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第八章 ~華やかで煌びやかな地下の世界・裏闘技場の闇試合編~
道場訓 八十二 空手家VS居合使い
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「いいだろう」
俺は余計な時間を弄さず承諾する。
これに対して「え?」と驚いた声を上げたのはマコトだった。
「提案した私が言うのも何だけど、あまりにも聞き分けが良すぎない? 普通だったら思考が停止するか、そのあとに我に返って怒り出すと思うのだけれど」
マコトの言いたいことも分かる。
愛玩動物になれ、と言われて素直に承諾する人間などまともではない。
しかし、今の場合は少し違う。
マコトの愛玩動物になるというのは、あくまでも俺が闇試合でカムイに負けた場合に提示された条件だ。
だとしたら、ここで了承しても一向に構わなかった。
1回戦で闘ったオンマのようにはいかないだろうが、それでも俺はカムイに負けるつもりはまったくない。
それこそ死んでも勝ってみせる。
などと考えていると、カムイも驚いた様子で尋ねてきた。
「ええんか? そんな安請け合いして。あとでどうなってもワイは知らんで」
「別にいいさ。俺はお前に負けるつもりなんてないからな」
カムイは「クククッ」と嬉しそうに笑った。
「やっぱり、あんたはええで。そないな自信満々な態度を取られたら、逆にこっちも燃え上がるわ」
ただな、とカムイは言葉を続ける。
「それだけだと、あとちいとばかし足りんな……そうや、大将がワイに負けた場合はエミリアちゃんをワイにくれや」
これには俺も目眉がピクリと動いた。
「別にええやろ? 何て言っても大将は負けるつもりはないんやから、それこそワイに勝てればすべて万事解決や。そんで優勝して何が欲しいかは知らんが、大将は自分の望むものも手に入って生命の相方である弟子のエミリアちゃんも無事に帰ってくる」
俺はチラリとエミリアを見た。
エミリアは言葉ではなく目で答えてくる。
私はそれでも構いません、と。
他にもその瞳からは「ケンシン師匠を信じていますから」と強い意志が浮かんでいるようだった。
さすがは俺の弟子だな。
俺はカムイに視線を戻すと、小さく頷いた。
「分かった。その条件を飲もう。だがな――」
続いて俺は、マコトを半ば睨みつけながら二の句を紡ぐ。
「きちんと約束は守って貰うぞ。俺がその男に勝って優勝したあかつきには、余計な小細工をせずに俺の願いを聞き入れる。いいな?」
「もちろん、マコト・ハザマに二言はないわ」
嘘か本当かは分からない。
だが、それをここで確認しても時間の無駄だった。
なので俺はエミリアを連れて部屋を出て行こうとした。
「大将」
俺たちが部屋から出ようとしたとき、カムイの声が後方から聞こえてきた。
「この出会いは偶然やない。俺たちが会うたんのは運命や。楽しく闘ろうで」
俺は何も言わずにエミリアを連れて部屋から出た。
カムイが嬉しそうに笑っている顔を思い浮かべながら――。
マコトたちの元から離れて約1時間後。
俺とエミリアは闇試合の会場にいた。
『――これより2回戦の第1試合を行います!』
観客たちが熱狂している会場の中、進行役の〈強音石〉による声が響き渡る。
しかし、1回戦で進行役をしていた般若面の男ではない。
現在、リングの上にいた進行役は女だった。
それも〝若女〟の能面を被って素顔を隠している。
1回戦ごとに進行役を変えているのか?
などと思った俺は、すでにリングの上で待機していた。
エミリアも同様に専用の檻へと入れられている。
やがて対戦相手を待つこと数十秒後――。
リングの上に2人の男たちが現れた。
白髪の老人である。
1人は腰に大小刀を差したサムライ然とした和服の老人。
もう1人はオンマの生命の相方同様、見すぼらしい格好をした何の特徴もない普通の老人だ。
おそらく、罪人街のどこからか連れてきたのだろう。
「お主の1回戦の闘いぶりは見させて貰った」
見すぼらしい格好をした老人が専用の檻へと移されているとき、リングの上で相対したサムライ然とした老人が話しかけてきた。
「拙者の名はテッシン。よもやこんな異国の地で空手使いと出会えるとはな……しかも超1流の」
テッシンは強風の如き殺気を放射すると、やや前傾気味になってさり気なく大刀の鯉口に親指をかける。
「くくくっ、久しぶりに腕が鳴るわ。その白い空手着をお主の血で真っ赤に染めて見せようぞ」
居合か……。
俺はテッシンと名乗った老人の重心や仕草を見て、居合の使い手だなと当たりをつけた。
居合――それは刀を鞘に納めた状態から、一瞬で刀を抜いて相手を斬りつけるという一連の動作を行う操刀法のことである。
そして、この居合という技術は不意に襲ってくる敵に対していかに迅速に対応するか、という発想をスタートとして磨かれた技術であり、ヤマト国のサムライの中には神速と呼ばれるほどの使い手も存在していた。
俺とテッシンとの距離は約5メートル。
もしもテッシンが超1流の居合の使い手ならば、一瞬で詰められる距離だろう。
そんなことを考えていると、見すぼらしい格好をした老人が専用の檻へと入れられた。
やがて能面の女は俺とテッシンを交互に見る。
そして――。
『それでは試合開始!』
開始早々にテッシンは滑るような歩法で踏み込んでくると、抜く手も見せぬほどの剣を走らせてきた。
電光のように閃いた刃が俺の首元目掛けて飛んでくる。
俺は完全に間合いを見切り、切っ先が触れないように後方に跳んで躱した。
と判断したのも束の間、
「――――ッ!」
俺は両膝を瞬時に折り曲げて身体を大きく沈めた。
ビュンッ!
次の瞬間、俺の頭の上――今ほどまで首があった位置に一陣の風が通り過ぎる。
その烈風は大気を斬り裂きながら、後方の壁へと当たった。
会場全体から歓声が沸き起こる。
なるほど、風使いか。
俺は再び立ち上がると、地面を蹴って大きく後方へと飛んだ。
「ほう……我が秘剣を一合で見切ったか」
テッシンは刀を納刀しながら口を開いた。
俺は自流の構えを取りつつ、テッシンの殺気を真っ向から受け止める。
間違いなく、テッシンは居合と同じく風魔法の使い手だ。
しかも2流の使い手のように長ったらしい呪文を詠唱して爆風を生み出すのではなく、無詠唱かつ刀全体にカマイタチのような鋭い風を纏わせている。
居合と抜群の相性だ。
テッシンの剣を躱したと思ってもそのままの勢いでカマイタチが繰り出されるので、1流の使い手でも1回の闘いでは見切れず首を跳ね飛ばされるだろう。
しかし、それはあくまでも1流の使いだった場合だ。
俺はフッと自分の構えを解くと、下丹田に気力を集中させた。
そして右拳を脇に引いて〈神遠拳〉をテッシンに放つ。
ゴオッ!
テッシンは迫り来る〈神遠拳〉を避けず、逆に「喝ッ!」と気合を放って居合を繰り出した。
唸りを上げて放たれた刃は光の残像となり、俺のそれなりに手加減した〈神遠拳〉文字通り斬り裂いた。
観客たちはテッシンの技に度肝を抜かれたことだろう。
だが、俺としては少しでも隙が生まれればそれで良かった。
俺はすぐさま〈虎足〉を使ってテッシンの背後を取る。
「何ッ!」
テッシンが驚きながら振り返ったが、そのときにはもう遅い。
俺はテッシンの背中に開いた右手を当て、衝撃波が内部へ深く浸透する〈波状・掌底打ち〉を叩き込む。
〈波状・掌底打ち〉を食らったテッシンは、全身に落雷を受けたように激しく肉体を痙攣させて倒れた。
進行役の能面の女はテッシンの安否を確認する。
そして大量の泡を吹いて白目を剥いていたテッシンを見て、もう闘いを続行するのは不可能だと判断したのだろう。
能面の女は右手を俺に突きつけてきた。
「勝者――ケンシン・オオガミ!」
怒号のように沸き起こる歓声の中、俺は首筋にヒリヒリとした熱を感じる。
どこかで俺を見ているカムイの存在を感じた。
俺は余計な時間を弄さず承諾する。
これに対して「え?」と驚いた声を上げたのはマコトだった。
「提案した私が言うのも何だけど、あまりにも聞き分けが良すぎない? 普通だったら思考が停止するか、そのあとに我に返って怒り出すと思うのだけれど」
マコトの言いたいことも分かる。
愛玩動物になれ、と言われて素直に承諾する人間などまともではない。
しかし、今の場合は少し違う。
マコトの愛玩動物になるというのは、あくまでも俺が闇試合でカムイに負けた場合に提示された条件だ。
だとしたら、ここで了承しても一向に構わなかった。
1回戦で闘ったオンマのようにはいかないだろうが、それでも俺はカムイに負けるつもりはまったくない。
それこそ死んでも勝ってみせる。
などと考えていると、カムイも驚いた様子で尋ねてきた。
「ええんか? そんな安請け合いして。あとでどうなってもワイは知らんで」
「別にいいさ。俺はお前に負けるつもりなんてないからな」
カムイは「クククッ」と嬉しそうに笑った。
「やっぱり、あんたはええで。そないな自信満々な態度を取られたら、逆にこっちも燃え上がるわ」
ただな、とカムイは言葉を続ける。
「それだけだと、あとちいとばかし足りんな……そうや、大将がワイに負けた場合はエミリアちゃんをワイにくれや」
これには俺も目眉がピクリと動いた。
「別にええやろ? 何て言っても大将は負けるつもりはないんやから、それこそワイに勝てればすべて万事解決や。そんで優勝して何が欲しいかは知らんが、大将は自分の望むものも手に入って生命の相方である弟子のエミリアちゃんも無事に帰ってくる」
俺はチラリとエミリアを見た。
エミリアは言葉ではなく目で答えてくる。
私はそれでも構いません、と。
他にもその瞳からは「ケンシン師匠を信じていますから」と強い意志が浮かんでいるようだった。
さすがは俺の弟子だな。
俺はカムイに視線を戻すと、小さく頷いた。
「分かった。その条件を飲もう。だがな――」
続いて俺は、マコトを半ば睨みつけながら二の句を紡ぐ。
「きちんと約束は守って貰うぞ。俺がその男に勝って優勝したあかつきには、余計な小細工をせずに俺の願いを聞き入れる。いいな?」
「もちろん、マコト・ハザマに二言はないわ」
嘘か本当かは分からない。
だが、それをここで確認しても時間の無駄だった。
なので俺はエミリアを連れて部屋を出て行こうとした。
「大将」
俺たちが部屋から出ようとしたとき、カムイの声が後方から聞こえてきた。
「この出会いは偶然やない。俺たちが会うたんのは運命や。楽しく闘ろうで」
俺は何も言わずにエミリアを連れて部屋から出た。
カムイが嬉しそうに笑っている顔を思い浮かべながら――。
マコトたちの元から離れて約1時間後。
俺とエミリアは闇試合の会場にいた。
『――これより2回戦の第1試合を行います!』
観客たちが熱狂している会場の中、進行役の〈強音石〉による声が響き渡る。
しかし、1回戦で進行役をしていた般若面の男ではない。
現在、リングの上にいた進行役は女だった。
それも〝若女〟の能面を被って素顔を隠している。
1回戦ごとに進行役を変えているのか?
などと思った俺は、すでにリングの上で待機していた。
エミリアも同様に専用の檻へと入れられている。
やがて対戦相手を待つこと数十秒後――。
リングの上に2人の男たちが現れた。
白髪の老人である。
1人は腰に大小刀を差したサムライ然とした和服の老人。
もう1人はオンマの生命の相方同様、見すぼらしい格好をした何の特徴もない普通の老人だ。
おそらく、罪人街のどこからか連れてきたのだろう。
「お主の1回戦の闘いぶりは見させて貰った」
見すぼらしい格好をした老人が専用の檻へと移されているとき、リングの上で相対したサムライ然とした老人が話しかけてきた。
「拙者の名はテッシン。よもやこんな異国の地で空手使いと出会えるとはな……しかも超1流の」
テッシンは強風の如き殺気を放射すると、やや前傾気味になってさり気なく大刀の鯉口に親指をかける。
「くくくっ、久しぶりに腕が鳴るわ。その白い空手着をお主の血で真っ赤に染めて見せようぞ」
居合か……。
俺はテッシンと名乗った老人の重心や仕草を見て、居合の使い手だなと当たりをつけた。
居合――それは刀を鞘に納めた状態から、一瞬で刀を抜いて相手を斬りつけるという一連の動作を行う操刀法のことである。
そして、この居合という技術は不意に襲ってくる敵に対していかに迅速に対応するか、という発想をスタートとして磨かれた技術であり、ヤマト国のサムライの中には神速と呼ばれるほどの使い手も存在していた。
俺とテッシンとの距離は約5メートル。
もしもテッシンが超1流の居合の使い手ならば、一瞬で詰められる距離だろう。
そんなことを考えていると、見すぼらしい格好をした老人が専用の檻へと入れられた。
やがて能面の女は俺とテッシンを交互に見る。
そして――。
『それでは試合開始!』
開始早々にテッシンは滑るような歩法で踏み込んでくると、抜く手も見せぬほどの剣を走らせてきた。
電光のように閃いた刃が俺の首元目掛けて飛んでくる。
俺は完全に間合いを見切り、切っ先が触れないように後方に跳んで躱した。
と判断したのも束の間、
「――――ッ!」
俺は両膝を瞬時に折り曲げて身体を大きく沈めた。
ビュンッ!
次の瞬間、俺の頭の上――今ほどまで首があった位置に一陣の風が通り過ぎる。
その烈風は大気を斬り裂きながら、後方の壁へと当たった。
会場全体から歓声が沸き起こる。
なるほど、風使いか。
俺は再び立ち上がると、地面を蹴って大きく後方へと飛んだ。
「ほう……我が秘剣を一合で見切ったか」
テッシンは刀を納刀しながら口を開いた。
俺は自流の構えを取りつつ、テッシンの殺気を真っ向から受け止める。
間違いなく、テッシンは居合と同じく風魔法の使い手だ。
しかも2流の使い手のように長ったらしい呪文を詠唱して爆風を生み出すのではなく、無詠唱かつ刀全体にカマイタチのような鋭い風を纏わせている。
居合と抜群の相性だ。
テッシンの剣を躱したと思ってもそのままの勢いでカマイタチが繰り出されるので、1流の使い手でも1回の闘いでは見切れず首を跳ね飛ばされるだろう。
しかし、それはあくまでも1流の使いだった場合だ。
俺はフッと自分の構えを解くと、下丹田に気力を集中させた。
そして右拳を脇に引いて〈神遠拳〉をテッシンに放つ。
ゴオッ!
テッシンは迫り来る〈神遠拳〉を避けず、逆に「喝ッ!」と気合を放って居合を繰り出した。
唸りを上げて放たれた刃は光の残像となり、俺のそれなりに手加減した〈神遠拳〉文字通り斬り裂いた。
観客たちはテッシンの技に度肝を抜かれたことだろう。
だが、俺としては少しでも隙が生まれればそれで良かった。
俺はすぐさま〈虎足〉を使ってテッシンの背後を取る。
「何ッ!」
テッシンが驚きながら振り返ったが、そのときにはもう遅い。
俺はテッシンの背中に開いた右手を当て、衝撃波が内部へ深く浸透する〈波状・掌底打ち〉を叩き込む。
〈波状・掌底打ち〉を食らったテッシンは、全身に落雷を受けたように激しく肉体を痙攣させて倒れた。
進行役の能面の女はテッシンの安否を確認する。
そして大量の泡を吹いて白目を剥いていたテッシンを見て、もう闘いを続行するのは不可能だと判断したのだろう。
能面の女は右手を俺に突きつけてきた。
「勝者――ケンシン・オオガミ!」
怒号のように沸き起こる歓声の中、俺は首筋にヒリヒリとした熱を感じる。
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