24 / 104
第四章 ~空手家という名の闘神、大草原に舞い降りる~
道場訓 二十四 誤解と信頼
しおりを挟む
拙者は夢でも見ているのか?
1キロ以上先の異常な光景を見つめながら、キキョウ・フウゲツこと拙者は口内に溜まっていた大量の唾を飲み込む。
まさに異常としか思えない光景だった。
1000体はいた魔物の9割近くが一瞬にして地面に倒れていったのだ。
「おい、あれはどういうことなんだ!」
「信じられねえ! 800か900の魔物が一瞬でやられたぞ!」
「あいつ、あの無能のサポーターは何をやったんだ!」
異常な光景にパニックを起こしたのは、当然ながら拙者だけではない。
他の冒険者たちも慌てふためきながら一斉に騒ぎ出した。
「なあ、キキョウ。お前なら分かるんじゃねのか? あの小僧は何をしたんだ?」
直後、一人の恰幅の良い中年冒険者が拙者に話しかけてきた。
拙者と同じAランクの冒険者のボイド殿だ。
「し、知りません……あんな技は見たことがない」
嘘偽りのない本音だった。
900体の魔物を手も触れずに倒す技など知らないし見たこともない。
いや、あれが本当に技なのかも分からなかった。
最初は魔力が0の人間が発動できるスキルかと思ったが、拙者が知る限りにおいて手も触れずに相手を無力化するスキルと言えば一つだ。
〈威圧〉――対象者を強制的に委縮させる、身体技能系のスキルしかなかった。
しかし、あのように何百体もの魔物を一度に戦闘不能にさせてしまうのは〈威圧〉の力の範囲をはるかに逸脱している。
だからこそ、拙者を始め他の冒険者も大いにパニックを起こしたのだ。
ケンシンは魔物どもに何をしたのか、と。
同時にこう思った冒険者たちも多かったはずだ。
本当にケンシンは無能ゆえに追放されたサポーターなのか?
正直なところ、拙者の頭も混乱の極みに達している。
定期的に送られてくる兄上からの手紙には、ケンシンの勇者パーティー内での無能ぶりが事細かく書かれていた。
迷宮へ潜る前日には必ず行方不明になっていること。
サポーターなのに魔物と率先して闘っている兄上たちに意見すること。
空手家を名乗っていたにもかかわらず、低ランクの魔物からも弱すぎて避けられていたこと。
それでいて自分を強く見せるためか、常日頃からどこへ行こうと純白の空手着と黒帯を締めていたこと。
手紙を読むたびに拙者は、ケンシン・オオガミという男はヤマト人の恥さらしだと思ったものだ。
そして、そんな恥さらしをサポーターとして正式登録してしまった兄上たちのパーティーを不憫にも思った。
もしもケンシンに出会ったなら、兄上に代わって拙者が喝を入れてやる。
そんな気持ちもあって冒険者ギルドでケンシンを見たとき、あろうことかケンシンは非合法な魔薬を使って場を収めようとしていた。
なので拙者は喝を入れるのを止めて、あやつを一刀両断するつもりで刀を抜いたのだ。
けれども、やはり非合法な魔薬を使っていた輩には通じなかった。
「もしかすると、あれはもっと強力な非合法な魔薬の力なのかもしれません」
拙者は自分に言い聞かせるように呟いた。
「いやいや、ちょっと待てよ。俺も非合法な魔薬を使った奴をダンジョンの奥で見たことはあるが、さすがに低ランクとはいえ何百体もの魔物を一度に手も触れずに倒す奴なんて見たことないぞ。いくら何でもあれはそんな魔薬を飲んだ飲まないで片付くレベルじゃねえ」
ボイド殿が否定するのも無理はなかった。
ケンシンのした行為は明らかに魔薬を使った力以上の力なのだ。
それは拙者も分かっている。
だが、そう考えなくては説明がつけられないではないか。
それとも手も触れずに何百体もの魔物を倒したのは、ケンシンの素の力だと言うのか?
馬鹿な、そんなことは断じてない。
あやつは……ケンシンは勇者パーティーから追放された無能のサポーターだ。
兄上が手紙で何度もそう書いていたのだから間違いない。
だとすると考えられることは一つ。
「ですが、それでなくては説明がつかないのも事実です。きっとあやつは拙者らも知らないほどの強力な魔薬を手に入れたのです……きっとそうに違いない」
拙者はボイド殿に顔を向けた。
「勇者パーティーのリーダーのキースさんは国王陛下から勇者として認定され、その証として神剣を賜ったと聞いております。ここからは拙者の推測なのですが、キースさんはその神剣以外にも魔物に対して凄まじい力を発揮する特別なアイテムを賜ったのかもしれません」
「それで?」
「そのアイテムをケンシン・オオガミがパーティーから追放されたときに盗んでいたとしたら――」
どうでしょう、と拙者が続きの言葉を発しようとしたときだ。
「王宮にそのような特別なアイテムなど存在していません。そんな代物があるのなら、今回の一件で真っ先に王国騎士団が使っているでしょう。それにそのようなアイテムが仮に存在していたとしても、ケンシン師匠が盗む理由はありません。なぜなら、ケンシン師匠の素の力のほうが強いからです」
拙者はボイド殿から声がしたほうへ視線を移す。
そこには小柄な金髪の少女が立っていた。
「お主はケンシン・オオガミの……」
「一番弟子のエミリア・クランリーです」
小柄な金髪の少女――エミリアは拙者たちに対して鋭い眼光を飛ばしてくる。
「エミリア……と言ったな。どうしてお主が王宮の事情について知っている?」
「そんなことはどうでもいいのです」
エミリアは冒険者として格上である拙者たちに堂々と言い放つ。
「私があなたたちに声を大にして言いたいのは、あれは非合法な魔薬の力でも特別なアイテムの力でもなく、純粋なケンシン師匠の素の力だということです」
などと口にしたエミリアに対して、怒りを露わにしたのはボイド殿だ。
「ふざけたこと言うなよ、嬢ちゃん。数百体の魔物を手も触れずに倒したのが素の力だと? そんなわけあるか!」
怒りが頂点に達したのだろう。
ボイド殿はエミリアの襟元を掴んでねじり上げる。
だが、エミリアの表情はどこ吹く風だ。
Aクラスの冒険者に敵意を向けられているというのに、怯んだり動揺したりする様子が一切なかった。
そんなエミリアは次の瞬間、拙者が思いもよらぬ行動を取る。
「申し訳ありません」
エミリアは冷静な口調で謝るなり、ボイド殿の腹部を右拳で軽く小突いた。
相手にダメージを与えられるか分からないほど「トン」という風に軽くだ。
「グハッ!」
しかし、結果的にボイド殿は吐瀉物を吐いてその場に崩れ落ちてしまった。
「な……」
拙者は大きく目を見張った。
あんな軽く小突いた程度でAクラスの冒険者が気を失うなどありえない。
「これが気力の力……」
一方のエミリアはボイド殿を失神させたことなど気にも留めず、自分の右拳を見つめながら信じられないと言うような顔をしている。
「お、お主……一体、何をした? どうしてあんな弱い打拳であれほどのダメージを与えられるのだ?」
拙者の言葉にエミリアはこちらに顔を向ける。
「詳しいことは私にも分かりません。ただ一つだけ言えることは、この力を目覚めさせてくれたのはケンシン師匠だということです。そして、そんなケンシン師匠は私たち常人には及びもつかない数々の力と技を持っている。あなた方が疑ったような非合法な魔薬や特別なアイテムの存在が霞むほどの力を」
「しかし、あやつは勇者パーティーを追放された無能のサポーター……」
「では、あれを見てもケンシン師匠の力を疑えますか?」
そう言うとエミリアは、ケンシンのいる方向に右手の人差し指を差し向ける。
拙者は釣られて同じ方向に視線を移動させる。
直後、拙者は驚きに目を丸くさせた。
1匹のゴブリン・キングがケンシンに間合いを詰め、巨大な大剣で斬りかかる寸前だったのだ。
やられる!
などと拙者が思ったのも束の間、ケンシンはゴブリン・キングの攻撃を凄まじいスピードで躱し、鋼の肉体であるゴブリン・キングの肉体に攻撃を叩き込む。
遠目からでも一発で分かった。
Aランク冒険者が10人以上集まってようやく仕留められるゴブリン・キングが、ケンシンのたった一打の攻撃で地に伏していく様を。
拙者もそうだったが、他の冒険者たちも口を半開きにさせて唖然としただろう。
それほどケンシンのしていることは理解できないことの連続だった。
だが、エミリアだけは違う。
ケンシンがAランクの魔物を一人で倒したことにまったく驚いていない。
「あなたたちもよく見ていてください」
エミリアは拙者だけではなく、他の冒険者たちにもよく通る声で言った。
「これから見れるのがケンシン師匠の本当の力の凄さです」
1キロ以上先の異常な光景を見つめながら、キキョウ・フウゲツこと拙者は口内に溜まっていた大量の唾を飲み込む。
まさに異常としか思えない光景だった。
1000体はいた魔物の9割近くが一瞬にして地面に倒れていったのだ。
「おい、あれはどういうことなんだ!」
「信じられねえ! 800か900の魔物が一瞬でやられたぞ!」
「あいつ、あの無能のサポーターは何をやったんだ!」
異常な光景にパニックを起こしたのは、当然ながら拙者だけではない。
他の冒険者たちも慌てふためきながら一斉に騒ぎ出した。
「なあ、キキョウ。お前なら分かるんじゃねのか? あの小僧は何をしたんだ?」
直後、一人の恰幅の良い中年冒険者が拙者に話しかけてきた。
拙者と同じAランクの冒険者のボイド殿だ。
「し、知りません……あんな技は見たことがない」
嘘偽りのない本音だった。
900体の魔物を手も触れずに倒す技など知らないし見たこともない。
いや、あれが本当に技なのかも分からなかった。
最初は魔力が0の人間が発動できるスキルかと思ったが、拙者が知る限りにおいて手も触れずに相手を無力化するスキルと言えば一つだ。
〈威圧〉――対象者を強制的に委縮させる、身体技能系のスキルしかなかった。
しかし、あのように何百体もの魔物を一度に戦闘不能にさせてしまうのは〈威圧〉の力の範囲をはるかに逸脱している。
だからこそ、拙者を始め他の冒険者も大いにパニックを起こしたのだ。
ケンシンは魔物どもに何をしたのか、と。
同時にこう思った冒険者たちも多かったはずだ。
本当にケンシンは無能ゆえに追放されたサポーターなのか?
正直なところ、拙者の頭も混乱の極みに達している。
定期的に送られてくる兄上からの手紙には、ケンシンの勇者パーティー内での無能ぶりが事細かく書かれていた。
迷宮へ潜る前日には必ず行方不明になっていること。
サポーターなのに魔物と率先して闘っている兄上たちに意見すること。
空手家を名乗っていたにもかかわらず、低ランクの魔物からも弱すぎて避けられていたこと。
それでいて自分を強く見せるためか、常日頃からどこへ行こうと純白の空手着と黒帯を締めていたこと。
手紙を読むたびに拙者は、ケンシン・オオガミという男はヤマト人の恥さらしだと思ったものだ。
そして、そんな恥さらしをサポーターとして正式登録してしまった兄上たちのパーティーを不憫にも思った。
もしもケンシンに出会ったなら、兄上に代わって拙者が喝を入れてやる。
そんな気持ちもあって冒険者ギルドでケンシンを見たとき、あろうことかケンシンは非合法な魔薬を使って場を収めようとしていた。
なので拙者は喝を入れるのを止めて、あやつを一刀両断するつもりで刀を抜いたのだ。
けれども、やはり非合法な魔薬を使っていた輩には通じなかった。
「もしかすると、あれはもっと強力な非合法な魔薬の力なのかもしれません」
拙者は自分に言い聞かせるように呟いた。
「いやいや、ちょっと待てよ。俺も非合法な魔薬を使った奴をダンジョンの奥で見たことはあるが、さすがに低ランクとはいえ何百体もの魔物を一度に手も触れずに倒す奴なんて見たことないぞ。いくら何でもあれはそんな魔薬を飲んだ飲まないで片付くレベルじゃねえ」
ボイド殿が否定するのも無理はなかった。
ケンシンのした行為は明らかに魔薬を使った力以上の力なのだ。
それは拙者も分かっている。
だが、そう考えなくては説明がつけられないではないか。
それとも手も触れずに何百体もの魔物を倒したのは、ケンシンの素の力だと言うのか?
馬鹿な、そんなことは断じてない。
あやつは……ケンシンは勇者パーティーから追放された無能のサポーターだ。
兄上が手紙で何度もそう書いていたのだから間違いない。
だとすると考えられることは一つ。
「ですが、それでなくては説明がつかないのも事実です。きっとあやつは拙者らも知らないほどの強力な魔薬を手に入れたのです……きっとそうに違いない」
拙者はボイド殿に顔を向けた。
「勇者パーティーのリーダーのキースさんは国王陛下から勇者として認定され、その証として神剣を賜ったと聞いております。ここからは拙者の推測なのですが、キースさんはその神剣以外にも魔物に対して凄まじい力を発揮する特別なアイテムを賜ったのかもしれません」
「それで?」
「そのアイテムをケンシン・オオガミがパーティーから追放されたときに盗んでいたとしたら――」
どうでしょう、と拙者が続きの言葉を発しようとしたときだ。
「王宮にそのような特別なアイテムなど存在していません。そんな代物があるのなら、今回の一件で真っ先に王国騎士団が使っているでしょう。それにそのようなアイテムが仮に存在していたとしても、ケンシン師匠が盗む理由はありません。なぜなら、ケンシン師匠の素の力のほうが強いからです」
拙者はボイド殿から声がしたほうへ視線を移す。
そこには小柄な金髪の少女が立っていた。
「お主はケンシン・オオガミの……」
「一番弟子のエミリア・クランリーです」
小柄な金髪の少女――エミリアは拙者たちに対して鋭い眼光を飛ばしてくる。
「エミリア……と言ったな。どうしてお主が王宮の事情について知っている?」
「そんなことはどうでもいいのです」
エミリアは冒険者として格上である拙者たちに堂々と言い放つ。
「私があなたたちに声を大にして言いたいのは、あれは非合法な魔薬の力でも特別なアイテムの力でもなく、純粋なケンシン師匠の素の力だということです」
などと口にしたエミリアに対して、怒りを露わにしたのはボイド殿だ。
「ふざけたこと言うなよ、嬢ちゃん。数百体の魔物を手も触れずに倒したのが素の力だと? そんなわけあるか!」
怒りが頂点に達したのだろう。
ボイド殿はエミリアの襟元を掴んでねじり上げる。
だが、エミリアの表情はどこ吹く風だ。
Aクラスの冒険者に敵意を向けられているというのに、怯んだり動揺したりする様子が一切なかった。
そんなエミリアは次の瞬間、拙者が思いもよらぬ行動を取る。
「申し訳ありません」
エミリアは冷静な口調で謝るなり、ボイド殿の腹部を右拳で軽く小突いた。
相手にダメージを与えられるか分からないほど「トン」という風に軽くだ。
「グハッ!」
しかし、結果的にボイド殿は吐瀉物を吐いてその場に崩れ落ちてしまった。
「な……」
拙者は大きく目を見張った。
あんな軽く小突いた程度でAクラスの冒険者が気を失うなどありえない。
「これが気力の力……」
一方のエミリアはボイド殿を失神させたことなど気にも留めず、自分の右拳を見つめながら信じられないと言うような顔をしている。
「お、お主……一体、何をした? どうしてあんな弱い打拳であれほどのダメージを与えられるのだ?」
拙者の言葉にエミリアはこちらに顔を向ける。
「詳しいことは私にも分かりません。ただ一つだけ言えることは、この力を目覚めさせてくれたのはケンシン師匠だということです。そして、そんなケンシン師匠は私たち常人には及びもつかない数々の力と技を持っている。あなた方が疑ったような非合法な魔薬や特別なアイテムの存在が霞むほどの力を」
「しかし、あやつは勇者パーティーを追放された無能のサポーター……」
「では、あれを見てもケンシン師匠の力を疑えますか?」
そう言うとエミリアは、ケンシンのいる方向に右手の人差し指を差し向ける。
拙者は釣られて同じ方向に視線を移動させる。
直後、拙者は驚きに目を丸くさせた。
1匹のゴブリン・キングがケンシンに間合いを詰め、巨大な大剣で斬りかかる寸前だったのだ。
やられる!
などと拙者が思ったのも束の間、ケンシンはゴブリン・キングの攻撃を凄まじいスピードで躱し、鋼の肉体であるゴブリン・キングの肉体に攻撃を叩き込む。
遠目からでも一発で分かった。
Aランク冒険者が10人以上集まってようやく仕留められるゴブリン・キングが、ケンシンのたった一打の攻撃で地に伏していく様を。
拙者もそうだったが、他の冒険者たちも口を半開きにさせて唖然としただろう。
それほどケンシンのしていることは理解できないことの連続だった。
だが、エミリアだけは違う。
ケンシンがAランクの魔物を一人で倒したことにまったく驚いていない。
「あなたたちもよく見ていてください」
エミリアは拙者だけではなく、他の冒険者たちにもよく通る声で言った。
「これから見れるのがケンシン師匠の本当の力の凄さです」
0
あなたにおすすめの小説
さんざん馬鹿にされてきた最弱精霊使いですが、剣一本で魔物を倒し続けたらパートナーが最強の『大精霊』に進化したので逆襲を始めます。
ヒツキノドカ
ファンタジー
誰もがパートナーの精霊を持つウィスティリア王国。
そこでは精霊によって人生が決まり、また身分の高いものほど強い精霊を宿すといわれている。
しかし第二王子シグは最弱の精霊を宿して生まれたために王家を追放されてしまう。
身分を剥奪されたシグは冒険者になり、剣一本で魔物を倒して生計を立てるようになる。しかしそこでも精霊の弱さから見下された。ひどい時は他の冒険者に襲われこともあった。
そんな生活がしばらく続いたある日――今までの苦労が報われ精霊が進化。
姿は美しい白髪の少女に。
伝説の大精霊となり、『天候にまつわる全属性使用可』という規格外の能力を得たクゥは、「今まで育ててくれた恩返しがしたい!」と懐きまくってくる。
最強の相棒を手に入れたシグは、今まで自分を見下してきた人間たちを見返すことを決意するのだった。
ーーーーーー
ーーー
閲覧、お気に入り登録、感想等いつもありがとうございます。とても励みになります!
※2020.6.8お陰様でHOTランキングに載ることができました。ご愛読感謝!
転生者は力を隠して荷役をしていたが、勇者パーティーに裏切られて生贄にされる。
克全
ファンタジー
第6回カクヨムWeb小説コンテスト中間選考通過作
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
2020年11月4日「カクヨム」異世界ファンタジー部門日間ランキング51位
2020年11月4日「カクヨム」異世界ファンタジー部門週間ランキング52位
転生者のブルーノは絶大な力を持っていたが、その力を隠してダンジョンの荷役として暮らしていた。だが、教会の力で勇者を騙る卑怯下劣な連中に、レットドラゴンから逃げるための生贄として、ボス部屋に放置された。腐敗した教会と冒険者ギルドが結託て偽の勇者パーティーを作り、ぼろ儲けしているのだ。ブルーノは誰が何をしていても気にしないし、自分で狩った美味しいドラゴンを食べて暮らせればよかったのだが、殺されたブルーノの為に教会や冒険者ギルドのマスターを敵対した受付嬢が殺されるのを見過ごせなくて・・・・・・
防御力を下げる魔法しか使えなかった俺は勇者パーティから追放されたけど俺の魔法に強制脱衣の追加効果が発現したので世界中で畏怖の対象になりました
かにくくり
ファンタジー
魔法使いクサナギは国王の命により勇者パーティの一員として魔獣討伐の任務を続けていた。
しかし相手の防御力を下げる魔法しか使う事ができないクサナギは仲間達からお荷物扱いをされてパーティから追放されてしまう。
しかし勇者達は今までクサナギの魔法で魔物の防御力が下がっていたおかげで楽に戦えていたという事実に全く気付いていなかった。
勇者パーティが没落していく中、クサナギは追放された地で彼の本当の力を知る新たな仲間を加えて一大勢力を築いていく。
そして防御力を下げるだけだったクサナギの魔法はいつしか次のステップに進化していた。
相手の身に着けている物を強制的に剥ぎ取るという究極の魔法を習得したクサナギの前に立ち向かえる者は誰ひとりいなかった。
※小説家になろうにも掲載しています。
収納魔法を極めた魔術師ですが、勇者パーティを追放されました。ところで俺の追放理由って “どれ” ですか?
木塚麻弥
ファンタジー
収納魔法を活かして勇者パーティーの荷物持ちをしていたケイトはある日、パーティーを追放されてしまった。
追放される理由はよく分からなかった。
彼はパーティーを追放されても文句の言えない理由を無数に抱えていたからだ。
結局どれが本当の追放理由なのかはよく分からなかったが、勇者から追放すると強く言われたのでケイトはそれに従う。
しかし彼は、追放されてもなお仲間たちのことが好きだった。
たった四人で強大な魔王軍に立ち向かおうとするかつての仲間たち。
ケイトは彼らを失いたくなかった。
勇者たちとまた一緒に食事がしたかった。
しばらくひとりで悩んでいたケイトは気づいてしまう。
「追放されたってことは、俺の行動を制限する奴もいないってことだよな?」
これは収納魔法しか使えない魔術師が、仲間のために陰で奮闘する物語。
A級パーティーを追放された黒魔導士、拾ってくれた低級パーティーを成功へと導く~この男、魔力は極小だが戦闘勘が異次元の鋭さだった~
名無し
ファンタジー
「モンド、ここから消えろ。てめえはもうパーティーに必要ねえ!」
「……え? ゴート、理由だけでも聴かせてくれ」
「黒魔導士のくせに魔力がゴミクズだからだ!」
「確かに俺の魔力はゴミ同然だが、その分を戦闘勘の鋭さで補ってきたつもりだ。それで何度も助けてやったことを忘れたのか……?」
「うるせえ、とっとと消えろ! あと、お前について悪い噂も流しておいてやったからな。役立たずの寄生虫ってよ!」
「くっ……」
問答無用でA級パーティーを追放されてしまったモンド。
彼は極小の魔力しか持たない黒魔導士だったが、持ち前の戦闘勘によってパーティーを支えてきた。しかし、地味であるがゆえに貢献を認められることは最後までなかった。
さらに悪い噂を流されたことで、冒険者としての道を諦めかけたモンドだったが、悪評高い最下級パーティーに拾われ、彼らを成功に導くことで自分の居場所や高い名声を得るようになっていく。
「魔力は低かったが、あの動きは只者ではなかった! 寄生虫なんて呼ばれてたのが信じられん……」
「地味に見えるけど、やってることはどう考えても尋常じゃなかった。こんな達人を追放するとかありえねえだろ……」
「方向性は意外ですが、これほどまでに優れた黒魔導士がいるとは……」
拾われたパーティーでその高い能力を絶賛されるモンド。
これは、様々な事情を抱える低級パーティーを、最高の戦闘勘を持つモンドが成功に導いていく物語である……。
隠して忘れていたギフト『ステータスカスタム』で能力を魔改造 〜自由自在にカスタマイズしたら有り得ないほど最強になった俺〜
桜井正宗
ファンタジー
能力(スキル)を隠して、その事を忘れていた帝国出身の錬金術師スローンは、無能扱いで大手ギルド『クレセントムーン』を追放された。追放後、隠していた能力を思い出しスキルを習得すると『ステータスカスタム』が発現する。これは、自身や相手のステータスを魔改造【カスタム】できる最強の能力だった。
スローンは、偶然出会った『大聖女フィラ』と共にステータスをいじりまくって最強のステータスを手に入れる。その後、超高難易度のクエストを難なくクリア、無双しまくっていく。その噂が広がると元ギルドから戻って来いと頭を下げられるが、もう遅い。
真の仲間と共にスローンは、各地で暴れ回る。究極のスローライフを手に入れる為に。
神様に与えられたのは≪ゴミ≫スキル。家の恥だと勘当されたけど、ゴミなら何でも再生出来て自由に使えて……ゴミ扱いされてた古代兵器に懐かれました
向原 行人
ファンタジー
僕、カーティスは由緒正しき賢者の家系に生まれたんだけど、十六歳のスキル授与の儀で授かったスキルは、まさかのゴミスキルだった。
実の父から家の恥だと言われて勘当され、行く当ても無く、着いた先はゴミだらけの古代遺跡。
そこで打ち捨てられていたゴミが話し掛けてきて、自分は古代兵器で、助けて欲しいと言ってきた。
なるほど。僕が得たのはゴミと意思疎通が出来るスキルなんだ……って、嬉しくないっ!
そんな事を思いながらも、話し込んでしまったし、連れて行ってあげる事に。
だけど、僕はただゴミに協力しているだけなのに、どこかの国の騎士に襲われたり、変な魔法使いに絡まれたり、僕を家から追い出した父や弟が現れたり。
どうして皆、ゴミが欲しいの!? ……って、あれ? いつの間にかゴミスキルが成長して、ゴミの修理が出来る様になっていた。
一先ず、いつも一緒に居るゴミを修理してあげたら、見知らぬ銀髪美少女が居て……って、どういう事!? え、こっちが本当の姿なの!? ……とりあえず服を着てっ!
僕を命の恩人だって言うのはさておき、ご奉仕するっていうのはどういう事……え!? ちょっと待って! それくらい自分で出来るからっ!
それから、銀髪美少女の元仲間だという古代兵器と呼ばれる美少女たちに狙われ、返り討ちにして、可哀想だから修理してあげたら……僕についてくるって!?
待って! 僕に奉仕する順番でケンカするとか、訳が分かんないよっ!
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。
追放貴族少年リュウキの成り上がり~魔力を全部奪われたけど、代わりに『闘気』を手に入れました~
さとう
ファンタジー
とある王国貴族に生まれた少年リュウキ。彼は生まれながらにして『大賢者』に匹敵する魔力を持って生まれた……が、義弟を溺愛する継母によって全ての魔力を奪われ、次期当主の座も奪われ追放されてしまう。
全てを失ったリュウキ。家も、婚約者も、母の形見すら奪われ涙する。もう生きる力もなくなり、全てを終わらせようと『龍の森』へ踏み込むと、そこにいたのは死にかけたドラゴンだった。
ドラゴンは、リュウキの境遇を憐れみ、ドラゴンしか使うことのできない『闘気』を命をかけて与えた。
これは、ドラゴンの力を得た少年リュウキが、新しい人生を歩む物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる