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142話 - 豊穣の弱点
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1週間程休日を取った。
ダンジョン行ってると出ずっぱりになるからね。
最初は毎日帰ってくるはずだったのに……
ダンジョンのセーフティーゾーンの関係上、日帰りは中々キツくなってきたんだよね。
僕等でも10階層進むの半日かかっちゃうから。
次はもっとでしょ?
だからまとめて休んで泊まりがけで行こうということになった。
また下の階層からやり直しになってしまうからね。
さすがに毎回10階層駆け上がらないとダメなのはきつい……
ということで一週間のんびりした。
買い物したりのんびりしたり。
エステルは本読んでた。
ブツブツいいながら精霊とメモをとっている……。
なんか怖い戦闘方法を編みだしそうで気が気ではない。
クラマはなんだかんだ森に訓練に行っていた。
早くエステルに追いつきたいみたい。
僕とクラムは豊穣の研究をしていた。
ブドウ絞って果汁を樽いっぱいにいれた。
自家製ワインを作っている酒屋さんにワインの作り方教えてもらったんだ。
そして秘密の隠し味みたいなものを分けてもらった。
他の果物のお酢みたいなものらしい?
これ入れたらまろやかになるんだって。
なんだろこれ。
お酒の作り方とかよくわかんないからね。
専門家さんの言うとおりにしよう。
お金を払おうとしたらお得意様だからいらないって言われたの。
そんなわけにはいかないので3樽ほど果実酒を買っておいた。
先祖代々の何かかもしれないじゃん。
お酒の作り方聞きに行ってお酒大量に買った。
不思議な話もあるもんだ。
赤ワイン作ろうと思ってたんだけど、
白ワインも単純に皮向けばできるみたい。
知らなかった。
皆手伝ってくれたんだけど……
「なかなか進みませんねぇ……」
『疲れたあああああ』
「……コク……コク……zzz」
『もうあきたよ~』(パク)
『あ!クラム今食べただろ!?』
『たべてひぇにゃい~』(モグモグ)
1時間で挫折した。
容器に溜まった果肉の量と樽を見比べて絶望した。
白ワインは諦めた。
皮向く機械とか欲しいな。
皮剥いた分はジャムにした。
僕ジャム作り結構得意なんだ。
自家製ジャム使ってるクレープ屋さんでバイトしてたの。
でも鍋から目を離した隙に半分クラムが食った。
知ってるぞ。
エステルも同じくらい食ってたろ。
私は違うみたいな顔してもわかってるんだぞ。
まぁ美味しく食べてくれたらそれでいいんだけど。
知ってるけど知らないフリしてとぼけてたらつまんなそうにされた。
なんで?怒って欲しかったの?
ちなみに獣人国はアルコールに年齢制限ないんだって。
体が強いのとそもそもジュースとかあんまりないからさ。
ホットワインとかは3歳でも飲むんだって?
風邪にいいらしい。
ソフィア様も言ってたけど体の強さが地球人とは違うみたいだからね。
マリアさんがお酒を使ったジュースの作り方教えてくれた。
アルコール飛ばして他の果汁入れてつくるみたいだよ?
ちょっと飲んでみる?
ってワインジュース作ってあげたんだけど……
「……いい。ミルクの方が好き」
クラマはそもそも匂いNG。
『んー。クラムふつうのほうがすきかな~あんまりかも~』
クラムは独特の風味が苦手みたいだった。
僕は好きだった。エステルは普通。
結局これ飲むならそのままワイン飲むんだけどね。
ビール党だったのにこの世界来てからワイン党になってしまった。
だからお酒飲むのは結局エステルと僕だけだ。
クラム用にはそのままの果汁を保存した。
そしてスチュワードさんにクラマ用のミルクを買ってもらっといたので差し入れついでに取りに行ってきた。
また時間ある時に牧場紹介してくれるって。
やっぱり直送でもらってるみたいだった。
持ち帰りとかはないみたい。
食中毒が怖いそうだ。この世界の人も腹は壊すらしい。
あとベーコンとかいろいろお世話になってるので、
スチュワードさんには異次元BOXの存在を教えた。
「概念が理解できないのですが、素晴らしい能力です。世界が変わりそうですね。でもこれを教えるのは、王とキャシーさん、紹介してもらう商人に限定なさってください。悪しきものに、より狙われます。私ももちろん口は封じておきますので。氷魔石で充分すぎる程ですよ」
だ、そうだ。
やっぱりそうだよね。
でも仲良くしてもらってる人の配送とかあれば、それは協力しよう。
あ、そうそう!
豊穣ぶどうと自然の山ぶどう、
その他野菜を食べ比べて分かったことがあるの。
『なんか……豊穣ぶどうちょっと渋い?』
「食べれなくはないですけどね……すこし水っぽいですか?」
「………ぼく……ふつう」
『あまくないからダメ~!これしっぱい~』
他の果物と野菜も比較してみたのだが、
どうやら甘味への影響がかなり大きいみたい。
熟成される毎に甘味を増すような果実あるじゃん?
地球でわかりやすいところいえばバナナとかね?
豊穣って成長には全く問題ないみたいなんだ。
だから新鮮な葉野菜とかの味は変わらない。
ただ、豊穣ぶどうとか他の果物の甘味が少なかったの。
中でも柑橘類や若いと渋い系統のものはかなりキツイ。
「渋ッ!このスモモみたいなやつ食えんって!梅か!?」
「……ん……これは無理」
「これは……私も食べられないですね……」
『ぎゃー!ぺっぺっ!まずい~!パパあめちょうだい~』
クラム吐き出してたもん。
クラマもさすがにギブだった。
豊穣にも弱点があったんだね。
熟成の能力はないと……研究って大事だ。
いつか発酵や腐敗が進む魔法も作りたいんだけどね。
水分量や温度、栄養で調整は出来そうだけどさ。
時間的な概念はさすがになぁ。
ヘイストとかスロウとかやってみたいんだけどねぇ……
孤児院のみんなには甘味中心に手伝ってもらうといいかもしれないな。
で、昨日また孤児院のみんなが来て念の為1か月家を空けるといっておいた。
僕等都合で家を空けるので多めの金銭と食材を渡しておいたんだ。
特に家に見られてマズいものはないから鍵渡した。
魔道具つくって、お風呂に置いた。
勝手に入っていいし、畑も食材も使ってくれってね。
「では、できる限り家事をしておきます。留守は預かりますね。いってらっしゃいませ」
「いってきます♪」
「クラマがんばれ~!」
「……ん……がんばる」
『なんか……本格的にメイドさんだな……』
『めいどさんはクラムじゃないの~?』
『クラムは愛娘です!』
そんな休日だった。
先日家を出発してダンジョンに入った。
もう1つ。
ダンジョンに長期滞在する理由がある。
クラムのレベル問題だ。
クラムの毒沼はダンジョンから外に出ると解除されてしまった。
他の階層に行くのは大丈夫なんだけどなぁ。
エステルとクラマはまだレベル順調にあがってる。
僕は後回しでいい。
このままクラムだけレベルカンストまでもっていきたいんだ。
恐らくダメージカットとか他の次元空間とつないでいる影響かな?
後、強い魔素の悪影響を出さないようにダンジョン外には殆ど魔力を通さないようになっているんだと思う。
だから敢えて1日かけて水階層の最初からやり直した。
またクラム劇毒に10階層分沈めてやったぜ。
そして数時間前……
『パパ~?レベルあがったのにぼうぎょあんまりつよくなってない~』
「あー。ついにとまったか……」
クラムのレベルが10に上がった時に全くステータスブーストが効かなくなった。
レベルというよりステータス5万くらいからかな。
ソフィア様が補助は徐々に止まるっていってたよね。
僕の観察的にはステータス1万平均くらいから強烈に止まりだして5万で完全にストップするんだと思う。
一般の冒険者やおっさんや王様のステータスを鑑定でみた感じ……
多分何もしてないと100前後、
普通に冒険者やってると500前後で止まる。
相当戦いに明け暮れていてもステータス5000以上になるようには世界は作られていないんだと思うな?
必要経験値量膨大だしね。
そう考えると冒険者ランクの基準が、
ステータス500前後でB級。
2000前後でA級。
5000オーバーでSって言うのはいいバランスな気がする。
S以上はバケモンっていうのは納得だ。
キャシーね。
100、500。
1000、5000。
10000、50000でいっぱい。
補助には段階的にストッパーが存在しそうだ。
だがしかし!そんなことは知らん!
宇宙の帝王はいないって言ってたけど。
突然変異生物や未知のウイルスが発生したりシステムバグとか発生して急にステータス100万の未確認生命体が現れるかも知れないじゃん。
鑑定さんも万能じゃないのだ。
神様は神様じゃないらしいし。
きっと見落としもあるだろう。
だから訓練はやめない。
ステータス止まってるわけじゃないからさ。
努力で伸ばすしかないってことだ。
ここからは己の力のみ!
僕は負けない!パパなので!
未知の生物がやってきても家族の敵は滅ぼすのだ!!
家族と平和なスローライフを送るのだ!!!
・
・
・
そして……
先程60階層のボスをまだ氷漬けにし、今61階層の階段を下っている。
「風が……つよいですね……」
『なんだこれ……進むの抵抗あるレベルだぞ……。この細い通路抜けたら風止むかなぁ……』
「……目が痛い」
『し~るど~!だいじょうぶ~?ずっとかけとこっか~?』
「……ありがと……ねぇね」
『いいよ~えへへ~』
「あ、抜けますよ!まぶしい……」
視界が開けると……そこは……
『ふわふわ~これなに~?』
『ぎゃあああああああああああああああ!』
「これは雲っていうんですよ?」
『くも~?むし~?』
『無理無理無理無理ムリ無理無理無理むり無理無理無り理無理無無理無理……………』
(カタカタカタカタカタカタカタ)
通路を出た瞬間、断崖絶壁。
とても酸素が薄く、雲がすぐ近くにある。
雲から突き抜ける足場の細い山々。
「……息……くるしい」
『何のつもりでこんなエリアつくったんだああああああ!!』
山……というよりもはや岩だろうか。
とても細い岩場につり橋が連なっている。
霊峰と、言えばいいのだろうか……
「61階層からは……空が舞台みたいですね♪」
『僕、高所恐怖症なんだってえええええええええええええええええええええ!!』
ダンジョン行ってると出ずっぱりになるからね。
最初は毎日帰ってくるはずだったのに……
ダンジョンのセーフティーゾーンの関係上、日帰りは中々キツくなってきたんだよね。
僕等でも10階層進むの半日かかっちゃうから。
次はもっとでしょ?
だからまとめて休んで泊まりがけで行こうということになった。
また下の階層からやり直しになってしまうからね。
さすがに毎回10階層駆け上がらないとダメなのはきつい……
ということで一週間のんびりした。
買い物したりのんびりしたり。
エステルは本読んでた。
ブツブツいいながら精霊とメモをとっている……。
なんか怖い戦闘方法を編みだしそうで気が気ではない。
クラマはなんだかんだ森に訓練に行っていた。
早くエステルに追いつきたいみたい。
僕とクラムは豊穣の研究をしていた。
ブドウ絞って果汁を樽いっぱいにいれた。
自家製ワインを作っている酒屋さんにワインの作り方教えてもらったんだ。
そして秘密の隠し味みたいなものを分けてもらった。
他の果物のお酢みたいなものらしい?
これ入れたらまろやかになるんだって。
なんだろこれ。
お酒の作り方とかよくわかんないからね。
専門家さんの言うとおりにしよう。
お金を払おうとしたらお得意様だからいらないって言われたの。
そんなわけにはいかないので3樽ほど果実酒を買っておいた。
先祖代々の何かかもしれないじゃん。
お酒の作り方聞きに行ってお酒大量に買った。
不思議な話もあるもんだ。
赤ワイン作ろうと思ってたんだけど、
白ワインも単純に皮向けばできるみたい。
知らなかった。
皆手伝ってくれたんだけど……
「なかなか進みませんねぇ……」
『疲れたあああああ』
「……コク……コク……zzz」
『もうあきたよ~』(パク)
『あ!クラム今食べただろ!?』
『たべてひぇにゃい~』(モグモグ)
1時間で挫折した。
容器に溜まった果肉の量と樽を見比べて絶望した。
白ワインは諦めた。
皮向く機械とか欲しいな。
皮剥いた分はジャムにした。
僕ジャム作り結構得意なんだ。
自家製ジャム使ってるクレープ屋さんでバイトしてたの。
でも鍋から目を離した隙に半分クラムが食った。
知ってるぞ。
エステルも同じくらい食ってたろ。
私は違うみたいな顔してもわかってるんだぞ。
まぁ美味しく食べてくれたらそれでいいんだけど。
知ってるけど知らないフリしてとぼけてたらつまんなそうにされた。
なんで?怒って欲しかったの?
ちなみに獣人国はアルコールに年齢制限ないんだって。
体が強いのとそもそもジュースとかあんまりないからさ。
ホットワインとかは3歳でも飲むんだって?
風邪にいいらしい。
ソフィア様も言ってたけど体の強さが地球人とは違うみたいだからね。
マリアさんがお酒を使ったジュースの作り方教えてくれた。
アルコール飛ばして他の果汁入れてつくるみたいだよ?
ちょっと飲んでみる?
ってワインジュース作ってあげたんだけど……
「……いい。ミルクの方が好き」
クラマはそもそも匂いNG。
『んー。クラムふつうのほうがすきかな~あんまりかも~』
クラムは独特の風味が苦手みたいだった。
僕は好きだった。エステルは普通。
結局これ飲むならそのままワイン飲むんだけどね。
ビール党だったのにこの世界来てからワイン党になってしまった。
だからお酒飲むのは結局エステルと僕だけだ。
クラム用にはそのままの果汁を保存した。
そしてスチュワードさんにクラマ用のミルクを買ってもらっといたので差し入れついでに取りに行ってきた。
また時間ある時に牧場紹介してくれるって。
やっぱり直送でもらってるみたいだった。
持ち帰りとかはないみたい。
食中毒が怖いそうだ。この世界の人も腹は壊すらしい。
あとベーコンとかいろいろお世話になってるので、
スチュワードさんには異次元BOXの存在を教えた。
「概念が理解できないのですが、素晴らしい能力です。世界が変わりそうですね。でもこれを教えるのは、王とキャシーさん、紹介してもらう商人に限定なさってください。悪しきものに、より狙われます。私ももちろん口は封じておきますので。氷魔石で充分すぎる程ですよ」
だ、そうだ。
やっぱりそうだよね。
でも仲良くしてもらってる人の配送とかあれば、それは協力しよう。
あ、そうそう!
豊穣ぶどうと自然の山ぶどう、
その他野菜を食べ比べて分かったことがあるの。
『なんか……豊穣ぶどうちょっと渋い?』
「食べれなくはないですけどね……すこし水っぽいですか?」
「………ぼく……ふつう」
『あまくないからダメ~!これしっぱい~』
他の果物と野菜も比較してみたのだが、
どうやら甘味への影響がかなり大きいみたい。
熟成される毎に甘味を増すような果実あるじゃん?
地球でわかりやすいところいえばバナナとかね?
豊穣って成長には全く問題ないみたいなんだ。
だから新鮮な葉野菜とかの味は変わらない。
ただ、豊穣ぶどうとか他の果物の甘味が少なかったの。
中でも柑橘類や若いと渋い系統のものはかなりキツイ。
「渋ッ!このスモモみたいなやつ食えんって!梅か!?」
「……ん……これは無理」
「これは……私も食べられないですね……」
『ぎゃー!ぺっぺっ!まずい~!パパあめちょうだい~』
クラム吐き出してたもん。
クラマもさすがにギブだった。
豊穣にも弱点があったんだね。
熟成の能力はないと……研究って大事だ。
いつか発酵や腐敗が進む魔法も作りたいんだけどね。
水分量や温度、栄養で調整は出来そうだけどさ。
時間的な概念はさすがになぁ。
ヘイストとかスロウとかやってみたいんだけどねぇ……
孤児院のみんなには甘味中心に手伝ってもらうといいかもしれないな。
で、昨日また孤児院のみんなが来て念の為1か月家を空けるといっておいた。
僕等都合で家を空けるので多めの金銭と食材を渡しておいたんだ。
特に家に見られてマズいものはないから鍵渡した。
魔道具つくって、お風呂に置いた。
勝手に入っていいし、畑も食材も使ってくれってね。
「では、できる限り家事をしておきます。留守は預かりますね。いってらっしゃいませ」
「いってきます♪」
「クラマがんばれ~!」
「……ん……がんばる」
『なんか……本格的にメイドさんだな……』
『めいどさんはクラムじゃないの~?』
『クラムは愛娘です!』
そんな休日だった。
先日家を出発してダンジョンに入った。
もう1つ。
ダンジョンに長期滞在する理由がある。
クラムのレベル問題だ。
クラムの毒沼はダンジョンから外に出ると解除されてしまった。
他の階層に行くのは大丈夫なんだけどなぁ。
エステルとクラマはまだレベル順調にあがってる。
僕は後回しでいい。
このままクラムだけレベルカンストまでもっていきたいんだ。
恐らくダメージカットとか他の次元空間とつないでいる影響かな?
後、強い魔素の悪影響を出さないようにダンジョン外には殆ど魔力を通さないようになっているんだと思う。
だから敢えて1日かけて水階層の最初からやり直した。
またクラム劇毒に10階層分沈めてやったぜ。
そして数時間前……
『パパ~?レベルあがったのにぼうぎょあんまりつよくなってない~』
「あー。ついにとまったか……」
クラムのレベルが10に上がった時に全くステータスブーストが効かなくなった。
レベルというよりステータス5万くらいからかな。
ソフィア様が補助は徐々に止まるっていってたよね。
僕の観察的にはステータス1万平均くらいから強烈に止まりだして5万で完全にストップするんだと思う。
一般の冒険者やおっさんや王様のステータスを鑑定でみた感じ……
多分何もしてないと100前後、
普通に冒険者やってると500前後で止まる。
相当戦いに明け暮れていてもステータス5000以上になるようには世界は作られていないんだと思うな?
必要経験値量膨大だしね。
そう考えると冒険者ランクの基準が、
ステータス500前後でB級。
2000前後でA級。
5000オーバーでSって言うのはいいバランスな気がする。
S以上はバケモンっていうのは納得だ。
キャシーね。
100、500。
1000、5000。
10000、50000でいっぱい。
補助には段階的にストッパーが存在しそうだ。
だがしかし!そんなことは知らん!
宇宙の帝王はいないって言ってたけど。
突然変異生物や未知のウイルスが発生したりシステムバグとか発生して急にステータス100万の未確認生命体が現れるかも知れないじゃん。
鑑定さんも万能じゃないのだ。
神様は神様じゃないらしいし。
きっと見落としもあるだろう。
だから訓練はやめない。
ステータス止まってるわけじゃないからさ。
努力で伸ばすしかないってことだ。
ここからは己の力のみ!
僕は負けない!パパなので!
未知の生物がやってきても家族の敵は滅ぼすのだ!!
家族と平和なスローライフを送るのだ!!!
・
・
・
そして……
先程60階層のボスをまだ氷漬けにし、今61階層の階段を下っている。
「風が……つよいですね……」
『なんだこれ……進むの抵抗あるレベルだぞ……。この細い通路抜けたら風止むかなぁ……』
「……目が痛い」
『し~るど~!だいじょうぶ~?ずっとかけとこっか~?』
「……ありがと……ねぇね」
『いいよ~えへへ~』
「あ、抜けますよ!まぶしい……」
視界が開けると……そこは……
『ふわふわ~これなに~?』
『ぎゃあああああああああああああああ!』
「これは雲っていうんですよ?」
『くも~?むし~?』
『無理無理無理無理ムリ無理無理無理むり無理無理無り理無理無無理無理……………』
(カタカタカタカタカタカタカタ)
通路を出た瞬間、断崖絶壁。
とても酸素が薄く、雲がすぐ近くにある。
雲から突き抜ける足場の細い山々。
「……息……くるしい」
『何のつもりでこんなエリアつくったんだああああああ!!』
山……というよりもはや岩だろうか。
とても細い岩場につり橋が連なっている。
霊峰と、言えばいいのだろうか……
「61階層からは……空が舞台みたいですね♪」
『僕、高所恐怖症なんだってえええええええええええええええええええええ!!』
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プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。
しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。
それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。
そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。
これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。
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