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5.変化と褒め言葉と彼女が望むこと
5.2
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放課後。ホームルームが終わって僕が掃除場所に向かおうとしていると、荒巻先生に呼び止められる。
「掃除が終わってから職員室に寄ってくれる? ああ、そんなに時間のかかる話じゃないから」
荒巻先生からわざわざ職員室に呼ばれるような用事と言えば、式見のことしか思い付かなったが、今の式見の状況から何を言われるのかは全然予想できなかった。考えられるのは……先日の空き教室の一件くらいで……いや、確実にそれだろう。校則に男女間の風紀に関する項目が書かれているかは知らないけど、注意されるどうかで考えたら絶対にされる状況だった。
そう思いながら改めて免罪を主張するつもりで、職員室に到着すると……荒巻先生は朗らかな様子で待っていた。その時点で、僕の予想が間違っているのは察したけど――
「柊くん、式見さんの面倒を見るのはもう辞めて貰って大丈夫だから」
――そう言われる可能性は全く考えていなかった。
「や、辞めて貰うって、急にどうして」
「いや、前に期限がどうとか言ってたじゃない? 最近の式見さん、授業にはしっかり出席してるし、積極的に受けてるから、柊くんが見張らなくても大丈夫になったんじゃないかと思って。だから、この辺りで一区切りにしてもいいかなと」
「そう……ですか」
「いやぁ、本当に柊くんのおかげだよ。最初は爪の垢がどうとかって話だったけど、ここまで式見さんが変わるだなんて正直びっくりしてる。でも、相性の良さはばっちり見抜けてたみたい。あんな距離間で引っ付いてるとは思わなかったけど」
「……すみません」
「別に構わないよ。その辺りは生徒同士の自由だし、たぶん式見さんが巻き込んでる方なのは先生もわかってるし。まぁ、面倒を見るのは終わりでも、これからは友人の一人として仲良くしてやって」
荒巻先生は冗談を交えながら終始明るい感じで言う。数週間前の僕が式見の面倒を見続けることについて、少々面倒くさそうな空気を出していたから、荒巻先生の態度は何も間違っていなかった。
間違っているのは……区切りがついたことになぜか衝撃を受けている僕の方だ。少し前まではあんなに望んでいたはずなのに。いつかはやってきてもおかしくないはずなのに。
「……荒巻先生、少し質問していいですか」
「うん? 何の質問?」
「先生は……どうして僕を式見の見張り役に選んだんですか」
「それは最初話した感じで相性が良さそうだったのと……まぁ、この際だから正直に言おう。柊くんが式見さんのことをあまり知らなさそうだったからだよ。式見さんと関わっていくなら、式見さんに関する情報を知らないほどいいと思ってたし」
「それって――」
式見の悪い噂を知っていて僕を選んだのか。思わずそう聞いてしまいそうになったけど、荒巻先生に言っても仕方ないと考え直した。保健室の水樹先生に何も話さなかったように、恐らく荒巻先生にも式見は過去の事情や噂について助けを求めることはなかったはずだ。
だから、荒巻先生が悪い噂を知っていても知らなくても、式見の現状をどうすることもできなかったに違いない。
「柊くん?」
「あっ……いえ。何でもありません」
「そう? でも、本当に真面目な柊くんに頼んで良かったわ。改めてありがとう。そして……お疲れ様」
荒巻先生から完全に区切りの言葉を言われて、それ以上続きが無さそうだったので、僕は軽くお辞儀をしてから職員室を出る。
「ソーイチ、何の呼び出しだったの?」
すると、扉の前で待ち構えていた式見がすぐにそう聞いてくる。何となくいそうな気がしていたけど、今の僕には考える時間が欲しかった。
「もしかしなくても私の話でしょ? 待って。当ててみるから。うーん……やっぱりこの前の座位のアレが――」
「違うよ。今日は……僕個人への話だ」
「え、意外。真面目なソーイチが本当に先生から呼び出されるようなことがあるなんて」
「どうして悪い話前提で言ってるんだ。今日の話は……いい話だよ。僕にとって」
「いい話って?」
「……タイミングが来たら教えるさ」
「えー、何そのもったいぶりー 今教えてくれてもいいじゃない」
式見はそう言いながらじゃれてくる。
だけど、すぐには教えられなかった。いきなり教えたら式見がショックを受けるから……ではない。僕自身が……式見に言うのが怖かったのだ。
決してそんなことはないはずなのに、今ここで式見に事実を伝えたら、今の関係まで終わってしまうような不安があった。
「まぁ、それはそれとして。ソーイチ、今日の放課後は暇だったり?」
「……いや、今日は帰って勉強するよ。宿題もいくつか出てるし」
「えー、テスト終わったばかりなのに真面目ねぇ。ちょっとくらい後回しにしても良くない?」
「そういうわけにはいかないよ。忘れないうちにやっておかないと」
突発的に思い付いた言い訳だったので、式見からすると嫌味のように聞こえたかもしれない。
でも、今の心境で式見と一緒にいるのは絶対に良くないと思った。一旦離れて、心を落ち着かせなければ。
「まぁ、忘れちゃうなら仕方ないわね。じゃあ、今日はこれで解散しましょうか。ソーイチ、また明日」
「ああ、また明日」
式見は僕の言葉に食い下がらず、そのまま先に帰って行った。
その姿を見送った後、僕はいつもよりゆっくりとした足取りで帰路を進んでいく。
(なんで言わなかったんだ……すぐにバレるだろうに)
荒巻先生が式見にも直接伝えるかどうかはわからないが、どこかで荒巻先生との会話が噛み合わなければ、見張りを辞めた事実は絶対に伝えられる。
それ以上に……式見が僕に違和感を覚えて、答えに辿り着く可能性の方が高いと思った。さっきの言い訳だって、理由はわかっていなくてもやんわりとした拒否感は察していた可能性は十分ある。
『放課後は管轄外だ』
冗談でもこの台詞が言えたら良かったのに、そんな余裕が僕にはなかった。
これから僕は……どうするべきなんだろう。式見が変わり始めて、式見の面倒を見る必要がなくなった今、友達である僕はどう動くのが正解なんだろう。
最初に考えていたように式見と縁を切る?
区切りがいいから一学期が終わるまで様子見?
お昼ご飯を一緒に食べるのはどうするのか?
式見に女子の友達ができそうなら、僕は引き下がって――
「ただいまー お兄ちゃ……何か考え事?」
家に帰ってからリビングのソファーで座っていると、いつの間にか朱葉が帰宅していた。ジャージ姿で少し気だるそうにしていることから、放課後の部活を頑張ってきたのがよく伝わってくる。
「いや……おかえり。今日はちょっとお疲れ気味か?」
「そうなんだよー 地区予選始まってこの時期は気合入ってるから、時間ギリギリまでやっちゃってさぁ。わたし達は最後の年でもあるし。まぁ、それはそれで楽しんだけどね」
「そうか。そういえば順調にトーナメント進んでるって言ってたな」
「うん。あっ、良かったら再来週の日曜日の試合、応援に来てみる? 式見さん連れてさ」
「式見……」
朱葉にそう言われて初めて気付いた。ここまで僕は学校以外で自分から式見に会いに行こうと思ったり、遊んだりすることはなかったのだと。
つまりは……友達という立場になっても僕はそれほど変わっていなかった。式見にとって……特別な何かになれていると勘違いしていたのかもしれない。
「お兄ちゃん? もしかして……式見さんと何かあったの?」
「な、何もない! 朱葉が期待してるようなことは何も……」
「今のはネガティブな意味で聞いたんだけど……何もないならいいか。でも、お兄ちゃんは鈍感なところがあるから、気を付けないとダメだよ?」
「あ、ああ……」
「試合を見に来るかどうかは気が向いたらでいいからね。それよりも式見さんと仲直りデートに行って貰った方がいいし」
「喧嘩はしてないし、デートとか軽々しく言うな」
「はーい」
最後はいつも通りの朱葉になったけど、疲れているのに僕の方を気遣ってくれる。朱葉はやっぱりできた妹だ。
だからこそ……時々自分と比べてしまう。
ないものねだりなのはわかっているけど、僕も朱葉のようにポジティブで、快活な性格だったら良かったのにと。
きっと式見について悩んでいる現状も簡単に解決できただろうにと。
式見が本当に友達になるべきだったのは――
「……やめよう」
結局、その日だけでは僕の心は落ち着かなかった。
「掃除が終わってから職員室に寄ってくれる? ああ、そんなに時間のかかる話じゃないから」
荒巻先生からわざわざ職員室に呼ばれるような用事と言えば、式見のことしか思い付かなったが、今の式見の状況から何を言われるのかは全然予想できなかった。考えられるのは……先日の空き教室の一件くらいで……いや、確実にそれだろう。校則に男女間の風紀に関する項目が書かれているかは知らないけど、注意されるどうかで考えたら絶対にされる状況だった。
そう思いながら改めて免罪を主張するつもりで、職員室に到着すると……荒巻先生は朗らかな様子で待っていた。その時点で、僕の予想が間違っているのは察したけど――
「柊くん、式見さんの面倒を見るのはもう辞めて貰って大丈夫だから」
――そう言われる可能性は全く考えていなかった。
「や、辞めて貰うって、急にどうして」
「いや、前に期限がどうとか言ってたじゃない? 最近の式見さん、授業にはしっかり出席してるし、積極的に受けてるから、柊くんが見張らなくても大丈夫になったんじゃないかと思って。だから、この辺りで一区切りにしてもいいかなと」
「そう……ですか」
「いやぁ、本当に柊くんのおかげだよ。最初は爪の垢がどうとかって話だったけど、ここまで式見さんが変わるだなんて正直びっくりしてる。でも、相性の良さはばっちり見抜けてたみたい。あんな距離間で引っ付いてるとは思わなかったけど」
「……すみません」
「別に構わないよ。その辺りは生徒同士の自由だし、たぶん式見さんが巻き込んでる方なのは先生もわかってるし。まぁ、面倒を見るのは終わりでも、これからは友人の一人として仲良くしてやって」
荒巻先生は冗談を交えながら終始明るい感じで言う。数週間前の僕が式見の面倒を見続けることについて、少々面倒くさそうな空気を出していたから、荒巻先生の態度は何も間違っていなかった。
間違っているのは……区切りがついたことになぜか衝撃を受けている僕の方だ。少し前まではあんなに望んでいたはずなのに。いつかはやってきてもおかしくないはずなのに。
「……荒巻先生、少し質問していいですか」
「うん? 何の質問?」
「先生は……どうして僕を式見の見張り役に選んだんですか」
「それは最初話した感じで相性が良さそうだったのと……まぁ、この際だから正直に言おう。柊くんが式見さんのことをあまり知らなさそうだったからだよ。式見さんと関わっていくなら、式見さんに関する情報を知らないほどいいと思ってたし」
「それって――」
式見の悪い噂を知っていて僕を選んだのか。思わずそう聞いてしまいそうになったけど、荒巻先生に言っても仕方ないと考え直した。保健室の水樹先生に何も話さなかったように、恐らく荒巻先生にも式見は過去の事情や噂について助けを求めることはなかったはずだ。
だから、荒巻先生が悪い噂を知っていても知らなくても、式見の現状をどうすることもできなかったに違いない。
「柊くん?」
「あっ……いえ。何でもありません」
「そう? でも、本当に真面目な柊くんに頼んで良かったわ。改めてありがとう。そして……お疲れ様」
荒巻先生から完全に区切りの言葉を言われて、それ以上続きが無さそうだったので、僕は軽くお辞儀をしてから職員室を出る。
「ソーイチ、何の呼び出しだったの?」
すると、扉の前で待ち構えていた式見がすぐにそう聞いてくる。何となくいそうな気がしていたけど、今の僕には考える時間が欲しかった。
「もしかしなくても私の話でしょ? 待って。当ててみるから。うーん……やっぱりこの前の座位のアレが――」
「違うよ。今日は……僕個人への話だ」
「え、意外。真面目なソーイチが本当に先生から呼び出されるようなことがあるなんて」
「どうして悪い話前提で言ってるんだ。今日の話は……いい話だよ。僕にとって」
「いい話って?」
「……タイミングが来たら教えるさ」
「えー、何そのもったいぶりー 今教えてくれてもいいじゃない」
式見はそう言いながらじゃれてくる。
だけど、すぐには教えられなかった。いきなり教えたら式見がショックを受けるから……ではない。僕自身が……式見に言うのが怖かったのだ。
決してそんなことはないはずなのに、今ここで式見に事実を伝えたら、今の関係まで終わってしまうような不安があった。
「まぁ、それはそれとして。ソーイチ、今日の放課後は暇だったり?」
「……いや、今日は帰って勉強するよ。宿題もいくつか出てるし」
「えー、テスト終わったばかりなのに真面目ねぇ。ちょっとくらい後回しにしても良くない?」
「そういうわけにはいかないよ。忘れないうちにやっておかないと」
突発的に思い付いた言い訳だったので、式見からすると嫌味のように聞こえたかもしれない。
でも、今の心境で式見と一緒にいるのは絶対に良くないと思った。一旦離れて、心を落ち着かせなければ。
「まぁ、忘れちゃうなら仕方ないわね。じゃあ、今日はこれで解散しましょうか。ソーイチ、また明日」
「ああ、また明日」
式見は僕の言葉に食い下がらず、そのまま先に帰って行った。
その姿を見送った後、僕はいつもよりゆっくりとした足取りで帰路を進んでいく。
(なんで言わなかったんだ……すぐにバレるだろうに)
荒巻先生が式見にも直接伝えるかどうかはわからないが、どこかで荒巻先生との会話が噛み合わなければ、見張りを辞めた事実は絶対に伝えられる。
それ以上に……式見が僕に違和感を覚えて、答えに辿り着く可能性の方が高いと思った。さっきの言い訳だって、理由はわかっていなくてもやんわりとした拒否感は察していた可能性は十分ある。
『放課後は管轄外だ』
冗談でもこの台詞が言えたら良かったのに、そんな余裕が僕にはなかった。
これから僕は……どうするべきなんだろう。式見が変わり始めて、式見の面倒を見る必要がなくなった今、友達である僕はどう動くのが正解なんだろう。
最初に考えていたように式見と縁を切る?
区切りがいいから一学期が終わるまで様子見?
お昼ご飯を一緒に食べるのはどうするのか?
式見に女子の友達ができそうなら、僕は引き下がって――
「ただいまー お兄ちゃ……何か考え事?」
家に帰ってからリビングのソファーで座っていると、いつの間にか朱葉が帰宅していた。ジャージ姿で少し気だるそうにしていることから、放課後の部活を頑張ってきたのがよく伝わってくる。
「いや……おかえり。今日はちょっとお疲れ気味か?」
「そうなんだよー 地区予選始まってこの時期は気合入ってるから、時間ギリギリまでやっちゃってさぁ。わたし達は最後の年でもあるし。まぁ、それはそれで楽しんだけどね」
「そうか。そういえば順調にトーナメント進んでるって言ってたな」
「うん。あっ、良かったら再来週の日曜日の試合、応援に来てみる? 式見さん連れてさ」
「式見……」
朱葉にそう言われて初めて気付いた。ここまで僕は学校以外で自分から式見に会いに行こうと思ったり、遊んだりすることはなかったのだと。
つまりは……友達という立場になっても僕はそれほど変わっていなかった。式見にとって……特別な何かになれていると勘違いしていたのかもしれない。
「お兄ちゃん? もしかして……式見さんと何かあったの?」
「な、何もない! 朱葉が期待してるようなことは何も……」
「今のはネガティブな意味で聞いたんだけど……何もないならいいか。でも、お兄ちゃんは鈍感なところがあるから、気を付けないとダメだよ?」
「あ、ああ……」
「試合を見に来るかどうかは気が向いたらでいいからね。それよりも式見さんと仲直りデートに行って貰った方がいいし」
「喧嘩はしてないし、デートとか軽々しく言うな」
「はーい」
最後はいつも通りの朱葉になったけど、疲れているのに僕の方を気遣ってくれる。朱葉はやっぱりできた妹だ。
だからこそ……時々自分と比べてしまう。
ないものねだりなのはわかっているけど、僕も朱葉のようにポジティブで、快活な性格だったら良かったのにと。
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