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鋼鉄の城塞
進水前夜
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呉第四船渠を見下ろす高台に立つと
若狭の艦体は、もはや隠しようのない存在感を放っていた。
竜骨が据えられ、船体が組み上がり、艤装が進むにつれ
それは単なる設計思想ではなく
鋼鉄の塊として世界に主張し始めている。
黒崎哲郎大佐は、風に吹かれながら、その艦影を見つめていた。
「……でかいな」
ぽつりと漏れたその言葉に、設楽信吾少佐が横目で黒崎を見る。
「今さらですか。設計した本人でしょう」
「頭の中の数字と、実物は違う」
黒崎は少し苦笑した。
「図面の上では、どれだけ重くても、線は紙を突き破らない。
だが、現実は違う。ああして
目の前に立たれると、こちらの覚悟まで試されている気分になる」
設楽は黙って頷いた。
進水を目前に控えたこの時期、若狭を巡る空気は
工廠内でも異様な緊張を帯びていた。
設計はほぼ固まり、残るは最終確認と微調整。
しかし、その「微調整」が、最も揉める。
その日の午後、黒崎は最後の防空設備総合確認会議に臨んでいた。
集まっているのは、防空、砲術、通信、造船、機関
そして運用を担当する各部の代表者たち。
顔ぶれを見れば、これまで何度も衝突してきた相手ばかりだ。
「まず確認したい」
砲術部の森川英一郎大佐が口を開く。
「本当に、ここまでの対空火器を載せ切る必要があるのか。
九八式十糎連装高角砲十二基、戊式四十粍連装機関砲十二基
二十五粍機銃は三連装三十二、単装三十四。これだけでも十分過剰だ」
黒崎はすぐには答えなかった。
資料に目を落とし、一度深く息を吸ってから口を開く。
「正直に言います。私自身も、最初からこの数を想定していたわけではありません」
一同がわずかにざわつく。
「設計を進める中で、何度も計算をやり直しました。
迎撃率、弾幕密度、射界の重複、故障時の穴。
どれかを減らせば、必ず別の部分に歪みが出る。その結果が、この数字です」
「だが、重量と人員は限界だ」
田淵幸造中佐が言う。
「これ以上は、運用そのものに無理が出る」
黒崎は首を振った。
「そこは、私の計算違いでした」
その言葉に、室内が静まり返る。
「完璧な設計だと思い込んでいた時期が、私にもあります。
しかし実際には、人が操作し、人が整備し
人が疲労する。その前提を、私は少し軽く見ていた」
設楽が驚いたように黒崎を見る。
「だから、修正しました」
黒崎は続ける。
「二十五粍機銃の一部は、常時運用を前提としない。
噴進砲についても同じです。十二糎三十連装噴進砲十六基は
全基同時使用を想定しない。進路遮断のための重点運用に切り替える」
「それでは、当初の構想から後退するのでは」
別の将校が言った。
黒崎は少し言葉に詰まった。
一瞬、視線が宙を泳ぐ。
「……後退です」
正直な答えだった。
「しかし、後退した上で成立する構想にしなければ
実戦では破綻します。机上で強い艦ではなく、現場で使える艦にする。
それが、ここまで来てようやく分かった」
森川は腕を組み、しばらく考え込んでから言った。
「珍しいな。君が弱音を吐くとは」
「弱音ではありません」
黒崎は苦笑した。
「現実を見ただけです」
会議は、以前のような激しい対立にはならなかった。
互いに譲り、互いに修正を重ねる、消耗戦のような議論だった。
それでも、最後に残った問題がある。
「高射指揮の集中度が高すぎる」
航空本部から出席していた浜田秀明少佐が、久しぶりに口を開いた。
「一式高射装置六基に、六式三号対空走査電探を直結。
理屈は分かるが、これでは一箇所の損傷が全体に波及する」
黒崎は、すぐには反論しなかった。
「……確かに、そこは弱点です」
浜田が眉を上げる。
「認めるのか」
「認めます」
黒崎は続けた。
「私も、そこは最後まで迷いました。分散させれば安全性は上がる。
しかし、指揮が分断されれば、迎撃効率は落ちる。
そのどちらを取るかで、何度も設計を引き直しました」
「結論は?」
「集中です」
黒崎は、はっきりと言った。
「壊れたときのことより、生きているときに最大の力を発揮する方を選びました。
これは、賭けです。ですが、戦艦という存在そのものが、すでに賭けの上に成り立っている」
浜田は、しばらく黙っていたが、やがて小さく息を吐いた。
「……君も、少し変わったな」
「そうでしょうか」
「前は、もっと断言的だった。博士の講義みたいに」
黒崎は苦笑した。
「現場に近づくほど、断言できることは減ります。
設計室では、失敗は線を引き直せば済みますが、艦ではそうはいかない」
その言葉に、会議室の空気がわずかに和らいだ。
夜。
工廠の照明が落とされ、若狭の艦体は闇の中に沈んでいた。
黒崎は艦内を歩き、防空指揮所、高角砲座、機銃配置、電探室を一つずつ確認していく。
付き従うのは、設楽、三宅、片桐ら、ここまで一緒に走ってきた面々だった。
「九八式十糎連装高角砲、十二基。配置、問題なし」
設楽が確認する。
「戊式四十粍連装機関砲、十二基。射界重複、設計どおりです」
三宅が続ける。
「九六式二十五粍機銃、三連装三十二、単装三十四。機銃指揮装置、一式八基、正常」
片桐が電探室で報告する。
「三式一号電探三型、二基。二号電探二型、三基。
二式二号一型、一基。六式三号対空走査電探、六基、すべて稼働確認」
最後に、噴進砲甲板に立ち、設楽が言った。
「十二糎三十連装噴進砲、十六基。噴進砲調定一式機銃指揮装置、四基、連動確認済み」
黒崎は、一つ一つを聞きながら、ゆっくりと頷いた。
「……よくやってくれた」
その声は、これまでより少し柔らかかった。
「完璧ではない。きっと、戦場で
想定外のことが起きる。それでも、今できる最善は、ここにある」
彼は艦内を見渡し、続けた。
「この艦は、私一人のものではない。
皆で悩み、修正し、妥協した結果だ。だからこそ、現場で戦える」
誰も口を挟まなかった。
進水は、目前だ。
若狭は、まだ一度も海を知らない。
だがその内部には、すでに数え切れないほどの議論と迷いが刻み込まれていた。
黒崎哲郎は、艦を軽く叩き、静かに言った。
「行こう。あとは、海が答えを出す」
進水前夜の呉は、静かだった。
若狭の艦体は、もはや隠しようのない存在感を放っていた。
竜骨が据えられ、船体が組み上がり、艤装が進むにつれ
それは単なる設計思想ではなく
鋼鉄の塊として世界に主張し始めている。
黒崎哲郎大佐は、風に吹かれながら、その艦影を見つめていた。
「……でかいな」
ぽつりと漏れたその言葉に、設楽信吾少佐が横目で黒崎を見る。
「今さらですか。設計した本人でしょう」
「頭の中の数字と、実物は違う」
黒崎は少し苦笑した。
「図面の上では、どれだけ重くても、線は紙を突き破らない。
だが、現実は違う。ああして
目の前に立たれると、こちらの覚悟まで試されている気分になる」
設楽は黙って頷いた。
進水を目前に控えたこの時期、若狭を巡る空気は
工廠内でも異様な緊張を帯びていた。
設計はほぼ固まり、残るは最終確認と微調整。
しかし、その「微調整」が、最も揉める。
その日の午後、黒崎は最後の防空設備総合確認会議に臨んでいた。
集まっているのは、防空、砲術、通信、造船、機関
そして運用を担当する各部の代表者たち。
顔ぶれを見れば、これまで何度も衝突してきた相手ばかりだ。
「まず確認したい」
砲術部の森川英一郎大佐が口を開く。
「本当に、ここまでの対空火器を載せ切る必要があるのか。
九八式十糎連装高角砲十二基、戊式四十粍連装機関砲十二基
二十五粍機銃は三連装三十二、単装三十四。これだけでも十分過剰だ」
黒崎はすぐには答えなかった。
資料に目を落とし、一度深く息を吸ってから口を開く。
「正直に言います。私自身も、最初からこの数を想定していたわけではありません」
一同がわずかにざわつく。
「設計を進める中で、何度も計算をやり直しました。
迎撃率、弾幕密度、射界の重複、故障時の穴。
どれかを減らせば、必ず別の部分に歪みが出る。その結果が、この数字です」
「だが、重量と人員は限界だ」
田淵幸造中佐が言う。
「これ以上は、運用そのものに無理が出る」
黒崎は首を振った。
「そこは、私の計算違いでした」
その言葉に、室内が静まり返る。
「完璧な設計だと思い込んでいた時期が、私にもあります。
しかし実際には、人が操作し、人が整備し
人が疲労する。その前提を、私は少し軽く見ていた」
設楽が驚いたように黒崎を見る。
「だから、修正しました」
黒崎は続ける。
「二十五粍機銃の一部は、常時運用を前提としない。
噴進砲についても同じです。十二糎三十連装噴進砲十六基は
全基同時使用を想定しない。進路遮断のための重点運用に切り替える」
「それでは、当初の構想から後退するのでは」
別の将校が言った。
黒崎は少し言葉に詰まった。
一瞬、視線が宙を泳ぐ。
「……後退です」
正直な答えだった。
「しかし、後退した上で成立する構想にしなければ
実戦では破綻します。机上で強い艦ではなく、現場で使える艦にする。
それが、ここまで来てようやく分かった」
森川は腕を組み、しばらく考え込んでから言った。
「珍しいな。君が弱音を吐くとは」
「弱音ではありません」
黒崎は苦笑した。
「現実を見ただけです」
会議は、以前のような激しい対立にはならなかった。
互いに譲り、互いに修正を重ねる、消耗戦のような議論だった。
それでも、最後に残った問題がある。
「高射指揮の集中度が高すぎる」
航空本部から出席していた浜田秀明少佐が、久しぶりに口を開いた。
「一式高射装置六基に、六式三号対空走査電探を直結。
理屈は分かるが、これでは一箇所の損傷が全体に波及する」
黒崎は、すぐには反論しなかった。
「……確かに、そこは弱点です」
浜田が眉を上げる。
「認めるのか」
「認めます」
黒崎は続けた。
「私も、そこは最後まで迷いました。分散させれば安全性は上がる。
しかし、指揮が分断されれば、迎撃効率は落ちる。
そのどちらを取るかで、何度も設計を引き直しました」
「結論は?」
「集中です」
黒崎は、はっきりと言った。
「壊れたときのことより、生きているときに最大の力を発揮する方を選びました。
これは、賭けです。ですが、戦艦という存在そのものが、すでに賭けの上に成り立っている」
浜田は、しばらく黙っていたが、やがて小さく息を吐いた。
「……君も、少し変わったな」
「そうでしょうか」
「前は、もっと断言的だった。博士の講義みたいに」
黒崎は苦笑した。
「現場に近づくほど、断言できることは減ります。
設計室では、失敗は線を引き直せば済みますが、艦ではそうはいかない」
その言葉に、会議室の空気がわずかに和らいだ。
夜。
工廠の照明が落とされ、若狭の艦体は闇の中に沈んでいた。
黒崎は艦内を歩き、防空指揮所、高角砲座、機銃配置、電探室を一つずつ確認していく。
付き従うのは、設楽、三宅、片桐ら、ここまで一緒に走ってきた面々だった。
「九八式十糎連装高角砲、十二基。配置、問題なし」
設楽が確認する。
「戊式四十粍連装機関砲、十二基。射界重複、設計どおりです」
三宅が続ける。
「九六式二十五粍機銃、三連装三十二、単装三十四。機銃指揮装置、一式八基、正常」
片桐が電探室で報告する。
「三式一号電探三型、二基。二号電探二型、三基。
二式二号一型、一基。六式三号対空走査電探、六基、すべて稼働確認」
最後に、噴進砲甲板に立ち、設楽が言った。
「十二糎三十連装噴進砲、十六基。噴進砲調定一式機銃指揮装置、四基、連動確認済み」
黒崎は、一つ一つを聞きながら、ゆっくりと頷いた。
「……よくやってくれた」
その声は、これまでより少し柔らかかった。
「完璧ではない。きっと、戦場で
想定外のことが起きる。それでも、今できる最善は、ここにある」
彼は艦内を見渡し、続けた。
「この艦は、私一人のものではない。
皆で悩み、修正し、妥協した結果だ。だからこそ、現場で戦える」
誰も口を挟まなかった。
進水は、目前だ。
若狭は、まだ一度も海を知らない。
だがその内部には、すでに数え切れないほどの議論と迷いが刻み込まれていた。
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