幼馴染みのセクハラに耐えかねています。

世咲

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第3章:最強ヤンキーはコスプレが苦手?

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 冬牙への苛立ちを抱えたまま迎えた放課後。

 学校帰りにアイスを買おうとコンビニに寄ったが目当ての商品がなく、仕方なく別のコンビニに行くことにした。

 その道中にある廃工場。肝試しとして使われることもあるらしいそこから、いくつもの怒声が聞こえてきた。

「ブチ殺すぞ!!」
「てめえ、誰に喧嘩売ってるかわかってんだろうな!?」

 さすがに無視できずに中を覗くと、他校の制服を着た男が十人とうちの制服を着た男が一人いた。

「……クソ」

 高校に入学してから喧嘩をすることはほとんどないが、さすがにこれは見過ごせない。

 だいたい十対一なんて、卑怯を通り越してきもい。そこまでしないとまともに喧嘩もできないなら、そもそも不良なんかやってんじゃねえっての。

「おい」

 後ろから他校の生徒のうちの一人の肩を掴む。

「あ゛?」
「十対一はさすがにねえって」

 思い切り相手の鳩尾を殴る。

 そこから俺の存在に気づいた他校の連中と殴り合いになった。喧嘩をしたのは久しぶりだったが、冬牙への苛立ちを発散するのにちょうどよかった。

「あー、すっきりした」

 他校の生徒十人全員が地面に倒れたところで、喧嘩は終わった。すっきりしたものの、久しぶりで疲れたので、リーダー格の男の上に座って休憩する。

 そこでようやくうちの制服を着た男が、逃げずに廃工場に残っていたことに気がついた。

「なあ、お前、何でこいつらに絡まれて……」

 絡まれていた生徒に視線を向けると、その原因がすぐにわかった。

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