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第3章
第40話
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バスケ部は、4年前から地区予選を突破できるまでの実力を身につけている。その中、去年1年でレギュラーになれたのは小倉だけでなく九条もだ。
一緒にプレイし、九条の実力の高さはよく分かっている。
しかし、前回の球技大会で優勝できたのは、やはり小倉のおかげだと思う。
1年の時クラスにいたバスケ部員は2人。バスケ部員4人の3年生チームを破ったときには――正直、あまり認めたくはないが、かなり快感だった。
九条は外側で司令塔として試合を回し、私はその補助と、フリーになったとき、3Pシュートを打つだけ。
たとえボールが中に入らなくても、ゴールのリング部分に当て、弾くだけで十分だ。だって、小倉なら必ず弾いたボールを取ってくれると分かっていたから。
フリーならば、最悪リングに当てるぐらいの自身はある。だって昔、それなりにはやってきたのだから。
小倉は例え、マークが3人つこうがそれをものともせず、中と外どちらでも精度の高い攻撃を行う。守備のときだって、彼女はだれよりも動き、誰よりもボールをカットした。
彼女の背中は大きく、でかい。
味方のときは心強いが、敵になればこれほど恐ろしい相手はいないだろう。
私は正直、彼女に勝てるビジョンが思い浮かばない。
想像通り、体育館は人で溢れかえっている。
私は思う。――馬鹿ばっかりだなぁーと。当然、その中に自分も含まれるわけだが。
ボールを持って、裏庭に行く。
「因みに、ここにバスケ部のスタメンはいるの?」
「私だけよ」
九条はそう答えた。
「なんだ、いないんだ」
手下ABCからぶーぶーと文句を言われた。私の態度に、プライドをいたく傷つけられたらしい。彼女たちの言葉はなんの益にもならず、私の脳を刺激することなくさっさと外に放りだした。
ちなみに、スタメンは九条と小倉以外は全員3年生らしい。
「何か策はあるの? 去年のやり方だと、絶対に勝てないと思うんだけど」
私の言葉は弱音と受け取られ、ABCから再び文句を言われた。
「凛は――私が止めるわ。必ず」
決意を込めて、九条は言葉を吐く。
「だから、私を信じて」
私は一瞬、それは無理だと思った。しかし、直ぐにその考えを捨てた。
リーダーがそう言うのなら、それを信じるだけ。
――それは、昔、雪乃が私に言ったこと。
リーダーの言うことは、信じなさい――と。
つい、思い出してしまった。
2-Aのクラスにいるバスケ部員は小倉を含めて3人。他の2人の実力はそれほど大したことがなく、身長も私より少し高いくらいだ。その代わり、他のメンバーは背が高く運動神経のよい人間を選んだみたいだが、九条は特に問題としていない。
全体的に見ればこちらの方が有利だと九条は言った。なによりAとBの二人は控のメンバーに入っており、実力は高いらしい。身長も175cm以上と高く、得意のポジションも上手く分かれているとのこと。
だから、小倉さえ押さえることができれば決して勝てない試合ではないと――九条は言う。
しかし、それが何よりも難しいと、私は思うのだが。
一緒にプレイし、九条の実力の高さはよく分かっている。
しかし、前回の球技大会で優勝できたのは、やはり小倉のおかげだと思う。
1年の時クラスにいたバスケ部員は2人。バスケ部員4人の3年生チームを破ったときには――正直、あまり認めたくはないが、かなり快感だった。
九条は外側で司令塔として試合を回し、私はその補助と、フリーになったとき、3Pシュートを打つだけ。
たとえボールが中に入らなくても、ゴールのリング部分に当て、弾くだけで十分だ。だって、小倉なら必ず弾いたボールを取ってくれると分かっていたから。
フリーならば、最悪リングに当てるぐらいの自身はある。だって昔、それなりにはやってきたのだから。
小倉は例え、マークが3人つこうがそれをものともせず、中と外どちらでも精度の高い攻撃を行う。守備のときだって、彼女はだれよりも動き、誰よりもボールをカットした。
彼女の背中は大きく、でかい。
味方のときは心強いが、敵になればこれほど恐ろしい相手はいないだろう。
私は正直、彼女に勝てるビジョンが思い浮かばない。
想像通り、体育館は人で溢れかえっている。
私は思う。――馬鹿ばっかりだなぁーと。当然、その中に自分も含まれるわけだが。
ボールを持って、裏庭に行く。
「因みに、ここにバスケ部のスタメンはいるの?」
「私だけよ」
九条はそう答えた。
「なんだ、いないんだ」
手下ABCからぶーぶーと文句を言われた。私の態度に、プライドをいたく傷つけられたらしい。彼女たちの言葉はなんの益にもならず、私の脳を刺激することなくさっさと外に放りだした。
ちなみに、スタメンは九条と小倉以外は全員3年生らしい。
「何か策はあるの? 去年のやり方だと、絶対に勝てないと思うんだけど」
私の言葉は弱音と受け取られ、ABCから再び文句を言われた。
「凛は――私が止めるわ。必ず」
決意を込めて、九条は言葉を吐く。
「だから、私を信じて」
私は一瞬、それは無理だと思った。しかし、直ぐにその考えを捨てた。
リーダーがそう言うのなら、それを信じるだけ。
――それは、昔、雪乃が私に言ったこと。
リーダーの言うことは、信じなさい――と。
つい、思い出してしまった。
2-Aのクラスにいるバスケ部員は小倉を含めて3人。他の2人の実力はそれほど大したことがなく、身長も私より少し高いくらいだ。その代わり、他のメンバーは背が高く運動神経のよい人間を選んだみたいだが、九条は特に問題としていない。
全体的に見ればこちらの方が有利だと九条は言った。なによりAとBの二人は控のメンバーに入っており、実力は高いらしい。身長も175cm以上と高く、得意のポジションも上手く分かれているとのこと。
だから、小倉さえ押さえることができれば決して勝てない試合ではないと――九条は言う。
しかし、それが何よりも難しいと、私は思うのだが。
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