最強のチート『不死』は理想とはかけ離れていました ~ 人と関わりたくないので史上最強の家族と引きこもりを目指したいと思います

涅夢 - くろむ

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137話 - ないものねだり

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 びゃかりょ~ら~ん! サンダーボルト~ 
     テンペストー!! あくあすぱいらる~
  レイン~ あ、これダメージないな……いいや別に。
    こきゅーーーーとーーーすーーー
 え~い!クリ~ン!おりゃ~!どっせーーーーい!

「……すごいね」

「もう魔法名唱えるのもやめましたね、ふふ♪」

 レベルと生命のことについてソフィア様から聞いた。
 クラムと相談した結果もう魔石は食べていこうって決めたんだ。
 と、いうかもう食べるしかないし……

 はぁ……今まで頑張って経験値ブースト狙ってきたのにまさかガス欠になるとは……

(じゃらじゃらじゃら……)

『ひゃい、ひゃゃあほれはんふんへ?』
(はい、じゃあこれ半分ね)

『ほへふはふのふんー』
(これクラムのぶん~)

「全部食べてもいいですよ?」

「……魔石……いらないよ?」

 でもまぁ、早くステータス上げ出来たことは良かったって励ましてくれた。
 早急にあげなきゃダメだったしね。

 ソフィア様が言ってたシステムについても納得。
 レベルなんて弱いもの守る為にあった方がいい!絶対!
 だからそれはもういい。


 But!
 それはそれ。これはこれ。


 こうなったらできるだけ自力でステータス上げちゃるもん!
 レベルボーナスなぞいらん!!

 クラムにたくさん経験値ケチって訓練したのにごめんねって伝えた。
 でも、楽しかったからいいって……いい子や……グス。

「魔石美味しいです?」

(ゴクンッ)
『あんまおいしくない。ってか味しない』

(がりがり)
『さとうかけたいよね~あ、れべるあがった~』

『やったなー!僕もうちょっとかもなぁ……パク』

 今まで基本クラマとエステルを見てたまに倒す、位だったんだけどね。
 クラマやエステルが倒さない所の敵一掃するならいいかと思ってさ。

 で、よく考えたらダンジョンってダメージカットされてるじゃんか?
 他の階層とか地上に行かないように。

 じゃあ別に魔法ぶっ放し放題じゃん?
 だから僕ももう遠慮なくぶっ放しまくってる。
 皆に危害行かなかったらいいもんね。

 経験値上がらないもう1つの理由に”手加減”って言うのもかなり関係しててさ。
 ずっとそっとパンチしてても力強くならないじゃん?

 だから近接戦闘で暴れたり離れたところに全力魔法打ちまくったりしてる。

 うん。すっごい楽しい。
 僕あんまり力入れて魔法使うことなかったもん。
 無駄打ちとかも本当しなかったのに……

 しかもこれ星のエネルギーの為にいいんだよ?
 魔石も溜まってストレス発散!
 ステータスも上がるし……たまにレベルも……
 1石5……あれ、ソフィア様うつってきたかな……

『この世界さ?訓練でもちゃんとステータス増えるじゃんか』

『そうだね~?』「……うん」「ですね?」

『じゃあもう敵とか気にせず思いっきり魔法打つ練習した方がよくね?すっごい力使えるよ?めちゃくちゃ久しぶりにちゃんと魔力込めて技打ってるもん。じゃあ敵って倒す意味ある?』

「……?」

『わかる~たのし~!』

「それは……多分クロムさんとクラムちゃんだからだと思いますが……」

『そっかなぁ……?そのうちそうなるんじゃん?あ、そっち方面倒さないからクラマもエステルもじゃんじゃん練習しなね?』

「あ……うん……そうだった」

「気になっちゃいますよねぇ?クラマくん」

「………うん………………すごく」

『あ、ごめんね。じゃあ休憩して魔石たべよっと』

(ピョンピョン)

『あ、ありがと。僕だけど』(コクコク)

『ちっちゃいパパありがと~』

 そしてついでに並列思考分身「ぷちクロム」に動作できるくらいの思考を割いて魔石収集を頼んでいる。

 いや、頼んでいるっていうか僕だけどね。
 5匹出したら5倍考えてるだけだし……。

 でも、ぎぼちわるい……。
 これ酔うんだよね、視界が頭にいっぱいある感じだ。

 他の視界切って、必要なぷちクロに付けて、みたいにやってるんだけど……
 僕これ嫌いだ……。

 そして僕が分裂体皆で皆で一緒に食べてもいいんだけど半分以上はクラムに回したいから回収にしてるんだ。

 5人分努力値も増えてこれで1石10……
 ゴホン。でもこれで抜かりはないのだッ!!

 目指せステータス1億!!

 ・
 ・
 ・

 今日はソフィア様と話してから2人に合流して夜まで46階層でレベル上げしてた。
 クラマも空の敵を倒す練習になったみたい。
 満足のようだ。

『どう?2人はレベルあがった?』

「クラマ君は私が見ましたけど5上がってますね。私は3です。」

『おお、でもこの階層なら良く上がってるんじゃない?クラマも鑑定は見れるようになった方が役立つかもなぁ?僕もクラムもこっちの文字そろそろ覚えようかと思ってたし、一緒に覚えよっか』

「……苦手」

『ねぇねもいっしょにやるよ~?』

「……うん……やる……がんばる」

 クラマはねぇね大好きでよきよき。
 ほっこりするなぁ。

 この子無口で言葉だけだと冷たく見えがちだけどずっと誰かにくっついてるよ。
 後ろからニマニマしながらみてるのがマイブームだ。

 それはそうと、クラマは結構長い間人里から離れてた。
 文字とかがなかなか頭に入らないみたいなんだよね。
 頭はすごくいいよ?戦闘技術人一倍だし。

 急に生活変えてもなかなか慣れないよね。
 鑑定見れるくらいでいいよ。人には得手不得手もある。
 正直索敵能力高いからそんなに困ってもないない。

「どうです?お2人はレベル上がりますか?」

『んーどうだろ?レベルは僕は4でクラムは3上がったよ?でもクラマとエステルよりだいぶ必要経験値少ないからね。2人換算すると1も上がってないなきっと。この辺の魔石で1個10くらい。屑魔石じゃないけどあんまり上がらないかもねぇ。敵倒して上げれるならそれの方がいいと思う。ちょっと食べるの大変だし』

『クラムちっちゃいからな~』(ガリガリガリ)

『そうだな、クラム結構大変だよな。体の半分くらいのサイズだし……噛み砕いてるけど。噛んでも変わんないんだね。なんだかんだ好きじゃん』

『うん~あじないけどはごたえくせになる~。レベルずっとあがらなかったからこれでいい~』

『うん。ほんとに。僕らこれでも全然助かるなぁ………ってかずっと思ってたけどそれどうやってかじってんの?スライムだよ僕等……』

『ん~?ひーうお~』(ガリガリガリ)

『器用だねぇ……シールド職人だなクラムは……』

「ただ……確かにラルフさんの言ってた通りですね。これ多分やろうと思うテイマーさんはいないでしょうね。コスパすごく悪そうです」

『魔石の相場しらないんだけどね。屑魔石寄せ集め銀貨10枚ならお金湯水のように溶けてる気がするな。ただこの階層人来てないと思うからどっちみち売れないだろうけど……』

「そうですね……これ……どうしましょうか……ただの石ですよね……」

「……投げる?」

『なげる~!エステルうまいんだよ~』

『まぁまぁキャシーに一応見せてみよ。売れなかったら……これで花壇とかつくろ……』

 なんかすんごい悪いことしてる気分になる。
 でも僕らにとって本当にただの石ころだ。

 使い道ないってこんなに……
 食べる分以上にとれるし……

「……もう100個以上溜まりましたね。食べてるのに」

『あ、せっかくだし今から魔力込めてみる?』

「いいですね!」

『じゃあ役割分担しよっか。確か魔法をイメージして込めるんだよ。たぶん……。僕ら詠唱しないし。クラマはライト行ける?』

 クラマは光と闇が得意だからね。
 ただ闇系の呪文の悪い事に利用できそうなやつ確か許可要るんだよ。

 闇はあんまり使いどころなさそう。
 日陰作り用にダークとかなら……?

「……わかった」

『エステルは多分できない……よな?どうなの?』

「一応……ティント?でしたっけ。あれくらいの小さい火のイメージでやってみましょうか?あれくらいなら多分……」

『そうだね!ウォーターとティントやってもらおっか。というか基礎的な四属性全部やってみたら?』

 まぁここが一番利用価値あるよね。
 火と水は大事!風も扇風機みたいになりそうだしね!

「土ってなにするんですか……?」

『わかんない。じゃあ3で……』

「クラムはシールド一択でしょ」

『まかせて~クラムとくいなやつ~』

 これはもう家においてもキャンプ地においてもバッチリじゃん!
 皆に持ってもらってもいいしね!!

『僕なんでもいいんだけど……どうしよ……まぁゲートやってみようかな……じゃあクラマやってみて!見たい!』

「………ん」(ポウッ)

 少し集中した後簡単に光が灯った。
 サイズも小さい電球みたいで温かい光が灯っている。
 これは使い道すごくありそうだ。

『クラマすご~い!』

『これめっちゃいいな!サイズもすごくいい感じ!』

「ですね~♪簡単でした?」

「……うん。簡単……かも」

『じゃあエステルは?』

「じゃあティントっぽい小さい火をイメージしてみますね」

「ん~」(ポッ)

「あら?」

 エステルが集中した瞬間……
 なんとエステルの手元とは違う場所から火がついた。

『……ん?』

『いませーれーがやったよ~?』

 そんなんありかよ……

「ビックリしました……。イメージしていた魔力を精霊さんがとって……」

「……すごい」

『じゃあエステル万能じゃん……』

「そうですね?クロムさんが使う……イメージのすごく難しいものでなければ……」

『そんなん入れることないでしょ多分……まぁまた思い浮かんだらやってみるか……あ、お湯とか?』

「お湯です?………あ、やってくれました」

 今僕も精霊視で見てたんだけど火と水の精霊が同時にやってきて魔力を注いでくれたみたいだ。

『本当に魔力をこねくり回すとかでなければ複合でもやってくれそうだね。でもそんな魔石あったかなぁ……。魔道具屋に行けばあるんだろうか……』

『じゃあつぎクラム~』

『これずっと作りたかったんだよ。みんな守ってもらえるしね!』

『いくよ~?んん~』(パァーーーン)

「!?」

「キャッ!?」

 あっぶなぁ~……
 僕がとっさにシールドを張った。
 でもクラムの方が早くて僕のシールドの手前にクラムのシールドがすでに張られていた。
 さすが……シールド職人……

『みんな大丈夫だった?』

「……うん。シールド早い」

『えへへ~ごめんね~。でも~ちからいれてないんだけどなぁ~』

「怪我がなくてよかったですよ♪もう一度やってみます?」

『何個もあるし重要なやつだから気にせずやっていいよ?』

『ほんと~?わかった~』

(パァン)(パン)(パァーン)(パリーーン)(バン)(バァーーーン)

『んーできない~。なんで~?』

『クラムじゃあ普通にティントやってみ?』

『ん~』(ボッ)

『ちょっと強めだけどできたな?』

『うん~べつにかんたん~?』

 クラムはおっちょこちょいで暴発するときはある。
 でも魔力コントロールが苦手なわけじゃないからな。
 だったらこんなに魔法使えないからな。

 昔サイクロン小さくしたときもそうだけどさ……
 むしろ結構繊細だぞ?

「無属性……がダメなんでしょうかね?」

『どうなんだろうね?ダメなのか……器になっている魔石が足りないのか判断に困るところだなぁ』

『うん~ませきにちからはいってたけどな~?』

『たぶん器が足り無い路線が濃厚なんだろうな。じゃあまぁ随時やっていくってことで最後僕やってみようか。空間魔法』

「これできればすごいですよね!」

『あるかなくていいね~』

「……楽だね」

 無属性ダメなら多分割れるだろうなぁ……

『クラムシールド張っといてくれる?』

『は~い!』

 そーっとそーっと

『………』(シーン)
『あら?………ん』(シーン)
『なんでだ??んんんんんんん……』(シーン)
『え、魔力入らないんだけど……』

「目的地……とかですかね?」

『じゃあエステルの横行くね?んんんん~ゲートッ』(ボワーン)

『げーとだ~』

「……そうだね」

『うん』

「魔石……関係ないですね」

 空間魔法は魔石に魔力を込められなかった。
 その後クロムが他の魔法の魔石を作るとちゃんと作れた。
 でもクロムでも無属性と空間属性はできなかった。

『なんだろなぁ?理由がわかんないな。空間属性だけ魔力全く入っていく感じが全くしなかった。』

 おかしいなぁ……ギルドの転移装置ゲートの魔石だと思ったのに……。

『こおりできたね~!おうさまよろこぶね~』

『そだね。これは良かったな。ただ別にふつーにできた。上位属性とかも関係なさそうだ……うーん』

「空間魔法と無属性はよくわかりませんでしたねぇ。せめてシールドが出来ればよかったんですけどねぇ……」

『そうだよなぁ……いずれ防具に魔石つけて魔力防具みた…い……ん?魔石……魔力……魔法……

≪スキル【魔法付与】を取得しました≫

 あ。
 
 ………うそだろ。
 今ちょっと頭よぎっただけなのに………。

 えっと……。

「どうしました?」

『えっと……じゃあそこの枝ひろって?』

「これです?」

『………シールド”付与”』(パキンッ)

『「『「…………………」』」』



 もう、魔道具もいらないかもしれない……
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