お犬様のお世話係りになったはずなんだけど………

ブラックベリィ

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弟4章 狂信者集団と対決・前哨戦

238★桜の出来ることはここまで

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 桜の言葉に、爺やは気を引き締めて頷く。

 「はい、ではそのように手配いたします
  勿論、藤夜とうや様のお眠りになる地下室への扉も厳重に
  警護致します

  扉には、白夜様や蒼夜そうや様ほどの力はありませんが
  封印の術に優れた者を配置いたします」

 爺やの言葉に、硬い表情で桜は頷く。

 「うん…その人選は、爺やに任せます
  それと、駐車場のゲートの点検もお願いしますね
  1番、あそこが危ないでしょうから……」

 桜の言葉に、爺やはコクッと頷き、今度こそ、ソファーから立ち上がる。

 「はい、ではその他に敷地の境界線の柵辺りを、もう少し丁寧に
  パトロールさせましょう

  危険は避けるに越したことはありませんから………
  では、手配の為にも、これでさがらせていただきます」

 今度は、ソファーから立ち上がった爺やを引き留めるコトなく、桜も頷く。

 「ええ、よろしく頼むわね爺や

  桜は、今は出歩くなと、白夜兄ぃ様の他に、和輝にもきつく
  言われてしまったからここでおとなしくしているわ

  和輝が、優奈ちゃんや真奈ちゃんと、友人と幼馴染み屋敷に
  連れて来るのを待っているわ

  今の私は、普通の一般人よりも弱いもの………」

 桜の言葉に頷いて、爺やは執事の見本のような挨拶をする。

 「はい、では、失礼します」

 ピシッと挨拶し頭を下げ、一礼した爺やは、ペットハウスから出て行ったのだった。
 その間、2頭のボルゾイ…〈レイ〉と〈サラ〉は、興味なさげに丸まって寝ていたのは確かな事実だった。

 爺やの後ろ姿を見送った桜は、ふかぁ~く溜め息を吐いた。

 これで、とりあえず、和輝の言った通り、桜のやるべきコト…
 というか、出来るコトはしたわ

 けど、和輝は…いや、この場合は和輝が連れて来る者達よね
 真奈ちゃんや優奈ちゃんに、和輝の友人達に幼馴染み達も含めて
 本当に、あの【狩る者】達と相対して大丈夫なのかしら?

 あぅぅぅ~………なんか急に、不安と寂しさが押し寄せて来て
 切なくなってしまったわ

 そうだわ、紅夜に連絡しましょう…あと、白夜お兄ぃ様にもね
 和輝も、白夜お兄ぃ様や紅夜に、一応連絡しろと言っていたしね

 気分を切り替えた桜は、スマホを手に取り、不安定になった精神を安定させる為に、自分を慰めてくれる相手の短縮ナンバーを押したのだった。

 そして、爺やが去り、つまらない時間は終わったコトを敏感に察した〈サラ〉と〈レイ〉に、桜は和輝の作ったお茶菓子を強請られるコトになるのだった。











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