100 / 270
98話 - 古代種
しおりを挟む
白い狐の男の子獣人……。
この子はなんで捕まってたんだ?
なんで狐の姿でずっといたんだ?
なんで馬車から逃げて来たの?
色々わからないことが多すぎるぞ……
「スライム……喋るの……?」
『しゃべれるよ~?』
『あ、あぁ。いやまぁ、落ち着いたら説明するよ。僕らのことより優先度高い事色々あるから。まず服着よっか?』
「……ない」
ないかぁー!だよねー!!なんも持ってないもんなぁー!!
「私の服着ます?」
いや、エステル持ってる服全部ワンピースじゃんか……
『いや、この子男の子みたいだからさ……なんかとりあえずシンプルな布かけてあげて』
白いケモ耳に、白髪。
ふっさふさの真っ白な尻尾。
北国にいる狐さんみたいな感じだね。
眠そうな目にかかった長い前髪……
すごい……なんていうか儚げな美少年だなぁ……
よし、とり合えず布かけてくれたし……
『ご飯食べれる?クラムがつくってくれたスープあるから食べながら話そうか』
「いいの……?」
『食べて~!おいしいよ~?おかわりあるからいっぱいどうぞ~』
「……うん。ありがと」
スープを飲みだした。ゆっくりだけどかなりお腹を空かせている様子で手は止まらない。
「お名前はなんていうんです?」
「……わからない」
わからない?
『名前つけてもらってなかったってことか?』
ステータス上には確かにこの子名前がないんだよね……
「……ちがう。……いろいろ。呼ばれてた」
決まった名前がなかったってことか?
『家族はいるのか?』
「……死んだ……とおもう。むかし」
『そうか、悪かった。嫌な事聞いたな』
「……大丈夫」
『なんでずっと獣の姿だったんだ?』
「……じぃじに危ない……言われたから」
『人の姿が?』
「……そう」
『じぃじは家族?』
「……ちがう。育ててくれた」
『そっか。じぃじも……多分いないんだよな』
「……うん。ころされた」
この子かなり無口だな。
というより言葉はわかるけどあまり話慣れていないって感じだ。
この子の話をまとめると
・家族はいない。昔に殺されたと思う。もう覚えていない。
・気が付いたらおじいちゃんに育てられていた。おじいちゃんも戦争で殺された
・人の姿は危ないとおじいちゃんから言われたから基本的に獣の姿で過ごしてきた
・いろんな町を点々としていた。人は危ないと言われたから定住をしていなかった。たまに町でご飯をもらったりしていた。色んな名前で呼ばれていたから名前がわからない。
『おじいちゃんには名前つけてもらわなかったの?』
「じぃじは……死ぬから……大切な人につけてもらいなさい……いわれた」
特殊な家系だったのか?
『じゃあ、人についていくのが危ないと思って馬車から逃げて来たのか』
「……そう」
『なるほどなぁ…』
「……なんで、わかった?」
『ん?あ、君が獣人だってことか?』
「……うん」
まぁこの子に話しても特になんもなさそうか。
『んー、人の情報を見れる能力持ってるんだよ。それでだ。他の人には気付かれないと思うよ』
「……そう……よかった」
ずっと隠れて過ごしてきたのにいきなり獣人だって知られたらびっくりしたよな。
悪かったな……ただ死にそうだったからな……
『なんであんな大ケガしてたの?ってかなんで捕まったの?』
「……つかまってない。ごはんくれた子……つかまった」
『あぁ、わざとついていったんだな。抱かれてたって言ってた子か』
そうなんだよ。この子さ……実はボチボチつよいんだよ。
ずっと一人で暮らしてきたからだろうな。
少なくともあそこの人間に負けそうな感じではないんだよ。
「……うん。離れると泣くから」
『ケガは?』
「……暗いとこ……連れて行こうとした……おとな」
『牢屋で連れて行かれそうな人を守っていたってことか?』
「……そう……泣くから」
なるほどな……牢屋の中の様子まで見れてなかった。
申し訳ない事をしたな。守ってくれたんだな。
『ありがとうな。僕たちが気付けばよかった。ごめんな』
『ごめんね~』
「ありがとうございます。ごめんね……」
「……なんで?」
『いや、こっちの話。お前その子について行かなくて良かったの?守ってたのに?』
「……人といっしょ……こわい。……すぐ出ていくつもり……だった」
『なるほど、何となく理解したよ。ちょっと立ち寄った村でご飯貰ってた子が目の前で連れて行かれちゃったんだな。でその子を守るために馬車に乗っていた。と。そんな感じで合ってるか?』
奴隷商?運び屋は多分この子も売れて儲けものだとか思ってスルーしてたんだろうな。
「……たぶん。あってる」
そうか……。いいやつじゃん。
『これからどうすんの?』
「……これから?……いっしょ」
『ずっと獣の姿で転々とするってこと?』
「……それしか……わからない」
んんんんんん。
こっからは僕の想像になるけど……
この子多分色々教えてもらう前に回りの大人がみんないなくなっちゃったんだな。
で、この子の種族に詳しかったじぃじって人が……
人の姿は危ないって言ったからそれだけを守ってずっと生きてきてるんだ……
うううう。危ないのかこの子……
『なぁ、君の秘密ちょっとこのエステルって女の子に聞いていいか?』
バッ!!
そういうと男の子は急に立ち上がりこちらに向かって臨戦態勢をとった。
「……なんで……わかった」
『僕君の情報見れるんだって。大丈夫だよ。僕ら君になにもしないし。』
「もうわかっていますよ?私も鑑定しましたから。私も危ない種族です。ハイエルフなんですよ?だから怖がらなくていいです♪」
『そうだよなぁ……うん、というか僕もクラムもみんなやばいからなここは。喋れるスライムも人からかなり狙われると思うぞ?だから心配すんな。お前よりやばいかもな!あっはっは!は~ぁ』
うん。全然笑えない……
ここ全員やばいよな……
「……そうなの?」
『うん、だから心配すんな。お前のことは誰にも言わない。知らないとお前もみんなも危ないから話すだけだ。だから気にしないでご飯食え?』
「……うん、いいよ。……わかった」
『ふぅ。じゃあ、本人に許可とったし、会議しようか。』
「はい」
『かいぎ~?』
『……古代種ってなに?』
【ステータス】
★種族:獣人(古代種・天狐)
名前:
状態:
加護:
LV12 / 500:経験値 621 / 1800
HP:1638 / 1812
MP:5184 / 5184
力:1218
防御:628
敏捷:2812
器用:1815
知能:2132
魅力:816
幸運:921
【魔法】
・光 LV3 ・闇lv3
【スキル】
・魔力感知 LV6
・体術 LV3
・刀術 LV2
・縮地 LV2
・隠密 LV8
・治癒 LV3
・幻術 LV2
・暗殺 LV3
・投擲 LV4
【ギフト】
・獣化
---------------
天狐……?
前世で幻の生き物って聞いたことあるな……
なんか色々気になるステータスだな……
「私も家族から聞いたことがあるだけなのですが……簡単に言えばハイエルフと同じ感じだと思っていただければいいとおもいます。昔から生きている種族で今はもうほとんど姿が見えない種だと……。でも実際どのような種族がいるのかは私にもわかりません。見られることなんてありませんから……」
ハイエルフの獣人バージョンって感じか。
なるほどね。ほとんど存在していない……と。
エルフにハイエルフが邪険に扱われていたように……
獣人に狙われる種族とかなのかもしれないのか?
『刀とかって誰かに教えてもらったの?』
「……かたな?……けん?……じぃじ」
『じぃじは戦闘民族かなにか?』
「……?……戦い……する……一族……言ってた」
じぃじ何もんだよ…
それでじぃじ戦争でやられちゃったのかよ……
この子は刀とか剣の違いわからず戦う術を教えてもらったのかな。
体術とかも覚えてる。その他……暗殺に幻術に……
縮地って……高速移動の極みみたいなスキルじゃんか。
この子忍びの一族かなんかなのか?
じぃじ物騒だぞ……子供になに教えてんだよ……。
でもずっと獣の姿だったから使いどころなかったんだろうけど……
本当にわざと捕まったんだな……。
この子冒険者B級くらいの力あるぞ?
あいつ等なんか瞬殺だろ……
『幻術って初めてみたんだけど何ができるの?』
「……見る?……ひさしぶり」
男の子がゆっくり立ち上がって歩いてくる。
ゆっくり歩いて……(シュンッ)
へ。姿がぶれた!?
(トントン)
『ひぃッ』 うしろ!?
「………へた……おそい」
下手なの!?今姿ブレたよ!?
スピードだけなら追えなくはなかったけど……
姿残って惑わされた……
『これって……幻術と縮地?』
「……あたり……すごいね」
こわいよぉ……
この子怖いよお……
この子はなんで捕まってたんだ?
なんで狐の姿でずっといたんだ?
なんで馬車から逃げて来たの?
色々わからないことが多すぎるぞ……
「スライム……喋るの……?」
『しゃべれるよ~?』
『あ、あぁ。いやまぁ、落ち着いたら説明するよ。僕らのことより優先度高い事色々あるから。まず服着よっか?』
「……ない」
ないかぁー!だよねー!!なんも持ってないもんなぁー!!
「私の服着ます?」
いや、エステル持ってる服全部ワンピースじゃんか……
『いや、この子男の子みたいだからさ……なんかとりあえずシンプルな布かけてあげて』
白いケモ耳に、白髪。
ふっさふさの真っ白な尻尾。
北国にいる狐さんみたいな感じだね。
眠そうな目にかかった長い前髪……
すごい……なんていうか儚げな美少年だなぁ……
よし、とり合えず布かけてくれたし……
『ご飯食べれる?クラムがつくってくれたスープあるから食べながら話そうか』
「いいの……?」
『食べて~!おいしいよ~?おかわりあるからいっぱいどうぞ~』
「……うん。ありがと」
スープを飲みだした。ゆっくりだけどかなりお腹を空かせている様子で手は止まらない。
「お名前はなんていうんです?」
「……わからない」
わからない?
『名前つけてもらってなかったってことか?』
ステータス上には確かにこの子名前がないんだよね……
「……ちがう。……いろいろ。呼ばれてた」
決まった名前がなかったってことか?
『家族はいるのか?』
「……死んだ……とおもう。むかし」
『そうか、悪かった。嫌な事聞いたな』
「……大丈夫」
『なんでずっと獣の姿だったんだ?』
「……じぃじに危ない……言われたから」
『人の姿が?』
「……そう」
『じぃじは家族?』
「……ちがう。育ててくれた」
『そっか。じぃじも……多分いないんだよな』
「……うん。ころされた」
この子かなり無口だな。
というより言葉はわかるけどあまり話慣れていないって感じだ。
この子の話をまとめると
・家族はいない。昔に殺されたと思う。もう覚えていない。
・気が付いたらおじいちゃんに育てられていた。おじいちゃんも戦争で殺された
・人の姿は危ないとおじいちゃんから言われたから基本的に獣の姿で過ごしてきた
・いろんな町を点々としていた。人は危ないと言われたから定住をしていなかった。たまに町でご飯をもらったりしていた。色んな名前で呼ばれていたから名前がわからない。
『おじいちゃんには名前つけてもらわなかったの?』
「じぃじは……死ぬから……大切な人につけてもらいなさい……いわれた」
特殊な家系だったのか?
『じゃあ、人についていくのが危ないと思って馬車から逃げて来たのか』
「……そう」
『なるほどなぁ…』
「……なんで、わかった?」
『ん?あ、君が獣人だってことか?』
「……うん」
まぁこの子に話しても特になんもなさそうか。
『んー、人の情報を見れる能力持ってるんだよ。それでだ。他の人には気付かれないと思うよ』
「……そう……よかった」
ずっと隠れて過ごしてきたのにいきなり獣人だって知られたらびっくりしたよな。
悪かったな……ただ死にそうだったからな……
『なんであんな大ケガしてたの?ってかなんで捕まったの?』
「……つかまってない。ごはんくれた子……つかまった」
『あぁ、わざとついていったんだな。抱かれてたって言ってた子か』
そうなんだよ。この子さ……実はボチボチつよいんだよ。
ずっと一人で暮らしてきたからだろうな。
少なくともあそこの人間に負けそうな感じではないんだよ。
「……うん。離れると泣くから」
『ケガは?』
「……暗いとこ……連れて行こうとした……おとな」
『牢屋で連れて行かれそうな人を守っていたってことか?』
「……そう……泣くから」
なるほどな……牢屋の中の様子まで見れてなかった。
申し訳ない事をしたな。守ってくれたんだな。
『ありがとうな。僕たちが気付けばよかった。ごめんな』
『ごめんね~』
「ありがとうございます。ごめんね……」
「……なんで?」
『いや、こっちの話。お前その子について行かなくて良かったの?守ってたのに?』
「……人といっしょ……こわい。……すぐ出ていくつもり……だった」
『なるほど、何となく理解したよ。ちょっと立ち寄った村でご飯貰ってた子が目の前で連れて行かれちゃったんだな。でその子を守るために馬車に乗っていた。と。そんな感じで合ってるか?』
奴隷商?運び屋は多分この子も売れて儲けものだとか思ってスルーしてたんだろうな。
「……たぶん。あってる」
そうか……。いいやつじゃん。
『これからどうすんの?』
「……これから?……いっしょ」
『ずっと獣の姿で転々とするってこと?』
「……それしか……わからない」
んんんんんん。
こっからは僕の想像になるけど……
この子多分色々教えてもらう前に回りの大人がみんないなくなっちゃったんだな。
で、この子の種族に詳しかったじぃじって人が……
人の姿は危ないって言ったからそれだけを守ってずっと生きてきてるんだ……
うううう。危ないのかこの子……
『なぁ、君の秘密ちょっとこのエステルって女の子に聞いていいか?』
バッ!!
そういうと男の子は急に立ち上がりこちらに向かって臨戦態勢をとった。
「……なんで……わかった」
『僕君の情報見れるんだって。大丈夫だよ。僕ら君になにもしないし。』
「もうわかっていますよ?私も鑑定しましたから。私も危ない種族です。ハイエルフなんですよ?だから怖がらなくていいです♪」
『そうだよなぁ……うん、というか僕もクラムもみんなやばいからなここは。喋れるスライムも人からかなり狙われると思うぞ?だから心配すんな。お前よりやばいかもな!あっはっは!は~ぁ』
うん。全然笑えない……
ここ全員やばいよな……
「……そうなの?」
『うん、だから心配すんな。お前のことは誰にも言わない。知らないとお前もみんなも危ないから話すだけだ。だから気にしないでご飯食え?』
「……うん、いいよ。……わかった」
『ふぅ。じゃあ、本人に許可とったし、会議しようか。』
「はい」
『かいぎ~?』
『……古代種ってなに?』
【ステータス】
★種族:獣人(古代種・天狐)
名前:
状態:
加護:
LV12 / 500:経験値 621 / 1800
HP:1638 / 1812
MP:5184 / 5184
力:1218
防御:628
敏捷:2812
器用:1815
知能:2132
魅力:816
幸運:921
【魔法】
・光 LV3 ・闇lv3
【スキル】
・魔力感知 LV6
・体術 LV3
・刀術 LV2
・縮地 LV2
・隠密 LV8
・治癒 LV3
・幻術 LV2
・暗殺 LV3
・投擲 LV4
【ギフト】
・獣化
---------------
天狐……?
前世で幻の生き物って聞いたことあるな……
なんか色々気になるステータスだな……
「私も家族から聞いたことがあるだけなのですが……簡単に言えばハイエルフと同じ感じだと思っていただければいいとおもいます。昔から生きている種族で今はもうほとんど姿が見えない種だと……。でも実際どのような種族がいるのかは私にもわかりません。見られることなんてありませんから……」
ハイエルフの獣人バージョンって感じか。
なるほどね。ほとんど存在していない……と。
エルフにハイエルフが邪険に扱われていたように……
獣人に狙われる種族とかなのかもしれないのか?
『刀とかって誰かに教えてもらったの?』
「……かたな?……けん?……じぃじ」
『じぃじは戦闘民族かなにか?』
「……?……戦い……する……一族……言ってた」
じぃじ何もんだよ…
それでじぃじ戦争でやられちゃったのかよ……
この子は刀とか剣の違いわからず戦う術を教えてもらったのかな。
体術とかも覚えてる。その他……暗殺に幻術に……
縮地って……高速移動の極みみたいなスキルじゃんか。
この子忍びの一族かなんかなのか?
じぃじ物騒だぞ……子供になに教えてんだよ……。
でもずっと獣の姿だったから使いどころなかったんだろうけど……
本当にわざと捕まったんだな……。
この子冒険者B級くらいの力あるぞ?
あいつ等なんか瞬殺だろ……
『幻術って初めてみたんだけど何ができるの?』
「……見る?……ひさしぶり」
男の子がゆっくり立ち上がって歩いてくる。
ゆっくり歩いて……(シュンッ)
へ。姿がぶれた!?
(トントン)
『ひぃッ』 うしろ!?
「………へた……おそい」
下手なの!?今姿ブレたよ!?
スピードだけなら追えなくはなかったけど……
姿残って惑わされた……
『これって……幻術と縮地?』
「……あたり……すごいね」
こわいよぉ……
この子怖いよお……
70
あなたにおすすめの小説
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
悪徳貴族の、イメージ改善、慈善事業
ウィリアム・ブロック
ファンタジー
現代日本から死亡したラスティは貴族に転生する。しかしその世界では貴族はあんまり良く思われていなかった。なのでノブリス・オブリージュを徹底させて、貴族のイメージ改善を目指すのだった。
35年ローンと共に異世界転生! スキル『マイホーム』で快適5LDK引きこもり生活 ~数学教師、合気道と三節根で異世界を論破する~
月神世一
ファンタジー
紹介文
「結婚しよう。白い壁の素敵なお家が欲しいな♡」
そう言われて35年ローンで新築一戸建て(5LDK)を買った直後、俺、加藤真守(25歳)は婚約者に捨てられた。
失意の中、猫を助けてトラックに轢かれ、気づけばジャージ姿の女神ルチアナに異世界へと放り出されていた。
「あげるのは『言語理解』と『マイホーム』でーす」
手に入れたのは、ローン残高ごと召喚できる最強の現代住宅。
電気・ガス・水道完備。お風呂は全自動、リビングは床暖房。
さらには貯めたポイントで、地球の「赤マル」から「最新家電」までお取り寄せ!?
森で拾った純情な狩人の美少女に胃袋を掴まれ、
罠にかかったポンコツ天使(自称聖騎士)が居候し、
競馬好きの魔族公爵がビールを飲みにやってくる。
これは、借金まみれの数学教師が、三節根と計算能力を武器に、快適なマイホームを守り抜く物語。
……頼むから、家の壁で爪を研ぐのはやめてくれ!
辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします
雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました!
(書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です)
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
疲れきった退職前女教師がある日突然、異世界のどうしようもない貴族令嬢に転生。こっちの世界でも子供たちの幸せは第一優先です!
ミミリン
恋愛
小学校教師として長年勤めた独身の皐月(さつき)。
退職間近で突然異世界に転生してしまった。転生先では醜いどうしようもない貴族令嬢リリア・アルバになっていた!
私を陥れようとする兄から逃れ、
不器用な大人たちに助けられ、少しずつ現世とのギャップを埋め合わせる。
逃れた先で出会った訳ありの美青年は何かとからかってくるけど、気がついたら成長して私を支えてくれる大切な男性になっていた。こ、これは恋?
異世界で繰り広げられるそれぞれの奮闘ストーリー。
この世界で新たに自分の人生を切り開けるか!?
猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る
マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・
何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。
異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。
ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。
断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。
勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。
ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。
勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。
プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。
しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。
それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。
そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。
これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる