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46話
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(5000DPだ! 中コストガチャ、いけっ!!)
消費DP:5000!
DP残高:14500 → 9500
その瞬間。 さっきの9連ガチャの時とは「質」の違う、重く腹の底に響くような振動が塔全体を襲った。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……ッ!!!!!
「きゃっ!? ま、また!?」
リナがベッドから飛び起きる。
揺れだけではない。塔全体がきしむような音と共に圧倒的な魔力が最下層に渦巻いているのが俺にも伝わってくる。
(来るぞ……! [R]ランク級の何かが!)
塔が再び持ち上がる。
今までの「部屋が増える」という感覚ではない。「土台そのものが作り変えられる」ような感覚だ。
揺れが収まると、俺の脳裏に金色の文字でシステムメッセージが表示された。
♢ ♢ ♢
【フロア増設(中コスト)を実行】
【[R] レアランクのフロアが生成されました!】
[新規追加フロア(新1階)]
1階(新・入口): [R] 巨人の黒鉄門(アダマン・ゲート)
レアリティ: [R] レア
階層: 1階(玄関)
[機能]
[不落の城門]: 入口に設置された巨大な黒鉄の門。物理・魔法防御力が極めて高く、破壊は困難。自動修復機能(高)を持つ。
[防衛砲塔]: 門の両脇と上部に、矢や魔法を放つための銃眼とバルコニーが設置されている。バリスタも付属。ここからの攻撃は射程と威力が強化される。
[守護像・ガーゴイル]: 門の上部に設置された石像。[侵入者]を感知すると自動的に動き出し、空からの侵入や門前の敵を攻撃する(※自律稼働・補充不要)。
[威圧の広間]: 門を抜けた先にある、黒曜石で作られた重厚なホール。侵入者に[プレッシャー](全ステータス低下・微)を常に与え続ける。
♢ ♢ ♢
([R]ランク……! [巨人の黒鉄門]だと!?)
俺は慌てて意識を1階へと飛ばす。
そこには今までの「石造りの遺跡」といった雰囲気とは一線を画す、圧倒的な威圧感を放つ黒い要塞が出現していた。
まず、外の入り口には高さ10メートルはあろうかという巨大な黒鉄の門。その両脇には城壁のようにそびえ立つ石壁。
上部には不気味な悪魔の像・ガーゴイルが目を赤く光らせて鎮座している。
(すげぇ……! これだよ、俺が求めていたのは!)
これなら生半可な冒険者や魔物の群れは門の前で立ち往生するだけで終わるだろう。
しかも、門の内側……つまり塔の一階は「威圧の広間」になっている。
ここで[N]スケルトン・ガーディアンや[N]ゴーレムが守りを固めれば……。
(鉄壁だ。文字通りの鉄壁が完成した!)
これで消耗戦を強いる「長いダンジョン(2~10階)」の前に最強の門番(1階)を置くことができた。
突破されたとしても、その先には地獄の消耗戦が待っているわけだ。
俺は震えるほどの充足感に包まれた。
だが、DPは残り9500もある。まだ何かできる。
(そろそろ防衛部隊を強化すべきかもな……)
新たな玄関口として出現した[R]巨人の黒鉄門。立派すぎる門を眺めながら俺はふと思った。
フロアは最強になった。だが、中身はどうだ?
ジェネラルは探索へ、ウルフは狩りへ、バットは偵察へ。 彼ら[R]ランクや[N]ランクの主力は常に外を飛び回っている。
無論、侵入者が来たら帰還させるつもりだが……いざという時、黒鉄門を死守し、拠点の最終防衛ラインを支えるのは防衛部隊だ。
(まずは今現在の防衛部隊を確認しよう)
俺は脳裏に[N]スケルトン・ガーディアン率いる防衛部隊のリストを表示させた。
【現在の防衛部隊(配置:1階 [R]巨人の黒鉄門)】
■ 部隊長
[N] スケルトン・ガーディアン (Lv.13)
装備: [UC] 黒鉄の塔盾
状態: 忠実、鉄壁。だが[N]ランク。
■ 主力メンバー([N]ランク)
[N] ミノタウロス (Lv.1)
特徴: パワーファイター。まだ実戦経験が浅い。
[N] ゴーレム (Lv.1)
特徴: 物理壁。HPは高いが動きが遅い。
[N] デュラハン (Lv.1)
特徴: 遊撃アタッカー。
[N] アシッド・センチピード (Lv.10)
特徴: 遠距離・デバフ担当。古株。
[N] リザードマン (Lv.1)
特徴: バランス型。
[N] スケルトン・ソルジャー × 2 (Lv.1)
特徴: ガーディアンの補佐。
■ 支援メンバー([UC]ランク多数)
[UC] コボルト部隊: 罠設置、バリスタ操作(予定)。
[UC] スパイダー・ムカデ部隊: 天井からの奇襲。
[UC] スケルトン部隊: 数の暴力、壁役。
(……悪くはない。数は揃ってるし[N]ランクも多い。でも……)
俺は[R]巨人の黒鉄門を見上げる。
[R]ランクの門を守る指揮官が[N]ランクのスケルトン・ガーディアンというのは、少し釣り合いが取れていない気がする。
ジェネラル(総司令)、ウルフ(狩猟)、デストロイヤー(特攻)と他の部隊長は軒並み[R]ランクに進化した。
(防衛部隊長が[N]ランクのままじゃ、万が一[R]クラスの敵……例えばあの魔族ヴォルグ級が攻めてきた時に、指揮系統が崩壊しかねない)
俺は決断した。
最強の門に相応しい、最強の門番が必要だ。
(ガーディアンを進化させる!)
俺は[N]スケルトン・ガーディアンのステータスを開く。
現在のレベルは13。進化条件はLv.15だ。あと2つ。DPで経験値を注入すればすぐに届く。
(よし……やるぞ! DP注入!)
DP注入! Lv.13 → Lv.15 (消費DP: 900)
(消費DP900……)
なんだろう。違和感を感じる。
計算式的にはもっと高いはずだが……900で済むとは。
ランクが関係している? それとも種族?
まぁいい……そのうちに分かるかもしれない。
ガーディアンの全身が淡く発光し、進化を待ち望んでいるようだ。
進化先を確認しよう。
♢ ♢ ♢
【[N]スケルトン・ガーディアン (Lv.15) の進化先】
[R] スケルトン・バウォーク
進化タイプ: 防御特化・要塞
コスト: 2000 DP
概要: VIT(体力)が極限まで上昇し、動く要塞となる。[シールドガード]が[フォートレス](完全ダメージ無効化/MP消費大)に進化。
[不動]スキルにより、どんな衝撃でも吹き飛ばされない。
門の守護者として、敵の進軍を物理的に「止める」ことに特化している。
[R] スケルトン・パラディン
進化タイプ: 防御・支援・聖騎士
コスト: 2000 DP
概要: INT(知力)が上昇し、[アンデッド・ヒール]や[ホーリー・スマイト](対・悪属性特効)を習得する。味方の回復やバフも可能な、守りの司令塔。
適性: 部隊全体の生存率を高め、持久戦に持ち込むのに適している。
♢ ♢ ♢
(究極の「盾」か、支援もできる「聖騎士」か……だけど回復役はリナ一人でいい。彼女の「特別」を奪う必要はない)
俺は迷いを捨てた。パラディンになれば便利かもしれないが、器用貧乏になる恐れもある。
[R]ランクの黒鉄門を守るのに必要なのは、小細工なしの「絶対的な壁」だ。
(ガーディアン! お前は鉄壁になるんだ!)
(進化だ! [R] スケルトン・バウォーク!!)
進化実行! (消費DP: 2000)
その瞬間。
1階、[R]巨人の黒鉄門の前で待機していたスケルトン・ガーディアンの体が鉛のように重く、鈍い鋼色の光に包まれた。
「ゴゴゴゴゴ……」
光は眩しくない。むしろ周囲の光を飲み込み、質量へと変換しているかのような重圧感がある。
骨の軋む音が鉄骨が組み上がるような重厚な金属音へと変わっていく。
今まで彼が装備していた[UC]黒鉄の塔盾が光の中で融解し、彼の骨格、そして鎧と融合していく。
身長が伸び、横幅が倍以上に膨れ上がる。 それはもはや人型というよりは、歩く城塞。
「……カッ!!」
光が弾け飛び、重苦しい着地音が広間を揺らした。
そこに立っていたのは全身を分厚い多重装甲のフルプレートメイルに包んだ巨体。 そして何より目を引くのは、左手に持っている……いや、左腕そのものが変形して一体化した巨大すぎるスパイクシールドだ。
(で、でかい……! これがバウォーク……!?)
俺は生まれ変わった防衛部隊長の、圧倒的なステータスを確認する。
♢ ♢ ♢
名前: スケルトン・バウォーク
レアリティ: [R] レア (進化種)
種別: 防衛特化・アンデッド(要塞種)
Lv: 15 HP: 600/600 MP: 50/50
STR (筋力): 18
VIT (体力): 50
AGI (敏捷): 3
INT (知力): 10
[装備]
[R] 巨人の城壁盾(ギガント・ウォール): (進化により生成)左腕と一体化した超重量の盾。
[特技]
[フォートレス (Lv.1)]: [シールドガード]の上位スキル。MPを消費し、展開中は正面からのダメージを「無効化」する防御障壁を展開する。ただし、発動中は移動できない。
[不動 (Lv.MAX)]: (パッシブ)ノックバック、吹き飛ばし、転倒を完全に無効化する。
[ガーディアンズ・ロア (Lv.1)]: 敵の敵対心を自身に強制集中させる咆哮。
[アンデッド体質 (Lv.2)]: 精神攻撃無効。毒・出血無効。部位欠損しても、MPがあれば即座に修復する。
♢ ♢ ♢
(HP 600、VIT 50か……!)
[R]ヒーロー・エンシェント・ダイアウルフ(HP 400)よりはタフだが[R]オーク・デストロイヤー(HP 750)には及ばないか。
それにRにしてはSTRが低い。攻撃はあまり期待出来なさそうだ。
だが、こいつの真価は数値じゃない。 [不動]と[フォートレス]のスキルだ。 これを使えば敵を完全にシャットアウトできる。
「カカッ……」
バウォークが以前よりも低く、重厚な顎の音を鳴らして一礼する。 動きに合わせて全身の装甲がジャラリと重い音を立てた。
(頼もしい……! これで、1階の守りは盤石だ!)
攻撃のジェネラル、遊撃のウルフ、特攻のデストロイヤー。 そして鉄壁のバウォーク。
俺のダンジョンを守る猛者たちがついに揃ったんだ……!
♢ ♢ ♢
[現在の拠点状況]
拠点名: (未設定・円形の塔)
階層: 16階建て + 屋上
DP: 6,600
訪問者: 1名(リナ)
召喚中:
総司令官: [R] ヒーロー・ゴブリン・ジェネラル (Lv.20)
狩猟部隊長: [R] ヒーロー・エンシェント・ダイアウルフ (Lv.15)
突撃隊長: [R] オーク・デストロイヤー (Lv.15)
防衛部隊長: [R] スケルトン・バウォーク (Lv.15)
偵察部隊長: [N] ヴァンパイアバット (Lv.8)
(他、多数)
侵入者: なし
♢ ♢ ♢
消費DP:5000!
DP残高:14500 → 9500
その瞬間。 さっきの9連ガチャの時とは「質」の違う、重く腹の底に響くような振動が塔全体を襲った。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……ッ!!!!!
「きゃっ!? ま、また!?」
リナがベッドから飛び起きる。
揺れだけではない。塔全体がきしむような音と共に圧倒的な魔力が最下層に渦巻いているのが俺にも伝わってくる。
(来るぞ……! [R]ランク級の何かが!)
塔が再び持ち上がる。
今までの「部屋が増える」という感覚ではない。「土台そのものが作り変えられる」ような感覚だ。
揺れが収まると、俺の脳裏に金色の文字でシステムメッセージが表示された。
♢ ♢ ♢
【フロア増設(中コスト)を実行】
【[R] レアランクのフロアが生成されました!】
[新規追加フロア(新1階)]
1階(新・入口): [R] 巨人の黒鉄門(アダマン・ゲート)
レアリティ: [R] レア
階層: 1階(玄関)
[機能]
[不落の城門]: 入口に設置された巨大な黒鉄の門。物理・魔法防御力が極めて高く、破壊は困難。自動修復機能(高)を持つ。
[防衛砲塔]: 門の両脇と上部に、矢や魔法を放つための銃眼とバルコニーが設置されている。バリスタも付属。ここからの攻撃は射程と威力が強化される。
[守護像・ガーゴイル]: 門の上部に設置された石像。[侵入者]を感知すると自動的に動き出し、空からの侵入や門前の敵を攻撃する(※自律稼働・補充不要)。
[威圧の広間]: 門を抜けた先にある、黒曜石で作られた重厚なホール。侵入者に[プレッシャー](全ステータス低下・微)を常に与え続ける。
♢ ♢ ♢
([R]ランク……! [巨人の黒鉄門]だと!?)
俺は慌てて意識を1階へと飛ばす。
そこには今までの「石造りの遺跡」といった雰囲気とは一線を画す、圧倒的な威圧感を放つ黒い要塞が出現していた。
まず、外の入り口には高さ10メートルはあろうかという巨大な黒鉄の門。その両脇には城壁のようにそびえ立つ石壁。
上部には不気味な悪魔の像・ガーゴイルが目を赤く光らせて鎮座している。
(すげぇ……! これだよ、俺が求めていたのは!)
これなら生半可な冒険者や魔物の群れは門の前で立ち往生するだけで終わるだろう。
しかも、門の内側……つまり塔の一階は「威圧の広間」になっている。
ここで[N]スケルトン・ガーディアンや[N]ゴーレムが守りを固めれば……。
(鉄壁だ。文字通りの鉄壁が完成した!)
これで消耗戦を強いる「長いダンジョン(2~10階)」の前に最強の門番(1階)を置くことができた。
突破されたとしても、その先には地獄の消耗戦が待っているわけだ。
俺は震えるほどの充足感に包まれた。
だが、DPは残り9500もある。まだ何かできる。
(そろそろ防衛部隊を強化すべきかもな……)
新たな玄関口として出現した[R]巨人の黒鉄門。立派すぎる門を眺めながら俺はふと思った。
フロアは最強になった。だが、中身はどうだ?
ジェネラルは探索へ、ウルフは狩りへ、バットは偵察へ。 彼ら[R]ランクや[N]ランクの主力は常に外を飛び回っている。
無論、侵入者が来たら帰還させるつもりだが……いざという時、黒鉄門を死守し、拠点の最終防衛ラインを支えるのは防衛部隊だ。
(まずは今現在の防衛部隊を確認しよう)
俺は脳裏に[N]スケルトン・ガーディアン率いる防衛部隊のリストを表示させた。
【現在の防衛部隊(配置:1階 [R]巨人の黒鉄門)】
■ 部隊長
[N] スケルトン・ガーディアン (Lv.13)
装備: [UC] 黒鉄の塔盾
状態: 忠実、鉄壁。だが[N]ランク。
■ 主力メンバー([N]ランク)
[N] ミノタウロス (Lv.1)
特徴: パワーファイター。まだ実戦経験が浅い。
[N] ゴーレム (Lv.1)
特徴: 物理壁。HPは高いが動きが遅い。
[N] デュラハン (Lv.1)
特徴: 遊撃アタッカー。
[N] アシッド・センチピード (Lv.10)
特徴: 遠距離・デバフ担当。古株。
[N] リザードマン (Lv.1)
特徴: バランス型。
[N] スケルトン・ソルジャー × 2 (Lv.1)
特徴: ガーディアンの補佐。
■ 支援メンバー([UC]ランク多数)
[UC] コボルト部隊: 罠設置、バリスタ操作(予定)。
[UC] スパイダー・ムカデ部隊: 天井からの奇襲。
[UC] スケルトン部隊: 数の暴力、壁役。
(……悪くはない。数は揃ってるし[N]ランクも多い。でも……)
俺は[R]巨人の黒鉄門を見上げる。
[R]ランクの門を守る指揮官が[N]ランクのスケルトン・ガーディアンというのは、少し釣り合いが取れていない気がする。
ジェネラル(総司令)、ウルフ(狩猟)、デストロイヤー(特攻)と他の部隊長は軒並み[R]ランクに進化した。
(防衛部隊長が[N]ランクのままじゃ、万が一[R]クラスの敵……例えばあの魔族ヴォルグ級が攻めてきた時に、指揮系統が崩壊しかねない)
俺は決断した。
最強の門に相応しい、最強の門番が必要だ。
(ガーディアンを進化させる!)
俺は[N]スケルトン・ガーディアンのステータスを開く。
現在のレベルは13。進化条件はLv.15だ。あと2つ。DPで経験値を注入すればすぐに届く。
(よし……やるぞ! DP注入!)
DP注入! Lv.13 → Lv.15 (消費DP: 900)
(消費DP900……)
なんだろう。違和感を感じる。
計算式的にはもっと高いはずだが……900で済むとは。
ランクが関係している? それとも種族?
まぁいい……そのうちに分かるかもしれない。
ガーディアンの全身が淡く発光し、進化を待ち望んでいるようだ。
進化先を確認しよう。
♢ ♢ ♢
【[N]スケルトン・ガーディアン (Lv.15) の進化先】
[R] スケルトン・バウォーク
進化タイプ: 防御特化・要塞
コスト: 2000 DP
概要: VIT(体力)が極限まで上昇し、動く要塞となる。[シールドガード]が[フォートレス](完全ダメージ無効化/MP消費大)に進化。
[不動]スキルにより、どんな衝撃でも吹き飛ばされない。
門の守護者として、敵の進軍を物理的に「止める」ことに特化している。
[R] スケルトン・パラディン
進化タイプ: 防御・支援・聖騎士
コスト: 2000 DP
概要: INT(知力)が上昇し、[アンデッド・ヒール]や[ホーリー・スマイト](対・悪属性特効)を習得する。味方の回復やバフも可能な、守りの司令塔。
適性: 部隊全体の生存率を高め、持久戦に持ち込むのに適している。
♢ ♢ ♢
(究極の「盾」か、支援もできる「聖騎士」か……だけど回復役はリナ一人でいい。彼女の「特別」を奪う必要はない)
俺は迷いを捨てた。パラディンになれば便利かもしれないが、器用貧乏になる恐れもある。
[R]ランクの黒鉄門を守るのに必要なのは、小細工なしの「絶対的な壁」だ。
(ガーディアン! お前は鉄壁になるんだ!)
(進化だ! [R] スケルトン・バウォーク!!)
進化実行! (消費DP: 2000)
その瞬間。
1階、[R]巨人の黒鉄門の前で待機していたスケルトン・ガーディアンの体が鉛のように重く、鈍い鋼色の光に包まれた。
「ゴゴゴゴゴ……」
光は眩しくない。むしろ周囲の光を飲み込み、質量へと変換しているかのような重圧感がある。
骨の軋む音が鉄骨が組み上がるような重厚な金属音へと変わっていく。
今まで彼が装備していた[UC]黒鉄の塔盾が光の中で融解し、彼の骨格、そして鎧と融合していく。
身長が伸び、横幅が倍以上に膨れ上がる。 それはもはや人型というよりは、歩く城塞。
「……カッ!!」
光が弾け飛び、重苦しい着地音が広間を揺らした。
そこに立っていたのは全身を分厚い多重装甲のフルプレートメイルに包んだ巨体。 そして何より目を引くのは、左手に持っている……いや、左腕そのものが変形して一体化した巨大すぎるスパイクシールドだ。
(で、でかい……! これがバウォーク……!?)
俺は生まれ変わった防衛部隊長の、圧倒的なステータスを確認する。
♢ ♢ ♢
名前: スケルトン・バウォーク
レアリティ: [R] レア (進化種)
種別: 防衛特化・アンデッド(要塞種)
Lv: 15 HP: 600/600 MP: 50/50
STR (筋力): 18
VIT (体力): 50
AGI (敏捷): 3
INT (知力): 10
[装備]
[R] 巨人の城壁盾(ギガント・ウォール): (進化により生成)左腕と一体化した超重量の盾。
[特技]
[フォートレス (Lv.1)]: [シールドガード]の上位スキル。MPを消費し、展開中は正面からのダメージを「無効化」する防御障壁を展開する。ただし、発動中は移動できない。
[不動 (Lv.MAX)]: (パッシブ)ノックバック、吹き飛ばし、転倒を完全に無効化する。
[ガーディアンズ・ロア (Lv.1)]: 敵の敵対心を自身に強制集中させる咆哮。
[アンデッド体質 (Lv.2)]: 精神攻撃無効。毒・出血無効。部位欠損しても、MPがあれば即座に修復する。
♢ ♢ ♢
(HP 600、VIT 50か……!)
[R]ヒーロー・エンシェント・ダイアウルフ(HP 400)よりはタフだが[R]オーク・デストロイヤー(HP 750)には及ばないか。
それにRにしてはSTRが低い。攻撃はあまり期待出来なさそうだ。
だが、こいつの真価は数値じゃない。 [不動]と[フォートレス]のスキルだ。 これを使えば敵を完全にシャットアウトできる。
「カカッ……」
バウォークが以前よりも低く、重厚な顎の音を鳴らして一礼する。 動きに合わせて全身の装甲がジャラリと重い音を立てた。
(頼もしい……! これで、1階の守りは盤石だ!)
攻撃のジェネラル、遊撃のウルフ、特攻のデストロイヤー。 そして鉄壁のバウォーク。
俺のダンジョンを守る猛者たちがついに揃ったんだ……!
♢ ♢ ♢
[現在の拠点状況]
拠点名: (未設定・円形の塔)
階層: 16階建て + 屋上
DP: 6,600
訪問者: 1名(リナ)
召喚中:
総司令官: [R] ヒーロー・ゴブリン・ジェネラル (Lv.20)
狩猟部隊長: [R] ヒーロー・エンシェント・ダイアウルフ (Lv.15)
突撃隊長: [R] オーク・デストロイヤー (Lv.15)
防衛部隊長: [R] スケルトン・バウォーク (Lv.15)
偵察部隊長: [N] ヴァンパイアバット (Lv.8)
(他、多数)
侵入者: なし
♢ ♢ ♢
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※2025/11月中旬、 辺境領主の3巻が刊行となります。
今回は3巻はほぼ全編を書き下ろしとなっています。
【貧乏貴族の領地の話や魔導車オーディションなど、】連載にはないストーリーが盛りだくさん!
※また加筆によって新しい展開になったことに伴い、今まで投稿サイトに連載していた続話は、全て取り下げさせていただきます。何卒よろしくお願いいたします。
【完結】魔王を倒してスキルを失ったら「用済み」と国を追放された勇者、数年後に里帰りしてみると既に祖国が滅んでいた
きなこもちこ
ファンタジー
🌟某小説投稿サイトにて月間3位(異ファン)獲得しました!
「勇者カナタよ、お前はもう用済みだ。この国から追放する」
魔王討伐後一年振りに目を覚ますと、突然王にそう告げられた。
魔王を倒したことで、俺は「勇者」のスキルを失っていた。
信頼していたパーティメンバーには蔑まれ、二度と国の土を踏まないように察知魔法までかけられた。
悔しさをバネに隣国で再起すること十数年……俺は結婚して妻子を持ち、大臣にまで昇り詰めた。
かつてのパーティメンバー達に「スキルが無くても幸せになった姿」を見せるため、里帰りした俺は……祖国の惨状を目にすることになる。
※ハピエン・善人しか書いたことのない作者が、「追放」をテーマにして実験的に書いてみた作品です。普段の作風とは異なります。
※小説家になろう、カクヨムさんで同一名義にて掲載予定です
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