最強のチート『不死』は理想とはかけ離れていました ~ 人と関わりたくないので史上最強の家族と引きこもりを目指したいと思います

涅夢 - くろむ

文字の大きさ
137 / 270

133話 - ませきごはん

しおりを挟む
 ……フッ。
 何も得られる情報はなかったぜ。
 鑑定する暇もなかった……。

「……待ったほうがよかった?」

『あ、いや、大丈夫よ!寝てる方がわるいもんね!クラマ悪くない!!』

 まだ朝5時にもなってないからね……。
 ダンジョンの魔物も寝たりするんだろうか?
 まぁでも僕等来たのに目が覚めないレベルでしかないってことだね。

 僕等なら危険な魔物きたら起きるからね。
 危機察知便利。

 それに野生で生き抜いてきたクラマにとって得物が寝てたらチャンスでしかないもん。
 僕でもワカメの時に標的が寝てたら魔法おもいっきりぶちかますわ。

 ところで鑑定さん~!クラマレベル上がった?

≪個体名:クラマのレベルが1上昇しました≫

 おお、上がった上がった。
 ダンジョンの魔物はレベル上がりやすいのかも。
 王様とかレベル高かったし。

 でもそれでもボス3体倒して1だけどね。
 そう考えると僕らレベルあがりにくいなぁ。
 まだかなり低レベルなのになぁ。

 クラマのステータスはっと……
 うん、全体的に400程は上昇してる。
 この分だとクラマに敵集めればエステルには追い付きそうだ。

 ダンジョンではレベル上げも視野に入れたいからね。
 今まであまりレベル上がらなかったから。

 この世界努力値でもステータス上がるからさ?
 今までは無駄にレベル上げたくないって思ってたんだけど逆に上げれるときにあげて、後から訓練で伸ばせばいいかなと思って。

 レベルいっぱいになったらもうレベル伸びなくなる!とかないでしょ?
 今逆にレベル上がらなすぎて困ってるんだよ。

 経験になってないからなんだろうけどさ?
 その感じで行くと僕とクラムなんかもうずっと上がらなくなっちゃう……

 なかなか世知辛いシステムだよなぁ。
 ステータス先行で上げすぎたかも……
 はぁ……
 
 まぁ考えても仕方ないし、とりあえず今からどうしよっかな。
 少し時間空いちゃったな。

『どうしよっか?』

「そうですねぇ……帰るつもりだったんですけど……まだギルド開いてませんよね」

『今、まだ朝5時くらいだと思うよ。瞬殺だったからね……』

「ギルドは多分6時くらいからです」

『ダンジョンもぐるなら一応時計買った方がいいのかなぁ』

「かわいいのあれば……いいんですけど……」

『だよなぁ……クルードとエロフのしか見たことないもん。すげえ趣味悪かった……』

「はい……いらないです……着けたくないですね……」

 ちなみにサイズとか時間とかあらかたの単位は地球のものをエステルとクラムにだいたい教えてある。

 エステルも地球時間の方が話すとき便利だからって。
 あの星が通る時間が何時くらいかなーって教えた。

 ダンジョンで星見えないからね。
 一応時計買った方がいいんだろうか。
 王様も普段お忍びの時はつけてないんだよね。

 ってかあの人めちゃくちゃ冒険者してた時の装いでくるからね!?
 逆にボロボロで王としてそれ大丈夫なの!?って聞いたもん。
 倹約家なんだって。よい事だ。
 高価なものに興味ないらしい。

 それにしても……うーん。
 キャシーにカード返しに行きたいんだけどなぁ……。
 まだ1時間くらいあるな。

『どれくらいで1階層進めるのかなこの辺。正直まだ全然相手にならないとおもう……』

「そうですねぇ……」

 ソフィア様40階層できついって言ってた気がしたんだけど……。
 起きてるのかな?ソフィア様ー!

≪何よ?起きてるわよ?≫

 ソフィア様って戦闘詳しいの?

≪詳しいわけないでしょ!私が戦えそうに見える!?≫

 あ、そういうことか……。
 じゃあなんとなく僕等で40階層くらいまでって言った感じっすか?

≪そうよ?注意するに越したことないでしょ≫

 了解ですー!
 まだ全然大丈夫そうだったので聞いてみた感じです!
 ありがとうございましたー!

≪はいは~い。まぁ慎重にね~≫

『だって』

「そういうことでしたか。なるほど?」

『じゃあもうちょっと先行ってみる?』

「……うん。練習にならない」

『じゃあ距離見てみて遠そうだったら引き返そ?いいところで一旦帰ろうね』

「そうですね、先に返却しないと……また忘れちゃいます……」

 まぁじゃあ一応魔石ひろってっと。(ピョンピョン)

 クラマが狼を倒した後に魔石が3つ落ちていた。
 ゴルフボールくらいのものが1つ。
 もう1回りほど小さいものが2つ落ちていた。
 ずっしりした重みがある。

『さっきのゲートの下にあったものと色も形も同じだね』

「そうですね。着火用の魔道具にも同じものがついてましたよ?」

『そういえばそうだね。中の方が赤く光ってる。火の魔力が入ってるのかな?』

「そうかもしれないですね?これを加工するのでしょうか?」

 ゲートのものも特大の魔石だったんだろう。

『まぁ夜にまとめて見てみようかな?魔力とか込めてみたいしね』

「そうですね、じゃあ一旦先に進みましょうか」

 魔石を拾ってアイテムボックスにしまってから先の階層にすすんだ。
 ボス部屋を抜けた先は森だった。
 ここからはしばらく森エリアになるらしい。
 なんか魔の森思い出すなぁ。

『まぁじゃあ進んでみよっか。ほどほどに。まだ進むの優先でいいよね』

「……わかった」

「ちょっと手ごたえ出てきたら止まって訓練始めましょっか」

『そだね~。そうしよっか』

 ・
 ・
 ・

 36階層までやってきた。
 確か普通の冒険者は数日またいで過ごすことになるはずだ。
 39階層らへんは3日がかりって聞いたからね。

 ただ……僕等って進行ペース計るの難しいなぁ。
 普通の人の冒険者さんと匙加減が違うからさ。
 しかも多分ある程度戦いながら3日でしょ?

 僕等が全力で走るとこの辺りの魔物追いついてこれないからさ……
 戦うまでもなく駆け抜けてきちゃったんだよね。
 フラフラ降りる階段探しながらでも1時間でこの辺りまでついてしまった。

『そろそろギルド開きそうだけどすごい中途半端なところ来ちゃったね……』

「えぇ……ペース考えるの難しいですね……」

「………楽しくない」

『ひま~!することないよ~』

 クラムが起きた。
 でも起きても別にやることもないって言う……

 クラマもまだいいって。
 ここの敵倒してる時間勿体ないそうだ。
 うん……それは確かになぁ……

 この階層は本当に魔の森と近い感じの魔物が多かった。
 フレイムウルフとかファングボアとか。
 あとキラーパンサーっていう素早そうな魔物もいた。

 獣系メインって聞いてた通りゴブリンとかオーガとかはいないね。
 でもステータス2500位はあるのよね?
 やっぱりダンジョンの魔物と外の魔物は全然別物みたいだ。

 まぁソフィア様が魔力で作った魔物だからね。
 形だけ借りてるって言ったとこなんでしょう。

 これ早々にいい相手の階層まで行かないとダンジョン来た意味ないな……
 50階層くらいまではランニングだな……

『これ先にキャシーにカード返して、泊まりがけとかで降りれるところまで降りちゃった方がいいかもしれないなぁ。僕等他の冒険者さん全然参考にならないわ……』

「えぇ、毎度この道のりを何回も往復することになるのは……それならちょっと厳しい相手が居るところまで降りてしまいたいですね」

「……それでいい……飽きる」

『クラムも~!ごはんたべにかえろ~?』

『そうだな。帰りはもう道覚えて……ちょっと待って、誰か来る』

 近頃はだいたい2、300m目安に感知距離を伸ばしている。
 その感知に魔物と人が引っかかった……

 あれは……冒険者か……?
 ハウンドだっけ、ウルフより優しい顔をしてずっしりした魔物の上に乗っている。
 かなり怪我してるぞ?

『どうする?怪我のままってことは多分もうポーション無くなっちゃってるんだ。僕が中級くらいまで薄めたやつあげる?いい人ならあげてもいいよ、気になるし』

「そうですね。キャシーさんもA級冒険者には会ってみるといいと言ってましたし」

 ここまで来ているってことはA級冒険者だろうと思う。
 同等以上のステータスの魔物が闊歩してる森に泊りがけでB級が挑むのはさすがに無理だろう。
 この世界同じステータスでも人のほうが魔物より弱そうだしな。

「おーい、冒険者の君達……。すまない、ポーションを分けていただけないだろうか……。代金はお支払いさせていただく……。しくじった……」

 そう考えていたら向こうから声をかけてきた。
 かなり苦しそうな声だ……。
 胴体なにかなり深手の傷跡が残っている。
 爪痕?大丈夫か?

『うん、いいよ全然。変な人にみえないし。下降りてすぐセーフティーゾーンがあったし送ってやればいいんじゃないか?ポーションは瞬間的に治癒するわけじゃないから休んだ方がいいだろ』

「大丈夫ですよー!下まで送っていきますー!」

「恩に切る……申し訳ない……」

 ここが36階層でよかったな。

 ・
 ・
 ・

 35階層に戻ってセーフティーゾーンでポーションを上げた。
 少しだけ傷は楽になったようだ。

 こんな時の為に一応すこし大き目の冒険者用のかばんを道具屋で購入している。

 そこに適当に冒険者セットを用意しているんだ。
 急に誰に合うかわからないからね。
 それをエステルがパッとだして荷物を持っているように見せかけた。

 で、ポーションはそこからだした。
 ちっちゃなポーチから出したら違和感ありありでしょ?

 冒険者の傷の治癒を待っている間に簡単なお茶を作った。
 王都で茶葉が売ってたんだ。
 水と火魔法くらいなら使えても違和感ないしね。

 だいぶ傷も癒えてきたようだ。

「すまないね……だいぶ楽になったよ。本当に助かった。30階層まではもたないところだった」

「いえいえ、無事でよかったですよ。予備も差し上げますので慎重に帰ってくださいね」

「本当にいいのかい?君達もこんなところまでせっかく荷物を抱えてきたというのに……。40階層に挑むところだったんだろう?」

「あ、いえいえ。私達はゆとりをもって訓練をしているだけなので……それにこんなに代金までいただいて……」

 この人ポーション2つに金貨2枚くれたんだよ……
 絶対に取っておいてくれと。

「いや、お金に困っているわけじゃないんでね。命には代えられない。こんなダンジョンの奥深くでポーションをもらうということがどういうことかは分かっているつもりだよ。本当に助かった。」

 すごい好青年な人だ。
 さわやかで全く嫌みの無い感じ。
 勇者って感じするね。

「それならば。お言葉に甘えます。私はエステルといいます」

「……クラマ」

「ああ!すまない!助けてもらったのは僕なのに。僕もテイマーなんだ。僕はA級のラルフという。この子はバルクって言うんだ。テイマーめずらしいよね。会えてうれしいよ。今後仲良くしてくれ。また何かあれば力になるよ!それにしても強いんだねぇ2人とも。まさかそのちっちゃなスライム君がつよいのかな?あはは」

「私達はB級です。テイマーの方は初めて見ました……」

「へぇ。B級なのにすごいね?A級はほとんどわかるからおかしいなと思ったよ。君たちはきっと功績の問題なんだろうね。僕はこの子と一緒に育ってね。いつか一緒に冒険者をやるのが夢だったんだ。その代わり、テイマーって結構好き嫌いあるからね。少しそれが煩わしくて1人で冒険者やってるんだけど」

「ク~ン……」

「あはは、いいんだよ。僕は君が一番大切だから」

「テイマーって……そうなんですか……」

「あ、いや、魔物好きな人も獣人には多くいるよ?ただ多人数でパーティー組むとたまにね?あとダンジョン探索となると他種族も多いじゃないか?それで僕はダンジョンはソロメイン。普段は野良パーティーも組んだりしながら冒険したりしてるってわけ。この子にのって旅するの気持ちいいよ?気楽なのが好きなんだ」

「そうですね、それはわかるかもしれません。あ、バルクくんにもご飯あげましょうか?」

「あ!ほんとだね?怪我で頭いっぱいになっちゃってさ。ごめんなバルク。ちょっと待って。」

 そういうと冒険者は自分のかばんから袋を取り出した。
(ジャラジャラジャラ……)

「それは……?それを……あげるのですか??」

「あ、これ知らない?君はスライムくんにあげてないのかな?これは屑魔石だよ?」

 魔石を……食べるの?

「そうそう、細かすぎて1つずつ売ってもお金にならないような魔石。両手いっぱい位の量で銀貨10枚くらいかな?ちょっと高いけど売ってるよ?」

「魔物用ですか……?私テイマーさんとは初めてお会いしたので……」

「あぁ、そうか!テイマーが周りにいなかったんだね!魔石って魔力の塊だからね?人には吸収できないけど魔物の子にあげると少し体力も回復するしちょっと経験値も入るんだ。でも高いからこれで経験値稼ぎにはならないな、あはは。まぁあまり上げる人は居ないけど僕はこの子にお世話になってるからさご飯と一緒に少しずつあげてるんだよね。ポーションのお礼に少し渡そうか?僕は買い置きがあるから」

「ワウッ」

 なんだと!?
 魔石食えるの!?経験値……
しおりを挟む
感想 6

あなたにおすすめの小説

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜

放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!? 「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」 不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。

王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません

きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」 「正直なところ、不安を感じている」 久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー 激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。 アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。 第2幕、連載開始しました! お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。 以下、1章のあらすじです。 アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。 表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。 常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。 それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。 サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。 しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。 盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。 アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?

辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします

雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました! (書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です) 壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。 辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。 しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。

35年ローンと共に異世界転生! スキル『マイホーム』で快適5LDK引きこもり生活 ~数学教師、合気道と三節根で異世界を論破する~

月神世一
ファンタジー
紹介文 「結婚しよう。白い壁の素敵なお家が欲しいな♡」 そう言われて35年ローンで新築一戸建て(5LDK)を買った直後、俺、加藤真守(25歳)は婚約者に捨てられた。 失意の中、猫を助けてトラックに轢かれ、気づけばジャージ姿の女神ルチアナに異世界へと放り出されていた。 ​「あげるのは『言語理解』と『マイホーム』でーす」 ​手に入れたのは、ローン残高ごと召喚できる最強の現代住宅。 電気・ガス・水道完備。お風呂は全自動、リビングは床暖房。 さらには貯めたポイントで、地球の「赤マル」から「最新家電」までお取り寄せ!? ​森で拾った純情な狩人の美少女に胃袋を掴まれ、 罠にかかったポンコツ天使(自称聖騎士)が居候し、 競馬好きの魔族公爵がビールを飲みにやってくる。 ​これは、借金まみれの数学教師が、三節根と計算能力を武器に、快適なマイホームを守り抜く物語。 ……頼むから、家の壁で爪を研ぐのはやめてくれ!

ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜

KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞 ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。 諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。 そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。 捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。 腕には、守るべきメイドの少女。 眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。 ―――それは、ただの不運な落下のはずだった。 崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。 その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。 死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。 だが、その力の代償は、あまりにも大きい。 彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”―― つまり平和で自堕落な生活そのものだった。 これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、 守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、 いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。 ―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。

猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る

マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・ 何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。 異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。  ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。  断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。  勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。  ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。  勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。  プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。  しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。  それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。  そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。  これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。

田舎娘、追放後に開いた小さな薬草店が国家レベルで大騒ぎになるほど大繁盛

タマ マコト
ファンタジー
【大好評につき21〜40話執筆決定!!】 田舎娘ミントは、王都の名門ローズ家で地味な使用人薬師として働いていたが、令嬢ローズマリーの嫉妬により濡れ衣を着せられ、理不尽に追放されてしまう。雨の中ひとり王都を去ったミントは、亡き祖母が残した田舎の小屋に戻り、そこで薬草店を開くことを決意。森で倒れていた謎の青年サフランを救ったことで、彼女の薬の“異常な効き目”が静かに広まりはじめ、村の小さな店《グリーンノート》へ、変化の風が吹き込み始める――。

処理中です...