最強のチート『不死』は理想とはかけ離れていました ~ 人と関わりたくないので史上最強の家族と引きこもりを目指したいと思います

涅夢 - くろむ

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132話 - 30階層

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 先日キャシーから職員用のカードを受け取った。
 随分すんなり貸してくれたもんだ……
 もっとゆっくり見てくれてもよかったのになぁ……。

 で、今早朝からダンジョンにやってきた。
 ダンジョンは24時間営業。

 多分まだきっと朝4時くらい。
 空は薄暗く道に人はぽつぽつとしかいない。

 昨日重要な話が終わってからダンジョンのことを聞かせてもらった。
 どうやら洞窟階層などもあり時間がわからなくなるそうだ。
 10階層のボス部屋付近が洞窟だったらしい。

 深夜は入っていく人は減るが出てくる人はいる。
 なので夜間警備などはちゃんと行われているそう。
 ダンジョンの裏手に通用口があり冒険者ならそこから24時間城壁の中に入れるようだ。

 あ、あと一応あの冒険者グループの名前を伝えておいた。
 調べておくって言ってくれた。

 見つけたら突き出そうかと言ってくれたのだが断った。
 もう関わりたくないし時間勿体ない。
 とりあえずギルドの方でうまくやっといてくれと伝えた。

 本日の予定はとりあえず30階層で階層更新。
 その後カードを先に返しに行こうという流れだ。

 カード借りっぱなしはよくないよね。
 やっぱ不安は不安だろうし。

 で、なんでこんな朝早くから来たかというともうトラブルはごめんだからだ。
 昨日は今日の為にかなり早く寝た。

「まだかなり人が少なめですねぇ。王都でこんな人が少ないのは変な感じしますね」

『まだみんな起きてないだろうからなぁ。いや、これでいいよ。気が楽だ』

『……ZZZ』

「……ねむい」

『狐になってエステルに抱いてもらっててもよかったのに……』

「……いい……ぼくが倒すから」

 とりあえずみんなで相談した結果。
 僕がステータスをみて平均値がエステル付近になるまではボスはクラマに倒してもらおうということになった。

 エステルがだいたい8000位。
 クラマはまだ3000程しかないんだ……。
 ちなみに僕とクラムは20000超えてるからしばらくは雑魚狩りだね。

 うちのパーティーのモットーは「みんな一緒に」。

 誰が1番強いとかいらない。
 みんな強くなってくれれば安心なんだ。
 だからしばらくはクラマの底上げをするつもりだ。

 転送ゲートがある石の建物に入ってきた。
 結構大きい建物だな、と思っていたら中にお店なども入っていたようだ。

 ただ、どこもまだ空いていない。
 人は全くいないようだ。

 ゲートがあった。
 石造りのアーチ状の門に装飾がしてあるものが中央に建っていた。
 古い遺跡にありそうな感じだね。

 で、その門の下に……大きい魔石が埋まってるのかな?
 地面に魔法陣のようなものが描かれていて真ん中に魔石の様なもの。
 かなり大きい。1mくらいありそうだ。

 その上に強化ガラスの様なものがしてあってアーチが上に乗っかっている。
 上から魔石が見える作り。
 でっかい紫色の球体の水晶みたいな感じですごい綺麗だ。

 でもここ通っても転送はされなそうだよね。
 ただの石のアーチなの。
 どういう仕組みなんだろう……。

 お、ゲートの前にウルフェンさんがいる。
 今日はこっち担当なのか?

「おう!お前ら朝早いなぁ!?俺は今日夜番だ」

「おはようございます、ウルフェンさん」

「……おはよ」

「おう、おはよう!ってかこっちから入んのか?昨日来たばっかなのにもう10階層いったのか?」

「あ、いえ……」

 ウルフェンさんに簡単に事情をはなした。
 トラブルに合ってスライムが倒されそうになったこと。

 それをギルマスに話してカードを借りた、というくらいのものだ。
 特に秘密にする必要はないみたい。
 まぁカード見せる必要あるからね。

「マジかよ……ちっ。すまねぇなぁ。そんなやつほとんどいねぇんだが……。言っといてやればよかった。申し訳ねぇ。無事でよかったなぁスライムちゃん。」

「いえいえ、ウルフェンさんのせいではありませんので」

「なんかあったら言って来いよ?俺はこれでもB級だ。割と腕っぷしには自信あるぞ?」

「はい!ありがとうございます!」

「ってかキャシーさんがカード貸したのか!?お前らすげぇやつだったんだな」

「いえ、知り合いでしたので…」

「それでも信用がいるからな。あの人が貸すのはすげぇんだぞ?でも気を付けて行けよ?何階層から行くつもりだ。キャシーさんのカードなら30まで選べるだろ?」

「あ、はい。30階層に」

「げ!?30階層行くのか!?かわいい嬢ちゃんと少年に見えんだが……冒険者始めたとこかと思ってたぜ……。1、2階層に魔石集めにきたのかと……じゃあ一応キャシーさんのカードと2人のカードもらえるか?確認すんな」

 カードを提出した。
 2人のカードはB級に更新されて銀色のカード。
 随分豪華になったなぁ。最初木だったのに。

 キャシーのカードは黒なんだよね。
 これがS級のやつ。
 見られることなんか滅多にないらしい。

 黒に金の装飾がされている。
 ブラックカードってなんかすごいよねぇ?
 地球だったら何でも買えるとか聞くよね?

「おぉ……ほんとだな。お前らB級だったのか。俺と一緒じゃねぇの。あっはっは。でも30階っていやA級でも難儀する階層だぜ?ほんとに気を付けていってくれな?ポーション持ったか?大丈夫か?」

 すごい大きな狼さんがめちゃくちゃ2人労るように心配してくれる。
 B級って確認したのにね。

 凄い子煩悩なんだろうなこの人……
 周りに小さい狼がたくさん見えるようだ。

「おそらく大丈夫ですよ!狩りは慣れてますので。ご心配なさらず。倒して階層更新出来たら一度もどってきますね!」

「……うん……大丈夫」

「そうか?まぁ俺に止める権利はねぇんだが……ちと子供思い出しちまってよ。無理すんなよ?一応30階層のボスは俺もわかるぞ?教えてやろうか?俺も一応30階まではクリアしてるぞ」

『どうします?』

『クラマは多分要らないっていうとおもうんだけどな。キャシーのカード借りてるからな……。あとこの人も心配してるし、慎重にやってるように見せとこ?』

『そうですね。お借りしている状態ですから』

「クラマ、そういう感じでこの階層だけネタバレありでいいか?どっちみちこの先はわからないと思うからさ?』

『……いいよ……一緒』

「では、お聞きしても?」

「おう!それのほうが安心だ!30階層のボスはインフェルノウルフだ。それと横にちょっと小さいフレイムウルフが2体くっついてる。かなり早し火炎放射しまくってくるからB級でもうまく戦えないやつは負けちまうぞ。みんなでうまく攻撃散らして戦うんだ!火に耐性ある防具とかもってるか?絶対装備しろよ?」

「はい、わかりました♪ありがとうございます!」

『お……あの時のやつじゃん』

『懐かしいですねぇ~♪お2人との思い出の魔物です♪』

『……そうなの?』

『でもあいつがA級……?3体いるからってことか?人間的には火炎放射しまくってくるって言うのも戦いにくそうかも。Bは確かにいい勝負しそうかもね。かなりダンジョンで強化されてるかもしれないからクラマも一応気を付けてな?3体いるけど大丈夫?半分くらいダメージ負ったら約束通り介入するからな?』

『……わかった……大丈夫』

『ウルフェンさんもクロムさんも心配性ですね、うふふ』

『だって!手出しナシって約束なんだもん!』

 まぁあの時僕達戦闘慣れしてなかったし。
 エステル守りながらで同時に魔法もあまり使えなかったからな……

 さすがにあいつがクラマよりステータス上ってことはないと思うんだけど。
 800位とかじゃなかったかな……2倍でも1600でしょ?
 クラマに至ってはウルフ系よりスピードはやいし大丈夫だとは思うんだけどね……

 でも愛息子戦わせるの不安だよ!?
 30階層くらいから魔の森くらいの魔物はでるっていってたしなぁ……

『まぁじゃあ行こうか!』

『はい!』『……うん』『……zzz』

『………』

 クラムは起きないし……
 一応起こしたんだけども……
 まぁあいつなら僕のシールドでも平気だと思うんだけどね。

「じゃあ行ってきます!」

「頑張ってな!石門前にカード押し当てるとこあるだろ?そこにキャシーさんのカード当てたらゲート開く!倒したら今度帰ってくるときはお前らのカードそこに当ててみ?帰りはお前らのカードで開くはずだ!気をつけていけよ!他の奴にはどの階層もぐってんのかわからないようになってるからな」

「わかりました!」

 アーチの前まで歩いてきた。
 アーチの前にカードを押し当てる石の台座があってここにカードを押し当てるらしい……。

 すごい……タッチパネルじゃん。
 職員さんもカードに何か押し当ててよく照合してるもんね。
 この世界ではこの技術は割と作れるんだろうな。 

(トンッ)

 ▶10階層
 ▶20階層
 ▶30階層

 うぉッ!すげぇ。
 空中に光の文字で行ける階層の一覧が浮かび出てきた。

 これに……触ればいいのか?
 完全に神仕様じゃんここだけ……

 エステルが30階層の表示に触れた瞬間……

 バチバチバチッ……ブォーン

 アーチの中央の空間がねじ曲がってアーチに合わせゲートが開いた。
 ここに入っていくらしい。

「じゃあ行きますね!」

『……う、うん』

 ……あれ、馴染んだ魔力を感じる。
 これって……空間魔法じゃないか?

 ・
 ・
 ・

 ゲートに入ると空間がゆがみ洞窟の中に出た。
 出たところも同じ作りのアーチと魔石が地面に埋め込まれている。

 ……いや、やっぱりこれ空間魔法だと思うんだけど。
 僕がゲート作った時と同じだ……。

 通る感じも全く一緒。
 これ……ひょっとして空間魔法の魔道具なのか……?

「すごいですね!少しふわっとしました!」

「……これ……苦手」

 そうだよね!?そうなの!
 一瞬無重力空間にはいったみたいにふわっとする感覚あるの!

『………』

「クロムさん?どうしました?」

『あ、ごめんごめん!ちょっと考え事してて!』

 ……これ、僕つくれるかな。

 あ、いやいや、今はボス戦に集中しないと!
 初めてだからね!

『さて、じゃあまぁボスの姿拝みに行きますか』

 通路を少し歩くと開けた空間があって左に曲がると外。
 こっちは多分先に進む方だろう。

 右に曲がるとボス部屋があるみたい。

 大きな石門があって青い光が回りに灯っている。
 誰も入っていない証拠だって言ってたな。

『じゃあとりあえず一緒には入るね?僕等シールドでも張ってみてるからさ?』

「クラマくん頑張ってください!」

「ありがと……わかった」

 石門を押し開けるとそこには3体のウルフがいて真ん中に寝そべっている。
 ドアがゆっくりと閉まっていく。

『多分これ閉まったら戦闘スタートだね。頑張ってね。一応鑑定するね』

「じゃあ……いってくる……」

 ”鑑て……「縮地」(ドシュッ)

 ドアが閉まるまでに鑑定を済まそうと僕がウルフに鑑定を向けた瞬間……
 クラマが消えた。

 バシュシュシュシュシュ……

 クラマが寝ている狼の周りを縦横無尽に飛び回り数十の剣閃が瞬いた。

 ポトッポトッポトッ

 目覚める暇もなく3体の狼は魔石に代わってしまった。



「……おわった」……カチン。

『ねぇ!?起きるのは待ってあげて!?』

「……?」
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