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第十二話 家族
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話は遡る。
宰相マストールが亡くなり、葬儀が行なわれた次の日の事であった。
参謀長執務室では、今後の帝国の政務について話し合われていた。
「後継者がいない?」
「そうだよ。宰相は私に、自分の後を引き継げる人物はいないと言っていたんだ」
この執務室で相談しているのは、参謀長であるリックと、彼の頭脳とも言える帝国軍軍師エミリオである。
議題は勿論、宰相マストールの職を誰が引き継ぐかである。
本来ならば、女王ユリーシアが決めるべき事でもあるのだが、療養中であるためそれは叶わない。 よってリックとエミリオは、二人で宰相に相応しいと思われる人物を指名し、ユリーシアに許可を貰おうと考えたのである。
最初にリックは、マストールが自分の後継者を決めていたのかを、彼の政務を手伝った経験もあるエミリオに尋ねた。大抵の人間に厳しかった彼だが、エミリオの事は認めていたため、二人は良好な関係にあった。
そのためリックは、彼に詳しいであろうエミリオに尋ねたのである。
「私の目から見ても、陛下の側近には宰相の後を引き継げる程、優秀な人材はいない」
先のジエーデル国との戦いで、ヴァスティナ連合軍に勝利をもたらし、帝国の軍務を支えている彼がそう言うのであれば、間違いはない。
その事を誰よりも理解しているのは、他でもないリック自身である。
だからこそ彼は気付いた。エミリオの言葉の裏に隠された、ある考えを。
「エミリオ、陛下の側近には引き継げる人間はいないんだな?」
「そうだよ。引き継いだとしても、マストール宰相のように働くのは無理だろうね」
「じゃあ、陛下の側近以外ならいるんだな?宰相の職に適任な存在が」
その指摘は、エミリオを躊躇させる。
彼は知っているのだ。宰相の職を引き継げる存在が、この帝国に存在する事を。
当然だが、エミリオ自身ではない。彼には帝国軍があるのだ。
「誰が宰相職を引き継げるんだ?」
「君は駄目だと言うかもしれない。何故なら-------」
「話は聞かせて貰ったよ」
エミリオの言葉を遮り、突然参謀長執務室の扉を開き、室内にずかずかと入り込んできたのは、自称で事実の美人で自由な旅人、リリカである。
深紅のドレスに身を包み、長い金色の髪をなびかせ、妖艶な笑みを浮かべて優雅に歩みを進める。
「お前いつからそこに居たんだよ・・・・・」
「最初からさ。ふふ、二人とも面白い話をしているね」
リックを見た後、エミリオを一瞥。
ここまでの会話をほとんど、執務室の外で盗み聞きしていた彼女は、満を持してこの場に現れた。
彼女は口を開き、こう言った。
「宰相は私がやろう。私以外に適任者はいないのだろう、エミリオ?」
その言葉はリックに衝撃を与え、エミリオは視線を足元に向ける。
彼女はわかっていたのだ。軍師エミリオが宰相に相応しいと考える、帝国唯一の存在。それは自分自身であると。
宰相の職務を手伝った事もあり、この国の政治を理解している優秀な彼女ならば、この国を支える事が出来る。それがエミリオの考えであった。
「駄目だリリカ。だってお前は-----」
「美人で自由な旅人だからかい?それなら心配いらないよ、旅は飽きたからね」
そう、リリカはリックと行動を共にし、今日まで自由気ままに振る舞って来たが、元々は旅人である。
自由な旅人を自称している彼女を、帝国の重要な役職に就けるわけにはいかない。何故ならそれは、彼女の自由を奪ってしまうからだ。
自分たちの都合で、彼女の自由を束縛してはならないという気持ちが、リックにはある。
「この美人で天才な私であれば、宰相の職務なんて簡単なものさ。宰相の職を暇つぶしに手伝った事もあるし、今からでもやってみせるよ」
自信満々のリリカ。だがしかし、彼女の言葉は事実だ。
彼女は本当に天才である。頭は良く、人望もあり、誰にでも頼られる。まあそれと同時に、誰にも彼女には逆らえないのであるが・・・・・・。
ともかく、彼女はどんな事でも簡単に理解し、何でも完璧にこなしてしまうのである。
宰相の職を手伝った経験がある彼女ならば、必ず宣言通りに職務を完璧にやってくれるだろう。今の帝国に、彼女以上の適任者は存在しない。
「ふふふ、私を宰相にしたくない気持ちはわかるよ。私が権力を握れば、たぶん二日でこの国を支配できるからね。陛下の代わりに、ヴァスティナ帝国を思うがまま支配して見せようか?」
「冗談に聞こえないからやめてくれ・・・・・・」
当然彼女は冗談を言っているつもりなのだが、リリカをよく知る者からすれば、本当にやってしまいそうで恐しいのである。
「半分冗談だよ」
「半分かよ!?」
「私はね、あの子の役に立ちたいの。彼女はまだ子供で、私は大人なのだから」
誰かの役に立ちたいと彼女が言うのは、これが初めての事である。
常日頃から皆の役には立っているが、それは彼女が買って出たものではない。ユリーシアのためにと、彼女が自ら役に立とうとするのは、リックの知る限り初めてだ。
「あの子には世話になってる。政務は私に任せなさい」
「リリカ・・・・・、すまない」
「謝る事はないよ。こういう時はお礼を言って欲しいね」
「・・・・・・ありがとうリリカ」
この後リックは、ユリーシアの寝室へと赴き、リリカを新たな宰相とする許可を求めた。
最初はやはり、リックと同様の理由で反対したユリーシアであったが、彼の必死の説得でどうにか認める。
こうして、ヴァスティナ帝国新宰相は、自称美人で自由な旅人改め、自称美人で天才な宰相リリカと決まった。
宰相マストールが亡くなり、葬儀が行なわれた次の日の事であった。
参謀長執務室では、今後の帝国の政務について話し合われていた。
「後継者がいない?」
「そうだよ。宰相は私に、自分の後を引き継げる人物はいないと言っていたんだ」
この執務室で相談しているのは、参謀長であるリックと、彼の頭脳とも言える帝国軍軍師エミリオである。
議題は勿論、宰相マストールの職を誰が引き継ぐかである。
本来ならば、女王ユリーシアが決めるべき事でもあるのだが、療養中であるためそれは叶わない。 よってリックとエミリオは、二人で宰相に相応しいと思われる人物を指名し、ユリーシアに許可を貰おうと考えたのである。
最初にリックは、マストールが自分の後継者を決めていたのかを、彼の政務を手伝った経験もあるエミリオに尋ねた。大抵の人間に厳しかった彼だが、エミリオの事は認めていたため、二人は良好な関係にあった。
そのためリックは、彼に詳しいであろうエミリオに尋ねたのである。
「私の目から見ても、陛下の側近には宰相の後を引き継げる程、優秀な人材はいない」
先のジエーデル国との戦いで、ヴァスティナ連合軍に勝利をもたらし、帝国の軍務を支えている彼がそう言うのであれば、間違いはない。
その事を誰よりも理解しているのは、他でもないリック自身である。
だからこそ彼は気付いた。エミリオの言葉の裏に隠された、ある考えを。
「エミリオ、陛下の側近には引き継げる人間はいないんだな?」
「そうだよ。引き継いだとしても、マストール宰相のように働くのは無理だろうね」
「じゃあ、陛下の側近以外ならいるんだな?宰相の職に適任な存在が」
その指摘は、エミリオを躊躇させる。
彼は知っているのだ。宰相の職を引き継げる存在が、この帝国に存在する事を。
当然だが、エミリオ自身ではない。彼には帝国軍があるのだ。
「誰が宰相職を引き継げるんだ?」
「君は駄目だと言うかもしれない。何故なら-------」
「話は聞かせて貰ったよ」
エミリオの言葉を遮り、突然参謀長執務室の扉を開き、室内にずかずかと入り込んできたのは、自称で事実の美人で自由な旅人、リリカである。
深紅のドレスに身を包み、長い金色の髪をなびかせ、妖艶な笑みを浮かべて優雅に歩みを進める。
「お前いつからそこに居たんだよ・・・・・」
「最初からさ。ふふ、二人とも面白い話をしているね」
リックを見た後、エミリオを一瞥。
ここまでの会話をほとんど、執務室の外で盗み聞きしていた彼女は、満を持してこの場に現れた。
彼女は口を開き、こう言った。
「宰相は私がやろう。私以外に適任者はいないのだろう、エミリオ?」
その言葉はリックに衝撃を与え、エミリオは視線を足元に向ける。
彼女はわかっていたのだ。軍師エミリオが宰相に相応しいと考える、帝国唯一の存在。それは自分自身であると。
宰相の職務を手伝った事もあり、この国の政治を理解している優秀な彼女ならば、この国を支える事が出来る。それがエミリオの考えであった。
「駄目だリリカ。だってお前は-----」
「美人で自由な旅人だからかい?それなら心配いらないよ、旅は飽きたからね」
そう、リリカはリックと行動を共にし、今日まで自由気ままに振る舞って来たが、元々は旅人である。
自由な旅人を自称している彼女を、帝国の重要な役職に就けるわけにはいかない。何故ならそれは、彼女の自由を奪ってしまうからだ。
自分たちの都合で、彼女の自由を束縛してはならないという気持ちが、リックにはある。
「この美人で天才な私であれば、宰相の職務なんて簡単なものさ。宰相の職を暇つぶしに手伝った事もあるし、今からでもやってみせるよ」
自信満々のリリカ。だがしかし、彼女の言葉は事実だ。
彼女は本当に天才である。頭は良く、人望もあり、誰にでも頼られる。まあそれと同時に、誰にも彼女には逆らえないのであるが・・・・・・。
ともかく、彼女はどんな事でも簡単に理解し、何でも完璧にこなしてしまうのである。
宰相の職を手伝った経験がある彼女ならば、必ず宣言通りに職務を完璧にやってくれるだろう。今の帝国に、彼女以上の適任者は存在しない。
「ふふふ、私を宰相にしたくない気持ちはわかるよ。私が権力を握れば、たぶん二日でこの国を支配できるからね。陛下の代わりに、ヴァスティナ帝国を思うがまま支配して見せようか?」
「冗談に聞こえないからやめてくれ・・・・・・」
当然彼女は冗談を言っているつもりなのだが、リリカをよく知る者からすれば、本当にやってしまいそうで恐しいのである。
「半分冗談だよ」
「半分かよ!?」
「私はね、あの子の役に立ちたいの。彼女はまだ子供で、私は大人なのだから」
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「リリカ・・・・・、すまない」
「謝る事はないよ。こういう時はお礼を言って欲しいね」
「・・・・・・ありがとうリリカ」
この後リックは、ユリーシアの寝室へと赴き、リリカを新たな宰相とする許可を求めた。
最初はやはり、リックと同様の理由で反対したユリーシアであったが、彼の必死の説得でどうにか認める。
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『ノベルバ(https://novelba.com/indies/works/929419)』
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