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僕とアラン様が出会って8年、ずっと待ち望んでいた結婚式の日になった。
青い空がどこまでも広がる、よく晴れた気持ちの良い日になった。
この日の為に用意したお揃いの婚礼衣装は、手触りのいい、ツヤのある白い生地を選んだ。
アラン様は燕尾服を、僕は膝丈で裾が広がる上着を着て、お互いの瞳の色の宝石をあしらった、同じデザインのブローチを胸に付けている。
僕のお化粧は、母様が今日が最後だからと、張り切って綺麗にしてくれた。僕の顔に触れる優しい母様の柔らかな手の感触に、こらえきれずに涙が溢れそうになった。
お化粧が終わると母様は、ナーシュ泣かないの、と微笑みながら、僕の頭にふわりと腰まで垂れるヴェールを付けてくれた。
「ナーシュ⋯、なんて美しいんだ⋯。美し過ぎて言葉が出ないよ。ナーシュ、私の伴侶、早く抱き締めさせてくれ」
アラン様はそう言いながら僕をふわりと抱き締めると、額に少し長めの口付けをした。
「アラン様もとてもかっこ良いです。そんなに見つめられると、⋯恥ずかしいです。8年前からずっと夢見てた、アラン様の伴侶にやっとなれるんですね」
「ああ、やっとだ。ナーシュ、幸せになろう」
「はい、アラン様」
アラン様と僕は大勢の賓客の前で永遠の愛を誓い合った。
アラン様はヴェールをふわりと上げ、緊張して固くなっている僕に、唇だけで愛してると言うと、微笑みながら誓いの口付けをしてくれた。
ワァーっと会場中から割れんばかりの拍手喝采を浴びて、僕は感動で涙が溢れてきた。
アラン様がハンカチでそっと僕の涙を拭きながら目尻に唇を落とすと、再び拍手喝采に包まれた。
「アラン様、お待たせしました⋯」
結婚式も無事に終わり、披露宴は一通り挨拶を済ませると、僕達は早々に公爵家に戻ってきた。
僕は公爵家の侍女から体を隅々まで磨かれ、素肌が透けて見える程薄い羽織を一枚纏うと、アラン様が待つ当主の寝室に案内された。
「あぁ、ナーシュ、美しい⋯」
アラン様は、薄い羽織一枚の僕を見て、しばらく口をあんぐりと開けていたけど、やっと一言そう言った。
ベッドに腰掛けているアラン様からじっと見つめられ、僕は羞恥で全身が熱くなるのが分かった。
「あ、あのっ⋯、そんなに見つめ、ないで⋯」
僕がそう言うと、アラン様は弾かれたように僕の前まで来て、一瞬で僕を横抱きに抱えると、立ったまま激しく僕の唇を貪った。
「あぁ、ふっ⋯ん、はぁ、んん」
「ナーシュ、ナーシュ、はぁ、ナーシュ」
何度も何度もアラン様から愛おしむように名前を呼ばれながら、舌を絡める激しい口付けをされて、僕は体中が熱くなり、頭がくらくらとした。
「はぁはぁ、ナーシュ、私のナーシュ。ん⋯?ナーシュ、体が熱いな。それに、この香りは⋯」
「えっ⋯?あっ、ああっ、体が、熱い⋯、アラン様ぁ」
「ナーシュ、やはり発情期が始まったな」
「あ⋯、は、はい、はぁはぁ」
アラン様と僕は、初夜で番になりたいと強く望んでいた。
だから僕の発情期の周期に合わせて結婚式の日取りを決めた。
「ナーシュ、今夜、全てもらうよ。ナーシュ、愛してる。私の番になってくれ」
「アラン様、僕も愛してます。僕の全部、もらってください」
アラン様はそっと僕をベッドに下ろし、預けていたチョーカーの鍵で、僕の首を解放した。
アラン様は僕をうつ伏せにすると、僕の長い髪を優しく掻き分け、守る物が無くなった項を親指で撫でながら顔を近付けると、チュッと音を立てて口付けをした。
「あっ、ん⋯」
「ナーシュ、敏感になってきたね」
アラン様はそう言うと、僕をまた仰向けに戻し、そっと薄い羽織を肩から抜いた。
「ナーシュ、綺麗だよ。ここも、ここも、全て私のものだよ」
アラン様はそう言いながら、僕の首筋や胸の尖りに啄むような口付けをした。
ほんの少しでもアラン様から触れられると、大袈裟な程体がびくりと跳ねて反応する。
「ナーシュの胸の尖りは、ほんのり桃色でぷっくりとして、二つの尖りで私を見つめて誘っているみたいだ。はぁ、たまらん」
アラン様は僕の両方の胸の尖りをしつこく音を立てて舌で転がし、指で捏ねた。
「ああぁぁっ、やぁぁ」
僕は体を駆け巡る強烈な快感に、ただ喘ぐしかなかった。
治まらない熱に侵され、意識が朦朧としてくる。
「アラン様ぁ、苦しいぃ、助けて⋯、アラン様」
頭の中は羞恥でいっぱいなのに、Ωの体はαを求めて体中から匂いを撒き散らし、足を開いて早く欲しいと腰を揺らす。
「これが発情期⋯すごい。なんて色香なんだ⋯。ああ、ナーシュのここ、蜜が溢れてるよ」
アラン様は恍惚とした表情でそう言うと、僕の後孔に指を差し入れ、ゆるゆると出し入れを繰り返した。
アラン様の長い指で入口を擦られただけで、僕は呆気なく達してしまった。
「あああぁぁっ!」
「ナーシュ、達してしまったね。くっ、指が持って行かれそうだ」
「アラン様、指じゃ、足りない、お願い⋯」
「ナーシュ、私も限界だ。最初はゆっくり繋がりたかったが、くっ、すまない」
そう聞こえたかと思った瞬間、腰を掴まれ最奥に熱を打ち込まれていた。
ずっと欲しかった熱に体を貫かれ、激しく揺さぶられていると、自然と悦びの涙が頬を伝った。
「ああぁぁ、嬉しい、アラン様ぁ」
アラン様もΩのフェロモンに当てられ、正気を失っているのかもしれない。激しい律動で抽挿を繰り返し、腰をしならせながら、何度も何度も僕の腰に打ち付けてくる。
はぁはぁと二人の激しい呼吸と腰が当たる乾いた音、我を失った僕の嬌声と蜜をかき混ぜるいやらしい水音、それらが全部混ざり合って部屋中に響くのを遠くに聞きながら、僕はうっすらとした意識を手放した。
「⋯⋯シュ、ナーシュ」
「ア、ラ、ン様⋯?」
「ナーシュ、大丈夫かい?くっ⋯ナーシュの中、私を離そうとしない」
「アラン様ぁ」
「ああ、ナーシュ、分かっているよ。私ももたない。ナーシュ、四つん這いになって」
僕は虚ろな感覚のまま四つん這いになると、性急に覆い被さってきたアラン様に後ろから貫かれた。
すぐさま激しく腰を打ち込まれ、Ωの体が悦びで震える。
αの子種を求め、腰がアラン様の動きを受け入れるように激しく揺れ、中が勝手に収縮を繰り返す。
アラン様の抽挿が更に激しくなった。
「うっ、くっ、出すよ」
アラン様の大量の精が中に放たれ、最奥にほとばしるのを感じた瞬間、首筋にアラン様の激しい息遣いが掛かり、項に鋭い痛みが走った。
ガリッ
「あっ、あっ、あああぁぁぁぁ!」
夢か現実か分からない朧げな記憶の中で、僕の名前を呼びながら、愛してる、そう言われた気がした。
そして、そこでぷつりと記憶が途切れた。
「ん⋯」
「ナーシュ、気がついたね。初めてなのに、酷くしてすまなかった」
「アラン様⋯、僕⋯」
「ナーシュ、私の愛しい番」
アラン様から抱き締められ、口付けをされて、ぼんやりした頭が少しずつはっきりしてきた。
愛しい番⋯、番⋯、あっ!
僕は慌てて項に触れてみた。
指先にガタガタとした皮膚が当たり、ツキッと鋭い痛みが走った。
「アラン様と、番に、なれたの?」
僕は泣きそうになりながら、アラン様に聞いた。
「ああ、ナーシュ、私達は番になったんだ。こんなに満たされた気持ちは生まれて初めてだよ。ナーシュ、愛してる」
「アラン様ぁ、嬉しいぃ、うわぁぁん」
子供の様に泣きじゃくる僕を、アラン様は優しく抱き締め、微笑みながら何度も何度も僕の顔中に口付けの雨を降らせた。
青い空がどこまでも広がる、よく晴れた気持ちの良い日になった。
この日の為に用意したお揃いの婚礼衣装は、手触りのいい、ツヤのある白い生地を選んだ。
アラン様は燕尾服を、僕は膝丈で裾が広がる上着を着て、お互いの瞳の色の宝石をあしらった、同じデザインのブローチを胸に付けている。
僕のお化粧は、母様が今日が最後だからと、張り切って綺麗にしてくれた。僕の顔に触れる優しい母様の柔らかな手の感触に、こらえきれずに涙が溢れそうになった。
お化粧が終わると母様は、ナーシュ泣かないの、と微笑みながら、僕の頭にふわりと腰まで垂れるヴェールを付けてくれた。
「ナーシュ⋯、なんて美しいんだ⋯。美し過ぎて言葉が出ないよ。ナーシュ、私の伴侶、早く抱き締めさせてくれ」
アラン様はそう言いながら僕をふわりと抱き締めると、額に少し長めの口付けをした。
「アラン様もとてもかっこ良いです。そんなに見つめられると、⋯恥ずかしいです。8年前からずっと夢見てた、アラン様の伴侶にやっとなれるんですね」
「ああ、やっとだ。ナーシュ、幸せになろう」
「はい、アラン様」
アラン様と僕は大勢の賓客の前で永遠の愛を誓い合った。
アラン様はヴェールをふわりと上げ、緊張して固くなっている僕に、唇だけで愛してると言うと、微笑みながら誓いの口付けをしてくれた。
ワァーっと会場中から割れんばかりの拍手喝采を浴びて、僕は感動で涙が溢れてきた。
アラン様がハンカチでそっと僕の涙を拭きながら目尻に唇を落とすと、再び拍手喝采に包まれた。
「アラン様、お待たせしました⋯」
結婚式も無事に終わり、披露宴は一通り挨拶を済ませると、僕達は早々に公爵家に戻ってきた。
僕は公爵家の侍女から体を隅々まで磨かれ、素肌が透けて見える程薄い羽織を一枚纏うと、アラン様が待つ当主の寝室に案内された。
「あぁ、ナーシュ、美しい⋯」
アラン様は、薄い羽織一枚の僕を見て、しばらく口をあんぐりと開けていたけど、やっと一言そう言った。
ベッドに腰掛けているアラン様からじっと見つめられ、僕は羞恥で全身が熱くなるのが分かった。
「あ、あのっ⋯、そんなに見つめ、ないで⋯」
僕がそう言うと、アラン様は弾かれたように僕の前まで来て、一瞬で僕を横抱きに抱えると、立ったまま激しく僕の唇を貪った。
「あぁ、ふっ⋯ん、はぁ、んん」
「ナーシュ、ナーシュ、はぁ、ナーシュ」
何度も何度もアラン様から愛おしむように名前を呼ばれながら、舌を絡める激しい口付けをされて、僕は体中が熱くなり、頭がくらくらとした。
「はぁはぁ、ナーシュ、私のナーシュ。ん⋯?ナーシュ、体が熱いな。それに、この香りは⋯」
「えっ⋯?あっ、ああっ、体が、熱い⋯、アラン様ぁ」
「ナーシュ、やはり発情期が始まったな」
「あ⋯、は、はい、はぁはぁ」
アラン様と僕は、初夜で番になりたいと強く望んでいた。
だから僕の発情期の周期に合わせて結婚式の日取りを決めた。
「ナーシュ、今夜、全てもらうよ。ナーシュ、愛してる。私の番になってくれ」
「アラン様、僕も愛してます。僕の全部、もらってください」
アラン様はそっと僕をベッドに下ろし、預けていたチョーカーの鍵で、僕の首を解放した。
アラン様は僕をうつ伏せにすると、僕の長い髪を優しく掻き分け、守る物が無くなった項を親指で撫でながら顔を近付けると、チュッと音を立てて口付けをした。
「あっ、ん⋯」
「ナーシュ、敏感になってきたね」
アラン様はそう言うと、僕をまた仰向けに戻し、そっと薄い羽織を肩から抜いた。
「ナーシュ、綺麗だよ。ここも、ここも、全て私のものだよ」
アラン様はそう言いながら、僕の首筋や胸の尖りに啄むような口付けをした。
ほんの少しでもアラン様から触れられると、大袈裟な程体がびくりと跳ねて反応する。
「ナーシュの胸の尖りは、ほんのり桃色でぷっくりとして、二つの尖りで私を見つめて誘っているみたいだ。はぁ、たまらん」
アラン様は僕の両方の胸の尖りをしつこく音を立てて舌で転がし、指で捏ねた。
「ああぁぁっ、やぁぁ」
僕は体を駆け巡る強烈な快感に、ただ喘ぐしかなかった。
治まらない熱に侵され、意識が朦朧としてくる。
「アラン様ぁ、苦しいぃ、助けて⋯、アラン様」
頭の中は羞恥でいっぱいなのに、Ωの体はαを求めて体中から匂いを撒き散らし、足を開いて早く欲しいと腰を揺らす。
「これが発情期⋯すごい。なんて色香なんだ⋯。ああ、ナーシュのここ、蜜が溢れてるよ」
アラン様は恍惚とした表情でそう言うと、僕の後孔に指を差し入れ、ゆるゆると出し入れを繰り返した。
アラン様の長い指で入口を擦られただけで、僕は呆気なく達してしまった。
「あああぁぁっ!」
「ナーシュ、達してしまったね。くっ、指が持って行かれそうだ」
「アラン様、指じゃ、足りない、お願い⋯」
「ナーシュ、私も限界だ。最初はゆっくり繋がりたかったが、くっ、すまない」
そう聞こえたかと思った瞬間、腰を掴まれ最奥に熱を打ち込まれていた。
ずっと欲しかった熱に体を貫かれ、激しく揺さぶられていると、自然と悦びの涙が頬を伝った。
「ああぁぁ、嬉しい、アラン様ぁ」
アラン様もΩのフェロモンに当てられ、正気を失っているのかもしれない。激しい律動で抽挿を繰り返し、腰をしならせながら、何度も何度も僕の腰に打ち付けてくる。
はぁはぁと二人の激しい呼吸と腰が当たる乾いた音、我を失った僕の嬌声と蜜をかき混ぜるいやらしい水音、それらが全部混ざり合って部屋中に響くのを遠くに聞きながら、僕はうっすらとした意識を手放した。
「⋯⋯シュ、ナーシュ」
「ア、ラ、ン様⋯?」
「ナーシュ、大丈夫かい?くっ⋯ナーシュの中、私を離そうとしない」
「アラン様ぁ」
「ああ、ナーシュ、分かっているよ。私ももたない。ナーシュ、四つん這いになって」
僕は虚ろな感覚のまま四つん這いになると、性急に覆い被さってきたアラン様に後ろから貫かれた。
すぐさま激しく腰を打ち込まれ、Ωの体が悦びで震える。
αの子種を求め、腰がアラン様の動きを受け入れるように激しく揺れ、中が勝手に収縮を繰り返す。
アラン様の抽挿が更に激しくなった。
「うっ、くっ、出すよ」
アラン様の大量の精が中に放たれ、最奥にほとばしるのを感じた瞬間、首筋にアラン様の激しい息遣いが掛かり、項に鋭い痛みが走った。
ガリッ
「あっ、あっ、あああぁぁぁぁ!」
夢か現実か分からない朧げな記憶の中で、僕の名前を呼びながら、愛してる、そう言われた気がした。
そして、そこでぷつりと記憶が途切れた。
「ん⋯」
「ナーシュ、気がついたね。初めてなのに、酷くしてすまなかった」
「アラン様⋯、僕⋯」
「ナーシュ、私の愛しい番」
アラン様から抱き締められ、口付けをされて、ぼんやりした頭が少しずつはっきりしてきた。
愛しい番⋯、番⋯、あっ!
僕は慌てて項に触れてみた。
指先にガタガタとした皮膚が当たり、ツキッと鋭い痛みが走った。
「アラン様と、番に、なれたの?」
僕は泣きそうになりながら、アラン様に聞いた。
「ああ、ナーシュ、私達は番になったんだ。こんなに満たされた気持ちは生まれて初めてだよ。ナーシュ、愛してる」
「アラン様ぁ、嬉しいぃ、うわぁぁん」
子供の様に泣きじゃくる僕を、アラン様は優しく抱き締め、微笑みながら何度も何度も僕の顔中に口付けの雨を降らせた。
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