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第二章
【第7話】その手に、ふれてもいいですか
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次の週の、日曜日。
その日早番のシフトだった亜矢香は、午後二時半過ぎに待ち合わせ場所に着いた。
前回と同じターミナル駅から、少し歩いた所にある公園は、人の気配がまばらだった。
待ち合わせは午後三時だから、早く着きすぎてしまった。亜矢香は木陰のベンチに座り、風にそよぐ葉擦れの音に耳を澄ませながら、スマートフォンで時間をつぶす。
ふと、目の前に影が差した。顔を上げると、サマージャケット姿の俊輔がいた。
「お待たせしました」
「いえ。私が早く着きすぎただけです」
「暑くなかったですか?」
「木陰なので、ちょうどいいくらいでした」
ネイビーのジャケットに同系統のスラックス、淡い水色のシャツ。やや緩めてはいるが、ネクタイも締めている。
「お仕事だったんですか?」
「ええ、ちょっとトラブルがありまして。午前中駆り出されてました」
トラブルで休日出勤を余儀なくされるという経緯に、俊輔に背負わされている責任の大きさを感じた。
(副社長、だものね)
忘れているわけではないが、あまり考えないようにしている事実。
平社員しか経験のない亜矢香には想像の及ばない部分も多いが、立場がかけ離れている、ということをあらためて実感するような気分だった。
それでつい、浮かない表情にでもなっていたのだろう。俊輔が少し心配そうに尋ねてきた。
「どうしました? やっぱり、待たせすぎてしまったかな」
「い、いいえ。そんなことないです。すみません」
慌てて首を振ると、俊輔は安心したように微笑む。いつもの穏やかな表情。
「じゃあ、ちょっと歩きましょうか」
「はい」
二人並んで、遊歩道を歩き始める。
六月の日差しは少し強いが、午後の今はやや傾いて柔らかくなり、並木の影が道でかすかに揺れていた。
「今日の服、素敵ですね」
「えっ……そ、そうですか」
「ええ、よく似合ってますよ」
ありがとうございます、と言ったものの、胸中はやや複雑だった。
亜矢香が今日着ているのは、夏らしいクリームイエローのワンピースではあるものの、リサイクルショップで購入した服だ。
実家への仕送りと今のアパートの家賃、光熱費などの必要経費を除くと、後に残る金額は微々たるもの。当然ながらおしゃれに割く余裕などないに等しいけれど、社会人として多少は気を使わなくてはいけない。そのためほんの少しずつ貯めたお金で数か月に一度、化粧品や衣類を買い足すことにしている。
このワンピースもその貯金、プラス、Cafeワイズでの初給与から少し足して買った物だった。気に入ってはいるし、俊輔の褒め言葉にもいっさいの斟酌はないだろう。複雑な気分になるのは自分の気持ちの問題なのだとわかっている。
だが、隣を歩く俊輔をあらためて見ると、やはりどうしても考えてしまう。
シンプルな服装だが清潔感のある着こなし。そして服に詳しいわけではない亜矢香でも、彼の装いが量販店で買う品とは違うことぐらいわかる。
――僻んでいるわけでも、卑下しているわけでもない。ただ、立場だけでない格差を感じて、その感覚をどう扱っていいのか、わからないだけだ。
「亜矢香さんは休日、何をしているんですか?」
歩きながら、俊輔がそう話題を変えてきた。
「……そうですね、掃除とか、おかずの作り置きとか。お昼にお弁当が多いので」
「映画とか、興味ありますか」
「好きですけど、最近はなかなか」
学生の頃は友達と観たりしたが、働き始めてからはほぼ行っていなかった。
「じゃあ今度、一緒に行きましょう。よかったら」
「――ありがとうございます」
即答できなかったのは、嬉しさと照れくささ、そしてどこか実感のない不思議な感覚が入り交じっていたからだ。『お試し』の関係とはいえ、こうして未来の予定を口にされると、胸の奥がくすぐったい。
亜矢香はちらりと隣を見る。見上げる位置にある俊輔の横顔は穏やかながら、どこか物言いたげな、わずかな緊張も感じさせた。
(何か、考えてるのかな)
その時だった。
「あの、手をつないでもいいですか?」
「……えっ」
予想外の言葉に、思わず足が止まる。
「……まだ早い、かな?」
「あ、いえ……」
「よければ、練習ってことで」
「れ、練習?」
「『お試し』だから、そういう段階もありかなと」
茶目っ気を含んだ俊輔の口調に、思わず笑いが漏れる。肩に入っていた力が少し抜けた。
「そうですね。練習……なら」
「よかった、じゃあ」
俊輔が差し出した手を見つめる。節々がはっきりとした、男性らしい大きな手。その手がゆっくりと近づいてきて、指先が亜矢香のそれに触れる。
(あ……)
そっと握られた指の感触が、亜矢香の心にさざ波を立てる。俊輔の手のひらの熱がじわじわと伝わり、鼓動が一気に速くなった。
「……すごく緊張します」
「ええ、僕も」
「でも……あったかい、です」
小さく微笑む俊輔に見つめられ、顔が熱くなる。俊輔は少しだけ力をこめ、亜矢香の手を握り直した。
優しい握り方に、思いがけず心臓が跳ねた。たった今感じている温もりが、この上なく確かな現実であることを、亜矢香ははっきりと理解する。
「……」
同時に、だからこそ怖いとも思った。彼との関係が『お試し』のまま終わってしまったら、いったいどんな顔をして日常に戻ればいいのだろうか。
「亜矢香さん」
穏やかな呼び声に顔を上げる。
「まだ、慣れなくていいですよ。少しずつで。でも……今は、つないでいてもいいですか?」
真っ直ぐに向けられた視線が優しくて、亜矢香は自然と頷いていた。
「はい……今は、つないでいたいです」
応えた瞬間、心が震えるような幸福感が広がる。そよぐ初夏の風がふたりの間を吹き抜け、足元の影がわずかに重なった。
それから少しの間、二人は公園の外周を手をつないだまま歩いた。何気ない会話を交わしながら、亜矢香は心の中だけで何度も呟く。
(この手を離したくない、って思ってる)
けれどそれは、まだ言葉に出してはいけない気がした。「お試し」の関係が本物になったら、その時には伝えてもいいだろうか――?
公園の敷地内にある、オムライスが美味しいというカフェで早い夕食を摂りながら、窓から暮れていく空を見る。木々の葉に反射する、濃いオレンジの光がまぶしく、店内にきらめきながら差し込んでいた。
(もう少しで、お別れなんだな……)
店を出て亜矢香がそう思った瞬間、大きな手が肩にそっと添えられた。
「駅まで送りますよ」
「ありがとうございます」
駅前に着くと、互いの間に、帰り際の独特な空気が流れた。
『今日はありがとう、じゃあまた』――それだけで終わるには、何か惜しい雰囲気。
「……あの、今日は本当にありがとうございました。楽しかったです」
そう言って軽く頭を下げ、姿勢を正した直後。
頬に、ふわっと温かなものが触れた。
「……っ!?」
亜矢香が驚いて顔を上げると、俊輔が至近距離で、悪戯っぽい微笑みを浮かべていた。
「頬なら、セーフですか?」
「……ずるいです、そんなの」
「確かにずるいけど――ちゃんと我慢してるんですよ」
「……我慢って」
「本当は、唇にしたかったから」
俊輔の素の言葉に、亜矢香は恥ずかしさのあまり顔を伏せてしまった。
「驚かせてすみません。また連絡しますね」
「……はい」
どうにか顔を上げて小さく手を振った後、ホームに移動して電車に乗る。
車窓のガラスに映った自分の頬が、ほんのり赤く染まっているように見えてしかたなかった。
――もしかしたら、もう「お試し」じゃなくなりつつあるのかもしれない。
彼の気持ちも、自分の気持ちも。
亜矢香の心が、ざわつくようにそう囁き続けていた。
その日早番のシフトだった亜矢香は、午後二時半過ぎに待ち合わせ場所に着いた。
前回と同じターミナル駅から、少し歩いた所にある公園は、人の気配がまばらだった。
待ち合わせは午後三時だから、早く着きすぎてしまった。亜矢香は木陰のベンチに座り、風にそよぐ葉擦れの音に耳を澄ませながら、スマートフォンで時間をつぶす。
ふと、目の前に影が差した。顔を上げると、サマージャケット姿の俊輔がいた。
「お待たせしました」
「いえ。私が早く着きすぎただけです」
「暑くなかったですか?」
「木陰なので、ちょうどいいくらいでした」
ネイビーのジャケットに同系統のスラックス、淡い水色のシャツ。やや緩めてはいるが、ネクタイも締めている。
「お仕事だったんですか?」
「ええ、ちょっとトラブルがありまして。午前中駆り出されてました」
トラブルで休日出勤を余儀なくされるという経緯に、俊輔に背負わされている責任の大きさを感じた。
(副社長、だものね)
忘れているわけではないが、あまり考えないようにしている事実。
平社員しか経験のない亜矢香には想像の及ばない部分も多いが、立場がかけ離れている、ということをあらためて実感するような気分だった。
それでつい、浮かない表情にでもなっていたのだろう。俊輔が少し心配そうに尋ねてきた。
「どうしました? やっぱり、待たせすぎてしまったかな」
「い、いいえ。そんなことないです。すみません」
慌てて首を振ると、俊輔は安心したように微笑む。いつもの穏やかな表情。
「じゃあ、ちょっと歩きましょうか」
「はい」
二人並んで、遊歩道を歩き始める。
六月の日差しは少し強いが、午後の今はやや傾いて柔らかくなり、並木の影が道でかすかに揺れていた。
「今日の服、素敵ですね」
「えっ……そ、そうですか」
「ええ、よく似合ってますよ」
ありがとうございます、と言ったものの、胸中はやや複雑だった。
亜矢香が今日着ているのは、夏らしいクリームイエローのワンピースではあるものの、リサイクルショップで購入した服だ。
実家への仕送りと今のアパートの家賃、光熱費などの必要経費を除くと、後に残る金額は微々たるもの。当然ながらおしゃれに割く余裕などないに等しいけれど、社会人として多少は気を使わなくてはいけない。そのためほんの少しずつ貯めたお金で数か月に一度、化粧品や衣類を買い足すことにしている。
このワンピースもその貯金、プラス、Cafeワイズでの初給与から少し足して買った物だった。気に入ってはいるし、俊輔の褒め言葉にもいっさいの斟酌はないだろう。複雑な気分になるのは自分の気持ちの問題なのだとわかっている。
だが、隣を歩く俊輔をあらためて見ると、やはりどうしても考えてしまう。
シンプルな服装だが清潔感のある着こなし。そして服に詳しいわけではない亜矢香でも、彼の装いが量販店で買う品とは違うことぐらいわかる。
――僻んでいるわけでも、卑下しているわけでもない。ただ、立場だけでない格差を感じて、その感覚をどう扱っていいのか、わからないだけだ。
「亜矢香さんは休日、何をしているんですか?」
歩きながら、俊輔がそう話題を変えてきた。
「……そうですね、掃除とか、おかずの作り置きとか。お昼にお弁当が多いので」
「映画とか、興味ありますか」
「好きですけど、最近はなかなか」
学生の頃は友達と観たりしたが、働き始めてからはほぼ行っていなかった。
「じゃあ今度、一緒に行きましょう。よかったら」
「――ありがとうございます」
即答できなかったのは、嬉しさと照れくささ、そしてどこか実感のない不思議な感覚が入り交じっていたからだ。『お試し』の関係とはいえ、こうして未来の予定を口にされると、胸の奥がくすぐったい。
亜矢香はちらりと隣を見る。見上げる位置にある俊輔の横顔は穏やかながら、どこか物言いたげな、わずかな緊張も感じさせた。
(何か、考えてるのかな)
その時だった。
「あの、手をつないでもいいですか?」
「……えっ」
予想外の言葉に、思わず足が止まる。
「……まだ早い、かな?」
「あ、いえ……」
「よければ、練習ってことで」
「れ、練習?」
「『お試し』だから、そういう段階もありかなと」
茶目っ気を含んだ俊輔の口調に、思わず笑いが漏れる。肩に入っていた力が少し抜けた。
「そうですね。練習……なら」
「よかった、じゃあ」
俊輔が差し出した手を見つめる。節々がはっきりとした、男性らしい大きな手。その手がゆっくりと近づいてきて、指先が亜矢香のそれに触れる。
(あ……)
そっと握られた指の感触が、亜矢香の心にさざ波を立てる。俊輔の手のひらの熱がじわじわと伝わり、鼓動が一気に速くなった。
「……すごく緊張します」
「ええ、僕も」
「でも……あったかい、です」
小さく微笑む俊輔に見つめられ、顔が熱くなる。俊輔は少しだけ力をこめ、亜矢香の手を握り直した。
優しい握り方に、思いがけず心臓が跳ねた。たった今感じている温もりが、この上なく確かな現実であることを、亜矢香ははっきりと理解する。
「……」
同時に、だからこそ怖いとも思った。彼との関係が『お試し』のまま終わってしまったら、いったいどんな顔をして日常に戻ればいいのだろうか。
「亜矢香さん」
穏やかな呼び声に顔を上げる。
「まだ、慣れなくていいですよ。少しずつで。でも……今は、つないでいてもいいですか?」
真っ直ぐに向けられた視線が優しくて、亜矢香は自然と頷いていた。
「はい……今は、つないでいたいです」
応えた瞬間、心が震えるような幸福感が広がる。そよぐ初夏の風がふたりの間を吹き抜け、足元の影がわずかに重なった。
それから少しの間、二人は公園の外周を手をつないだまま歩いた。何気ない会話を交わしながら、亜矢香は心の中だけで何度も呟く。
(この手を離したくない、って思ってる)
けれどそれは、まだ言葉に出してはいけない気がした。「お試し」の関係が本物になったら、その時には伝えてもいいだろうか――?
公園の敷地内にある、オムライスが美味しいというカフェで早い夕食を摂りながら、窓から暮れていく空を見る。木々の葉に反射する、濃いオレンジの光がまぶしく、店内にきらめきながら差し込んでいた。
(もう少しで、お別れなんだな……)
店を出て亜矢香がそう思った瞬間、大きな手が肩にそっと添えられた。
「駅まで送りますよ」
「ありがとうございます」
駅前に着くと、互いの間に、帰り際の独特な空気が流れた。
『今日はありがとう、じゃあまた』――それだけで終わるには、何か惜しい雰囲気。
「……あの、今日は本当にありがとうございました。楽しかったです」
そう言って軽く頭を下げ、姿勢を正した直後。
頬に、ふわっと温かなものが触れた。
「……っ!?」
亜矢香が驚いて顔を上げると、俊輔が至近距離で、悪戯っぽい微笑みを浮かべていた。
「頬なら、セーフですか?」
「……ずるいです、そんなの」
「確かにずるいけど――ちゃんと我慢してるんですよ」
「……我慢って」
「本当は、唇にしたかったから」
俊輔の素の言葉に、亜矢香は恥ずかしさのあまり顔を伏せてしまった。
「驚かせてすみません。また連絡しますね」
「……はい」
どうにか顔を上げて小さく手を振った後、ホームに移動して電車に乗る。
車窓のガラスに映った自分の頬が、ほんのり赤く染まっているように見えてしかたなかった。
――もしかしたら、もう「お試し」じゃなくなりつつあるのかもしれない。
彼の気持ちも、自分の気持ちも。
亜矢香の心が、ざわつくようにそう囁き続けていた。
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