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トラック泊地防衛戦
敵潜の脅威
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1944年6月1日、午前6時
トラック泊地の穏やかな海に浮かぶ空母信濃の艦橋で
阿部俊雄大佐は双眼鏡を手に水平線を眺めていた。朝焼けが海面を赤く染める中
彼の表情は曇っていた。3か月前のチューク沖海戦での勝利は
帝国海軍に一時の希望をもたらしたが、その代償はあまりにも大きかった
艦載機の半数以上を失い、熟練パイロットの多くが戦死
生き残った若手パイロットの訓練は遅々として進まず
航空戦力の再編は思うように進んでいない。阿部は副長の山田義雄中佐に呟いた。
「トラックを守り抜いたが
航空戦力の再建が間に合わん。このままでは次の戦いに耐えられんぞ。」
山田が頷き、報告した。
「補給船団が遅延しています。燃料と食料が不足し
機動部隊の出撃が制限されています。」
信濃、翔鶴、瑞鶴を中心とする機動部隊は
トラック泊地に停泊し、次の米軍の反攻に備えていた
しかし、補給船団の到着が遅れ、燃料タンクは底をつきつつあった
阿部は艦橋の海図を睨み、通信士に命じた。
「補給船団の状況を急いで確認しろ
遅延の原因を掴まん限り、作戦は立てられん。」
通信士が無線機に向かい、トラック基地との連絡を始めた
阿部の背後では、信濃の飛行甲板で整備員がわずかに残った零戦と彗星を点検していた
若い整備兵の動きは懸命だったが、熟練者の不在が目に見えてわかる
阿部は内心で苛立ちを抑え、乗組員の士気を保つために冷静な態度を貫いた。
午前7時30分、通信士が顔を青ざめて報告した。
「補給船団、米潜水艦の攻撃を受けました
補給船3隻が撃沈、燃料と食料が全滅です!」
阿部は双眼鏡を握る手に力を込め、詳細を尋ねた。
「位置は?護衛艦の状況は?」
通信士が慌てて答えた。
「トラック泊地から50マイル東。ガトー級潜水艦と推定されます。
六十一駆逐隊の駆逐艦四隻は反撃中ですが、潜水艦の追跡に苦戦しています。」
阿部は海図に目を落とし、米潜水艦の狡猾な戦術を読み取った
ガトー級潜水艦は、伊号潜水艦を上回る高い隠密性を備え
補給路の遮断を狙っている。燃料不足は機動部隊の出撃をさらに制限し
トラック泊地の防衛を危うくする。阿部は山田に命じた。
「陸上航空隊に哨戒を強化しろ
第七五三航空隊の零戦と彗星を即時発進させ、潜水艦を叩く!」
山田が通信室に指示を飛ばし、トラック基地の飛行場に連絡
阿部は艦橋の窓から、泊地に停泊する翔鶴と瑞鶴のシルエットを見た
両艦の飛行甲板も閑散としており、艦載機の不足が戦力の脆弱さを物語っていた。
午前8時、さらなる危機が訪れた。トラック泊地上空に
米軍のB-24リベレーター偵察機が低空で侵入。高度500メートルを飛行し
防空網の隙を突いて泊地の写真を撮影していた。信濃の対空監視員が警報を鳴らし
25ミリ対空機銃が火を噴いたが
B-24は機敏に回避し、雲間に姿を消した。通信士が基地からの報告を伝えた。
「B-24、複数機確認!泊地の艦艇配置と防空陣地を撮影後、退避しました!」
阿部は唇を噛んだ。米軍の偵察は、次の大規模攻撃の前触れだ
B-24が撮影した写真は、米空母部隊にトラックの防衛態勢を暴露する。阿部は山田に言った。
「敵の空襲が近い。燃料がなくても
信濃と瑞鶴の艦載機を温存し、決戦に備える。翔鶴の状態はどうだ?」
山田が答えた。
「翔鶴は艦載機の訓練を継続中ですが
パイロットの練度が低く、戦力は信濃の半分程度です。」
阿部は頷き、内心で戦略を練った
燃料不足で機動部隊の出撃は限られる。陸上航空隊の零戦と彗星で潜水艦を牽制し
泊地の対空砲火で空襲に備えるしかない。彼は通信士に命じた。
「基地司令官に連絡。陸上航空隊の哨戒を24時間体制にしろ。潜水艦を逃すな!」
午前9時、トラック基地の飛行場から
第七五三航空隊の零戦20機と彗星10機が緊急発進した
阿部は信濃の通信室で、無線を通じて航空隊の動向を注視。隊長機の声が響いた。
「第七五三航空隊、哨戒開始!潜水艦の兆候を追う!」
零戦隊は低空で海面を捜索し、彗星は爆雷を搭載して潜水艦の潜航位置を特定
午前10時、零戦の偵察機が補給船団攻撃の現場で潜水艦の航跡を発見。隊長機が無線で叫んだ。
「潜水艦発見!座標、東50マイル!彗星隊、攻撃準備!」
彗星が急降下し、爆雷を投下。海面に水柱が上がり
ガトー級潜水艦1隻が浮上して炎上。零戦の機銃掃射で乗員が脱出し
潜水艦は沈没した。阿部は通信室で報告を受け、わずかに安堵した。
「よくやった。だが、敵はまだいる。哨戒を続けろ。」
しかし、喜びは長く続かなかった。
哨戒中の零戦2機が、再度飛来したB-24の護衛戦闘機(P-38ライトニング)に迎撃され
撃墜された。訓練不足のパイロットが、敵の戦術に翻弄されたのだ
阿部は無線で墜落の報告を聞き、拳を握り締めた。
「若造ばかりだ…。熟練者がいれば、こんな損失はなかった。」
午後12時、信濃の艦橋に戻った阿部は
補給船団の喪失とB-24の偵察による危機を総括した
燃料不足は機動部隊の出撃を制限し、信濃、翔鶴、瑞鶴は泊地に釘付け
陸上航空隊の反撃で潜水艦1隻を沈めたが
零戦2機の喪失はパイロット訓練の遅延を象徴していた。山田が海図を広げ、提案した。
「艦長、燃料を節約し
艦載機を温存するしかありません。次の空襲が本命です。」
阿部は頷き、静かに答えた。
「その通りだ。米軍は空母を繰り出してくる
信濃の零戦と彗星を決戦に投入する。翔鶴と瑞鶴にも準備を急がせろ。」
彼は艦橋の窓から、泊地に停泊する翔鶴と瑞鶴を見た
両艦の飛行甲板には、訓練中の若いパイロットたちがいた
阿部は彼らの顔を思い浮かべ、胸が締め付けられる思いだった
トラック沖海戦で失った藤田健太郎少佐のような熟練パイロットはもういない
生き残った若者たちが、帝国海軍の未来を担うのだ。
阿部は山田に命じた。
「全乗組員に通達。敵の空襲が迫っている
燃料はなくても、信濃の対空火器と艦載機でトラックを守る
訓練不足のパイロットも、俺たちが鍛える!」
山田が敬礼し、通信室に指示を伝えに行った
阿部は艦橋で一人トラックの海を眺めた
米軍の次の攻撃は、空母による空襲だろう。信濃の航空戦力を再編し
トラック泊地を死守する。それが彼の使命だった。
「藤田、俺はお前のようなパイロットをもう失わん。信濃が帝国の希望だ。」
阿部は呟き、迫りくる戦いに備えて決意を新たにした
トラック泊地防衛戦は、米軍の潜水艦と偵察機による攻撃で幕を開け、さらなる試練が待っていた。
トラック泊地の穏やかな海に浮かぶ空母信濃の艦橋で
阿部俊雄大佐は双眼鏡を手に水平線を眺めていた。朝焼けが海面を赤く染める中
彼の表情は曇っていた。3か月前のチューク沖海戦での勝利は
帝国海軍に一時の希望をもたらしたが、その代償はあまりにも大きかった
艦載機の半数以上を失い、熟練パイロットの多くが戦死
生き残った若手パイロットの訓練は遅々として進まず
航空戦力の再編は思うように進んでいない。阿部は副長の山田義雄中佐に呟いた。
「トラックを守り抜いたが
航空戦力の再建が間に合わん。このままでは次の戦いに耐えられんぞ。」
山田が頷き、報告した。
「補給船団が遅延しています。燃料と食料が不足し
機動部隊の出撃が制限されています。」
信濃、翔鶴、瑞鶴を中心とする機動部隊は
トラック泊地に停泊し、次の米軍の反攻に備えていた
しかし、補給船団の到着が遅れ、燃料タンクは底をつきつつあった
阿部は艦橋の海図を睨み、通信士に命じた。
「補給船団の状況を急いで確認しろ
遅延の原因を掴まん限り、作戦は立てられん。」
通信士が無線機に向かい、トラック基地との連絡を始めた
阿部の背後では、信濃の飛行甲板で整備員がわずかに残った零戦と彗星を点検していた
若い整備兵の動きは懸命だったが、熟練者の不在が目に見えてわかる
阿部は内心で苛立ちを抑え、乗組員の士気を保つために冷静な態度を貫いた。
午前7時30分、通信士が顔を青ざめて報告した。
「補給船団、米潜水艦の攻撃を受けました
補給船3隻が撃沈、燃料と食料が全滅です!」
阿部は双眼鏡を握る手に力を込め、詳細を尋ねた。
「位置は?護衛艦の状況は?」
通信士が慌てて答えた。
「トラック泊地から50マイル東。ガトー級潜水艦と推定されます。
六十一駆逐隊の駆逐艦四隻は反撃中ですが、潜水艦の追跡に苦戦しています。」
阿部は海図に目を落とし、米潜水艦の狡猾な戦術を読み取った
ガトー級潜水艦は、伊号潜水艦を上回る高い隠密性を備え
補給路の遮断を狙っている。燃料不足は機動部隊の出撃をさらに制限し
トラック泊地の防衛を危うくする。阿部は山田に命じた。
「陸上航空隊に哨戒を強化しろ
第七五三航空隊の零戦と彗星を即時発進させ、潜水艦を叩く!」
山田が通信室に指示を飛ばし、トラック基地の飛行場に連絡
阿部は艦橋の窓から、泊地に停泊する翔鶴と瑞鶴のシルエットを見た
両艦の飛行甲板も閑散としており、艦載機の不足が戦力の脆弱さを物語っていた。
午前8時、さらなる危機が訪れた。トラック泊地上空に
米軍のB-24リベレーター偵察機が低空で侵入。高度500メートルを飛行し
防空網の隙を突いて泊地の写真を撮影していた。信濃の対空監視員が警報を鳴らし
25ミリ対空機銃が火を噴いたが
B-24は機敏に回避し、雲間に姿を消した。通信士が基地からの報告を伝えた。
「B-24、複数機確認!泊地の艦艇配置と防空陣地を撮影後、退避しました!」
阿部は唇を噛んだ。米軍の偵察は、次の大規模攻撃の前触れだ
B-24が撮影した写真は、米空母部隊にトラックの防衛態勢を暴露する。阿部は山田に言った。
「敵の空襲が近い。燃料がなくても
信濃と瑞鶴の艦載機を温存し、決戦に備える。翔鶴の状態はどうだ?」
山田が答えた。
「翔鶴は艦載機の訓練を継続中ですが
パイロットの練度が低く、戦力は信濃の半分程度です。」
阿部は頷き、内心で戦略を練った
燃料不足で機動部隊の出撃は限られる。陸上航空隊の零戦と彗星で潜水艦を牽制し
泊地の対空砲火で空襲に備えるしかない。彼は通信士に命じた。
「基地司令官に連絡。陸上航空隊の哨戒を24時間体制にしろ。潜水艦を逃すな!」
午前9時、トラック基地の飛行場から
第七五三航空隊の零戦20機と彗星10機が緊急発進した
阿部は信濃の通信室で、無線を通じて航空隊の動向を注視。隊長機の声が響いた。
「第七五三航空隊、哨戒開始!潜水艦の兆候を追う!」
零戦隊は低空で海面を捜索し、彗星は爆雷を搭載して潜水艦の潜航位置を特定
午前10時、零戦の偵察機が補給船団攻撃の現場で潜水艦の航跡を発見。隊長機が無線で叫んだ。
「潜水艦発見!座標、東50マイル!彗星隊、攻撃準備!」
彗星が急降下し、爆雷を投下。海面に水柱が上がり
ガトー級潜水艦1隻が浮上して炎上。零戦の機銃掃射で乗員が脱出し
潜水艦は沈没した。阿部は通信室で報告を受け、わずかに安堵した。
「よくやった。だが、敵はまだいる。哨戒を続けろ。」
しかし、喜びは長く続かなかった。
哨戒中の零戦2機が、再度飛来したB-24の護衛戦闘機(P-38ライトニング)に迎撃され
撃墜された。訓練不足のパイロットが、敵の戦術に翻弄されたのだ
阿部は無線で墜落の報告を聞き、拳を握り締めた。
「若造ばかりだ…。熟練者がいれば、こんな損失はなかった。」
午後12時、信濃の艦橋に戻った阿部は
補給船団の喪失とB-24の偵察による危機を総括した
燃料不足は機動部隊の出撃を制限し、信濃、翔鶴、瑞鶴は泊地に釘付け
陸上航空隊の反撃で潜水艦1隻を沈めたが
零戦2機の喪失はパイロット訓練の遅延を象徴していた。山田が海図を広げ、提案した。
「艦長、燃料を節約し
艦載機を温存するしかありません。次の空襲が本命です。」
阿部は頷き、静かに答えた。
「その通りだ。米軍は空母を繰り出してくる
信濃の零戦と彗星を決戦に投入する。翔鶴と瑞鶴にも準備を急がせろ。」
彼は艦橋の窓から、泊地に停泊する翔鶴と瑞鶴を見た
両艦の飛行甲板には、訓練中の若いパイロットたちがいた
阿部は彼らの顔を思い浮かべ、胸が締め付けられる思いだった
トラック沖海戦で失った藤田健太郎少佐のような熟練パイロットはもういない
生き残った若者たちが、帝国海軍の未来を担うのだ。
阿部は山田に命じた。
「全乗組員に通達。敵の空襲が迫っている
燃料はなくても、信濃の対空火器と艦載機でトラックを守る
訓練不足のパイロットも、俺たちが鍛える!」
山田が敬礼し、通信室に指示を伝えに行った
阿部は艦橋で一人トラックの海を眺めた
米軍の次の攻撃は、空母による空襲だろう。信濃の航空戦力を再編し
トラック泊地を死守する。それが彼の使命だった。
「藤田、俺はお前のようなパイロットをもう失わん。信濃が帝国の希望だ。」
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