扇風機を持って異世界転移!? もふもふたちと共に扇風機を操り俺はこの世界を生き延びる!!

ありぽん

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44話 街へ向かって、ミルフィーの攻撃の師匠?

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「おい! そろそろ出るぞ!!」

「分かった!! シルフ、ミルフィーがどこに居る分かるか?」

『ニワットの所にいるよ』

「何でまた、出かける前にニワット達の所へ行ったんだ? 仕方ない呼んでこよう。みんなは父さん達の所に行っててくれ」

『分かった、みんな行こう』

 街へ行く日になり、今日は朝早く起きて朝食を食べ、いざ出発、となったら。ついさっきまで俺の側に居たはずのミルフィーの姿が見えず。俺はシルフに教えてもらった通り、すぐにニワットの小屋へと向かった。

 そして小屋の中に入ればそこには。お辞儀をして、ニワット達に挨拶をしているミルフィーの姿が。

『ししょう!! いってきます!!』

『うむ、向こうでも訓練をするんだぞ』

『朝訓練をすると良い。体を動かせばその日1日、元気に過ごせるしな』

『そうだな。街に行っている時は、やることがいっぱいで、他の時間は訓練できないはずだ。だからやはり朝だ。少しで良いから訓練をしろ』

『やり過ぎはダメだ。疲れると、その後の行動に支障が出るからな』

『わかりました!! あさ、すこしだけれんしゅうします!!』

『よし、行ってこい』

「みんなおはよう。ミルフィー、父さんが出発するって、早く行くぞ」

『は~い!!』

『リョウおはよう』

『今日も元気か?』

「ああ、元気だよ。みんなも?」

『もちろんだ。皆元気だぞ』

『すぐに帰ってくるからな。家のこと頼むな』

『任せろ!! 何かあれば我々がこの家を守る!!』

「頼りにしてるぞ。じゃあ、行ってくるな」

 ミルフィーを頭に乗せて父さん達の元へ向かう。まったく、昨日挨拶したって言うのに。

「ミルフィー、何でまた挨拶しに行ったんだ? 昨日、今日の朝早いから、先に挨拶をしておくと、もう挨拶しておいただろう」

『くんれんのあいさつしてなかった。だからいいにいったの。あさ、くんれんだって、すこしだけ』

『ふっ、朝早くから訓練か? 頑張れよ』

「うん!!」

 ミルフィーは一昨日、ニワット達に弟子入りした。トールにもいろいろなことを習っているが、ニワット達には戦闘を習うらしい。
 のニワトリ似で、姿から弱い魔獣なのかと思っていたニワット。実はそうじゃなかった。戦闘力抜群の魔獣だったんだ。

 この世界の魔獣は、ライトノベルと同じようにレベルで分けられていて。Eランクが1番弱く、D、Cと強くなり、A、Sと続き。最後、SSランクが1番強い魔獣だ。

 そしてこのニワットだけど、個体差もあるが、平均がBランクという、かなり強い魔獣だったんだよ。最初に父さんに教わった以外、詳しく調べていなくて。一昨日聞いた時は驚いた。

 そしてそんなニワットに、弟子入りしたのがミルフィーだ。何故そんな事になったのか。それはミルフィーが、トールに相談したことが始まりだった。

 俺とシルフ達の攻撃を見て、自分も防御魔法だけではなく攻撃をしたい、と思ったらしいミルフィーが。その事をトールに相談。相談を受けたトールは、良い師匠がいると、ニワットをミルフィーに紹介してくれて。
 
 話しを聞いたニワットは、強くなりたいと思ったミルフィーのことを、とても気に入り、その日から訓練が始まった。

 最初は体力作りだと、走り込みやジャンプと、いろいろと運動をして。ただそれだけだと飽きてしまうからと、基本の攻撃を1つ、足蹴りを教えてくれた。
 ミルフィーは初日と昨日、ニワット達から教わった事を、しっかりとやっている。ついでにシルフ達もな。

 が、今日から街だから、それで『訓練の挨拶』をしに行ったらしい。いつまで続くか分からないけど、本人は頑張ると言っているから。俺はいつも、俺を応援してくれるミルフィーのように、俺もミルフィーを応援する事にした。

「よし、来たな。じゃあ今日はこいつに世話になるぞ」

『リョウ、よろしくな』

「ルーガーよろしく!!」

 タイラーと同じ、ブラックパンサーのルーガー。昔からの知り合いで、契約という話まで出たらしいんだけど。自然でゆっくり生活したいからと、最終的には契約しなかったらしい。

 そういう理由で森へきたルーガー。が、何故か父さん達まで森に来て。結局同じ森に住んでるっていう。ただ、契約はしないで、そのままの関係でうまくやっているようだ。

 森は広いから、俺が歩いたら時間がいくらあっても足りないって事で。ルーガーに頼んで、森の出口まで運んでもらう。
 帰りもルーガーに頼んであるから。その時に街で何かを買ってきて、ルーガーにあげる事になっている。

 今回はステーキが良いとか言っていたから、父さんが美味しいお肉屋さんを知っているので、そこで買ってくる予定だ。

 こうしてルーガーに乗せてもらうと、すぐに出発した俺達。出口までは半日もかからないでついた。さすがスピードで上位に入るタイラー達だ。
 ちなみにどれだけ速く走れても、俺や父さん達の体に負担がないのは、タイラーとルーガーが結界を張ってくれているからだ。

「じゃあ、さっき言った通りだ」

「分かった。俺はこの辺でフラフラしているから、お前達の気配を感じたら、ここで待っている」

 そう言い、森へ入って行ったルーガー。ここからは徒歩で向かい、1日だけ野宿して。次の日のお昼前に、街へ着くことができた。

『証、作るのが先だぞ!』

『こ、これで完璧?』

『ええ。これで何も問題なくなります』

 問題がなくなるって。お前達が精霊王っていう問題は、なくならないんだからな? と心の中で思いながら、門を潜る俺達。

 だけどまさかここで、ワイバーン事件に巻き込まれるとは、この時の俺は思ってもいなかった。そしてまさかなの出会いがあるとも、思っていなかった。
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