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33話 話にならない2人と私の魔法について
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「父上、本当に大丈夫でしょうか」
「インフェリオ、お前はどう思う?」
『確かに魔力は安定しているな。これほど小さな人間が、ここまで魔力が安定させているのを、今までに見たことがない』
「それは魔法を使えるということか? 初級魔法を」
『このまま魔力を、安定させていられればな』
「カルドラス、お前もそう思うか!」
『どうだろうな。オレはその辺分からん!』
「そうか!!」
分からん!! ってそんな思い切り。ドラゴンでしょうよ、さっきも魔法使ってたでしょう。
「オレもお前も、魔法は苦手だからな!!」
『ああ、そうだ! だから魔法のことは分からん。いつもなんとなくだ!! こう、グッと溜めて、ズバッ!! だ』
そんな説明で分かるか!!
「ティアはどう思う?」
『たぶんできる。インフェリオの言う通り、魔力は安定してる。強くなったり弱くなったりしてない。それに魔力の量も、初級魔法なら十分』
「父上、ティアは大丈夫だと」
「なるほど。…‥1番魔法のことに詳しいラナがいないからな。しかし2人がそう言うのなら大丈夫か」
『考えたって仕方ない!! やってみてダメならダメで良いじゃないか!』
「そうだ、やってみれば良い! 何事も挑戦だ!」
うん、そこの2人。ヴァルガンにぃとカルドラスは、ちょっと静かにしてようか。今、大切な話しをしてるからね。
一体みんな何の話しをしているのか。ドラゴンの巣を旅立って、2日目のお昼すぎ。少しだけ地上に降り、昼食を済ませた後、またすぐに街へ向かって飛び始めた私たち。
それからどれくらい飛んだのか。ガオとポヨがお昼ご飯を食べすぎて、居眠りを始めた頃。お父さんドラゴンが、ある話しを私にしてきたことから始まったんだ。
『せっかくの旅立ち。せっかくだから記念に、初めての魔法でもやってみるか?』
って。それからみんなは私の魔力と、私が魔法を使うことに対して、ずっと話し合いをしている感じだよ。
この世界では普通、6歳ごろになってようやく、魔力を感じられるようになって。それと同時に学校へ行ったり、両親に魔法のことを教えてもらうの。ただ、よほどの田舎じゃなければ、みんな学校へ行くって。
なんとこの世界、子供の魔法の授業は無料らしい。生活に大切な魔法、だから基礎をしっかり教えて、みんなが魔法を使えるようにって。上の学校の先生たちが、ボランティアで教えてくれてるんだ。そう世界で決まっているらしいよ。
だからみんな、日本で言うところの中学校に上がる頃には、しっかり魔法が使えるようになるって。
まず1年は、体に魔力を溜める練習。普通、魔法を使う時は、いちいち魔力を意識することはないけれど。でも習い始めの子供たちは、しっかり意識させないと、やっぱり魔法が使えないみたい。
だからますは魔力がそういうものか知るために、体に魔力を溜める練習をするんだ。
そうして魔力を溜められるようになったら、いよいよ魔法を使うよ。自分が使いたい属性魔法を、練習して良いみたい。
そうやって段階を踏んで、少しずつ練習していくことで、魔法を使うということはどういうことなのかを知ってもらい。そしてその過程で、魔力を意識しなくても魔法が使えるようになって。
こうして最終的に、中学生に上がる頃にはみんな、基礎は終わっている状態に。このあとは各自の訓練次第だって。
ちなみにこの時点で、どのくらいのレベルかと言うと、森で弱い魔獣だったら倒せるくらいね。
そして私だけど、実はこの世界に来て1ヶ月経った頃から、体に魔力を溜める練習を始めていたんだ。
私はどうも、すでに魔力をしっかりと持っている状態らしくて。これならもう、練習を始めても良いだろうってお父さんドラゴンが。
これにはお母さんドラゴンも賛成。私は魔力がどういうものか知らなかったから、気づいていなかったんだけど、どうやたら私の魔力が体からダダ漏れだったらしい。
別にそれでどうにかなる、っていうわけじゃないらしい。でも溢れるほど魔力があるなら、その溢れる魔力も自分のものにした方が良いに決まっているってね。
ということで、魔法の練習がスタート。最初はもちろん魔力を溜める練習から。魔力がどういうものか知るために、最初にお母さんドラゴンが、私の魔力を高めてくれて。そうしたら胸の中心に、とても温かい物が集まってきて、それが魔力だったよ。
そして魔力のことが分かった後は、今度はお母さんドラゴンにやってもらわなくても、自分で魔力を感じ、それを胸に集められるように練習。
これが結構難しくて。この間、パパたちが来てくれる数日前に、ようやく少しの時間だけど、魔力を溜められるようになったんだよ。
街までは長旅、空を飛んでいる時に、ガオとポヨと遊んでいない時は、せっかくだから練習でもしようかなって、練習をしていたの。
それでドラゴンたちはみんな、魔力の様子が分かるからね、今の私状態を見て、一応は大丈夫って話してくれているんだ。2人ほど、話しができていないけど。
「インフェリオ、お前はどう思う?」
『確かに魔力は安定しているな。これほど小さな人間が、ここまで魔力が安定させているのを、今までに見たことがない』
「それは魔法を使えるということか? 初級魔法を」
『このまま魔力を、安定させていられればな』
「カルドラス、お前もそう思うか!」
『どうだろうな。オレはその辺分からん!』
「そうか!!」
分からん!! ってそんな思い切り。ドラゴンでしょうよ、さっきも魔法使ってたでしょう。
「オレもお前も、魔法は苦手だからな!!」
『ああ、そうだ! だから魔法のことは分からん。いつもなんとなくだ!! こう、グッと溜めて、ズバッ!! だ』
そんな説明で分かるか!!
「ティアはどう思う?」
『たぶんできる。インフェリオの言う通り、魔力は安定してる。強くなったり弱くなったりしてない。それに魔力の量も、初級魔法なら十分』
「父上、ティアは大丈夫だと」
「なるほど。…‥1番魔法のことに詳しいラナがいないからな。しかし2人がそう言うのなら大丈夫か」
『考えたって仕方ない!! やってみてダメならダメで良いじゃないか!』
「そうだ、やってみれば良い! 何事も挑戦だ!」
うん、そこの2人。ヴァルガンにぃとカルドラスは、ちょっと静かにしてようか。今、大切な話しをしてるからね。
一体みんな何の話しをしているのか。ドラゴンの巣を旅立って、2日目のお昼すぎ。少しだけ地上に降り、昼食を済ませた後、またすぐに街へ向かって飛び始めた私たち。
それからどれくらい飛んだのか。ガオとポヨがお昼ご飯を食べすぎて、居眠りを始めた頃。お父さんドラゴンが、ある話しを私にしてきたことから始まったんだ。
『せっかくの旅立ち。せっかくだから記念に、初めての魔法でもやってみるか?』
って。それからみんなは私の魔力と、私が魔法を使うことに対して、ずっと話し合いをしている感じだよ。
この世界では普通、6歳ごろになってようやく、魔力を感じられるようになって。それと同時に学校へ行ったり、両親に魔法のことを教えてもらうの。ただ、よほどの田舎じゃなければ、みんな学校へ行くって。
なんとこの世界、子供の魔法の授業は無料らしい。生活に大切な魔法、だから基礎をしっかり教えて、みんなが魔法を使えるようにって。上の学校の先生たちが、ボランティアで教えてくれてるんだ。そう世界で決まっているらしいよ。
だからみんな、日本で言うところの中学校に上がる頃には、しっかり魔法が使えるようになるって。
まず1年は、体に魔力を溜める練習。普通、魔法を使う時は、いちいち魔力を意識することはないけれど。でも習い始めの子供たちは、しっかり意識させないと、やっぱり魔法が使えないみたい。
だからますは魔力がそういうものか知るために、体に魔力を溜める練習をするんだ。
そうして魔力を溜められるようになったら、いよいよ魔法を使うよ。自分が使いたい属性魔法を、練習して良いみたい。
そうやって段階を踏んで、少しずつ練習していくことで、魔法を使うということはどういうことなのかを知ってもらい。そしてその過程で、魔力を意識しなくても魔法が使えるようになって。
こうして最終的に、中学生に上がる頃にはみんな、基礎は終わっている状態に。このあとは各自の訓練次第だって。
ちなみにこの時点で、どのくらいのレベルかと言うと、森で弱い魔獣だったら倒せるくらいね。
そして私だけど、実はこの世界に来て1ヶ月経った頃から、体に魔力を溜める練習を始めていたんだ。
私はどうも、すでに魔力をしっかりと持っている状態らしくて。これならもう、練習を始めても良いだろうってお父さんドラゴンが。
これにはお母さんドラゴンも賛成。私は魔力がどういうものか知らなかったから、気づいていなかったんだけど、どうやたら私の魔力が体からダダ漏れだったらしい。
別にそれでどうにかなる、っていうわけじゃないらしい。でも溢れるほど魔力があるなら、その溢れる魔力も自分のものにした方が良いに決まっているってね。
ということで、魔法の練習がスタート。最初はもちろん魔力を溜める練習から。魔力がどういうものか知るために、最初にお母さんドラゴンが、私の魔力を高めてくれて。そうしたら胸の中心に、とても温かい物が集まってきて、それが魔力だったよ。
そして魔力のことが分かった後は、今度はお母さんドラゴンにやってもらわなくても、自分で魔力を感じ、それを胸に集められるように練習。
これが結構難しくて。この間、パパたちが来てくれる数日前に、ようやく少しの時間だけど、魔力を溜められるようになったんだよ。
街までは長旅、空を飛んでいる時に、ガオとポヨと遊んでいない時は、せっかくだから練習でもしようかなって、練習をしていたの。
それでドラゴンたちはみんな、魔力の様子が分かるからね、今の私状態を見て、一応は大丈夫って話してくれているんだ。2人ほど、話しができていないけど。
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