27 / 48
第三章 辺境地域の異変の原因
第二十七話 あなたの名前はアンバーよ
しおりを挟む
「お師匠さま、あの子狼はずっと付いてきますね」
メリダの言葉に私は振り返った。
銀色のもふもふとした子狼は、私たちと歩調を合わせながら数メートルほどの間隔を空けて付いてきている。
いや、私たちというよりは私に付いてきているのだ。
すでに一夜明けて空には燦々とした太陽が昇っている。
そして場所はオクタに続く街道の中であり、メリダの話によるとあと30分もすれば到着するだろうということだった。
だとすると、このままでは問題である。
小さな漁港とはいえ、魔獣を連れて行くわけにはいかない。
「う~ん……でも、ダメだって言ってもずっと付いて来るのよね」
さすがの私もどうしたらいいか悩んだ。
銀色のもふもふはフェンリル種という魔獣に属し、冒険者の間では凄まじい戦闘力と知性から伝説の魔獣と恐れられているという。
そんな魔獣がどうして1匹だけで森の中にいたのか。
どうやら親狼とはぐれたというよりは、すでに親狼はどこかで死んでいるだろうというのがリヒトの見解だった。
でなければ、フェンリル種の子狼が親狼と離れることなどないと。
きっともっと遠くの場所から逃げてきて、疲れと空腹の極致のときに猟師の罠にかかってしまったのだろう。
けれどそこは伝説のフェンリル種の血を引く狼だ。
自力で罠から抜け出したものの、体力をさらにそぎ落とすほどの怪我を負ってしまった。
そこで私と出会い、怪我と空腹の問題が一気に解消した。
リヒトが言うにはフェンリル種の狼は非常に義理堅く、親狼以外の人間に懐いたら自分の命を捧げるほど尽くすようになるらしい。
そんなわけで銀色のもふもふは、野宿した場所からここまで私のあとをずっと付いてきているのだ。
「ねえ、リヒト。あの狼はどこまで私に付いて来ると思う?」
「どこまでも、でしょうね」
リヒトは瞬時に答えた。
「俺も実際にフェンリル種の狼を見るのは初めてですが、漂ってくる雰囲気からは王者の風格を感じます。今はまだ子犬程度のサイズですが、成長すれば雄牛ほどのサイズになるでしょう。そして魔力を得ればもっと巨大なサイズになるに違いありません」
「魔力を得る?」
あくまでも噂ですが、とリヒトは言葉を続ける。
「何でもフェンリル種の特性として、別の生物から魔力を吸収することができるというのです。その魔力が多ければ多いほど、それに比例して身体のサイズや筋量も巨大化していくのだと……あくまでも昔に冒険者ギルドで聞いたことですが」
ふ~ん、と私は話半分に聞きながら銀色のもふもふを見る。
「く~ん」
銀色のもふもふは私と視線が交錯するなり、尻尾をパタパタと振りながら可愛げに鳴く。
その姿からは伝説の魔獣とは思えない。
まるっきり主人に懐く子犬そのものだ。
「本当にどうしようかしらね」
あの愛くるしい姿を見てしまえば、無理やりどこかへ追い払うというのも気が引ける。
事実、ずっと付いて来る銀色のもふもふを力強く追い払えないでいた。
情が芽生えてしまったのだ。
たとえ伝説の魔獣うんぬんと言われても、私が見る限りあの生物はもふもふとした毛並みを持つ子犬に等しい。
それに危険な感じは微塵もないのだ。
ましてやまだ子供である。
怪我を治療して餌を与えてしまった以上、最後まで責任を取る必要があるのではないだろうか。
責任を取る――すなわち、あの銀色のもふもふを私のペットにするのだ。
でも、と私はリヒトをチラ見する。
さすがのリヒトも魔獣をペットにするのは反対するわよね。
などと考えていると、リヒトが「お嬢さま」とため息交じりに言ってくる。
「どうぞお嬢さまのお好きになさってください。お嬢さまに害がない限り、俺からは何も言うことはありません」
うぐ……相変わらず私のことをよくわかっている。
もう私が銀色のもふもふをペットにすることを読んでいるのだ。
だったら、もう遠慮はいらない。
「そこのあなた!」
私は立ち止まると、銀色のもふもふに人差し指を突きつけた。
銀色のもふもふはビクッと小さな身体を震わせる。
「たった今、あなたを私のペットにするわ!」
私の言ったことを理解したのだろう。
銀色のもふもふは「キャイーン」と犬のように鳴いて私の胸に飛び込んできた。
ペロペロペロと私の顔を嬉しそうに舐めてくる。
「伝説の魔獣をペットにする度量……さすがです、お師匠さま」
メリダが尊敬の眼差しで私を見つめてくる中、リヒトは冷静に「名前はどうしますか?」と訊いてくる。
「そうね……何か良い名前はない?」
「では、シルバーウルフと言うのはいかがでしょう?」
「いや、さすがにそれはまんまじゃない。却下」
メリダが「はい」と挙手をする。
「モフモフなのでモフというはどうですか?」
「う~ん、それもシルバーウルフと同じのような感じね」
私は2人から視線を外すと、銀色のもふもふの目をじっと見る。
吸い込まれそうなほどの綺麗な琥珀色をしている。
「……よし、あなたの名前を決めたわ。アンバーよ!」
アンバー。
黄色とオレンジ色の中間であり、ウイスキーに対する詩的な色合いを表現するときにも使われる名前だ。
銀色のもふもふは「アンバー」という名前を気に入ってくれたのか、「ワオーン」と遠吠えを上げた。
「でも、お嬢さま。道中はいいとして、オクタに着いたらアンバーはどうしますか? さすがに魔獣を連れて街の中に入るのはマズイのでは?」
「私もそう思ったけど、よくよく考えるとフェンリル種の狼って稀少な存在なんでしょう? だったら、まだこの程度のサイズなら子犬で通せるんじゃない?」
「そうですよ、リヒトさん。まだこのサイズなら珍しい毛色をした犬で通せます」
リヒトは「まあ、そうかもしれませんね」とうなずいた。
「王都でもそうですが、こんな辺境でまさか伝説の魔獣を連れているとは誰も思わないでしょう。わかりました。アンバーは珍しい色をした子犬で通しましょう」
などと話し合ったあと、私たちは再びオクタへと向かうために歩き始めた。
それから数十分後。
アンバーを連れて歩いていた私たちの視界に、オクタが見えてきた。
「見えてきましたよ。あれが貿易もしているオクタで……」
と、先頭を歩いていたメリダが怪訝な顔つきになった。
メリダだけではない。
私とリヒトも遠目に見えたオクタの様子に両目を細めた。
オクタからは空に向かって何本もの黒煙が上がっていたのである。
それはオクタの異常を伝える、不気味な狼煙のようにも見えた。
メリダの言葉に私は振り返った。
銀色のもふもふとした子狼は、私たちと歩調を合わせながら数メートルほどの間隔を空けて付いてきている。
いや、私たちというよりは私に付いてきているのだ。
すでに一夜明けて空には燦々とした太陽が昇っている。
そして場所はオクタに続く街道の中であり、メリダの話によるとあと30分もすれば到着するだろうということだった。
だとすると、このままでは問題である。
小さな漁港とはいえ、魔獣を連れて行くわけにはいかない。
「う~ん……でも、ダメだって言ってもずっと付いて来るのよね」
さすがの私もどうしたらいいか悩んだ。
銀色のもふもふはフェンリル種という魔獣に属し、冒険者の間では凄まじい戦闘力と知性から伝説の魔獣と恐れられているという。
そんな魔獣がどうして1匹だけで森の中にいたのか。
どうやら親狼とはぐれたというよりは、すでに親狼はどこかで死んでいるだろうというのがリヒトの見解だった。
でなければ、フェンリル種の子狼が親狼と離れることなどないと。
きっともっと遠くの場所から逃げてきて、疲れと空腹の極致のときに猟師の罠にかかってしまったのだろう。
けれどそこは伝説のフェンリル種の血を引く狼だ。
自力で罠から抜け出したものの、体力をさらにそぎ落とすほどの怪我を負ってしまった。
そこで私と出会い、怪我と空腹の問題が一気に解消した。
リヒトが言うにはフェンリル種の狼は非常に義理堅く、親狼以外の人間に懐いたら自分の命を捧げるほど尽くすようになるらしい。
そんなわけで銀色のもふもふは、野宿した場所からここまで私のあとをずっと付いてきているのだ。
「ねえ、リヒト。あの狼はどこまで私に付いて来ると思う?」
「どこまでも、でしょうね」
リヒトは瞬時に答えた。
「俺も実際にフェンリル種の狼を見るのは初めてですが、漂ってくる雰囲気からは王者の風格を感じます。今はまだ子犬程度のサイズですが、成長すれば雄牛ほどのサイズになるでしょう。そして魔力を得ればもっと巨大なサイズになるに違いありません」
「魔力を得る?」
あくまでも噂ですが、とリヒトは言葉を続ける。
「何でもフェンリル種の特性として、別の生物から魔力を吸収することができるというのです。その魔力が多ければ多いほど、それに比例して身体のサイズや筋量も巨大化していくのだと……あくまでも昔に冒険者ギルドで聞いたことですが」
ふ~ん、と私は話半分に聞きながら銀色のもふもふを見る。
「く~ん」
銀色のもふもふは私と視線が交錯するなり、尻尾をパタパタと振りながら可愛げに鳴く。
その姿からは伝説の魔獣とは思えない。
まるっきり主人に懐く子犬そのものだ。
「本当にどうしようかしらね」
あの愛くるしい姿を見てしまえば、無理やりどこかへ追い払うというのも気が引ける。
事実、ずっと付いて来る銀色のもふもふを力強く追い払えないでいた。
情が芽生えてしまったのだ。
たとえ伝説の魔獣うんぬんと言われても、私が見る限りあの生物はもふもふとした毛並みを持つ子犬に等しい。
それに危険な感じは微塵もないのだ。
ましてやまだ子供である。
怪我を治療して餌を与えてしまった以上、最後まで責任を取る必要があるのではないだろうか。
責任を取る――すなわち、あの銀色のもふもふを私のペットにするのだ。
でも、と私はリヒトをチラ見する。
さすがのリヒトも魔獣をペットにするのは反対するわよね。
などと考えていると、リヒトが「お嬢さま」とため息交じりに言ってくる。
「どうぞお嬢さまのお好きになさってください。お嬢さまに害がない限り、俺からは何も言うことはありません」
うぐ……相変わらず私のことをよくわかっている。
もう私が銀色のもふもふをペットにすることを読んでいるのだ。
だったら、もう遠慮はいらない。
「そこのあなた!」
私は立ち止まると、銀色のもふもふに人差し指を突きつけた。
銀色のもふもふはビクッと小さな身体を震わせる。
「たった今、あなたを私のペットにするわ!」
私の言ったことを理解したのだろう。
銀色のもふもふは「キャイーン」と犬のように鳴いて私の胸に飛び込んできた。
ペロペロペロと私の顔を嬉しそうに舐めてくる。
「伝説の魔獣をペットにする度量……さすがです、お師匠さま」
メリダが尊敬の眼差しで私を見つめてくる中、リヒトは冷静に「名前はどうしますか?」と訊いてくる。
「そうね……何か良い名前はない?」
「では、シルバーウルフと言うのはいかがでしょう?」
「いや、さすがにそれはまんまじゃない。却下」
メリダが「はい」と挙手をする。
「モフモフなのでモフというはどうですか?」
「う~ん、それもシルバーウルフと同じのような感じね」
私は2人から視線を外すと、銀色のもふもふの目をじっと見る。
吸い込まれそうなほどの綺麗な琥珀色をしている。
「……よし、あなたの名前を決めたわ。アンバーよ!」
アンバー。
黄色とオレンジ色の中間であり、ウイスキーに対する詩的な色合いを表現するときにも使われる名前だ。
銀色のもふもふは「アンバー」という名前を気に入ってくれたのか、「ワオーン」と遠吠えを上げた。
「でも、お嬢さま。道中はいいとして、オクタに着いたらアンバーはどうしますか? さすがに魔獣を連れて街の中に入るのはマズイのでは?」
「私もそう思ったけど、よくよく考えるとフェンリル種の狼って稀少な存在なんでしょう? だったら、まだこの程度のサイズなら子犬で通せるんじゃない?」
「そうですよ、リヒトさん。まだこのサイズなら珍しい毛色をした犬で通せます」
リヒトは「まあ、そうかもしれませんね」とうなずいた。
「王都でもそうですが、こんな辺境でまさか伝説の魔獣を連れているとは誰も思わないでしょう。わかりました。アンバーは珍しい色をした子犬で通しましょう」
などと話し合ったあと、私たちは再びオクタへと向かうために歩き始めた。
それから数十分後。
アンバーを連れて歩いていた私たちの視界に、オクタが見えてきた。
「見えてきましたよ。あれが貿易もしているオクタで……」
と、先頭を歩いていたメリダが怪訝な顔つきになった。
メリダだけではない。
私とリヒトも遠目に見えたオクタの様子に両目を細めた。
オクタからは空に向かって何本もの黒煙が上がっていたのである。
それはオクタの異常を伝える、不気味な狼煙のようにも見えた。
32
あなたにおすすめの小説
『婚約破棄された令嬢ですが、王国は私抜きでは立てなかったようですね』
鷹 綾
恋愛
「愛しているのは彼女だ」
王太子ロネスにそう告げられ、婚約を破棄された侯爵令嬢エルゼリア・クローヴェル。
感情をぶつけることも、復讐を誓うこともなく、
彼女はただ――王宮を去った。
しかしその直後から、王国は静かに崩れ始める。
外交は滞り、判断は遅れ、市場は揺れ、
かつて「問題なく回っていた」はずの政務が、次々と行き詰まっていった。
一方、エルゼリアは帝国で新たな立場を得ていた。
帝国宰相ハインリヒ・ヴォルフの隣で、
彼女は再び“判断する側”として歩み始める。
やがて明らかになるのは、
王国が失ったのは「婚約者」ではなく、
判断を引き継ぐ仕組みそのものだったという事実。
謝罪も、復縁も、感情的なざまあもない。
それでも――
選ばれ、認められ、引き継がれていくのは、誰なのか。
これは、
捨てられた令嬢が声を荒げることなく、
世界のほうが彼女を必要としてしまった物語。
冷酷侯爵と政略結婚したら、実家がざまぁされました
鍛高譚
恋愛
「この結婚は、家のため。ただの政略結婚よ」
そう言い聞かせ、愛のない結婚を受け入れた公爵令嬢リゼット。
しかし、挙式後すぐに父が「婚約破棄しろ」と命じてきた!?
だが、夫であるアレクシス・フォン・シュヴァルツ侯爵は冷たく言い放つ。
「彼女を渡すつもりはない」
冷酷無慈悲と噂される侯爵が、なぜかリゼットを溺愛し始める!?
毎日甘やかされ、守られ、気づけば逃げ場なし!
さらに、父の不正が明るみに出て、公爵家は失墜――
リゼットを道具として利用しようとした者たちに、ざまぁの鉄槌が下される!
政略結婚から始まる、甘々溺愛ラブストーリー!
「愛なんてないはずなのに……どうしてこんなに大切にされるの?」
〈完結〉妹に婚約者を獲られた私は実家に居ても何なので、帝都でドレスを作ります。
江戸川ばた散歩
ファンタジー
「私」テンダー・ウッドマンズ伯爵令嬢は両親から婚約者を妹に渡せ、と言われる。
了承した彼女は帝都でドレスメーカーの独立工房をやっている叔母のもとに行くことにする。
テンダーがあっさりと了承し、家を離れるのには理由があった。
それは三つ下の妹が生まれて以来の両親の扱いの差だった。
やがてテンダーは叔母のもとで服飾を学び、ついには?
100話まではヒロインのテンダー視点、幕間と101話以降は俯瞰視点となります。
200話で完結しました。
今回はあとがきは無しです。
【本編完結】ただの平凡令嬢なので、姉に婚約者を取られました。
138ネコ@書籍化&コミカライズしました
ファンタジー
「誰にも出来ないような事は求めないから、せめて人並みになってくれ」
お父様にそう言われ、平凡になるためにたゆまぬ努力をしたつもりです。
賢者様が使ったとされる神級魔法を会得し、復活した魔王をかつての勇者様のように倒し、領民に慕われた名領主のように領地を治めました。
誰にも出来ないような事は、私には出来ません。私に出来るのは、誰かがやれる事を平凡に努めてきただけ。
そんな平凡な私だから、非凡な姉に婚約者を奪われてしまうのは、仕方がない事なのです。
諦めきれない私は、せめて平凡なりに仕返しをしてみようと思います。
【完結】断罪された悪役令嬢は、本気で生きることにした
きゅちゃん
ファンタジー
帝国随一の名門、ロゼンクロイツ家の令嬢ベルティア・フォン・ロゼンクロイツは、突如として公の場で婚約者であるクレイン王太子から一方的に婚約破棄を宣告される。その理由は、彼女が平民出身の少女エリーゼをいじめていたという濡れ衣。真実はエリーゼこそが王太子の心を奪うために画策した罠だったにも関わらず、ベルティアは悪役令嬢として断罪され、社交界からの追放と学院退学の処分を受ける。
全てを失ったベルティアだが、彼女は諦めない。これまで家の期待に応えるため「完璧な令嬢」として生きてきた彼女だが、今度は自分自身のために生きると決意する。軍事貴族の嫡男ヴァルター・フォン・クリムゾンをはじめとする協力者たちと共に、彼女は自らの名誉回復と真実の解明に挑む。
その過程で、ベルティアは王太子の裏の顔や、エリーゼの正体、そして帝国に忍び寄る陰謀に気づいていく。かつては社交界のスキルだけを磨いてきた彼女だが、今度は魔法や剣術など実戦的な力も身につけながら、自らの道を切り開いていく。
失われた名誉、隠された真実、そして予期せぬ恋。断罪された「悪役令嬢」が、自分の物語を自らの手で紡いでいく、爽快復讐ファンタジー。
【完結】濡れ衣聖女はもう戻らない 〜ホワイトな宮廷ギルドで努力の成果が実りました
冬月光輝
恋愛
代々魔術師の名家であるローエルシュタイン侯爵家は二人の聖女を輩出した。
一人は幼き頃より神童と呼ばれた天才で、史上最年少で聖女の称号を得たエキドナ。
もう一人はエキドナの姉で、妹に遅れをとること五年目にしてようやく聖女になれた努力家、ルシリア。
ルシリアは魔力の量も生まれつき、妹のエキドナの十分の一以下でローエルシュタインの落ちこぼれだと蔑まれていた。
しかし彼女は努力を惜しまず、魔力不足を補う方法をいくつも生み出し、教会から聖女だと認められるに至ったのである。
エキドナは目立ちたがりで、国に一人しかいなかった聖女に姉がなることを良しとしなかった。
そこで、自らの家宝の杖を壊し、その罪を姉になすりつけ、彼女を実家から追放させた。
「無駄な努力」だと勝ち誇った顔のエキドナに嘲り笑われたルシリアは失意のまま隣国へと足を運ぶ。
エキドナは知らなかった。魔物が増えた昨今、彼女の働きだけでは不足だと教会にみなされて、姉が聖女になったことを。
ルシリアは隣国で偶然再会した王太子、アークハルトにその力を認められ、宮廷ギルド入りを勧められ、宮仕えとしての第二の人生を送ることとなる。
※旧タイトル『妹が神童だと呼ばれていた聖女、「無駄な努力」だと言われ追放される〜「努力は才能を凌駕する」と隣国の宮廷ギルドで証明したので、もう戻りません』
【完結】令嬢は売られ、捨てられ、治療師として頑張ります。
まるねこ
ファンタジー
魔法が使えなかったせいで落ちこぼれ街道を突っ走り、伯爵家から売られたソフィ。
泣きっ面に蜂とはこの事、売られた先で魔物と出くわし、置いて逃げられる。
それでも挫けず平民として仕事を頑張るわ!
【手直しての再掲載です】
いつも通り、ふんわり設定です。
いつも悩んでおりますが、カテ変更しました。ファンタジーカップには参加しておりません。のんびりです。(*´꒳`*)
Copyright©︎2022-まるねこ
義母に毒を盛られて前世の記憶を取り戻し覚醒しました、貴男は義妹と仲良くすればいいわ。
克全
ファンタジー
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
11月9日「カクヨム」恋愛日間ランキング15位
11月11日「カクヨム」恋愛週間ランキング22位
11月11日「カクヨム」恋愛月間ランキング71位
11月4日「小説家になろう」恋愛異世界転生/転移恋愛日間78位
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる