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23.嫌われるほど気持ちいい(2)(蒼司視点)
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アイマスクを取ってやると、蓉平が射精後の惚けた顔で俺の股間に手を伸ばした。
「蒼司くん……はぁ、はぁ……蒼司くんの、これ……」
「ん? ああ、薬は飲んだがお前のこんなところ見せられたらさすがに勃つだろ」
俺は体を起こし、ベッドから降りて蓉平の体を拭くものを探す。
「蒼司くんの、舐めたい」
「はぁ――?」
(こいつ……開き直ったのか? 急に恥ずかしげもなくこんなこと……)
彼の目は若干焦点が合っておらず、熱に浮かされたような顔をしていた。
(いや、これがオメガの発情としては正常――なのか)
「蒼司くん、おねがい。一回でいいから……」
蓉平が体を起こして迫ってくる。彼はベタついた手で俺のスウェットを掴んだ。
俺が抑制剤を飲んでいなかったら、本気で一線を超えていただろう。実際薬を飲んでいても、こいつのフェロモンに抗いきることができなかった。俺は彼の手を振り払うことなく黙ってされるままにしていた。
蓉平は床に跪き、布ごしに俺の昂りに頬ずりした。
「はぁ……っ、良い匂い……蒼司くん、ごめんね」
義兄が俺の下着をずり下ろすと、弾かれるようにそれが存在を現した。外気に晒された性器に義兄が恭しく両手を添える。
「……大きい……こんなとこまでカッコいい……」
「歯を立てるなよ」
「うん」
彼の薄桃色の唇が、怒張した俺のモノにそっと触れた。それを見ているだけで何か清らかなものを汚してしまったような気分になる。
最初はおずおずと舌先だけで舐めていた義兄だが、意を決したように大きく口を開けて先端から一気に咥え込んだ。
「くっ……」
おそらくこんなことしたことが無いのだろう。技術的にはかなり下手だ。しかし、顔を赤くしながら必死にアルファの象徴をしゃぶる姿はなかなか扇情的だった。しかもやっているうちに段々興奮してきたのか、うっとりした顔で美味そうに舐めている。
(こうしてあらためて見ると、可愛いもんだな)
顔の作りは悪くない。派手さがないだけで整っているし、品のある顔立ちだ。
この何とも言えず甘ったるいフェロモンのせいで、高校時代アルファの教師に襲われかけたことがあるとと聞く。その後あの過保護な父親に隠されるようにして引きこもっていたオメガ――。
頼れる者は父親しか居ない状況だったとはいえ、親の言いなりで結婚相手まで決められて可哀想に。
(だが、あの父親の気持ちもわからなくもないな……こいつといると、不思議と世話を焼きたくなる)
このまま俺が義兄を外に連れ出し、まともな結婚相手を見つけてちゃんと嫁がせてやらなければならない。
こんなふうに突発でヒートが来て、変な男にでも捕まったら大変だ。
しかしそう考えながらも、俺は義兄が他のアルファのモノを口にする所を想像するだけで胃がムカムカした。
(くそ、なんだっていうんだ……)
フェロモンを漂わせ、こんな淫らな姿を見せられればどんなアルファでもたちどころに彼が欲しくなるだろう。
(いや、俺がこいつのことを欲しくなってるのか――?)
そんなはずはない、と思いながら彼を見下ろす。俺のものを舐めながら、彼は興奮してペニスを勃起させていた。
「――お前のことなんて嫌いだよ」
「んっふぅ……ふぅ……ぅ」
口を離さずに彼は満足げに頷いた。
本音では、口ではなくさっきまで指を潜り込ませていた場所を奥深くまで貫きたい。彼も肉体的にはその方が喜ぶだろう。
だが、彼の精神はそれを求めていないようだ。
こいつは発情期だからといって誰彼構わずアルファとセックスしたくなるわけじゃない。ただ、自分が性的な目で見られていない状態で、安心して気持ち良くなりたいだけらしい。そういう相手じゃなければ一緒にいられないオメガなのだ。
(しばらくの間は、ヒートが来たら俺がこうして抱かずに満足いくまで相手してやればいいか……)
幸い今は俺もフリーだ。構ってやる時間はある。
しかしその後は――?
俺以外に、こいつを満足させながら抱くのを我慢できるアルファが他にいるのだろうか。
俺的にも、義兄以外にアレルギーを起こさず一緒に過ごせるオメガはほぼいない。
(俺たちが――本当に結婚する? ……いや、ばかな。ありえない)
今は発情フェロモンのせいでおかしくなっているのだ、と肉体的快楽に集中することにした。
「蒼司くん……はぁ、はぁ……蒼司くんの、これ……」
「ん? ああ、薬は飲んだがお前のこんなところ見せられたらさすがに勃つだろ」
俺は体を起こし、ベッドから降りて蓉平の体を拭くものを探す。
「蒼司くんの、舐めたい」
「はぁ――?」
(こいつ……開き直ったのか? 急に恥ずかしげもなくこんなこと……)
彼の目は若干焦点が合っておらず、熱に浮かされたような顔をしていた。
(いや、これがオメガの発情としては正常――なのか)
「蒼司くん、おねがい。一回でいいから……」
蓉平が体を起こして迫ってくる。彼はベタついた手で俺のスウェットを掴んだ。
俺が抑制剤を飲んでいなかったら、本気で一線を超えていただろう。実際薬を飲んでいても、こいつのフェロモンに抗いきることができなかった。俺は彼の手を振り払うことなく黙ってされるままにしていた。
蓉平は床に跪き、布ごしに俺の昂りに頬ずりした。
「はぁ……っ、良い匂い……蒼司くん、ごめんね」
義兄が俺の下着をずり下ろすと、弾かれるようにそれが存在を現した。外気に晒された性器に義兄が恭しく両手を添える。
「……大きい……こんなとこまでカッコいい……」
「歯を立てるなよ」
「うん」
彼の薄桃色の唇が、怒張した俺のモノにそっと触れた。それを見ているだけで何か清らかなものを汚してしまったような気分になる。
最初はおずおずと舌先だけで舐めていた義兄だが、意を決したように大きく口を開けて先端から一気に咥え込んだ。
「くっ……」
おそらくこんなことしたことが無いのだろう。技術的にはかなり下手だ。しかし、顔を赤くしながら必死にアルファの象徴をしゃぶる姿はなかなか扇情的だった。しかもやっているうちに段々興奮してきたのか、うっとりした顔で美味そうに舐めている。
(こうしてあらためて見ると、可愛いもんだな)
顔の作りは悪くない。派手さがないだけで整っているし、品のある顔立ちだ。
この何とも言えず甘ったるいフェロモンのせいで、高校時代アルファの教師に襲われかけたことがあるとと聞く。その後あの過保護な父親に隠されるようにして引きこもっていたオメガ――。
頼れる者は父親しか居ない状況だったとはいえ、親の言いなりで結婚相手まで決められて可哀想に。
(だが、あの父親の気持ちもわからなくもないな……こいつといると、不思議と世話を焼きたくなる)
このまま俺が義兄を外に連れ出し、まともな結婚相手を見つけてちゃんと嫁がせてやらなければならない。
こんなふうに突発でヒートが来て、変な男にでも捕まったら大変だ。
しかしそう考えながらも、俺は義兄が他のアルファのモノを口にする所を想像するだけで胃がムカムカした。
(くそ、なんだっていうんだ……)
フェロモンを漂わせ、こんな淫らな姿を見せられればどんなアルファでもたちどころに彼が欲しくなるだろう。
(いや、俺がこいつのことを欲しくなってるのか――?)
そんなはずはない、と思いながら彼を見下ろす。俺のものを舐めながら、彼は興奮してペニスを勃起させていた。
「――お前のことなんて嫌いだよ」
「んっふぅ……ふぅ……ぅ」
口を離さずに彼は満足げに頷いた。
本音では、口ではなくさっきまで指を潜り込ませていた場所を奥深くまで貫きたい。彼も肉体的にはその方が喜ぶだろう。
だが、彼の精神はそれを求めていないようだ。
こいつは発情期だからといって誰彼構わずアルファとセックスしたくなるわけじゃない。ただ、自分が性的な目で見られていない状態で、安心して気持ち良くなりたいだけらしい。そういう相手じゃなければ一緒にいられないオメガなのだ。
(しばらくの間は、ヒートが来たら俺がこうして抱かずに満足いくまで相手してやればいいか……)
幸い今は俺もフリーだ。構ってやる時間はある。
しかしその後は――?
俺以外に、こいつを満足させながら抱くのを我慢できるアルファが他にいるのだろうか。
俺的にも、義兄以外にアレルギーを起こさず一緒に過ごせるオメガはほぼいない。
(俺たちが――本当に結婚する? ……いや、ばかな。ありえない)
今は発情フェロモンのせいでおかしくなっているのだ、と肉体的快楽に集中することにした。
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