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82話 体力勝負のお土産投げ
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『これで全部ですかね。ポルとリアとチーの方は、なんとか全部カゴに乗りましたね』
なんとか……。まぁ、なんとかかな。さっきから落ちては乗っけてを繰り返してるけど。それによく考えたらさ、グレイスとポッカは、カゴいらなかったらよね?
グレイスがマジックバッグからお土産を出し始めてから20分後、ようやく全てのお土産を出し終わったんだけど。
私とポル君とチーちゃんのお土産を入れた、大きな大きなカゴには、私の背丈よりもお土産が山盛りになっていて。多すぎるせいで上から横から、お土産が転がり落ちてるよ。
そしてグレイスとポッカの方は……。大きな魔獣たちへのお土産だから、お土産の大きさも大きくて、カゴには5つお土産が入っているだけで。後はその場に置いてあるんだ。だから、これなら最初から、カゴいらなかったんじゃないかなって。
と、まぁ、なんとか全部のお土産を準備できた私たち。その量の多さにちょっとビックリしたよ。
いや、確かに海の友達の魔獣たちへのお土産だから、多いのは分かっていたんだけど。買ったり集めたりしたのは1日だけじゃなくて、毎日少しずつバラバラにやっていたから、ちゃんとした量を把握していなかったんだよね。
それで今になって、全部をのお土産を見たもんだから、その量に思わずビックリしちゃったんだよ。
『さぁ、それでは皆を呼びますか。ポル、渡し方はいつも通りですが。今回の並びは、私と大きなワイバーンが、1番大きなお土産、リアが小さなお土産、他がポルとチーだと伝えてきてください。それからお土産を貰った後の交換は、いつも通り自由ですと』
『わかった!!』
すぐに海に潜っていくポル君。
「わたしゅ、いちゅもどり?」
『そうですよ。ではリアたちに、お土産の渡し方を教えますね。……おや、あなた方は早いですね。そうですね、他が集まってくる前に、あの子たちで渡し方をやってみますね』
グレイスが渡し方を教えてくれようとした時、イルカの半分くらいの魚魔獣が3匹、海面に上がってきたんだ。
グレイスがチーちゃんの所へ行って、お土産に手を伸ばす。そして……。ポンポンポンッ!! とお土産を投げたの。それをキャッチする魚魔獣たち。そうして私たちにしっぽをフリフリしてから、海の中へ帰って行ったよ。
『どうですか、簡単でしょう?』
簡単でしょう? って。お土産を投げて渡すの? 思わず聞いちゃったよね。
『そうですね、手渡しでも良いのですが、なにぶん人数が多いので。丁寧に1つずつ渡していては時間がかかり過ぎます。ですのでいつもこうして、とりあえずどんどん渡して。後は向こうで、交換なり一緒に食べるなり遊ぶなり、してもらっているんですよ』
まぁ、そうか。これだけのお土産を渡すんだもんね。1つ1つは、時間かかるか。
『投げてもきちんと受け取ってくれますし、小さな子魔獣たちは、親がきちんと受け取ってくれるので、問題ありません』
『オレも、今みたいに投げて良いんだな?』
『私とポッカは近場に投げずに、少し遠くへ投げます。ああ、彼が来ましたね。良いですかポッカ、見ていてください』
今度は、私たちから少し離れた向こうの方に、クジラよりも大きな魚魔獣が上がってきたよ。その魚魔獣に向かって、大きな魔獣肉の燻製を掴み、思いきり投げるグレイス。
魔獣肉の燻製は、見事に魚魔獣の方へ飛んでいき、そしてこれまた見事に魚魔獣が、それを受け取って。さっきの魚魔獣同様しっぽをフリフリ、海の中へ戻って行ったよ。
『こんな感じです。できそうですか?』
『うんなんだな!! あっ、でも、上手くできななかったら飛んでいって、その場にポイって置いてきても良いんだな?』
『それでも良いですよ。届けられれば問題ありません。それに少しズレても、自分から取りに行ってくれますから』
『いってきたよー!!』
そう話しが終わった所に、ポル君が戻ってきて。それとほぼ同時に、たくさんの魚魔獣たちが、海面に上がってきたよ。私の前には、モルモットくらいから小型犬くらいの、魚魔獣たちが。
『では、お土産渡しを始めてください。お土産は選ばず、どれでも構いません。先ほども言いましたが、あとは向こうで交換したり、一緒に食べたり遊んだりしてもらっていますから。私たちは、とりあえずお土産を渡すことだけを考えてください』
「あい!!」
『ほい!!』
『ほいなの!!』
『やるなんだな!!』
そうして始まったお土産渡し。いや、お土産投げ。私はグレイスに言われた通り、お土産が何かは見ずに、とりあえずお土産を掴むと。魚魔獣たちへ、ポイポイお土産を投げていく。
ちょっとズレちゃう時もあるけど、魚魔獣たちはサッと取りに行ってくれて、その後しっぽをフリフリしたり、胸びれを振ってくれたりして、海の中へ戻っていくよ。そうて次の子達と交代。
そうやって、どんどんお土産を投げていく私。私の隣でポル君とチーちゃんも、一生懸命にお土産を投げてる。
『ほいっ!! ほいっ!! ほ~い!!』
『ほいっなの!! ほいっなの!! ほ~いなの!!』
2人とも投げるの上手いな、ちゃんと上手い具合に、みんなの所に投げてる。私も頑張らないと。
と、投げる場所もアレだけど、これは……。ポル君の頑張ろうって言っていた理由が分かった気がする。これ、ちゃんと考えているけど、どうしてもうまく投げられない時もあるし。それに次々来る魚魔獣たちに、どんどん投げていかにといけない。そしてこに山盛りのお土産。
頭も体も使うから、かなりの体力を使うことになる。ケロケロとグレイスの訓練も大変だけど、これはこれで大変だよ。ポル君が頑張ろうって言ったわけだ。
『りあ、だいじょぶ!? まだまだだよ!!』
「うん! だいじょぶ!!」
『さいごまでがんばる!!』
「うん!!」
『ちーちゃんもがんばるなの!!』
『みんなでがんばる!!』
そうだ、最後まで頑張ろう!!
「……あれは何をしているんだ?」
「ああ、お土産を渡すと言っていましたよ」
「あれがお土産を渡す行動か?」
「リア様方なので」
「なのでって、はぁ、お土産渡すだけであれかよ」
なんとか……。まぁ、なんとかかな。さっきから落ちては乗っけてを繰り返してるけど。それによく考えたらさ、グレイスとポッカは、カゴいらなかったらよね?
グレイスがマジックバッグからお土産を出し始めてから20分後、ようやく全てのお土産を出し終わったんだけど。
私とポル君とチーちゃんのお土産を入れた、大きな大きなカゴには、私の背丈よりもお土産が山盛りになっていて。多すぎるせいで上から横から、お土産が転がり落ちてるよ。
そしてグレイスとポッカの方は……。大きな魔獣たちへのお土産だから、お土産の大きさも大きくて、カゴには5つお土産が入っているだけで。後はその場に置いてあるんだ。だから、これなら最初から、カゴいらなかったんじゃないかなって。
と、まぁ、なんとか全部のお土産を準備できた私たち。その量の多さにちょっとビックリしたよ。
いや、確かに海の友達の魔獣たちへのお土産だから、多いのは分かっていたんだけど。買ったり集めたりしたのは1日だけじゃなくて、毎日少しずつバラバラにやっていたから、ちゃんとした量を把握していなかったんだよね。
それで今になって、全部をのお土産を見たもんだから、その量に思わずビックリしちゃったんだよ。
『さぁ、それでは皆を呼びますか。ポル、渡し方はいつも通りですが。今回の並びは、私と大きなワイバーンが、1番大きなお土産、リアが小さなお土産、他がポルとチーだと伝えてきてください。それからお土産を貰った後の交換は、いつも通り自由ですと』
『わかった!!』
すぐに海に潜っていくポル君。
「わたしゅ、いちゅもどり?」
『そうですよ。ではリアたちに、お土産の渡し方を教えますね。……おや、あなた方は早いですね。そうですね、他が集まってくる前に、あの子たちで渡し方をやってみますね』
グレイスが渡し方を教えてくれようとした時、イルカの半分くらいの魚魔獣が3匹、海面に上がってきたんだ。
グレイスがチーちゃんの所へ行って、お土産に手を伸ばす。そして……。ポンポンポンッ!! とお土産を投げたの。それをキャッチする魚魔獣たち。そうして私たちにしっぽをフリフリしてから、海の中へ帰って行ったよ。
『どうですか、簡単でしょう?』
簡単でしょう? って。お土産を投げて渡すの? 思わず聞いちゃったよね。
『そうですね、手渡しでも良いのですが、なにぶん人数が多いので。丁寧に1つずつ渡していては時間がかかり過ぎます。ですのでいつもこうして、とりあえずどんどん渡して。後は向こうで、交換なり一緒に食べるなり遊ぶなり、してもらっているんですよ』
まぁ、そうか。これだけのお土産を渡すんだもんね。1つ1つは、時間かかるか。
『投げてもきちんと受け取ってくれますし、小さな子魔獣たちは、親がきちんと受け取ってくれるので、問題ありません』
『オレも、今みたいに投げて良いんだな?』
『私とポッカは近場に投げずに、少し遠くへ投げます。ああ、彼が来ましたね。良いですかポッカ、見ていてください』
今度は、私たちから少し離れた向こうの方に、クジラよりも大きな魚魔獣が上がってきたよ。その魚魔獣に向かって、大きな魔獣肉の燻製を掴み、思いきり投げるグレイス。
魔獣肉の燻製は、見事に魚魔獣の方へ飛んでいき、そしてこれまた見事に魚魔獣が、それを受け取って。さっきの魚魔獣同様しっぽをフリフリ、海の中へ戻って行ったよ。
『こんな感じです。できそうですか?』
『うんなんだな!! あっ、でも、上手くできななかったら飛んでいって、その場にポイって置いてきても良いんだな?』
『それでも良いですよ。届けられれば問題ありません。それに少しズレても、自分から取りに行ってくれますから』
『いってきたよー!!』
そう話しが終わった所に、ポル君が戻ってきて。それとほぼ同時に、たくさんの魚魔獣たちが、海面に上がってきたよ。私の前には、モルモットくらいから小型犬くらいの、魚魔獣たちが。
『では、お土産渡しを始めてください。お土産は選ばず、どれでも構いません。先ほども言いましたが、あとは向こうで交換したり、一緒に食べたり遊んだりしてもらっていますから。私たちは、とりあえずお土産を渡すことだけを考えてください』
「あい!!」
『ほい!!』
『ほいなの!!』
『やるなんだな!!』
そうして始まったお土産渡し。いや、お土産投げ。私はグレイスに言われた通り、お土産が何かは見ずに、とりあえずお土産を掴むと。魚魔獣たちへ、ポイポイお土産を投げていく。
ちょっとズレちゃう時もあるけど、魚魔獣たちはサッと取りに行ってくれて、その後しっぽをフリフリしたり、胸びれを振ってくれたりして、海の中へ戻っていくよ。そうて次の子達と交代。
そうやって、どんどんお土産を投げていく私。私の隣でポル君とチーちゃんも、一生懸命にお土産を投げてる。
『ほいっ!! ほいっ!! ほ~い!!』
『ほいっなの!! ほいっなの!! ほ~いなの!!』
2人とも投げるの上手いな、ちゃんと上手い具合に、みんなの所に投げてる。私も頑張らないと。
と、投げる場所もアレだけど、これは……。ポル君の頑張ろうって言っていた理由が分かった気がする。これ、ちゃんと考えているけど、どうしてもうまく投げられない時もあるし。それに次々来る魚魔獣たちに、どんどん投げていかにといけない。そしてこに山盛りのお土産。
頭も体も使うから、かなりの体力を使うことになる。ケロケロとグレイスの訓練も大変だけど、これはこれで大変だよ。ポル君が頑張ろうって言ったわけだ。
『りあ、だいじょぶ!? まだまだだよ!!』
「うん! だいじょぶ!!」
『さいごまでがんばる!!』
「うん!!」
『ちーちゃんもがんばるなの!!』
『みんなでがんばる!!』
そうだ、最後まで頑張ろう!!
「……あれは何をしているんだ?」
「ああ、お土産を渡すと言っていましたよ」
「あれがお土産を渡す行動か?」
「リア様方なので」
「なのでって、はぁ、お土産渡すだけであれかよ」
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