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5話
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あれからどれくらいの時間が経ったんだろうか。 部屋には奇妙な平穏が訪れていた。
俺にしがみついていた少女もようやく落ち着きを取り戻し、ぼろ布を大事そうに膝にかけ、体育座りをしている。
DPが溜まるたびに俺はパンを生成した。一つは少女に、そしてもう一つは……扉の前で見張りを続けるゴブリンに。
「ギィ?」
ゴブリンは最初こそ戸惑っていたが、俺のほうを一度振り仰ぎそれからおもむろにパンを受け取るとペコリと頭を下げ、それを美味そうに平らげた。
その様子を見て少女のゴブリンに対する恐怖もいくらか薄れたようだ。あれが神様の使い魔であり、害意はないと再認識してくれたらしい。
一方あのスライムは……いつの間にか姿を消していた。
さっきゴブリンに命令して扉の外の様子をほんの一瞬だけ偵察させたんだが……どうやらその時に、あの知力1のプルプルは何の考えもなしに外の世界へ転がり出ていってしまったらしい。
くそ……何の役に立つんだあいつは。
だが、それよりも俺は重要な事実に気づいた。
ゴブリンやスライムが部屋にいても、DPが増える速度はまったく変わらなかった。 ……つまりこのポイントを生み出しているのは間違いなく少女の滞在そのものだ。
少女が特別……というよりは人間の滞在が重要なのかもしれない。彼女の安全と快適こそが俺のDPに直結している……。
そうこうしている間にもDPは順調に溜まっていた。
そして今、ついに……!
[DP: 50]
(よし! 50だ!うーむ……どう使うか)
俺は脳裏のリストを睨みつけた。
「鍵 (50DP)」か? でも奴隷商人どもが本気で蹴破りに来たら結局は時間の問題だ。根本的な解決にはならない……。
(いっそ「一般魔物ガチャ (5DP)」を10連発引いてゴブリン軍団でも作るか? いや、でも[C]コモンばっかり10匹増えても食費(パン代)が馬鹿にならないか……?)
俺が悩んでいたその時だった。
(ん?)
扉の向こう側から微かに「ぷる、ぷるる……」という湿った音が聞こえた気がした。
俺は扉の前に立つゴブリンに命令する。
(おい、ゴブリンくん! 扉を開けて、外の様子を見てくれ!)
「ギィ?」
彼はゆっくりと扉を数センチだけ開けた。
その隙間から、するりと。 緑色のプルプル……あのスライムが滑り込んできた!
(お前、生きてたのか!?)
てっきり外の魔物に食われたか、どこかへ行ってしまったものとばかり思っていた。
スライムは部屋に入ると少女や同僚のゴブリンには目もくれず、一直線に俺に向かってきた。
そして俺の目の前で……。
「べちゃっ」 と何かを吐き出した!
(うおっ、きたねぇ……!)
思わず叫ぶ。
吐き出されたのはなんだかよく分からない苔とか木の皮とかが混じった泥団子のようなものだった。
だが、その直後!
俺の脳裏のDP残高が[DP: 50] から、一瞬で [DP: 60] へと跳ね上がった!
(……え? DPが 10 増えた? もしかして……)
俺は慌ててスライムのステータスを再確認する。
♢ ♢ ♢
名前:スライム
レアリティ:[C] コモン
種別:資源採取用魔物 特技:[溶解 (Lv.1)]
♢ ♢ ♢
(……そういうことか!)
こいつは外に出て資源を集めて、それを[溶解]してDPに変換できるんだ!
少女が滞在することで溜まる基本収入とは別に、能動的にDPを稼ぐ「稼ぎ頭」ができたぞ!
これはデカい。DPが60に増えた今、選択肢も変わってくる。
俺は頭の中でソロバンを弾く。スライムが1匹で10DP稼いできた。もし10匹いたら? 100DPだ! 稼ぎ頭を増やしてDP効率を上げる投資をするのが、長期的には一番賢い選択肢じゃないか?
(それに……10回も引けば、いくら一般ガチャとはいえ、スライムやゴブリンだけとも限らないだろ!?)
運が良ければレアリティの高いもうちょいマシな防衛戦力が出てくるかもしれない!
(よし、決めた! ここは勝負だ!)
俺は脳裏のリストで「一般魔物ガチャ(5DP)」を、立て続けに10回実行するイメージを固めた。
ありったけのDPを叩き込む!
[DP: 60] → [DP: 10]
その瞬間、俺の周囲の空間が嵐のようにバチバチッと光り始めた!
「ギィッ!?」
「ひゃあっ!?」
扉の前のゴブリンも少女も、突然始まった光の明滅に飛び上がる。
一度じゃない。
バチン! ぽよん。 バチン! ぽよん。 バチン! ギィ? バチン! ぽよん……
召喚のエフェクトが10回連続で発生し、狭い石の部屋は一瞬でカオスに陥った。
光が収まった時。 そこには……。
(……えーっと)
プルプル。プルプル。プルプル……。
緑色のゼリー……スライムが、9匹。 床のあちこちを占拠し、無秩序に震えている。
そして、ポツンと1匹。 棍棒を握りしめ状況が理解できずにキョロキョロしている新入りのゴブリン。
(……スライム9匹、ゴブリン1匹か)
まぁ、そんなもんだよな、うん。
一般ガチャだもんな。 俺は肩を落とす。レア魔物なんて夢のまた夢だった。
(ていうかゴブリン……)
俺は扉の前で見張りをしていた「先輩ゴブリン」と、今出てきた「後輩ゴブリン」を見比べる。
(君、何気に排出率低いんだね……?)
10回引いて1匹ってことは、単純計算で10%か? 試行回数が少なすぎるからなんとも言えないが……。
奴隷商人が来た土壇場で、スライムじゃなくゴブリンを引き当てた俺、めちゃくちゃ幸運だったんじゃ……。
あの時、スライムしか出なかったら少女は今頃……。
(……考えんのやめよ)
俺が内心で冷や汗をかいている間にも、部屋はプルプル音で満たされていく。
少女はいきなり増えたスライム軍団に若干引き気味だが、害がないのは分かっているのでとりあえず俺の近くからは離れようとしない。
先輩ゴブリンは後輩ゴブリンのほうへトコトコ歩いていき、「ギィ? (お前も神様の部下か?)」みたいな感じで話しかけている。
(よし、決めた。この奇妙なファミリーを動かすんだ)
俺はまず部屋の大半を占めてプルプルと震えているスライム軍団 (合計10匹)と、扉の前にいるゴブリン(先輩)に意識を集中させる。
(ゴブリン、 扉の閂を開けてくれ! そしてスライム! お前らは先輩スライムみたいに何か『資源』になるものを集めてきてくれ!)
「ギィッ!」
先輩ゴブリンが新入りゴブリンの頭をなぜか棍棒で軽く小突いて何かを伝えると、二匹がかりで扉を押し開けた。
外の光が差し込む。
すると待ってましたとばかりに10匹のスライムたちが「ぷるぷるぷる!」と、液体が床を転がり出るかのように何の統率もなく一斉に扉の外へ飛び出していった。
……何の警戒心も計画性もない。本当に大丈夫なの、あれは。
(ゴブリンくん二匹は扉の見張りをしてくれ。交代で外を警戒して!)
俺は残ったゴブリン二匹に念を送る。
「ギィ!」
二匹は理解したのだろう、スライムたちが出て行ったのを確認すると、先輩ゴブリンは外で見張りを始める。後輩ゴブリンは扉を閉めて扉に耳を当てて外の音をうかがいながらも、棍棒を構えて座り込む。
うん、さっきよりずっと見張りっぽくなってきた。
隅でその光景を見ていた少女もスライム軍団が一斉に出撃していく様子に目を丸くしていたが、ゴブリンたちが扉を閉めて見張りをしてくれたのを見て少し安心したようだ。
(……よし。これでスライム軍団が資源集めに稼働してくれたはずだ)
俺は一息をつく。
(本当はスライム軍団にゴブリンを護衛につけてやりたいところだが……)
俺は閉ざされた扉に目を向ける。
(そもそも、ゴブリン程度が外にいる魔物に適うのかも怪しい。今はDPも10しか残ってないし、カツカツだ。なんとかこれでやってくしかない……)
さて……これで安全というわけじゃない。
(あの商人たちが、仲間を連れていつまた来るか分からない。もっとマズいのは……あの護衛が『ゴブリンの巣を見つけた』なんて街で報告しやがったら?)
(討伐隊なんてのが組織されて押し寄せてくる可能性だってゼロじゃない……)
俺は意識を切り替える。
(今考えるべきは……まずは第一に、DPの効率的な稼ぎだ。あのスライム軍団がどれだけ持ち帰ってくれるかにかかってる)
(そして稼いだDPで防備を固める。それから少女の生活改善だな。毛布くらいは買ってやりたい。後は働いてくれるゴブリンたちにもちゃんとした食事も与えたい……スライムは……食べるのかな?)
忙しくなってきたな俺。石のくせに。
♢ ♢ ♢
[現在の拠点状況]
拠点名: (未設定)
階層: 1階のみ(コアの部屋兼入り口)
設備: 粗末な扉(ゴブリンx2が警備中)
DP: 10 (少女の滞在により増加中)
訪問者: 1名(少女、待機中)
召喚中: スライム x10、ゴブリン x2
♢ ♢ ♢
俺にしがみついていた少女もようやく落ち着きを取り戻し、ぼろ布を大事そうに膝にかけ、体育座りをしている。
DPが溜まるたびに俺はパンを生成した。一つは少女に、そしてもう一つは……扉の前で見張りを続けるゴブリンに。
「ギィ?」
ゴブリンは最初こそ戸惑っていたが、俺のほうを一度振り仰ぎそれからおもむろにパンを受け取るとペコリと頭を下げ、それを美味そうに平らげた。
その様子を見て少女のゴブリンに対する恐怖もいくらか薄れたようだ。あれが神様の使い魔であり、害意はないと再認識してくれたらしい。
一方あのスライムは……いつの間にか姿を消していた。
さっきゴブリンに命令して扉の外の様子をほんの一瞬だけ偵察させたんだが……どうやらその時に、あの知力1のプルプルは何の考えもなしに外の世界へ転がり出ていってしまったらしい。
くそ……何の役に立つんだあいつは。
だが、それよりも俺は重要な事実に気づいた。
ゴブリンやスライムが部屋にいても、DPが増える速度はまったく変わらなかった。 ……つまりこのポイントを生み出しているのは間違いなく少女の滞在そのものだ。
少女が特別……というよりは人間の滞在が重要なのかもしれない。彼女の安全と快適こそが俺のDPに直結している……。
そうこうしている間にもDPは順調に溜まっていた。
そして今、ついに……!
[DP: 50]
(よし! 50だ!うーむ……どう使うか)
俺は脳裏のリストを睨みつけた。
「鍵 (50DP)」か? でも奴隷商人どもが本気で蹴破りに来たら結局は時間の問題だ。根本的な解決にはならない……。
(いっそ「一般魔物ガチャ (5DP)」を10連発引いてゴブリン軍団でも作るか? いや、でも[C]コモンばっかり10匹増えても食費(パン代)が馬鹿にならないか……?)
俺が悩んでいたその時だった。
(ん?)
扉の向こう側から微かに「ぷる、ぷるる……」という湿った音が聞こえた気がした。
俺は扉の前に立つゴブリンに命令する。
(おい、ゴブリンくん! 扉を開けて、外の様子を見てくれ!)
「ギィ?」
彼はゆっくりと扉を数センチだけ開けた。
その隙間から、するりと。 緑色のプルプル……あのスライムが滑り込んできた!
(お前、生きてたのか!?)
てっきり外の魔物に食われたか、どこかへ行ってしまったものとばかり思っていた。
スライムは部屋に入ると少女や同僚のゴブリンには目もくれず、一直線に俺に向かってきた。
そして俺の目の前で……。
「べちゃっ」 と何かを吐き出した!
(うおっ、きたねぇ……!)
思わず叫ぶ。
吐き出されたのはなんだかよく分からない苔とか木の皮とかが混じった泥団子のようなものだった。
だが、その直後!
俺の脳裏のDP残高が[DP: 50] から、一瞬で [DP: 60] へと跳ね上がった!
(……え? DPが 10 増えた? もしかして……)
俺は慌ててスライムのステータスを再確認する。
♢ ♢ ♢
名前:スライム
レアリティ:[C] コモン
種別:資源採取用魔物 特技:[溶解 (Lv.1)]
♢ ♢ ♢
(……そういうことか!)
こいつは外に出て資源を集めて、それを[溶解]してDPに変換できるんだ!
少女が滞在することで溜まる基本収入とは別に、能動的にDPを稼ぐ「稼ぎ頭」ができたぞ!
これはデカい。DPが60に増えた今、選択肢も変わってくる。
俺は頭の中でソロバンを弾く。スライムが1匹で10DP稼いできた。もし10匹いたら? 100DPだ! 稼ぎ頭を増やしてDP効率を上げる投資をするのが、長期的には一番賢い選択肢じゃないか?
(それに……10回も引けば、いくら一般ガチャとはいえ、スライムやゴブリンだけとも限らないだろ!?)
運が良ければレアリティの高いもうちょいマシな防衛戦力が出てくるかもしれない!
(よし、決めた! ここは勝負だ!)
俺は脳裏のリストで「一般魔物ガチャ(5DP)」を、立て続けに10回実行するイメージを固めた。
ありったけのDPを叩き込む!
[DP: 60] → [DP: 10]
その瞬間、俺の周囲の空間が嵐のようにバチバチッと光り始めた!
「ギィッ!?」
「ひゃあっ!?」
扉の前のゴブリンも少女も、突然始まった光の明滅に飛び上がる。
一度じゃない。
バチン! ぽよん。 バチン! ぽよん。 バチン! ギィ? バチン! ぽよん……
召喚のエフェクトが10回連続で発生し、狭い石の部屋は一瞬でカオスに陥った。
光が収まった時。 そこには……。
(……えーっと)
プルプル。プルプル。プルプル……。
緑色のゼリー……スライムが、9匹。 床のあちこちを占拠し、無秩序に震えている。
そして、ポツンと1匹。 棍棒を握りしめ状況が理解できずにキョロキョロしている新入りのゴブリン。
(……スライム9匹、ゴブリン1匹か)
まぁ、そんなもんだよな、うん。
一般ガチャだもんな。 俺は肩を落とす。レア魔物なんて夢のまた夢だった。
(ていうかゴブリン……)
俺は扉の前で見張りをしていた「先輩ゴブリン」と、今出てきた「後輩ゴブリン」を見比べる。
(君、何気に排出率低いんだね……?)
10回引いて1匹ってことは、単純計算で10%か? 試行回数が少なすぎるからなんとも言えないが……。
奴隷商人が来た土壇場で、スライムじゃなくゴブリンを引き当てた俺、めちゃくちゃ幸運だったんじゃ……。
あの時、スライムしか出なかったら少女は今頃……。
(……考えんのやめよ)
俺が内心で冷や汗をかいている間にも、部屋はプルプル音で満たされていく。
少女はいきなり増えたスライム軍団に若干引き気味だが、害がないのは分かっているのでとりあえず俺の近くからは離れようとしない。
先輩ゴブリンは後輩ゴブリンのほうへトコトコ歩いていき、「ギィ? (お前も神様の部下か?)」みたいな感じで話しかけている。
(よし、決めた。この奇妙なファミリーを動かすんだ)
俺はまず部屋の大半を占めてプルプルと震えているスライム軍団 (合計10匹)と、扉の前にいるゴブリン(先輩)に意識を集中させる。
(ゴブリン、 扉の閂を開けてくれ! そしてスライム! お前らは先輩スライムみたいに何か『資源』になるものを集めてきてくれ!)
「ギィッ!」
先輩ゴブリンが新入りゴブリンの頭をなぜか棍棒で軽く小突いて何かを伝えると、二匹がかりで扉を押し開けた。
外の光が差し込む。
すると待ってましたとばかりに10匹のスライムたちが「ぷるぷるぷる!」と、液体が床を転がり出るかのように何の統率もなく一斉に扉の外へ飛び出していった。
……何の警戒心も計画性もない。本当に大丈夫なの、あれは。
(ゴブリンくん二匹は扉の見張りをしてくれ。交代で外を警戒して!)
俺は残ったゴブリン二匹に念を送る。
「ギィ!」
二匹は理解したのだろう、スライムたちが出て行ったのを確認すると、先輩ゴブリンは外で見張りを始める。後輩ゴブリンは扉を閉めて扉に耳を当てて外の音をうかがいながらも、棍棒を構えて座り込む。
うん、さっきよりずっと見張りっぽくなってきた。
隅でその光景を見ていた少女もスライム軍団が一斉に出撃していく様子に目を丸くしていたが、ゴブリンたちが扉を閉めて見張りをしてくれたのを見て少し安心したようだ。
(……よし。これでスライム軍団が資源集めに稼働してくれたはずだ)
俺は一息をつく。
(本当はスライム軍団にゴブリンを護衛につけてやりたいところだが……)
俺は閉ざされた扉に目を向ける。
(そもそも、ゴブリン程度が外にいる魔物に適うのかも怪しい。今はDPも10しか残ってないし、カツカツだ。なんとかこれでやってくしかない……)
さて……これで安全というわけじゃない。
(あの商人たちが、仲間を連れていつまた来るか分からない。もっとマズいのは……あの護衛が『ゴブリンの巣を見つけた』なんて街で報告しやがったら?)
(討伐隊なんてのが組織されて押し寄せてくる可能性だってゼロじゃない……)
俺は意識を切り替える。
(今考えるべきは……まずは第一に、DPの効率的な稼ぎだ。あのスライム軍団がどれだけ持ち帰ってくれるかにかかってる)
(そして稼いだDPで防備を固める。それから少女の生活改善だな。毛布くらいは買ってやりたい。後は働いてくれるゴブリンたちにもちゃんとした食事も与えたい……スライムは……食べるのかな?)
忙しくなってきたな俺。石のくせに。
♢ ♢ ♢
[現在の拠点状況]
拠点名: (未設定)
階層: 1階のみ(コアの部屋兼入り口)
設備: 粗末な扉(ゴブリンx2が警備中)
DP: 10 (少女の滞在により増加中)
訪問者: 1名(少女、待機中)
召喚中: スライム x10、ゴブリン x2
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