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143話 - 高所恐怖症
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『僕、高所恐怖症なんだってえええええええええええええええええええええ!!』
「そういえばそうでしたねぇ……」
『本当にダメなの!僕、脚立に登ることも無理なの!!』
『きゃたつ~?』
脚立に登ると金具が外れて倒れて転倒。
駅のホームで急いでいる人に激突され階段から落下。
仕事帰りの原付で転倒し危うく崖から落下しかける……等
どれも大怪我をせずには済んだんだが、
どのシチュエーションも一歩間違うと大惨事間違いなしの状況だった……
臨死体験をし続けるうちに高いところが本当に無理になってしまった。
何度も落下体験をしたせいで実際に落下したときの風景が頭をよぎってしまうんだ……
「たまに木に登ったり屋根に上ったりはしていたと……」
『魔法で体覆ってたの!シールドひっかけて絶対落ちないようにしてたの!!』
それからというもの……
恐怖で足が震えるのが原因なのかどんな些細な段差からも踏み外し落下する。
最終的には脚立を3段上るだけで足が竦む始末になってしまった。
要するに……
所謂後天性の高所恐怖症だ。
『ふろーとは~?』
『無理してたの!!ここから進んだらそれが丸1日続くんだよ!?』
フロートも実はかなり無理をしていた。
あれでも最終的に体全面をシールドで囲っていたんだ。
風魔法で高速移動する時などもそう。
出来る限り低い弾道で念には念を重ね様々な魔法で身を守っていた。
それでも恐怖は消えない。
自分の魔法ですら可能な限り飛びたくない。
「……パパ……落ちても……死なない」
『わかんないでしょ!?そういう問題じゃないんだあああああ』
その恐怖心のせいか僕は浮遊、飛行、天駆等、
飛行系のスキルを未だに一切覚えられないんだ……
こんなに色んな魔法が使えるのに……
尚のこと自分の魔法で飛行することと高い場所に登っていることは完全に別問題!!
この状況が丸一日続くダンジョンを耐えられるわけがないんだ。
『なんで!?山岳地帯ちょっと前にあったじゃん!次また火属性とかでいいじゃんか!?こういうのって順番に来るセオリーでしょ!?ルール守れよおおおお』
『そうなの~?クラムわかんない~』
『ねぇ、進むのやめよ?!魔の森行こうよ!真ん中の敵強いって言うよ!?』
「いいですが……少し効率わるいですよ?」
『魔の森持ってくる!!なんとか大陸切り裂いて引きずってくるよ!何とかする!だから、ね!?』
「でも……魔石でない」
『じゃあ人間国かエルフ国いこ!!ダンジョンあるんでしょ!?』
「狙われやすいのでは……落ち着いて探索できなさそうです……」
『わかった!ダンジョンのある街消してくる!!ダンジョンは消えないでしょ!!』
「まぁ私もあまり好きではないですが……関係のない方を巻き込むのは……」
『なんとか避難してもらうから!僕が魔王のフリでもすればなんとかなるよ!ね?!』
「……うん。……聞いただけ。ぼく………どっちでもいい」
「私もです。無理強いさせようとは思いませんよ?」
『クラムはさいしょからいいよ~?パパといっしょならいい~』
「……パパ……ねぇねが」
「そうです……クラムちゃんが……」
『そうだ……クラム……』
ダメだ……。
クラムはこのダンジョンでしか効率よくレベル上げできない……
他のダンジョンにこんな効率のいいエリアがあるとは限らない……
魔石でなんとかできるけど……
僕はクラムに比べて全然レベルあがってない……
その間にクラムに何かあったら……
『ませきたべるよ~?』
『だいじょぶ……行く』
『むりしないで~?』
『……ぼくがクラムを進化させてあげたいの、だから、大丈夫』
「いいのですか?」
『うん……いっぱいいっぱいだった。頭真っ白だった。ごめん』
「……パパは……寝てて」
「ですね。このエリアの敵は私達が倒しましょ?」
『クラムとべるからまかせて~?』
「うん……僕も……練習する」
『ごめん……僕絶対役に立たないから!なんかあれば……なんとか頑張るけど!!ごめん……みんなお願い……』
・
・
・
【エステル視点】
どうやらここは空を飛ぶ魔物の巣窟のようです。
山岳地帯も空を飛ぶ魔物は多かったのですがここは飛行できる魔物しかいません。
ハーピーやウィンドホーク等もいますがメインはワイバーンですね。
ワイバーンの巣……なのでしょうか。
2エリア前で私が倒したワイバーンと同じ程の強さに感じます。
階層主のワイバーンは飛び立つ瞬間を狙って飛燕刃を思い切り当てたのですが……
このエリアのワイバーンはそもそも空を飛んで襲いかかってきます。
1体1体が階層主より厄介。
急に難易度が上がりました。
これまでの特訓で皆かなり力をつけています。
やられそうなほどではないですがしっかり倒しごたえがありますね。
このダンジョンに入ったばかりの時では少し大変だったのではないでしょうか。
ここまでのエリアでこんなことは初めてですね。
『エステルは飛んじゃダメ!絶対ね!?歩いててね!?』(カタカタカタ)
「はいはい♪」
クロムさんは……
私の体と自分の体をロープを縛りつけてずっと震えています。
お顔を胸にうずめて何も見えなくしている様子。
空間感知も切ってもらいました。
最初はいつも通り無理をしたのですが……
クロムさんの強い感知能力のせいで恐怖が増幅されるよう。
意識を失いそうになったので寝てもらうことにしました。
普段は何があっても平然と無理をするクロムさん。
このような姿は初めて見ました。
ここまで恐怖に煽られている姿は初めてです。
普段は家族の為にとても無理をしています。
見せないように隠すように立ち振舞っています。
本当に戦闘が嫌い、それは見ていればわかります。
クロムさんは臆病な方です。
ご本人も言っています。
たまにはゆっくり休んでいただきたいですね。
「……ママ」
「はーい!”飛連刃”」(ズバババッ)
「……それ、いいね」
「お、ではこれはレパートリーに入れましょう♪」
「………またいってくる」(トンッ)
それに……
ちょっとだけ……おいしい……
いえ、ダメですね。
クロムさんが苦手なエリアでこのような……
だってクロムさん私とだけは全然くっついてくれないんですよ!?
みんなずるいですよ……
クロムさんにとって私は娘のようですので仕方ないのですが。
ほぼ同じ年だと思うのですけれどねぇ?
あ、またワイバーンが来ました。
多いですねぇ……
すこしうんざりしますね。
『エステル~そっちいった~!』
「”飛弾”ッ!」(バンッ)
『ナイス~エステル~!』
「……とどめ」(ザシュッ)
「ナイスですクラマくん!」
「……ありがとママ………やりにくい」
『あっちいっぱい~!クラムいってくるね~』
「……ねぇね……おねがい」
「いってらっしゃーい!」
空中戦闘に関しては、
やはりクラムちゃんが一番普段と変わりありません。
クラムちゃんは元々飛んでいますし。
あとクロムさん以外だとクラムちゃんの強さは群を抜いていますので。
ワイバーンは集団でくると私とクラマくんでは少し厳しいので量を減らしてくれています。
早く追いつきたいですね!
クラマくんが1番大変ですね……
クラマくんの天駆は浮遊するスキルではなく跳ねるスキル。
縮地も跳ねて一瞬だけ爆発的に速度を上げるタイプのスキルだそうです。
空中に飛び上がっての戦闘は山岳地帯で練習したのですが……
常に空中戦だと重心がぶれてうまく狙いが定まらないようですね。
「精霊さんたち、ありがとうございます。魔力は好きなだけ食べていいのでこのエリアでは好きに戦ってください」
(コクコク)ピューッ
私は、少し踏ん張らなければならない体術系統が使いにくいですね。
蹴り等には力を乗せるのが難しいです。
クラムちゃんのおかげで精霊さんとたくさんお友達になれました。
最近は本を読んで一緒に技の研究をしています。
普段は本の技を出す練習をしながら戦闘を行っていますが、
最近は闘気術という戦術をアテナ様に教えていただきました。
私1人でも戦えるようになったのでまた戦略を練りなおさなくては。
その分、精霊さんの自由度が上がりました。
色々合図、手信号等を決めて対応していきたいですね。
皆でこのエリアの配置を相談した結果、
クラムちゃんはいつも通り。遊撃です。
シールドで危ないときは皆を守ってくれています。
フワ~ッ
『パパ~だいじょうぶ~?』
『……大丈夫……じゃないかも……見ないように……してる』(カタカタカタ)
『よしよし~』
少しいつもと違うクロムさんが気になるよう。
よく様子を見に戻ってきています。
クラマ君は空中戦の練習をするために先陣で攻撃をしています。
出来るだけ動き回って動きに慣れる練習をしている様子。
行動量が多いので疲労度合もいちばん高いですね。
無理しないでいただきたいのですが……
体力が足りないからつける、と頑張っています。
縮地と天駆……すごいスキルですがなかなか曲者のようですね。
私は闘気術の練習の為に後衛から闘気術での遠距離戦闘をしています。
あとは精霊さんには好きに戦っていただく、という配置ですね。
普段は個人戦が多いのでこういった集団戦も勉強になります。
上手く皆に合わせなくては。
そういえば……
クロムさんがふぁんねる?は反則だろ、とこの前言っていました。
そういうものが前世の世界にはあったのでしょうか?
面白いお話なら見てみたいですね♪
クロムさんが心なしか縮んできた気がします。
早くこのエリアを抜けなければ……
でも……やっぱりちょっと名残惜しい……。
ごめんなさいクロムさん。
恋愛感情はわかりません。
でもクロムさんみたいな旦那様がいれば私はとても幸せなのにな、と最近考えてしまうときがあります。
クラム君が家族になる時についママになりたいと言ってしまいました。
私もママになりたかったんです。
クロムさんがパパと呼ばれているのが羨ましかったんです。
本当の家族みたいじゃないですか?ふふ♪
私も集落の家族もこの家族も本当の家族だと思っています。
クロムさんはスライムで私はハイエルフ。
種族どころかクロムさんは魔物。
みんな違う種族。でも家族。
私は今皆で一緒に過ごせるだけでとても幸せです。
このままずっとずっと家族で居たいです♪
『エステル~いっぴきいった~』
「飛燕刃ッ!!」(スバーーーンッ)
『エステルーーーーーーッ!!それダメだってえええぇぇ!…………きもちわるく……なってきた……うぅ』
「あ、ごめんなさい!!ふふ♪」
「そういえばそうでしたねぇ……」
『本当にダメなの!僕、脚立に登ることも無理なの!!』
『きゃたつ~?』
脚立に登ると金具が外れて倒れて転倒。
駅のホームで急いでいる人に激突され階段から落下。
仕事帰りの原付で転倒し危うく崖から落下しかける……等
どれも大怪我をせずには済んだんだが、
どのシチュエーションも一歩間違うと大惨事間違いなしの状況だった……
臨死体験をし続けるうちに高いところが本当に無理になってしまった。
何度も落下体験をしたせいで実際に落下したときの風景が頭をよぎってしまうんだ……
「たまに木に登ったり屋根に上ったりはしていたと……」
『魔法で体覆ってたの!シールドひっかけて絶対落ちないようにしてたの!!』
それからというもの……
恐怖で足が震えるのが原因なのかどんな些細な段差からも踏み外し落下する。
最終的には脚立を3段上るだけで足が竦む始末になってしまった。
要するに……
所謂後天性の高所恐怖症だ。
『ふろーとは~?』
『無理してたの!!ここから進んだらそれが丸1日続くんだよ!?』
フロートも実はかなり無理をしていた。
あれでも最終的に体全面をシールドで囲っていたんだ。
風魔法で高速移動する時などもそう。
出来る限り低い弾道で念には念を重ね様々な魔法で身を守っていた。
それでも恐怖は消えない。
自分の魔法ですら可能な限り飛びたくない。
「……パパ……落ちても……死なない」
『わかんないでしょ!?そういう問題じゃないんだあああああ』
その恐怖心のせいか僕は浮遊、飛行、天駆等、
飛行系のスキルを未だに一切覚えられないんだ……
こんなに色んな魔法が使えるのに……
尚のこと自分の魔法で飛行することと高い場所に登っていることは完全に別問題!!
この状況が丸一日続くダンジョンを耐えられるわけがないんだ。
『なんで!?山岳地帯ちょっと前にあったじゃん!次また火属性とかでいいじゃんか!?こういうのって順番に来るセオリーでしょ!?ルール守れよおおおお』
『そうなの~?クラムわかんない~』
『ねぇ、進むのやめよ?!魔の森行こうよ!真ん中の敵強いって言うよ!?』
「いいですが……少し効率わるいですよ?」
『魔の森持ってくる!!なんとか大陸切り裂いて引きずってくるよ!何とかする!だから、ね!?』
「でも……魔石でない」
『じゃあ人間国かエルフ国いこ!!ダンジョンあるんでしょ!?』
「狙われやすいのでは……落ち着いて探索できなさそうです……」
『わかった!ダンジョンのある街消してくる!!ダンジョンは消えないでしょ!!』
「まぁ私もあまり好きではないですが……関係のない方を巻き込むのは……」
『なんとか避難してもらうから!僕が魔王のフリでもすればなんとかなるよ!ね?!』
「……うん。……聞いただけ。ぼく………どっちでもいい」
「私もです。無理強いさせようとは思いませんよ?」
『クラムはさいしょからいいよ~?パパといっしょならいい~』
「……パパ……ねぇねが」
「そうです……クラムちゃんが……」
『そうだ……クラム……』
ダメだ……。
クラムはこのダンジョンでしか効率よくレベル上げできない……
他のダンジョンにこんな効率のいいエリアがあるとは限らない……
魔石でなんとかできるけど……
僕はクラムに比べて全然レベルあがってない……
その間にクラムに何かあったら……
『ませきたべるよ~?』
『だいじょぶ……行く』
『むりしないで~?』
『……ぼくがクラムを進化させてあげたいの、だから、大丈夫』
「いいのですか?」
『うん……いっぱいいっぱいだった。頭真っ白だった。ごめん』
「……パパは……寝てて」
「ですね。このエリアの敵は私達が倒しましょ?」
『クラムとべるからまかせて~?』
「うん……僕も……練習する」
『ごめん……僕絶対役に立たないから!なんかあれば……なんとか頑張るけど!!ごめん……みんなお願い……』
・
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・
【エステル視点】
どうやらここは空を飛ぶ魔物の巣窟のようです。
山岳地帯も空を飛ぶ魔物は多かったのですがここは飛行できる魔物しかいません。
ハーピーやウィンドホーク等もいますがメインはワイバーンですね。
ワイバーンの巣……なのでしょうか。
2エリア前で私が倒したワイバーンと同じ程の強さに感じます。
階層主のワイバーンは飛び立つ瞬間を狙って飛燕刃を思い切り当てたのですが……
このエリアのワイバーンはそもそも空を飛んで襲いかかってきます。
1体1体が階層主より厄介。
急に難易度が上がりました。
これまでの特訓で皆かなり力をつけています。
やられそうなほどではないですがしっかり倒しごたえがありますね。
このダンジョンに入ったばかりの時では少し大変だったのではないでしょうか。
ここまでのエリアでこんなことは初めてですね。
『エステルは飛んじゃダメ!絶対ね!?歩いててね!?』(カタカタカタ)
「はいはい♪」
クロムさんは……
私の体と自分の体をロープを縛りつけてずっと震えています。
お顔を胸にうずめて何も見えなくしている様子。
空間感知も切ってもらいました。
最初はいつも通り無理をしたのですが……
クロムさんの強い感知能力のせいで恐怖が増幅されるよう。
意識を失いそうになったので寝てもらうことにしました。
普段は何があっても平然と無理をするクロムさん。
このような姿は初めて見ました。
ここまで恐怖に煽られている姿は初めてです。
普段は家族の為にとても無理をしています。
見せないように隠すように立ち振舞っています。
本当に戦闘が嫌い、それは見ていればわかります。
クロムさんは臆病な方です。
ご本人も言っています。
たまにはゆっくり休んでいただきたいですね。
「……ママ」
「はーい!”飛連刃”」(ズバババッ)
「……それ、いいね」
「お、ではこれはレパートリーに入れましょう♪」
「………またいってくる」(トンッ)
それに……
ちょっとだけ……おいしい……
いえ、ダメですね。
クロムさんが苦手なエリアでこのような……
だってクロムさん私とだけは全然くっついてくれないんですよ!?
みんなずるいですよ……
クロムさんにとって私は娘のようですので仕方ないのですが。
ほぼ同じ年だと思うのですけれどねぇ?
あ、またワイバーンが来ました。
多いですねぇ……
すこしうんざりしますね。
『エステル~そっちいった~!』
「”飛弾”ッ!」(バンッ)
『ナイス~エステル~!』
「……とどめ」(ザシュッ)
「ナイスですクラマくん!」
「……ありがとママ………やりにくい」
『あっちいっぱい~!クラムいってくるね~』
「……ねぇね……おねがい」
「いってらっしゃーい!」
空中戦闘に関しては、
やはりクラムちゃんが一番普段と変わりありません。
クラムちゃんは元々飛んでいますし。
あとクロムさん以外だとクラムちゃんの強さは群を抜いていますので。
ワイバーンは集団でくると私とクラマくんでは少し厳しいので量を減らしてくれています。
早く追いつきたいですね!
クラマくんが1番大変ですね……
クラマくんの天駆は浮遊するスキルではなく跳ねるスキル。
縮地も跳ねて一瞬だけ爆発的に速度を上げるタイプのスキルだそうです。
空中に飛び上がっての戦闘は山岳地帯で練習したのですが……
常に空中戦だと重心がぶれてうまく狙いが定まらないようですね。
「精霊さんたち、ありがとうございます。魔力は好きなだけ食べていいのでこのエリアでは好きに戦ってください」
(コクコク)ピューッ
私は、少し踏ん張らなければならない体術系統が使いにくいですね。
蹴り等には力を乗せるのが難しいです。
クラムちゃんのおかげで精霊さんとたくさんお友達になれました。
最近は本を読んで一緒に技の研究をしています。
普段は本の技を出す練習をしながら戦闘を行っていますが、
最近は闘気術という戦術をアテナ様に教えていただきました。
私1人でも戦えるようになったのでまた戦略を練りなおさなくては。
その分、精霊さんの自由度が上がりました。
色々合図、手信号等を決めて対応していきたいですね。
皆でこのエリアの配置を相談した結果、
クラムちゃんはいつも通り。遊撃です。
シールドで危ないときは皆を守ってくれています。
フワ~ッ
『パパ~だいじょうぶ~?』
『……大丈夫……じゃないかも……見ないように……してる』(カタカタカタ)
『よしよし~』
少しいつもと違うクロムさんが気になるよう。
よく様子を見に戻ってきています。
クラマ君は空中戦の練習をするために先陣で攻撃をしています。
出来るだけ動き回って動きに慣れる練習をしている様子。
行動量が多いので疲労度合もいちばん高いですね。
無理しないでいただきたいのですが……
体力が足りないからつける、と頑張っています。
縮地と天駆……すごいスキルですがなかなか曲者のようですね。
私は闘気術の練習の為に後衛から闘気術での遠距離戦闘をしています。
あとは精霊さんには好きに戦っていただく、という配置ですね。
普段は個人戦が多いのでこういった集団戦も勉強になります。
上手く皆に合わせなくては。
そういえば……
クロムさんがふぁんねる?は反則だろ、とこの前言っていました。
そういうものが前世の世界にはあったのでしょうか?
面白いお話なら見てみたいですね♪
クロムさんが心なしか縮んできた気がします。
早くこのエリアを抜けなければ……
でも……やっぱりちょっと名残惜しい……。
ごめんなさいクロムさん。
恋愛感情はわかりません。
でもクロムさんみたいな旦那様がいれば私はとても幸せなのにな、と最近考えてしまうときがあります。
クラム君が家族になる時についママになりたいと言ってしまいました。
私もママになりたかったんです。
クロムさんがパパと呼ばれているのが羨ましかったんです。
本当の家族みたいじゃないですか?ふふ♪
私も集落の家族もこの家族も本当の家族だと思っています。
クロムさんはスライムで私はハイエルフ。
種族どころかクロムさんは魔物。
みんな違う種族。でも家族。
私は今皆で一緒に過ごせるだけでとても幸せです。
このままずっとずっと家族で居たいです♪
『エステル~いっぴきいった~』
「飛燕刃ッ!!」(スバーーーンッ)
『エステルーーーーーーッ!!それダメだってえええぇぇ!…………きもちわるく……なってきた……うぅ』
「あ、ごめんなさい!!ふふ♪」
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