
「そうか……それで結局俺達は救われた。勇気のある行動をありがとう」
殿下が感謝の言葉をくれる。でもザールさんはちょっと口を尖らせて不満を述べた。
「でも、瘴気酔いの事はしかたないとして辞典の事は言ってくれてもよかったじゃないですか。それなら協力できたのに」
私は俯いた。そうなのよね。魔力だまりが帰還のヒントになっているのを先に伝えておけば、私もすみっこについていけたのかもしれない。マーガレットがいなければどうなっていたことか。
「……決心が付かなかったんです。元の世界に帰る決心が」
これが理由。とても簡単だ。
「と言う事は……気持ちが決まったのだな」
「はい」
私はフレデリック殿下の顔を見上げた。ああ、出会った時もこうして彼の顔を見上げた。サラサラの金髪に縁取られた空色の瞳。その瞳が少し悲しげに陰る。
「明日、私は帰ります」
「……そうか。分かった」
フレデリック殿下は頷いた。ザールさんに視線を移すと、彼も黙って頷いた。
「しかし、その前に表彰だ。真白、ついておいで」
「は、はい!」
「ブライアン! 大広間に行くぞ!」
「はい殿下」
フレデリック殿下は私とブライアンさんを連れて廊下を抜けて大広間に向かった。さっきの広間も立派だったけれど、さらに広くきらびやかな空間が広がる。
「おのおの方! 此度の功労者を称えます、ご注目を」
壇上にはオースティン殿下がいる。彼は私に気が付くとにこりと微笑んだ。その横にいるのは殿下のお父様とお母様……王様とお妃様だろう。王族の皆の視線がこちらに向いたのにつられて、広間の貴族達が私達に注目する。その中にはマーガレットもいてこちらに手を振っている。
「……まずは先陣を切り、負傷した後も果敢に魔物に挑みトドメを刺したブライアン」
会場から拍手が起こった。ブライアンさんは軽く手をあげてそれに答えた。
「そして! 瘴気を払い、多くの兵士を救い……この私の命を救った、真白」
会場にどよめきと拍手が同時に起こった。
「彼女は以前、邪竜の毒から騎士団を救い……その後も救護棟にて我々に尽くしてくれた。まさに『救国の聖女』だ」
フレデリック殿下が高らかにそう言うと、今度は割れんばかりの拍手が起こった。
「……真白、皆に笑顔を見せてやれ」
「は、はい!」
その光景に呆然としてしまった私は、フレデリック殿下に肩を叩かれてハッとした。そしてカチコチになりながらもなんとか口角をあげてその拍手に答えた。
「『救国の聖女』様! 殿下を救ってくれてありがとう!」
するとそう叫んだのはマーガレットだ。
「ああ、素晴らしい!」
その声に応えるように皆、私を称えてくれた。これは……とても恥ずかしい……。
「では、戻ろうか」
私が限界を迎える直前に、フレデリック殿下は私の手を引いて大広間からつれだしてくれた。後ろから付いてきていたブライアンさんはせいせいした、という感じで伸びをした。
「さ! 挨拶は済んだ。ご馳走が消えて無くなる前に戻ろう」
「そうだな、ブライアン。……真白、最後の夜だ。楽しもう」
「はい……」
それから私達はさっきの広間に戻って沢山の兵士さんに囲まれながら食べて飲んでいっぱいおしゃべりをした。
「真白、楽しいか?」
「はい!」
その間も、フレデリック殿下はずっと私の横に寄り添っていた。
「うーん、快調……」
その翌朝、私はぱちりと目を覚ました。眠る前に飲んだペパーミントとレモンバーベナのハーブティのおかげで二日酔いもない。
私はベッドから抜け出すと、来た時に来ていたジャージーワンピースをクローゼットから取り出し、身につけた。
「これでよし」
そして私は辞典を持って家を出た。そして救護棟に向かう。そこにはフレデリック殿下とザールさんが待っていた。ザールさんはいつもみたいに柔らかく笑った。
「準備できましたか」
「はい。準備というほどのものはないんですけど」
私が持っているのは辞典とそれを入れるカバンひとつだけ。殿下がぽつりと呟いた。
「本当に……行ってしまうのだな」
「殿下……」
「この王城では楽しく過ごせたか?」
「はい、もちろんです。……殿下、私は殿下に恩返しできましたかね」
「ああ……もちろんだ」
フレデリック殿下は頷いて私を引き寄せて抱きしめた。
「元気で……」
「あ、は、はい……」
名残惜しいけれど、その腕から抜け出して……私は辞典を取り出した。
「リベリオ!」
『ああ……』
辞典が輝き、リベリオが出現する。殿下とザールさんがそれを見て一歩後ろに下がった。
『僕はこの辞典の化身……いや、真の姿だ。真白、いつでもいいぞ』
「うん。じゃあよろしくリベリオ」
私はリベリオに手を伸ばす。その手をリベリオが握る。リベリオから発せられた光の粒子が私を包み、ふわっと体が浮く感覚があった。
「フレデリック殿下、ザールさん、お世話になりました!」
「真白……!」
「真白さん!」
駆け寄って来る二人に手を振る。光が……光が私を包み混んで……そして視界を埋め尽くす。
「さよなら……」
私の呟きは彼らに届いたのだろうか。まばゆさに目を瞑ってしまい完璧に視界が塞がれて――そして目を開くと、そこは……図書館だった。
「そっか……」
私は目の前の見慣れた辞典に触れた。そして、それを閉じると図書館を後にした。
「行ってしまったか。真白……」
「殿下……」
「ザール……俺は……あの子が好きだった」
「ええ」
「はじめて見た時は頼りなさげに見えて、ただ守ってあげたいだけだった。でも真白は……いつも前向きでこちらが励まされた」
ザールさんはただ頷いた。
「いつの間にか好きになっていたよ。いつか居なくなると知っていたのに」
「殿下……」
ザールさんは顔を上げた。そして殿下の肩越しにこちらに声をかけた。
「殿下はこう言ってますけど、真白さんはどうなんですか?」
「ちょっと!ザールさん!」
私は身を隠していた茂みから立ち上がった。
「なんでわかったんですか!?」
「こちらの方向からなにか光るものが見えたので」
「……」
「真白……」
フレデリック殿下が呆然としてこちらを見ている。
「どうして? 帰ったのでは……?」
「帰りましたよ! そして一ヶ月、仕事を辞める手続きや荷物の整理なんかしてようやく目処がついたので……」
「え? それは……」
「私、こちらで暮らせるように向こうに帰ったんです!」
私は茂みから抜け出してフレデリック殿下の前に立った。
「大好きな殿下の側にいたいから、みんなの役にもっと立ちたいから……私帰ってきました」
顔が熱い。戻ったのが図書館だった時点でもしかしたら転移した瞬間に戻るのかな、って思っていたけれど、立ち聞きするつもりはなかったのよ。
「真白……あの……なんだ、その……」
「殿下、この際きちんと目の前で告げたらどうです?」
真っ赤な顔の私に負けないくらい、殿下の顔も真っ赤になっている。ザールさんがにやにやしながらそう言うと殿下は弾かれるように顔をあげた。
「真白、お前が好きだ……側にいてくれ」
「はい。私も……殿下が好きです」
途端にフレデリック殿下が私を強く抱きしめた。
「驚かせてごめんなさい……」
「……帰ってこられるっていつからわかってた?」
「えーっと……こっちの時間だと、昨夜です」
リベリオがその辺の草や小物や動物を出し入れして行き来できるか確かめたのだ。
「ちょっとびっくりさせようと思って……」
「……許さない」
「え?」
「大いに傷ついた。謝罪のキスを要求する」
私は抱きしめられたままフレデリック殿下の顔を見上げた。その顔は柔らかく微笑んでいた。
「よろこんで!」
私はちょっとだけ背伸びをして、フレデリック殿下の唇にキスをした。
「これで許してください」
「……ああ」
それから何だか堪え慣れなくなって、私とフレデリック殿下は抱き合ったままただただ笑った。
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