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朝鮮戦争開戦
大和の胎動
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朝鮮半島からの絶望的な報告が
ワシントンD.C.のペンタゴンに連日届いていた1950年夏。
米軍は、準備不足と戦術の不慣れから、文字通り泥沼にはまっていた。
この危機的状況の中、米海軍内部で、にわかには信じがたい
しかし起死回生の策となりうる「大和再利用計画」が極秘裏に浮上した。
その発案者の一人は、海軍戦略部門の若き異端児
ヴァンス・クーパー中佐であった。彼は、ポーツマス海軍造船所の片隅
ほとんど忘れ去られたかのように
しかしその巨大な存在感を放ち続ける戦艦大和の存在を、常に意識していたのだ。
大和は、米本土に曳航されて以来、徹底的な調査と分析を終え
既に「時代遅れの象徴」としてスクラップ寸前で放置されていた。
その鋼鉄の巨体は、巨大な解体ドックの陰で
まるで来るべき終焉を静かに待つかのように佇んでいたのである。
錆が浮き、甲板には鳥の糞が散乱し、かつての威厳は見る影もなかった。
しかし、クーパー中佐の脳裏には、調査報告書に記された
大和のスペックが鮮明に焼き付いていた。特に、その46センチ主砲が持つ
世界に類を見ない圧倒的な火力と射程、そしてその驚異的な防御力は
朝鮮半島の閉塞した戦況を打破する「切り札」となる
可能性を秘めていると、彼は直感的に確信していたのだ。
当時、海軍戦略家たちは、朝鮮半島での戦況を打開するため
あらゆる選択肢を検討していた。航空優勢は確かに確保されつつあったが
それは限定的な効果しかもたらしていなかった。
山がちな朝鮮半島の地形に巧みに隠された敵陣地や
堅固な地下壕、さらには洞窟陣地を破壊するには、航空爆弾だけでは
限界があったのである。爆弾は地表をえぐり、広範囲に被害を及ぼすものの
深く掘られた防御施設や、コンクリートで補強された掩体壕を
完全に無力化するには至らなかった。直接命中しても
その貫徹力と炸薬量では、敵の決死の抵抗を打ち砕くには力不足だったのである。
陸軍の砲兵もまた、その射程と口径の限界から
深く入り込んだ敵の拠点を叩くことができなかった。
クーパー中佐は、自身のオフィスで、連日、朝鮮半島の地図を広げ
戦況分析を行っていた。彼の指先が、北朝鮮軍の主要な補給路や
指揮所が山岳地帯の奥深くに隠されている場所をなぞる。
「これらを叩くには、もっと重い弾が必要だ。もっと奥まで届く砲弾が…」
その時、彼の脳裏に閃いたのが、他ならぬ大和の主砲であった。
彼は、かつて大和の技術調査報告書を読んだ際に記されていた
零式通常弾の類まれな地中貫徹力と炸薬量を思い出したのだ。
アイオワ級の40センチ砲では不十分だったものが
大和の46センチ砲ならば可能かもしれない。
この閃きが、彼のその後の行動の原動力となった。
クーパー中佐は、すぐさま上官である海軍作戦部長の
アール・R・ウィルバー提督に直談判した。ウィルバー提督の執務室では
連日、朝鮮戦争に関する激論が交わされていたが
クーパーの提案は、その中でも異彩を放っていた。
「提督、私は戦艦ヤマトの再稼働を提案します。」
クーパーの言葉に、提督は眉をひそめた。
「クーパー、貴官は正気かね? ヤマトは日本の艦だ。
しかも、既にスクラップリストに載っている老朽艦だぞ。」
「提督、しかし、その老朽艦の主砲は、我々のどの艦砲よりも強力です。
そして、その防御力も桁違いだ。特に
その46センチ主砲の零式通常弾の特性は、朝鮮半島の山岳地帯における
敵の堅固な防御陣地を破壊する上で、まさにうってつけなのです。
我々の40センチ砲では、地中深くに掘られた壕やコンクリート製の
トーチカを完全に破壊することはできません。
しかし、大和の砲弾であれば、それらを貫き
内部で炸裂させることが可能だと、技術的なデータが示しています。」
クーパー中佐は、具体的なデータを示しながら、大和の有効性を力説した。
彼は、大和の技術調査報告書を持ち出し
その装甲貫徹力、砲弾の重さ、そして炸薬量の優位性を詳細に説明した。
「あの艦は、我々の技術で完全に解析された。その火力は
現代戦においてさえ、絶大な効果を発揮するでしょう。
そして、あの巨大な船体は
長期間の作戦行動にも耐えうる、強靭なプラットフォームとなり得ます。」
しかし、ウィルバー提督の反応は芳しいものではなかった。
彼もまた、大和の軍事的な可能性を理解できないわけではなかったが
それ以上に、政治的な反発や、倫理的な問題が山積していることを懸念していたのだ。
「クーパー、感情論に流されてはならない。確かに
その技術的側面は理解できる。しかし、あれはかつての敵国の象徴だ。
それを我々が使うとなれば、国内外からの反発は必至だぞ!
同盟国からの批判、国内の世論からの非難
そして何よりも、戦死した兵士たちの遺族がどう思うか!」
議論は白熱した。ウィルバー提督の執務室には、怒鳴り声にも似た声が響き渡った。
「感情論に流されている場合ではない!
提督! 我々の兵士たちが死んでいるのだ!
毎日、何十人もの若者が、あの不毛な土地で命を落としている。
我々には、使えるものは何でも使う義務がある!」
クーパー中佐は、自身の信念をぶつけるかのように声を荒げた。
彼の言葉は、単なる冷徹な戦略論ではなく
戦場で命を落としている兵士たちへの深い責任感から来るものであった。
この議論には、他にも複数の将校が加わった。
ある将校は、大和の維持にかかる莫大な費用を指摘し
財政的な観点から反対した。また別の将校は
大和のような旧式戦艦を運用する人員の確保の難しさ、
特に日本人技術者との連携における問題点を挙げた。
しかし、戦況の悪化は、そうした懸念を上回る切迫感を生み出していたのである。
刻一刻と状況が悪化する朝鮮半島から届く報告書は
彼らに「今、行動しなければ手遅れになる」という焦燥感を募らせていた。
最終的に、この異例の「大和再利用計画」の承認は
太平洋戦争の英雄にして、連合国軍最高司令官である
ダグラス・マッカーサー司令官の判断に委ねられることになった。
マッカーサーは、日本の占領政策において、感情論に囚われず
常に「より大きな目的」のために合理的な判断を下してきた人物である。
彼は、朝鮮半島での戦況報告を精査し、大和の持つ潜在的な力を深く理解していた。
マッカーサーは、クーパー中佐の提出した詳細なデータと
ウィルバー提督からの報告を慎重に検討した。
そして、数日間の熟慮の末、彼はその「鶴の一声」によって
この前代未聞の計画を承認したのである。
「大和の実戦投入を承認する。直ちに準備に取り掛かれ。
ただし、この計画は極秘裏に進めるものとする。余計な混乱は避ける。」
マッカーサーの言葉は、簡潔であったが
その決定には揺るぎない覚悟が込められていた。
彼は、大和という「日本の象徴」を使用することによって生じるであろう
政治的・感情的な波紋を十分に理解していたが
目の前の戦場で失われるであろう無数の命と
共産主義の拡大という脅威を前に、敢えてそのリスクを冒すことを選択したのだ。
こうして、ポーツマス海軍造船所の片隅で
スクラップの運命を待っていたはずの戦艦大和は
再び、新たな使命を帯びてその生命を吹き返そうとしていた。
それは、歴史の皮肉とも呼べる、運命の転換点であった。
大和は、一度は終焉を迎えたはずのその巨大な心臓に
再び鼓動を取り戻すことになるのである。
ワシントンD.C.のペンタゴンに連日届いていた1950年夏。
米軍は、準備不足と戦術の不慣れから、文字通り泥沼にはまっていた。
この危機的状況の中、米海軍内部で、にわかには信じがたい
しかし起死回生の策となりうる「大和再利用計画」が極秘裏に浮上した。
その発案者の一人は、海軍戦略部門の若き異端児
ヴァンス・クーパー中佐であった。彼は、ポーツマス海軍造船所の片隅
ほとんど忘れ去られたかのように
しかしその巨大な存在感を放ち続ける戦艦大和の存在を、常に意識していたのだ。
大和は、米本土に曳航されて以来、徹底的な調査と分析を終え
既に「時代遅れの象徴」としてスクラップ寸前で放置されていた。
その鋼鉄の巨体は、巨大な解体ドックの陰で
まるで来るべき終焉を静かに待つかのように佇んでいたのである。
錆が浮き、甲板には鳥の糞が散乱し、かつての威厳は見る影もなかった。
しかし、クーパー中佐の脳裏には、調査報告書に記された
大和のスペックが鮮明に焼き付いていた。特に、その46センチ主砲が持つ
世界に類を見ない圧倒的な火力と射程、そしてその驚異的な防御力は
朝鮮半島の閉塞した戦況を打破する「切り札」となる
可能性を秘めていると、彼は直感的に確信していたのだ。
当時、海軍戦略家たちは、朝鮮半島での戦況を打開するため
あらゆる選択肢を検討していた。航空優勢は確かに確保されつつあったが
それは限定的な効果しかもたらしていなかった。
山がちな朝鮮半島の地形に巧みに隠された敵陣地や
堅固な地下壕、さらには洞窟陣地を破壊するには、航空爆弾だけでは
限界があったのである。爆弾は地表をえぐり、広範囲に被害を及ぼすものの
深く掘られた防御施設や、コンクリートで補強された掩体壕を
完全に無力化するには至らなかった。直接命中しても
その貫徹力と炸薬量では、敵の決死の抵抗を打ち砕くには力不足だったのである。
陸軍の砲兵もまた、その射程と口径の限界から
深く入り込んだ敵の拠点を叩くことができなかった。
クーパー中佐は、自身のオフィスで、連日、朝鮮半島の地図を広げ
戦況分析を行っていた。彼の指先が、北朝鮮軍の主要な補給路や
指揮所が山岳地帯の奥深くに隠されている場所をなぞる。
「これらを叩くには、もっと重い弾が必要だ。もっと奥まで届く砲弾が…」
その時、彼の脳裏に閃いたのが、他ならぬ大和の主砲であった。
彼は、かつて大和の技術調査報告書を読んだ際に記されていた
零式通常弾の類まれな地中貫徹力と炸薬量を思い出したのだ。
アイオワ級の40センチ砲では不十分だったものが
大和の46センチ砲ならば可能かもしれない。
この閃きが、彼のその後の行動の原動力となった。
クーパー中佐は、すぐさま上官である海軍作戦部長の
アール・R・ウィルバー提督に直談判した。ウィルバー提督の執務室では
連日、朝鮮戦争に関する激論が交わされていたが
クーパーの提案は、その中でも異彩を放っていた。
「提督、私は戦艦ヤマトの再稼働を提案します。」
クーパーの言葉に、提督は眉をひそめた。
「クーパー、貴官は正気かね? ヤマトは日本の艦だ。
しかも、既にスクラップリストに載っている老朽艦だぞ。」
「提督、しかし、その老朽艦の主砲は、我々のどの艦砲よりも強力です。
そして、その防御力も桁違いだ。特に
その46センチ主砲の零式通常弾の特性は、朝鮮半島の山岳地帯における
敵の堅固な防御陣地を破壊する上で、まさにうってつけなのです。
我々の40センチ砲では、地中深くに掘られた壕やコンクリート製の
トーチカを完全に破壊することはできません。
しかし、大和の砲弾であれば、それらを貫き
内部で炸裂させることが可能だと、技術的なデータが示しています。」
クーパー中佐は、具体的なデータを示しながら、大和の有効性を力説した。
彼は、大和の技術調査報告書を持ち出し
その装甲貫徹力、砲弾の重さ、そして炸薬量の優位性を詳細に説明した。
「あの艦は、我々の技術で完全に解析された。その火力は
現代戦においてさえ、絶大な効果を発揮するでしょう。
そして、あの巨大な船体は
長期間の作戦行動にも耐えうる、強靭なプラットフォームとなり得ます。」
しかし、ウィルバー提督の反応は芳しいものではなかった。
彼もまた、大和の軍事的な可能性を理解できないわけではなかったが
それ以上に、政治的な反発や、倫理的な問題が山積していることを懸念していたのだ。
「クーパー、感情論に流されてはならない。確かに
その技術的側面は理解できる。しかし、あれはかつての敵国の象徴だ。
それを我々が使うとなれば、国内外からの反発は必至だぞ!
同盟国からの批判、国内の世論からの非難
そして何よりも、戦死した兵士たちの遺族がどう思うか!」
議論は白熱した。ウィルバー提督の執務室には、怒鳴り声にも似た声が響き渡った。
「感情論に流されている場合ではない!
提督! 我々の兵士たちが死んでいるのだ!
毎日、何十人もの若者が、あの不毛な土地で命を落としている。
我々には、使えるものは何でも使う義務がある!」
クーパー中佐は、自身の信念をぶつけるかのように声を荒げた。
彼の言葉は、単なる冷徹な戦略論ではなく
戦場で命を落としている兵士たちへの深い責任感から来るものであった。
この議論には、他にも複数の将校が加わった。
ある将校は、大和の維持にかかる莫大な費用を指摘し
財政的な観点から反対した。また別の将校は
大和のような旧式戦艦を運用する人員の確保の難しさ、
特に日本人技術者との連携における問題点を挙げた。
しかし、戦況の悪化は、そうした懸念を上回る切迫感を生み出していたのである。
刻一刻と状況が悪化する朝鮮半島から届く報告書は
彼らに「今、行動しなければ手遅れになる」という焦燥感を募らせていた。
最終的に、この異例の「大和再利用計画」の承認は
太平洋戦争の英雄にして、連合国軍最高司令官である
ダグラス・マッカーサー司令官の判断に委ねられることになった。
マッカーサーは、日本の占領政策において、感情論に囚われず
常に「より大きな目的」のために合理的な判断を下してきた人物である。
彼は、朝鮮半島での戦況報告を精査し、大和の持つ潜在的な力を深く理解していた。
マッカーサーは、クーパー中佐の提出した詳細なデータと
ウィルバー提督からの報告を慎重に検討した。
そして、数日間の熟慮の末、彼はその「鶴の一声」によって
この前代未聞の計画を承認したのである。
「大和の実戦投入を承認する。直ちに準備に取り掛かれ。
ただし、この計画は極秘裏に進めるものとする。余計な混乱は避ける。」
マッカーサーの言葉は、簡潔であったが
その決定には揺るぎない覚悟が込められていた。
彼は、大和という「日本の象徴」を使用することによって生じるであろう
政治的・感情的な波紋を十分に理解していたが
目の前の戦場で失われるであろう無数の命と
共産主義の拡大という脅威を前に、敢えてそのリスクを冒すことを選択したのだ。
こうして、ポーツマス海軍造船所の片隅で
スクラップの運命を待っていたはずの戦艦大和は
再び、新たな使命を帯びてその生命を吹き返そうとしていた。
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