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南洋諸島沖決戦
夜間触接
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1944年1月17日、夜のマリアナ近海は漆黒の闇に包まれていた。
星の光も雲に遮られ、連合艦隊の艦影は波間に溶け込むようだった。
旗艦大鳳の作戦室では、小沢治三郎中将が海図を睨み、
参謀たちと緊迫した議論を交わしていた。朝の第一次空戦で、
連合艦隊は紫電改ニ20機、零戦15機を失い、大鳳と翔鶴が被弾。
米軍の艦載機891機に対し、日本側は404機と圧倒的劣勢にあった。
小沢の瞳には、トラック沖の敗北を繰り返さぬ決意が宿っていた。
「諸君、米軍は夜間戦闘に不慣れだ。」
小沢の声が薄暗い作戦室に響く。
「我々の紫電改ニは簡易夜間装備を施した。敵の索敵機を叩き
艦隊の位置を秘匿する。今夜、奇襲で敵の連携を乱す。」
参謀の一人、田中司令が海図を指す。
「提督、信濃の紫電改ニは夜間戦闘の訓練を積んでいます。
敵の夜間戦闘機も仕留められるはずです。」
小沢は頷き
「よし、信濃に夜間戦闘隊を準備させろ。駆逐隊は潜水艦を排除し、進路を確保せよ。」
無線が即座に各艦に飛び、連合艦隊は動き出す。
信濃の艦長、阿部俊雄大佐は艦橋で命令を受け
「林飛曹に夜間戦闘を任せる。敵の目を潰せ」と指示。
副長の山田義雄中佐が応じる。
「了解!紫電改ニの準備は整っています。林飛曹ならやれます。」
作戦室の空気は、緊張と希望が交錯していた。
小沢は海図に目を落とし、呟く。
「この夜が、帝国の命運を決めるかもしれない。」
信濃の飛行甲板は、闇の中で微かな光を放つ着陸灯に照らされていた。
整備員たちが紫電改ニに簡易夜間戦闘装備
――初期型のレーダーと赤外線照準器――を取り付け
エンジンの点検を急ぐ。甲板は戦闘準備の熱気で満たされ
整備員の佐藤一等兵が汗を拭いながら叫ぶ。
「林飛曹、機体は完璧だ!F6Fをぶちのめせ!」
林勇二飛曹は紫電改ニのコックピットに乗り込み、操縦桿を握る。
林は、夜間戦闘の訓練を思い出す。暗闇での飛行は
視界がほぼゼロ、計器とレーダーに頼るしかない。
簡易装備のレーダーは精度が低く、操縦技術が試される。
「失敗は許されねえ。」林は自分に言い聞かせ、エンジンを始動。
紫電改ニの20mm機関砲が、闇を切り裂く準備を整えていた。
阿部大佐が甲板に現れ、林に声をかける。
「林飛曹、敵の索敵機を仕留めろ。艦隊の命運はお前にかかっている。」
林は敬礼し、「了解!必ずやります!」と答える。
信濃の甲板から、紫電改ニ2機が闇の空へ飛び立った。
夜空は雲に覆われ、星の光も届かない。林飛曹の紫電改ニは
計器の微かな光を頼りに高度3000メートルを進む。
レーダーの画面に、かすかな反応が映る。
「接触、方位030、距離10マイル!」林が無線で報告。
僚機の田中一飛曹が応じる。「了解、突っ込むぞ!」
二機は編隊を組み、反応へ向かう。林の心臓は高鳴り、指が操縦桿を握り締める。
突然、レーダーに明確な点が現れる。米軍のF6F-3Nヘルキャット、
夜間索敵用の改良型だ。林は機体を微調整し、敵機の背後に忍び寄る。
暗闇で敵のシルエットが微かに見える。「今だ!」林は20mm機関砲を連射。
閃光が闇を切り裂き、F6F-3Nの右翼が炎に包まれる。
機体は制御を失い、螺旋を描きながら海へ落ちていく。
「撃墜!」林の声が無線に響く。田中が叫ぶ。「やったぞ、林!次だ!」だが
別のF6F-3Nが接近。林は急旋回で回避し、赤外線照準器で追尾を試みるが
雲に紛れて見失う。「くそっ、逃がしたか…」林は悔しさを噛み締め、帰還を決める。
米軍パイロット、ジョン・スミス中尉はF6F-3Nのコックピットで混乱していた
「味方がやられた!日本軍の夜間戦闘機か?」無線で母艦に報告するが
応答は途切れがち。米軍の夜間戦闘は未熟で、連携が乱れていた
林の撃墜は、連合艦隊の位置秘匿に成功し、米軍の索敵網に穴を開けた。
一方、連合艦隊の進路を守る駆逐艦雪風の艦橋では、
艦長寺内正道大佐がソナー室からの報告を待っていた。
闇の海は静かだが、潜水艦の脅威が潜む。
「ソナー、反応あり!方位180、距離2000!」
オペレーターの声が響く。寺内は即座に命令。
「爆雷準備!潜水艦を叩け!」雪風は全速で接近し
爆雷を投下。海面が白い水柱に沸き立つ
隣の駆逐艦島風も爆雷を投じ、連携攻撃で米潜水艦を追い詰める。
海底で爆発音が響き、油と破片が浮かぶ。
「潜水艦、撃沈!」寺内が無線で報告。雪風の乗組員が歓声を上げるが、
寺内は冷静に命じる。
「哨戒を続けろ。まだ敵がいるぞ。」
この撃沈は、連合艦隊の進路を確保し、夜戦への道を開いた。
米潜水艦の艦長は、最後の無線で「任務失敗…」と呟き
沈黙。米軍の潜水艦網は一時的に混乱に陥った。
米第58任務部隊の旗艦レキシントンIIでは
マーク・ミッチャー中将が作戦室で苛立ちを隠せなかった。
「索敵機がやられただと?夜間戦闘機か」
参謀のアーレイ・バーク大佐が報告。
「日本軍の紫電改ニが
夜間装備を施した模様です。潜水艦も失いました。」
ミッチャーは拳を握る。
「夜間戦闘は我々の弱点だ。航空隊の連携が乱れている。」
バークが提案。「夜明けまで待機し、第二波を準備すべきです。」
ミッチャーは頷き、
「その通りだ。だが、夜間攻撃の可能性に備えろ
対空、対水上警戒を強化せよ。」
米軍のパイロットたちは、夜間戦闘の訓練不足から混乱。
F6F-3Nのパイロット、スミスは母艦に帰還し、
「日本軍の夜間戦闘機は手強い。連携が取れねえ」
と不満を漏らす。米軍の作戦室は、夜明けの攻撃準備を急ぐが
夜の闇は日本軍の味方だった。
栗田健男中将の前衛部隊――戦艦大和、武蔵、空母信濃、瑞鳳――は
夜戦を仕掛けるため艦隊前方へ突出。大和の艦橋では
艦長森下信衛少将が探照灯と星弾の準備を監督。
「米軍は夜戦に弱い。この機を逃すな。」
武蔵の対空砲も
夜間攻撃に備え、整備員が点検を終える。
信濃の阿部大佐は、艦橋で栗田に無線。
「前衛部隊、夜戦準備完了。信濃は航空隊を待機させます。」
栗田が応じる。
「阿部大佐、敵艦隊を叩け。大和が道を開く。」
駆逐艦島風、藤波、浜波が先頭で哨戒し
探照灯が闇を切り裂く準備を整える。星弾が空を照らし
米艦隊のシルエットを浮かび上がらせる計画だった
乗組員は緊張の中、戦闘準備を進める。信濃の林飛曹は待機室で
紫電改ニの次の出撃を待つ。
1月17日の夜間戦闘は、連合艦隊に一時的な優位をもたらした。
林飛曹のF6F-3N撃墜と駆逐隊の潜水艦撃沈は、米軍の索敵網を混乱させ
艦隊の進路を確保。小沢の夜間奇襲は、米軍の弱点を突き
航空隊の連携を乱した。栗田の前衛部隊は、夜戦への準備を整え
米艦隊との直接対決に備える。阿部は信濃の艦橋で、星空を見上げ
「この夜が我々の希望だ。マリアナを守る」と呟く。連合艦隊は
夜の海を進み、決戦の朝を待つのだった。
星の光も雲に遮られ、連合艦隊の艦影は波間に溶け込むようだった。
旗艦大鳳の作戦室では、小沢治三郎中将が海図を睨み、
参謀たちと緊迫した議論を交わしていた。朝の第一次空戦で、
連合艦隊は紫電改ニ20機、零戦15機を失い、大鳳と翔鶴が被弾。
米軍の艦載機891機に対し、日本側は404機と圧倒的劣勢にあった。
小沢の瞳には、トラック沖の敗北を繰り返さぬ決意が宿っていた。
「諸君、米軍は夜間戦闘に不慣れだ。」
小沢の声が薄暗い作戦室に響く。
「我々の紫電改ニは簡易夜間装備を施した。敵の索敵機を叩き
艦隊の位置を秘匿する。今夜、奇襲で敵の連携を乱す。」
参謀の一人、田中司令が海図を指す。
「提督、信濃の紫電改ニは夜間戦闘の訓練を積んでいます。
敵の夜間戦闘機も仕留められるはずです。」
小沢は頷き
「よし、信濃に夜間戦闘隊を準備させろ。駆逐隊は潜水艦を排除し、進路を確保せよ。」
無線が即座に各艦に飛び、連合艦隊は動き出す。
信濃の艦長、阿部俊雄大佐は艦橋で命令を受け
「林飛曹に夜間戦闘を任せる。敵の目を潰せ」と指示。
副長の山田義雄中佐が応じる。
「了解!紫電改ニの準備は整っています。林飛曹ならやれます。」
作戦室の空気は、緊張と希望が交錯していた。
小沢は海図に目を落とし、呟く。
「この夜が、帝国の命運を決めるかもしれない。」
信濃の飛行甲板は、闇の中で微かな光を放つ着陸灯に照らされていた。
整備員たちが紫電改ニに簡易夜間戦闘装備
――初期型のレーダーと赤外線照準器――を取り付け
エンジンの点検を急ぐ。甲板は戦闘準備の熱気で満たされ
整備員の佐藤一等兵が汗を拭いながら叫ぶ。
「林飛曹、機体は完璧だ!F6Fをぶちのめせ!」
林勇二飛曹は紫電改ニのコックピットに乗り込み、操縦桿を握る。
林は、夜間戦闘の訓練を思い出す。暗闇での飛行は
視界がほぼゼロ、計器とレーダーに頼るしかない。
簡易装備のレーダーは精度が低く、操縦技術が試される。
「失敗は許されねえ。」林は自分に言い聞かせ、エンジンを始動。
紫電改ニの20mm機関砲が、闇を切り裂く準備を整えていた。
阿部大佐が甲板に現れ、林に声をかける。
「林飛曹、敵の索敵機を仕留めろ。艦隊の命運はお前にかかっている。」
林は敬礼し、「了解!必ずやります!」と答える。
信濃の甲板から、紫電改ニ2機が闇の空へ飛び立った。
夜空は雲に覆われ、星の光も届かない。林飛曹の紫電改ニは
計器の微かな光を頼りに高度3000メートルを進む。
レーダーの画面に、かすかな反応が映る。
「接触、方位030、距離10マイル!」林が無線で報告。
僚機の田中一飛曹が応じる。「了解、突っ込むぞ!」
二機は編隊を組み、反応へ向かう。林の心臓は高鳴り、指が操縦桿を握り締める。
突然、レーダーに明確な点が現れる。米軍のF6F-3Nヘルキャット、
夜間索敵用の改良型だ。林は機体を微調整し、敵機の背後に忍び寄る。
暗闇で敵のシルエットが微かに見える。「今だ!」林は20mm機関砲を連射。
閃光が闇を切り裂き、F6F-3Nの右翼が炎に包まれる。
機体は制御を失い、螺旋を描きながら海へ落ちていく。
「撃墜!」林の声が無線に響く。田中が叫ぶ。「やったぞ、林!次だ!」だが
別のF6F-3Nが接近。林は急旋回で回避し、赤外線照準器で追尾を試みるが
雲に紛れて見失う。「くそっ、逃がしたか…」林は悔しさを噛み締め、帰還を決める。
米軍パイロット、ジョン・スミス中尉はF6F-3Nのコックピットで混乱していた
「味方がやられた!日本軍の夜間戦闘機か?」無線で母艦に報告するが
応答は途切れがち。米軍の夜間戦闘は未熟で、連携が乱れていた
林の撃墜は、連合艦隊の位置秘匿に成功し、米軍の索敵網に穴を開けた。
一方、連合艦隊の進路を守る駆逐艦雪風の艦橋では、
艦長寺内正道大佐がソナー室からの報告を待っていた。
闇の海は静かだが、潜水艦の脅威が潜む。
「ソナー、反応あり!方位180、距離2000!」
オペレーターの声が響く。寺内は即座に命令。
「爆雷準備!潜水艦を叩け!」雪風は全速で接近し
爆雷を投下。海面が白い水柱に沸き立つ
隣の駆逐艦島風も爆雷を投じ、連携攻撃で米潜水艦を追い詰める。
海底で爆発音が響き、油と破片が浮かぶ。
「潜水艦、撃沈!」寺内が無線で報告。雪風の乗組員が歓声を上げるが、
寺内は冷静に命じる。
「哨戒を続けろ。まだ敵がいるぞ。」
この撃沈は、連合艦隊の進路を確保し、夜戦への道を開いた。
米潜水艦の艦長は、最後の無線で「任務失敗…」と呟き
沈黙。米軍の潜水艦網は一時的に混乱に陥った。
米第58任務部隊の旗艦レキシントンIIでは
マーク・ミッチャー中将が作戦室で苛立ちを隠せなかった。
「索敵機がやられただと?夜間戦闘機か」
参謀のアーレイ・バーク大佐が報告。
「日本軍の紫電改ニが
夜間装備を施した模様です。潜水艦も失いました。」
ミッチャーは拳を握る。
「夜間戦闘は我々の弱点だ。航空隊の連携が乱れている。」
バークが提案。「夜明けまで待機し、第二波を準備すべきです。」
ミッチャーは頷き、
「その通りだ。だが、夜間攻撃の可能性に備えろ
対空、対水上警戒を強化せよ。」
米軍のパイロットたちは、夜間戦闘の訓練不足から混乱。
F6F-3Nのパイロット、スミスは母艦に帰還し、
「日本軍の夜間戦闘機は手強い。連携が取れねえ」
と不満を漏らす。米軍の作戦室は、夜明けの攻撃準備を急ぐが
夜の闇は日本軍の味方だった。
栗田健男中将の前衛部隊――戦艦大和、武蔵、空母信濃、瑞鳳――は
夜戦を仕掛けるため艦隊前方へ突出。大和の艦橋では
艦長森下信衛少将が探照灯と星弾の準備を監督。
「米軍は夜戦に弱い。この機を逃すな。」
武蔵の対空砲も
夜間攻撃に備え、整備員が点検を終える。
信濃の阿部大佐は、艦橋で栗田に無線。
「前衛部隊、夜戦準備完了。信濃は航空隊を待機させます。」
栗田が応じる。
「阿部大佐、敵艦隊を叩け。大和が道を開く。」
駆逐艦島風、藤波、浜波が先頭で哨戒し
探照灯が闇を切り裂く準備を整える。星弾が空を照らし
米艦隊のシルエットを浮かび上がらせる計画だった
乗組員は緊張の中、戦闘準備を進める。信濃の林飛曹は待機室で
紫電改ニの次の出撃を待つ。
1月17日の夜間戦闘は、連合艦隊に一時的な優位をもたらした。
林飛曹のF6F-3N撃墜と駆逐隊の潜水艦撃沈は、米軍の索敵網を混乱させ
艦隊の進路を確保。小沢の夜間奇襲は、米軍の弱点を突き
航空隊の連携を乱した。栗田の前衛部隊は、夜戦への準備を整え
米艦隊との直接対決に備える。阿部は信濃の艦橋で、星空を見上げ
「この夜が我々の希望だ。マリアナを守る」と呟く。連合艦隊は
夜の海を進み、決戦の朝を待つのだった。
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