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54話 今度からはみんなでポーション作り
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『次は何するっチュか?』
「じゃあ次は、この葉っぱを潰してくれるか?」
『今と同じっチュ?』
「ああ、今と同じで良いぞ」
『カズキ、これ、ぜんぶみ、とれたっぴっ。ぼくも、つぎっぴっ』
「ありがとう。じゃあ、今度はこの小さな実を、全部とってくれるか?」
『わらないように、とるっぴっ? かわもやぶけないようにするっぴっ?』
「ああ、今度のは割れても破れても、大丈夫だぞ」
「そうっぴっねぇ。じゃあ、シュババババッ! ってやってもいいっぴっ?」
「やり過ぎて、周りに飛ばさないようにな」
俺達は今、俺の部屋で、ポーション作りをしている。ポーション。ポーションとは、それを飲んだり体に付けたりする事で、自分の戦闘能力を上げたり、防御力を上げたり。傷を治したり、具合が悪いのを治したりできる物だ。
もちろん今言った物以外にも、ダンジョンで使える、いろいろな種類のポーションがあるぞ。
また、くだらないポーションもある。飲むと笑いが止まらなくなるとか、どんなに美味しい物でも、食べると不味く感じるようになるとか。毎日1回1週間ほど、どこかに足の小指をぶつけるとか。
まぁ、その辺は、面白グッツとして、販売されていて、よくパーティーなどで使われる。
そして、そのポーションだけど。ポーション作りに特化したスキルを持っている人々が、魔力や能力を上げる事で。効能の高いポーションを、作る事ができるのだが。
スキルを持っていない他の人々も、簡単な初級ポーションから、中級ポーシュンくらいまでなら、作る事ができるんだ。
俺もスキルは持っていないが。元々力が弱かった俺は、少しでも良いから、ポーションで力を補おうと。2年ほど大学以外に、ポーション作りを教えてくれる機関へ通い。そこそこの、ひと通りのポーションは作れるようになった。
今度Bランクのダンジョンに入るという事で、ダンジョンで良く使われるとされるポーションが、10種類ほどあるんだけど。それを2本ずつ、持っていこうと思っていて、今作っている所だ。
ポーションは小瓶に入れるんだけど、サイズは手の小指サイズのため、たくさん持っても、そこまでかさばらないから大丈夫なんだ。
今まで何度もポーションを作ってきたから、問題なく作る事はできるだろう。が、今回初めてのことが。
今までは、俺1人でポーションを作っていたけれど。今回からはアーチーとフェリックスが、俺を手伝ってくれているんだ。
アーチーが今やっている作業は、薬草をする潰す作業で。すり鉢の横に、自分のイスを持ってきて、その椅子に立ち。すりこぎ棒を持って、一生懸命薬草を潰してくれている。
俺より、すり潰すスピードが早いのに、俺よりも丁寧で、綺麗にすり潰してくれるので。もしかしたらいつも以上に、品質の良いポーションができるかもしれない。
それからフェリックスは、薬草の葉を、茎から取る作業や。小さな実がたくさんついている草があって、その草からその小さな実を、綺麗に取ってくれている。
その中には、実を割らないよう、皮を剥かないように、取らないといけない物もあるのだが。そういう物に限ってとても実が柔らかく。俺や他の人がやると、取るのに失敗して、使えなくなる物が多いいのだが。
フェリックスは全て綺麗に取ってくれたので、その実を使うポーションは、いつもよりも多めに作れるだろう。
ちなみに、さっきフェリックスが言っていた、シュババババッ! だけど。丁寧に取らないといけない木の実ではできないが、次の木の実は思い切り取ることができるので。勢いよくどれだけ早く木の実を取れるかをやりたいらしい。
そうして再び作業を開始する、アーチーとフェリックス。と、ここで俺はあれを押した。途端に作業を中止して、俺が付けているウエストポーチに隠れる2匹。
「よし、すぐに隠れることができたな」
『ふぃ~、ドキドキっチュねぇ』
『さっきより、すこしおそかったっぴっ』
「今くらいの速さなら、ぜんぜん大丈夫だぞ?」
『ダメっチュ! 完璧にするっチュよ! ねっ、チュッ!!』
『うん、ぴっ!! かんぺきっぴっ!! れんしゅう、がんばるっぴっ!!』
「お、おお、そうか。うん頑張れ」
俺は充分だと思ったんだが、アーチーとフェリックスは納得していないようで、気合を入れ直した。
そう俺が今押した物は、昨日買ってきた魔獣呼び寄せブザーだ。カバーを選んでから、すぐに音の確認を始めた俺達。
俺がボタンを押すと、アーチーとフェリックスは確かに反応したけれど、俺には何も聞こえず。それからも何個か鳴らしたが、1回も音は聞こえなかった。
そこで、どんな音がしているのかと聞いたら。プープーや、ピーピーといった音や。たんったたん、ぽんぽんっぽんというのような、リズム感のある音。それから音楽が流れる物もあったようで。
アーチーとフェリックスは、自分達がいつも踊る、あの楽しい踊りにピッタリの音楽があったようで。それをブザー音に選んだ。
危険を知らせる時に、それはどうなんだ? と、ちょっと思ったが。はどうなんだ? 危険な時ばかり、使うわけではないからな。
デパートや、この間のような大型店舗へ行き。遊びで離れた場合や、迷子になってしまった場合も、これを鳴らすことで、呼ぶことができるからな。まぁ、音楽でも良いかと、俺はそれを買ったんだ。
それで今は、ポーションを作っているけれど。ダンジョンで急に、隠れないといけない事が起きた場合を想定して、俺が予告なくブザーを押し。その度に、ポケットやカバンやウエストポーチに隠れる、という訓練を一緒にやっているんだ。
「じゃあ次は、ポケットに隠れるか」
『分かったっチュ!!』
『つぎは、がんばる!!』
「じゃあ次は、この葉っぱを潰してくれるか?」
『今と同じっチュ?』
「ああ、今と同じで良いぞ」
『カズキ、これ、ぜんぶみ、とれたっぴっ。ぼくも、つぎっぴっ』
「ありがとう。じゃあ、今度はこの小さな実を、全部とってくれるか?」
『わらないように、とるっぴっ? かわもやぶけないようにするっぴっ?』
「ああ、今度のは割れても破れても、大丈夫だぞ」
「そうっぴっねぇ。じゃあ、シュババババッ! ってやってもいいっぴっ?」
「やり過ぎて、周りに飛ばさないようにな」
俺達は今、俺の部屋で、ポーション作りをしている。ポーション。ポーションとは、それを飲んだり体に付けたりする事で、自分の戦闘能力を上げたり、防御力を上げたり。傷を治したり、具合が悪いのを治したりできる物だ。
もちろん今言った物以外にも、ダンジョンで使える、いろいろな種類のポーションがあるぞ。
また、くだらないポーションもある。飲むと笑いが止まらなくなるとか、どんなに美味しい物でも、食べると不味く感じるようになるとか。毎日1回1週間ほど、どこかに足の小指をぶつけるとか。
まぁ、その辺は、面白グッツとして、販売されていて、よくパーティーなどで使われる。
そして、そのポーションだけど。ポーション作りに特化したスキルを持っている人々が、魔力や能力を上げる事で。効能の高いポーションを、作る事ができるのだが。
スキルを持っていない他の人々も、簡単な初級ポーションから、中級ポーシュンくらいまでなら、作る事ができるんだ。
俺もスキルは持っていないが。元々力が弱かった俺は、少しでも良いから、ポーションで力を補おうと。2年ほど大学以外に、ポーション作りを教えてくれる機関へ通い。そこそこの、ひと通りのポーションは作れるようになった。
今度Bランクのダンジョンに入るという事で、ダンジョンで良く使われるとされるポーションが、10種類ほどあるんだけど。それを2本ずつ、持っていこうと思っていて、今作っている所だ。
ポーションは小瓶に入れるんだけど、サイズは手の小指サイズのため、たくさん持っても、そこまでかさばらないから大丈夫なんだ。
今まで何度もポーションを作ってきたから、問題なく作る事はできるだろう。が、今回初めてのことが。
今までは、俺1人でポーションを作っていたけれど。今回からはアーチーとフェリックスが、俺を手伝ってくれているんだ。
アーチーが今やっている作業は、薬草をする潰す作業で。すり鉢の横に、自分のイスを持ってきて、その椅子に立ち。すりこぎ棒を持って、一生懸命薬草を潰してくれている。
俺より、すり潰すスピードが早いのに、俺よりも丁寧で、綺麗にすり潰してくれるので。もしかしたらいつも以上に、品質の良いポーションができるかもしれない。
それからフェリックスは、薬草の葉を、茎から取る作業や。小さな実がたくさんついている草があって、その草からその小さな実を、綺麗に取ってくれている。
その中には、実を割らないよう、皮を剥かないように、取らないといけない物もあるのだが。そういう物に限ってとても実が柔らかく。俺や他の人がやると、取るのに失敗して、使えなくなる物が多いいのだが。
フェリックスは全て綺麗に取ってくれたので、その実を使うポーションは、いつもよりも多めに作れるだろう。
ちなみに、さっきフェリックスが言っていた、シュババババッ! だけど。丁寧に取らないといけない木の実ではできないが、次の木の実は思い切り取ることができるので。勢いよくどれだけ早く木の実を取れるかをやりたいらしい。
そうして再び作業を開始する、アーチーとフェリックス。と、ここで俺はあれを押した。途端に作業を中止して、俺が付けているウエストポーチに隠れる2匹。
「よし、すぐに隠れることができたな」
『ふぃ~、ドキドキっチュねぇ』
『さっきより、すこしおそかったっぴっ』
「今くらいの速さなら、ぜんぜん大丈夫だぞ?」
『ダメっチュ! 完璧にするっチュよ! ねっ、チュッ!!』
『うん、ぴっ!! かんぺきっぴっ!! れんしゅう、がんばるっぴっ!!』
「お、おお、そうか。うん頑張れ」
俺は充分だと思ったんだが、アーチーとフェリックスは納得していないようで、気合を入れ直した。
そう俺が今押した物は、昨日買ってきた魔獣呼び寄せブザーだ。カバーを選んでから、すぐに音の確認を始めた俺達。
俺がボタンを押すと、アーチーとフェリックスは確かに反応したけれど、俺には何も聞こえず。それからも何個か鳴らしたが、1回も音は聞こえなかった。
そこで、どんな音がしているのかと聞いたら。プープーや、ピーピーといった音や。たんったたん、ぽんぽんっぽんというのような、リズム感のある音。それから音楽が流れる物もあったようで。
アーチーとフェリックスは、自分達がいつも踊る、あの楽しい踊りにピッタリの音楽があったようで。それをブザー音に選んだ。
危険を知らせる時に、それはどうなんだ? と、ちょっと思ったが。はどうなんだ? 危険な時ばかり、使うわけではないからな。
デパートや、この間のような大型店舗へ行き。遊びで離れた場合や、迷子になってしまった場合も、これを鳴らすことで、呼ぶことができるからな。まぁ、音楽でも良いかと、俺はそれを買ったんだ。
それで今は、ポーションを作っているけれど。ダンジョンで急に、隠れないといけない事が起きた場合を想定して、俺が予告なくブザーを押し。その度に、ポケットやカバンやウエストポーチに隠れる、という訓練を一緒にやっているんだ。
「じゃあ次は、ポケットに隠れるか」
『分かったっチュ!!』
『つぎは、がんばる!!』
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