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266話 - ひそひそ。
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「へぇ。エールみたいなもんか。このワインうまいな。口当たりが軽くて飲みやすいぞ」
『でしょ?スパークリングワイン飲みやすくていいよねぇ』
そっか。
エールあるもんな。
炭酸自体はお酒飲む人には馴染みあるみたいだ。
炭酸に合う感じの軽いワイン選んで作ったんだよね。
「これは私達にも作れるんでしょうかな?」
『うん、酒類の炭酸は発酵のさせ方を変えれば自然に出来ると思う。僕は魔法でちゃちゃっと作るけどそっちの方が味も美味しそうだしね。その辺は僕よりお酒の専門家さんの方が詳しいんじゃないかな?』
多分お酒の発酵の時に出てくるガスをそのまま封入すればいいだけだと思うんだよ。
さほど難しくもないんじゃないかなぁ。
わからなければおばあちゃんの知恵袋に聞いてもいいしね。
「私は炭酸水が好きね!炭酸が入っている水なんて不思議だわ!強い酒をこれで割ったり果実を入れてもおいしいんじゃないかしら?これは作れるの?」
あ、逆に炭酸水が不思議なんだ。
僕も前世ではブラックコーヒーと炭酸水ばっか飲んでたんだ。
炭酸水好きなんだよねぇ。
「僕の前世の文化では炭酸水はそんな感じで利用されてるね。でもこの星ではお酒より炭酸水の方がちょっと難しそう。二酸化炭素を作り出して圧縮すれば……。って伝わんないか。重曹とクエン酸とか……。材料がこっちの世界で何に値するかわかんないんだ。でも炭酸を作り出す材料なんか沢山あるはずだけどねぇ?ちょっと分析してみようかな?」
「パッと作るのは難しそうね。最近、私食欲ないのよ……。この炭酸水なら飲みやすいんだけどなぁ。クロムくん、少し炭酸水貰えないかしら?」
『リトさん体調悪いの続行中なんだね。長いねぇ。本当に大丈夫?こんなの簡単に作れるしいくらでもあげるよ』
治療してあげようかとはよく言ってるんだけど……。
2人そろって大丈夫って言うんだもん。
「大丈夫よ!ありがとクロムくん!助かるわ!」
「助かるぞクロム!俺も心配してんだよ」
『よし、じゃあおばあちゃんのウルトラデラックス超神水を使った炭酸水を……』
「任せておくのじゃ!張り切って作るぞ!」
「遠慮するわッ!それは大丈夫よ!!」
「逆にどんな影響出んのかわかんねぇよ……」
『そう?ついでに寿命も延びそうなんだけどなぁ~』
やっぱ心配だしちょっとだけ治癒効果入れた水で作っとこっと。
あ、もちろんおばあちゃんの知識に関しては、世界の文化が変わっちゃわないように娯楽ベースで使うよ?
娯楽は沢山あった方がいいでしょ。
ロキ様も娯楽の為に使えって言ってたしね。
そして僕は知識チート反対派!
でも、みんなが幸せになれそうなもの、この世界でも作れるけどアイディアが少し足りない物に関しては使ってOK!
これはおばあちゃんと相談して決めたんだよね。
この世界文明が衰退してるっぽいからさ。
僕の大切な人の手助けくらいならいいよね。
「では色々実験ですな!楽しくなってまいりましたな!あっはっは」
「そうだな。これは俺達にも作れたらいいけどなぁ。まぁこれならエデンから輸入してもいいし、クロムが作ってもいいから気楽にやってくれ。ゴクッ」
あとは国の情勢がぐちゃぐちゃにならないように王様にちゃんと聞いて行こう。
炭酸水やスパークリングワインは特に問題なさそうだね。
『まぁ話し戻すけど、使い道の無かったお金をラクトさんが回してくれるっていうなら僕はもうそれを傍観していることにするよ。後は王様が貧しい土地の開発につかったり、キャシーが冒険者ギルドの運用に回したりして?みんなの活動資金に好きに使ってくれたらいいよ』
「クロムがそれでいいなら助かるんだけどよ?お前の金なのに本当にいいのか?」
『いいよ。使わないもん。口座の肥やしになってるだけだもんね。みんな喜ぶよ』
「わかったわ?冒険者ギルドの管轄は獣人国にもあるわ。ガウルちゃんの指揮でもある程度動かせるわよ。クロムちゃんがそれでいいなら融資してくれる人が居るって話を会長にも持っていってみるわね?」
あ、そっか。
キャシーは会長ではないんだった。
「おう、俺からも伝えとくわ。絶対に通るけどな。クロムは冒険者ギルドに基本口出さねぇんだろ?」
『基本ってか全く出さないよ。めんどい。興味ない。そもそも僕最近冒険者してない。ってか魔物だしね』
「じゃ問題ねぇよ。何も損することねぇ。ありがたいだけの話だ。ただ一応クロムが支援してくれんなら要望ありゃそれ中心に動かすよう伝えるぞ?ちっとくらいなんかないのか?」
え、ギルドへの要望って言われても……
あ、ある!孤児院のみんなが困ってたことだ!
『じゃ出来れば、鑑定魔道具とか治療院とか?他もあるのかわからんけど冒険者専用の施設を一般の人も使いやすくしてあげてよ。費用は掛かるかもしれないけど、教会に行くよりは治療が気軽にできるようになるでしょ?僕からの支援金でそれ賄える?……それで教会が関与して来たりしないよね?』
「おう!任せろ!最高の要望だな!冒険者ギルドのことは教会には口出させねぇ!そもそもできんなら鑑定魔道具も治療院も一般的にも利用させてやりてぇんだ。無料って訳にはいかねぇが……。ただ、冒険者は危ねぇし魔物も強くなってく。どんどん稼げなくなってきてんだよ。だから資金が回ってなくて仕方なく冒険者限定になってんだよ……」
「冒険者志望の子もどんどん減ってるの。怪我しても治療院も安くないし、対して回復させてあげられないのに怪我だけする為に冒険者になりたがる子はいないわよね……。それが望みなら願ったりかなったりよ?とてもありがたいわね♪」
『ほぉ……。そういう感じか……』
冒険者ギルドは獣人国。
商業ギルドはエルフ国。
教会は人間国……ってか聖国にあるんだっけかな。
ちなみに王様曰く人間国には魔法ギルドもあるらしいよ?
魔法ギルドは何やってんだろねぇ~。
まぁ、ある程度ギルドが所属してる国の王の意見は聞いてくれるってことだね。
これで教会だけに治療を頼まないといけない流れが緩和されれば一石二鳥だ。
ってかこれ、世界の人々がどんどん弱くなってる件が関係してるなぁ。
魔物退治できないから稼ぎも出せなくて治療も出来なくてってか。
冒険者ギルドも回わらなくなってきてるんだね。
ソフィア様ががんばって魔物弱くしてても、もう全然間に合ってないんだな。
こりゃ人は滅びる運命だって話なはずだよ……。
それに魔物が強くなって行くって体感なんだなぁ。
そうじゃなくて人が弱くなって行ってるんだよなぁ。
この辺もまたゆっくり話してあげないとな。
この星の負のループってこんなところにも影響出てたんだなぁ。
僕がいいんじゃないかな?って思う事は提案してみることにしよっと。
『その理由なら僕が支援すれば出来そうだね。もちろん今月だけとかじゃなくて継続していいからね』
「おう!さすがにこの金額なら問題ねぇな!話通してみるわ!」
(周りに回ってまたクロムくんのお金が増えるわね!)
(回復が気軽に出来るようになるから冒険者が増えて……。冒険者の稼ぎが増えて街が潤って、稼ぎが増えるなら魔石やドロップアイテムが売れるようになるわね。そうね。結果的にクロムちゃんのお金が増えるわ)
(そうですね。クロムさんの影響が冒険者ギルド経由で全国単位になって、増える速度が膨大に上がるだけかと)
(楽しみですなぁ!あっはっは)
『なんて?ちょっと音声の感度あげたほうがいいかな?』
「大丈夫だ!すまほの音量はこれでちょうどいいぞ!」
『そう?ちょこちょこ聞こえないんだよねぇ。まぁこれで問題なさそうかな?』
『おう!溜めこまれてるのに問題があるだけだ。俺等で回していいんなら問題ねぇな」
うんうん。
獣人国のお金は獣人国の重鎮に回してもらおっと。
これで金銭方面の問題は無くなったな。
『そう?じゃ、そんな感じで!やっとお金の話から解放されたぞぉ!!これでやっと減らせるッ!!』
(クロムくんわかってないみたいよ?)
(なんでこいつちょいちょい抜けてんだ……。わかるだろ……。増えるだろうよ……)
(ガウル、教えてあげなくていいの?)
(クロムは割と抜けておるのじゃ……。それに教えんでええ。クロムの考え事が増えるだけじゃ。お主らで勝手にやるとよい)
(うぉっ!聞いてたのかティア様!)
(我は横におるんじゃから聞いておるじゃろ……。それで問題ないぞぇ)
ちょいちょいなんかごにょごにょ言われてる気がする。
相談でもしてるんだろうか。
気になるけど受話音量これで良いっていってたしなぁ……。
電話って聞こえないともどかしいなぁ……。
気にしないで行こっと。
・
・
・
とりあえずその辺りについて色々相談してみた。
というより僕に許可取ってきた感じかな?
ドロップアイテムや氷魔石を国外に輸出していいかって。
国で成功したから僕の氷魔石を輸出の方面に出すか悩んでたらしいんだ。
ドロップアイテムの類に関してはまだ保留中だそうだ。
しかも物にもよる、と。
武器の類を輸出しまくったら他国の戦力あがるからねぇ。
戦力とは関係なさそうな物もあるしそっち輸出すればいいんじゃないかな。
この前治癒の魔石とか拾ってたしね。
あれおばあちゃんが売りに行ったんだっけかな。
リバーシやその他娯楽品の類は既に国外への輸出も考えてるんだそうだ。
娯楽なんて世界に広がれば良いと思うよ。
人間やエルフにいい印象ないけど一般の人関係ないもんね。
その辺は僕はわからんから適当にやって欲しい。
戦闘能力磨いても経済のことなんかわからん!
だから全体的に勝手にしてって言っておいた。
王様がいいって思うならいいよ。
一応GOサインだけ取りに来てって言っておいた。
あと炭酸水については容器が一番問題なんだって。
ちゃんと密閉できないと炭酸抜けちゃうもんなぁ。
僕は通話中にクラマの炭酸ミルクの為にガラス瓶を試作してた。
それに炭酸水とスパークリングワイン入れてアイテムボックス経由で渡したんだ。
ガラス瓶の先端にねじ作って土魔法でキャップ作ってギュって閉めただけだね。
なんか電話してると手持無沙汰でお絵描きとかしちゃわない?
まぁ手、ないんだけど。
魔力手だけどね。
それがラクトさんの琴線にふれたらしい。
瓶のキャップの構造を真似していいですかって。
いいけど、コルクの方が作るの簡単じゃない?
まぁ好きにどうぞどうぞ。
「では、それはそれとして。クロムさん。適当でもよいので、名義を作っていただけませんかな?」
『名義?なんの?』
「大きく動くなら専用の活動名がある方がやりやすいですな。クロムさんの名は使わない方が宜しいでしょう?リバーシの大会なども開いて欲しいと言っておりませんでしたかな?」
あ、そうだった。
要するにスポンサー名みたいなことかな?
んー。
『じゃ、ソフィアで』
「創造神様の名前使っていいのかよ……」
『いいでしょ。僕がつけたんだもん』
ロキ様聞こえる~?
ソフィア様の名前使って良いよね?
≪好きにすればよいのじゃ!ほっほっほ≫
ほらね?
『おばあちゃんの上司に聞いたけどいいって。ソフィア様は今休暇中なの』
「ロキ神に聞いたのかぇ?では問題ないじゃろ」
「ティア様も使徒様かよ……って今更か。神の名付け親って方がビックリするわ」
『あだ名みたいなもんらしいよ?これから良さげな活動は全部ソフィア様の名前でやってよ』
「使徒様であるクロムさんが良いというなら良いのでしょうな。わかりました。その名で動かせていただきますぞ!」
部下としてはこの世界の人にも本当の創造神様の名前くらい知って欲しいよね。
些細だけど使徒活みたいなもんでしょ。
使徒活のなんとやらがよくわからんけどね。
(新創造神教発足じゃねぇか……。俺そっちなら入信するわ)
(私も入るわ!どっちかと言うとクロム教じゃない?)
「さて、他にはみんな報告ある?」
「あ!私あるわよ!」
お、リトさん……?
リトさんの報告は貴族関係多そうで怖いなぁ……
『でしょ?スパークリングワイン飲みやすくていいよねぇ』
そっか。
エールあるもんな。
炭酸自体はお酒飲む人には馴染みあるみたいだ。
炭酸に合う感じの軽いワイン選んで作ったんだよね。
「これは私達にも作れるんでしょうかな?」
『うん、酒類の炭酸は発酵のさせ方を変えれば自然に出来ると思う。僕は魔法でちゃちゃっと作るけどそっちの方が味も美味しそうだしね。その辺は僕よりお酒の専門家さんの方が詳しいんじゃないかな?』
多分お酒の発酵の時に出てくるガスをそのまま封入すればいいだけだと思うんだよ。
さほど難しくもないんじゃないかなぁ。
わからなければおばあちゃんの知恵袋に聞いてもいいしね。
「私は炭酸水が好きね!炭酸が入っている水なんて不思議だわ!強い酒をこれで割ったり果実を入れてもおいしいんじゃないかしら?これは作れるの?」
あ、逆に炭酸水が不思議なんだ。
僕も前世ではブラックコーヒーと炭酸水ばっか飲んでたんだ。
炭酸水好きなんだよねぇ。
「僕の前世の文化では炭酸水はそんな感じで利用されてるね。でもこの星ではお酒より炭酸水の方がちょっと難しそう。二酸化炭素を作り出して圧縮すれば……。って伝わんないか。重曹とクエン酸とか……。材料がこっちの世界で何に値するかわかんないんだ。でも炭酸を作り出す材料なんか沢山あるはずだけどねぇ?ちょっと分析してみようかな?」
「パッと作るのは難しそうね。最近、私食欲ないのよ……。この炭酸水なら飲みやすいんだけどなぁ。クロムくん、少し炭酸水貰えないかしら?」
『リトさん体調悪いの続行中なんだね。長いねぇ。本当に大丈夫?こんなの簡単に作れるしいくらでもあげるよ』
治療してあげようかとはよく言ってるんだけど……。
2人そろって大丈夫って言うんだもん。
「大丈夫よ!ありがとクロムくん!助かるわ!」
「助かるぞクロム!俺も心配してんだよ」
『よし、じゃあおばあちゃんのウルトラデラックス超神水を使った炭酸水を……』
「任せておくのじゃ!張り切って作るぞ!」
「遠慮するわッ!それは大丈夫よ!!」
「逆にどんな影響出んのかわかんねぇよ……」
『そう?ついでに寿命も延びそうなんだけどなぁ~』
やっぱ心配だしちょっとだけ治癒効果入れた水で作っとこっと。
あ、もちろんおばあちゃんの知識に関しては、世界の文化が変わっちゃわないように娯楽ベースで使うよ?
娯楽は沢山あった方がいいでしょ。
ロキ様も娯楽の為に使えって言ってたしね。
そして僕は知識チート反対派!
でも、みんなが幸せになれそうなもの、この世界でも作れるけどアイディアが少し足りない物に関しては使ってOK!
これはおばあちゃんと相談して決めたんだよね。
この世界文明が衰退してるっぽいからさ。
僕の大切な人の手助けくらいならいいよね。
「では色々実験ですな!楽しくなってまいりましたな!あっはっは」
「そうだな。これは俺達にも作れたらいいけどなぁ。まぁこれならエデンから輸入してもいいし、クロムが作ってもいいから気楽にやってくれ。ゴクッ」
あとは国の情勢がぐちゃぐちゃにならないように王様にちゃんと聞いて行こう。
炭酸水やスパークリングワインは特に問題なさそうだね。
『まぁ話し戻すけど、使い道の無かったお金をラクトさんが回してくれるっていうなら僕はもうそれを傍観していることにするよ。後は王様が貧しい土地の開発につかったり、キャシーが冒険者ギルドの運用に回したりして?みんなの活動資金に好きに使ってくれたらいいよ』
「クロムがそれでいいなら助かるんだけどよ?お前の金なのに本当にいいのか?」
『いいよ。使わないもん。口座の肥やしになってるだけだもんね。みんな喜ぶよ』
「わかったわ?冒険者ギルドの管轄は獣人国にもあるわ。ガウルちゃんの指揮でもある程度動かせるわよ。クロムちゃんがそれでいいなら融資してくれる人が居るって話を会長にも持っていってみるわね?」
あ、そっか。
キャシーは会長ではないんだった。
「おう、俺からも伝えとくわ。絶対に通るけどな。クロムは冒険者ギルドに基本口出さねぇんだろ?」
『基本ってか全く出さないよ。めんどい。興味ない。そもそも僕最近冒険者してない。ってか魔物だしね』
「じゃ問題ねぇよ。何も損することねぇ。ありがたいだけの話だ。ただ一応クロムが支援してくれんなら要望ありゃそれ中心に動かすよう伝えるぞ?ちっとくらいなんかないのか?」
え、ギルドへの要望って言われても……
あ、ある!孤児院のみんなが困ってたことだ!
『じゃ出来れば、鑑定魔道具とか治療院とか?他もあるのかわからんけど冒険者専用の施設を一般の人も使いやすくしてあげてよ。費用は掛かるかもしれないけど、教会に行くよりは治療が気軽にできるようになるでしょ?僕からの支援金でそれ賄える?……それで教会が関与して来たりしないよね?』
「おう!任せろ!最高の要望だな!冒険者ギルドのことは教会には口出させねぇ!そもそもできんなら鑑定魔道具も治療院も一般的にも利用させてやりてぇんだ。無料って訳にはいかねぇが……。ただ、冒険者は危ねぇし魔物も強くなってく。どんどん稼げなくなってきてんだよ。だから資金が回ってなくて仕方なく冒険者限定になってんだよ……」
「冒険者志望の子もどんどん減ってるの。怪我しても治療院も安くないし、対して回復させてあげられないのに怪我だけする為に冒険者になりたがる子はいないわよね……。それが望みなら願ったりかなったりよ?とてもありがたいわね♪」
『ほぉ……。そういう感じか……』
冒険者ギルドは獣人国。
商業ギルドはエルフ国。
教会は人間国……ってか聖国にあるんだっけかな。
ちなみに王様曰く人間国には魔法ギルドもあるらしいよ?
魔法ギルドは何やってんだろねぇ~。
まぁ、ある程度ギルドが所属してる国の王の意見は聞いてくれるってことだね。
これで教会だけに治療を頼まないといけない流れが緩和されれば一石二鳥だ。
ってかこれ、世界の人々がどんどん弱くなってる件が関係してるなぁ。
魔物退治できないから稼ぎも出せなくて治療も出来なくてってか。
冒険者ギルドも回わらなくなってきてるんだね。
ソフィア様ががんばって魔物弱くしてても、もう全然間に合ってないんだな。
こりゃ人は滅びる運命だって話なはずだよ……。
それに魔物が強くなって行くって体感なんだなぁ。
そうじゃなくて人が弱くなって行ってるんだよなぁ。
この辺もまたゆっくり話してあげないとな。
この星の負のループってこんなところにも影響出てたんだなぁ。
僕がいいんじゃないかな?って思う事は提案してみることにしよっと。
『その理由なら僕が支援すれば出来そうだね。もちろん今月だけとかじゃなくて継続していいからね』
「おう!さすがにこの金額なら問題ねぇな!話通してみるわ!」
(周りに回ってまたクロムくんのお金が増えるわね!)
(回復が気軽に出来るようになるから冒険者が増えて……。冒険者の稼ぎが増えて街が潤って、稼ぎが増えるなら魔石やドロップアイテムが売れるようになるわね。そうね。結果的にクロムちゃんのお金が増えるわ)
(そうですね。クロムさんの影響が冒険者ギルド経由で全国単位になって、増える速度が膨大に上がるだけかと)
(楽しみですなぁ!あっはっは)
『なんて?ちょっと音声の感度あげたほうがいいかな?』
「大丈夫だ!すまほの音量はこれでちょうどいいぞ!」
『そう?ちょこちょこ聞こえないんだよねぇ。まぁこれで問題なさそうかな?』
『おう!溜めこまれてるのに問題があるだけだ。俺等で回していいんなら問題ねぇな」
うんうん。
獣人国のお金は獣人国の重鎮に回してもらおっと。
これで金銭方面の問題は無くなったな。
『そう?じゃ、そんな感じで!やっとお金の話から解放されたぞぉ!!これでやっと減らせるッ!!』
(クロムくんわかってないみたいよ?)
(なんでこいつちょいちょい抜けてんだ……。わかるだろ……。増えるだろうよ……)
(ガウル、教えてあげなくていいの?)
(クロムは割と抜けておるのじゃ……。それに教えんでええ。クロムの考え事が増えるだけじゃ。お主らで勝手にやるとよい)
(うぉっ!聞いてたのかティア様!)
(我は横におるんじゃから聞いておるじゃろ……。それで問題ないぞぇ)
ちょいちょいなんかごにょごにょ言われてる気がする。
相談でもしてるんだろうか。
気になるけど受話音量これで良いっていってたしなぁ……。
電話って聞こえないともどかしいなぁ……。
気にしないで行こっと。
・
・
・
とりあえずその辺りについて色々相談してみた。
というより僕に許可取ってきた感じかな?
ドロップアイテムや氷魔石を国外に輸出していいかって。
国で成功したから僕の氷魔石を輸出の方面に出すか悩んでたらしいんだ。
ドロップアイテムの類に関してはまだ保留中だそうだ。
しかも物にもよる、と。
武器の類を輸出しまくったら他国の戦力あがるからねぇ。
戦力とは関係なさそうな物もあるしそっち輸出すればいいんじゃないかな。
この前治癒の魔石とか拾ってたしね。
あれおばあちゃんが売りに行ったんだっけかな。
リバーシやその他娯楽品の類は既に国外への輸出も考えてるんだそうだ。
娯楽なんて世界に広がれば良いと思うよ。
人間やエルフにいい印象ないけど一般の人関係ないもんね。
その辺は僕はわからんから適当にやって欲しい。
戦闘能力磨いても経済のことなんかわからん!
だから全体的に勝手にしてって言っておいた。
王様がいいって思うならいいよ。
一応GOサインだけ取りに来てって言っておいた。
あと炭酸水については容器が一番問題なんだって。
ちゃんと密閉できないと炭酸抜けちゃうもんなぁ。
僕は通話中にクラマの炭酸ミルクの為にガラス瓶を試作してた。
それに炭酸水とスパークリングワイン入れてアイテムボックス経由で渡したんだ。
ガラス瓶の先端にねじ作って土魔法でキャップ作ってギュって閉めただけだね。
なんか電話してると手持無沙汰でお絵描きとかしちゃわない?
まぁ手、ないんだけど。
魔力手だけどね。
それがラクトさんの琴線にふれたらしい。
瓶のキャップの構造を真似していいですかって。
いいけど、コルクの方が作るの簡単じゃない?
まぁ好きにどうぞどうぞ。
「では、それはそれとして。クロムさん。適当でもよいので、名義を作っていただけませんかな?」
『名義?なんの?』
「大きく動くなら専用の活動名がある方がやりやすいですな。クロムさんの名は使わない方が宜しいでしょう?リバーシの大会なども開いて欲しいと言っておりませんでしたかな?」
あ、そうだった。
要するにスポンサー名みたいなことかな?
んー。
『じゃ、ソフィアで』
「創造神様の名前使っていいのかよ……」
『いいでしょ。僕がつけたんだもん』
ロキ様聞こえる~?
ソフィア様の名前使って良いよね?
≪好きにすればよいのじゃ!ほっほっほ≫
ほらね?
『おばあちゃんの上司に聞いたけどいいって。ソフィア様は今休暇中なの』
「ロキ神に聞いたのかぇ?では問題ないじゃろ」
「ティア様も使徒様かよ……って今更か。神の名付け親って方がビックリするわ」
『あだ名みたいなもんらしいよ?これから良さげな活動は全部ソフィア様の名前でやってよ』
「使徒様であるクロムさんが良いというなら良いのでしょうな。わかりました。その名で動かせていただきますぞ!」
部下としてはこの世界の人にも本当の創造神様の名前くらい知って欲しいよね。
些細だけど使徒活みたいなもんでしょ。
使徒活のなんとやらがよくわからんけどね。
(新創造神教発足じゃねぇか……。俺そっちなら入信するわ)
(私も入るわ!どっちかと言うとクロム教じゃない?)
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「あ!私あるわよ!」
お、リトさん……?
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旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・
何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。
異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。
ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。
断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。
勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。
ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。
勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。
プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。
しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。
それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。
そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。
これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。
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26MAMA
……落ち着けクラム、水流推進をすごく速くしたら射出になる……!
というより今までの強敵、ほぼストーンウォール(倒れる)あれば倒せた感があるな……。
まあ、コンクリ無双とか泥無双になっちゃうか……。
物理で押しつぶすのは強いですよねぇ(/・ω・)/
タコが出た。
……ちゃんとやるかな……。
おすすめ寄生先だぞ主人公……。
タコに寄生したら面白そう……
8話まで読んだ。
……回復魔法と魔力吸収系を覚えんか!
まったく、恐怖心減らしてる奴はこれが困る……。
頭いっぱいいっぱいになるとこれってやつがおざなりになりますよね(*´▽`*)
まずは回復!重要です!