最強のチート『不死』は理想とはかけ離れていました ~ 人と関わりたくないので史上最強の家族と引きこもりを目指したいと思います

涅夢 - くろむ

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136話 - レベル

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『クラム~?ちょっとここから難しい話になりそうかも。なんか別のことしてる?パパ聞いとくし、この辺の魔物にクラムがやられようがないから感知してクラマとエステル探しに行ってもいいよ?』

『ん~クラムもうたたかえないからなぁ~クラマつよくなってほしいし~』

『そかそか、おかしたべてもいいし好きにしていいよ?』

『じゃあおかしたべながらおりょーりしながらおよーふくつくってるね~』

『はーい!いってらっしゃーい!』

 いつもながらすごいなクラム………

≪すごいわねクラムちゃん……≫

『さて、じゃあ……どうしよう。なにをきけばいいんだろう……』

≪じゃあまずこの世界の生物の仕組みの話をしましょうか≫

『生物の仕組み……?』

≪まず、いろんな世界がある中で、この世界は魔素を使ってエネルギーを生み出しているの。君達でいうところの太陽光発電か、水力発電かみたいな話。地球は今きっと核エネルギー等が主だろうけどね?別に魔法を使う為に魔力があるわけじゃないわ。あくまで生物が生活するためのエネルギーね。魔法はただの副産物≫

 なるほど……まぁ攻撃魔法使う為に魔力あるって意味わからんよな。

≪そうそう。で、そうすると魔素で活性化された生物が地球より強くなるのよね?魔物とか。それは分かるでしょ≫

 わかります。
 地球の生物なんか簡単にやられちゃうっていってましたね。

≪地球に比べて生物が全体的につよいのよ。この世界にいるからわからないでしょうけどこの星の3歳くらいの子供が地球にいけば簡単に大人を倒せちゃうくらい強いのよ?わからなかったでしょ?≫

 そうなんですか!?全然知らなかった……

≪実感することはないからね?それに比例して重力も大きければ物も丈夫だもの。生活感はなにもかわらないはずよ?≫

 そりゃそうか……
 生物だけ強くなって物がもろかったら生活できないもんな……

≪でもやっぱり弱い生物っているの。周りの魔物にやられちゃって滅びちゃうのよ。そうならないように補助をしているのがレベル。強くなる為じゃなくて弱いものを助ける為にあるのよ≫

 ほう……

≪どこまでもレベルを上げて強くなれてしまうと俺最強!みたいなことしたくなる生物きっといるわよね?でもそんなこと出来てしまったらすぐ星の生命なんて滅びてしまうわ?強い生物が一匹だけ生き残って好き放題したら自然も生物も何もかも無くなってしまうわ。食事もできなくなってしまうでしょう?食物連鎖がめちゃくちゃになるわよ?≫

 そういわれれば……たしかに………

≪生命にはその生命に適した人数、強さ、寿命等のバランスがあるの。たとえばハイエルフは寿命がすごく長い代わりに繁殖力が低いわ?逆に地球で寿命が短いアリなんかはすごく産卵するでしょ?その代わり弱いから生き残れない。食物連鎖のバランスがとれるように、星が飽和しないようにうまくバランスを取って進化してるの≫

 この星は魔素っていうエネルギーが強くて生命が生き残るのが難しい。
 そのバランスを保てるようにソフィア様のシステムで生き残る補助をしている。
 で合ってますか?

≪合っているわ。だからレベルが上がるのと同時に弱い生命を助けるために少し補助がかかるって訳。同じようにレベルを上げてもうまく魔力や肉体がついてこない生物もいるわ?病弱なのに偶然敵を倒しちゃってレベルがあがった。でも肉体はそれについてきていない……そうならないように補助をしているの≫

 ふむふむ

≪頑張ってトレーニングしている人の数値が跳ね上がって見えたのはある一定のステータスまではちゃんと努力をすれば早く強くさせてあげる為にしていたことね。早く強くならないと死んじゃう生物がいるから。レベルは補助輪なの。弱いものが早く強くなる為の補正をしているのよ≫

 生命は皆生きるために努力をしていて、
 その努力を早く叶えてあげる為の補助、と。

≪そうね。ただ君は創造魔法や寄生、進化。私たちの加護。あとは……この世界にない科学などの力を使ってトレーニングしてこの世界の生命ではありえないスピードでどんどんステータスを上げたでしょ?≫

 そうですね。
 なるべく効率よく訓練しようと思ったので……

≪単純に補助がかかる枠を超えだしたのよ≫

 そういうことか……。
 補助枠を超えてしまった……

≪そういうこと。努力をストップさせるような上限を設けることまではしてないけれども補助輪はもういらないでしょ?って話よ。強くなるごとに補助は落ちていくわ?ただ、それだけのことよ。難しく考えすぎ≫

 レベルケチったの意味なかったのか……

≪いや、意味ないとか言う問題ですらなく……そもそもレベルケチる奴なんかいないのよ。本来生き抜く為にレベル上げるのに、生き抜く為にレベルケチるってどんな発想よ……≫

 いや、だって……
 努力したらしたほどレベル上がった時のステータスの伸び幅大きくなるからじゃあどこまでも努力すればいいんじゃないかって……
 じゃあレベルあげないほうがいいかなって……

≪本末転倒ね……はぁ……。それは君がレベルや経験値表記なんてできるステータスを作った弊害。この世界の人はレベルなんてことしらないでしょ?強くなるために魔物ガンガン倒すわよ。その方が強くなれるんだから。君みたいに経験値みれたりレベル見れたりしてないもの。戦えば強くなる。トレーニングすればつよくなる。でも戦ったほうが強くなる。じゃあ強くなりたいなら戦うでしょ。で知らないうちにレベル上がる。じゃあ本来補助枠オーバーすることなんてないのよ。レベル上がった時の経験値ブースト狙って特訓なんてしてないのよ。レベルケチれないのよ。見えないんだもの≫

 あぁ……マジか~。
 まさかステータス見れたことに逆に苦しめられるとは……

≪そうよ。魔物倒すのに使ったエネルギーや魔物倒して出た魔素が、筋肉や体内の魔素に作用して活性化して強くなるところ、君は全部それを訓練で賄っちゃったの。魔物を倒して取得できる魔素量よりクラムちゃんのパ~ンチ1発で発生するエネルギー量の方が多くなっちゃったんだもの。そりゃ小石投げただけで魔物倒せるわよね。もう魔物倒しても意味ないわよそりゃ≫

 もっと素直にレベル上げてればよかった……

≪まぁ君的には早く強くなれたことは良かったんじゃないの?ただブーストしすぎてガソリン切れ。これ以上鍛えたいならブーストには頼らず走りなさいってこと。わかった?≫

 おお……わかりやすいですね……

 まぁそう考えたらよかったのか……?
 早く強くなれたから今まで危険もなかったしね。
 いや、なくはなかったけど……

≪レベルいっぱいになってもステータス上限あるわけじゃないからそんな強くなって安心したいなら経験値いっぱいにして進化する準備整ってからやれば?≫

 まぁ今もう既にレベル上がる時より日常の特訓のほうが増幅量多いですしねぇ。

≪それに、ずーっとレベルで割合増加してたら今の君のステータスのままあと魔石食べてるだけでステータス1億になっちゃうわ。そんなことにはならないわよ。まだ魔石食べてレベルあげれてよかったじゃない。それ無理だったらレベルあげれないところだったわよ≫

 鍛えすぎ怖い……。
 クラムごめんよぉ……
 クラムと一緒に魔石食べてレベルあげよっと……

 ずっと割合増加するわけないのはまぁそりゃそうか……。
 わかりました。
 そうします!ありがとうございます!

≪これくらいにしときなさい?なにかあれば話しかけてあげる。その代わり君からの相談はしばらく控えておきなさいね?≫

 わかりました。
 しばらく声聞けなくなるのさみしいですけど頑張ってトレーニングしてきます!!

≪あ、ちなみにさっきしばらく話せないって言ったけど君からの質問の話ね?別にクラムちゃんやエステルちゃん、クラマ君から話しかけられても応答できるわ?デメテルもアテナもヒュプノスも話せるし?だからクラムちゃんが悲しむ必要はないのよ~♪バイバイクラムちゃん~!また話しましょ~!≫

『あ!ソフィアばいば~い!』

 え?!は!?

≪じゃあね~クロム君!無理しちゃダメよ~≫

 ………くぅ~。
 あなた僕の加護主でしょーが!!

 はぁ……使いっぱしりだったわ。
 しゃーないか……

 あれ、なんで僕こんな肉体系みたいになってんだろう……
 スローライフは……?

 いや……でもスローライフするために……
 あれ……
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