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〚10〛私という人物
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*.゜。:+*.゜。:+*.゜。:+*.゜
今日は遅番
仕事に行く仁を見送った
トレーニングウェアに着替えて
仁が作ってくれた朝食を頬張る
「美味いっ!(*゚~゚*)モグ モグ」
食後のお腹を落ち着かせた後は
リビングで入念に
ストレッチを済ませると
ランニングがてら ある場所まで向かう
。゜⋆。゜⋆。゜⋆。゜⋆。゜⋆。゜⋆
看護師の傍ら
私には やりたいことがあった
1階にコンビニが入っている
テナントビル〚SUGA Building Ⅶ〛
裏口から入って2階へ
大きな窓ガラスから
太陽の光がたっぷりと射し込む
広いフロア
「姐さん、お疲れ様です!」
「おはよう、マサ!」
フロアの掃除をしていた
おめめクリクリで可愛い舎弟 柾國が
駆け寄ってくる
「今日は遅番ですか?」
「うん、最近バタバタして
こっちでトレーニング出来なかったから
うずうずしてた(*´艸`)」
「思う存分 撃ってください(´∀`*)ヶラヶラ」
。゜⋆。゜⋆。゜⋆。゜⋆
ここは 私の想いが詰まった場所
──〚ARMY GYM〛──
私の名前を ただ伸ばしただけだけど
"ARMY"って英語で"軍隊"って意味もある
…かっこいいと思わない?(ノ∀`笑)
体力に自信が無い人や
ダイエットに悩む人…
自分に自信をつけたい人など
主に女性が気軽に無理なく
トレーニングできるようにって
起業してしまった
看護師も日々 体力勝負…
私のトレーニングの為にも
この空間は 生活に欠かせないもの
普段 ジムの運営を任せている
ウチの可愛い子見たさに
女性利用者が増える増える!
男性利用者もいるけど
圧倒的に女性が多いから
ちょっと居心地は悪そう…
マサも なかなかの腕前で
キックボクシングのライセンスを取得して
トレーニング インストラクターとして
利用者に指導もしている
顔はウサギのように可愛いのに
体型は…ん~ …雄のカンガルー?
いや、ゴリラばりにガッシリしている
ボクシングのリングも
備え付けてあるので
たまに手合わせしてもらう
自室にあるサンドバッグや
パンチングマシンじゃ 物足りないし
思いっきりできなくてね…
ほら、お世話係に聞かれるのも
覗かれるのも嫌でしょ…
まぁ、もちろん?覗いたら?シバくけど?
。゜⋆。゜⋆。゜⋆。゜⋆。゜⋆。゜⋆
女は か弱い…
自分の身に危険が迫った時のため
"女でも強くなければならない"と
物心ついた時から 合気道やテコンドー…
剣道等で 護身の技を身につけていた
どんどん強くなっていく私…
楽しくて仕方なかった
こんなのばかりやってたから
勉学の方は…( ̄▽ ̄;)ね…
。゜⋆。゜⋆。゜⋆。゜⋆
お家柄のせいもあり 小さい頃から
友達は ほとんど居ない
たとえ 揶揄されても
"カタギには 危害を加えるな"
と、父親からの言い付けを守っていた
私たち姉弟
手出し出来ないのを
わかっている上級生達に
揶揄われる弟たちを
黙って見ている毎日…
…既に 我慢の限界は 崩壊寸前だった
。゜⋆。゜⋆。゜⋆。゜⋆
私が中学三年生のある日の夜…
テコンドーの練習から
帰宅した私の視野に飛び込んできた
弟たちのボロボロな姿
父親も母親も ワナワナと
怒りに震えていたのを今でも覚えている
弟2人に近づいて聞いてみた
「…何があったの?」
「……実は…」
目の不自由な希が
弄られてたところを優が見かけて
助けに入り最低限の防御で
事なきを得ようとしたが
その様子を面白がって見物していた
別の学校のヤツらが相手側に加勢…
「・・・・・・っ・・・」
「ごめん!兄ちゃん!
僕が 相手に ぶつかっちゃったから…」
「希は何も悪くないだろ!
俺がもっと 強かったら…」
「手出ししないのをわかっていて…
何も ここまですることはないだろっ…
ちょっとビビらせておくか…」
父親が 怒りを孕む低い声で言った
「…引越し…考えようか?」
母親が 希と優の
顔を撫でながら 寂しそうに言った
私は怒りを抑えることが出来ず
「…相手は…どこの誰なの?」
「…アミ、落ち着け」
父親の制止も聞けなかった
「どこの誰だって聞いてんだよっ!!」
「あの制服は、〇〇高校の…」
最後まで優の言葉を聞くことなく
家を飛び出した私
"あのコンビニでタムろってた奴らだ…"
目星は ついていた
*・゚・*:.。.*.。.:*・゚・*:.。.*.。.:
コンビニの前
「久々に暴れて楽しかったぁ!」
「ストレス解消!スカッとした~!
あのチビたちの怯えた顔みたら…
上がったぁ~!」
「アハハ!
でもちょっと やりすぎちゃったかな~」
「死んでないから いいんじゃね?」
── アイツらだ
…この人数なら
「お兄さん達、ヒマ?」
「お?逆ナン?ヒマだよ、ヒマヒマ!」
クソ野郎たちを 近くの公園へ…
なるべく人目につかない場所まで
連れていく
逆ナンと勘違いしてるアホども…
ヘラヘラしながら
優と希を痛めつけた 忌々しいその手で
私のカラダに触ろうとする
アンタらは 知らないでしょ?
私があの子たちの姉だということを…
そして 怒らせたら 怖いってことも…
勝算を考えるより 体が先に動いた
ただただ 弟たちの仇を…
凶器なんて必要ない
身につけた あらゆる体術を
男たちに惜しみなく捌いていった
この…私の拳で…
地面と靴底が擦れる音
砂埃が立ち込める中
鈍い音と、罵声…呻き声とが交差した
痛みなんか 全く感じない
優と希の方が どんなに痛かったか…
それを思えば 私の腕の一つや二つ
無くなったって…
── 許せない… ──
反撃しても私に難なく躱されて
瞬時にむさ苦しい
怒りの表情に変わる雑魚ども
実に、面白い…
優と希が受けた痛みを お前らにも!
ありったけのチカラを込めて
私より はるかに大きなクソ野郎たちを
メッタメタにボコってやった
火事場の馬鹿力…って この事なのね…
いざとなったら こんなに力を出せるんだ!
と 感心できる余裕…
クズ男たちは面白いほど
フラフラに吹っ飛んだ
「はぁ…はぁ…」
身動きが取れなくなった男たちと
傷だらけの拳を見下ろす…
ハハッ…終わった
。゜⋆。゜⋆。゜⋆。゜⋆
もちろん この後
護身のために習っていたモノを
全て辞めた
それらを使って
人に危害を与えてしまったんだから…
受験を控えてた私は
親と相談した結果
県外の高校に行くことに…
母方の親戚を頼って
私は 1人、家を出た
今日は遅番
仕事に行く仁を見送った
トレーニングウェアに着替えて
仁が作ってくれた朝食を頬張る
「美味いっ!(*゚~゚*)モグ モグ」
食後のお腹を落ち着かせた後は
リビングで入念に
ストレッチを済ませると
ランニングがてら ある場所まで向かう
。゜⋆。゜⋆。゜⋆。゜⋆。゜⋆。゜⋆
看護師の傍ら
私には やりたいことがあった
1階にコンビニが入っている
テナントビル〚SUGA Building Ⅶ〛
裏口から入って2階へ
大きな窓ガラスから
太陽の光がたっぷりと射し込む
広いフロア
「姐さん、お疲れ様です!」
「おはよう、マサ!」
フロアの掃除をしていた
おめめクリクリで可愛い舎弟 柾國が
駆け寄ってくる
「今日は遅番ですか?」
「うん、最近バタバタして
こっちでトレーニング出来なかったから
うずうずしてた(*´艸`)」
「思う存分 撃ってください(´∀`*)ヶラヶラ」
。゜⋆。゜⋆。゜⋆。゜⋆
ここは 私の想いが詰まった場所
──〚ARMY GYM〛──
私の名前を ただ伸ばしただけだけど
"ARMY"って英語で"軍隊"って意味もある
…かっこいいと思わない?(ノ∀`笑)
体力に自信が無い人や
ダイエットに悩む人…
自分に自信をつけたい人など
主に女性が気軽に無理なく
トレーニングできるようにって
起業してしまった
看護師も日々 体力勝負…
私のトレーニングの為にも
この空間は 生活に欠かせないもの
普段 ジムの運営を任せている
ウチの可愛い子見たさに
女性利用者が増える増える!
男性利用者もいるけど
圧倒的に女性が多いから
ちょっと居心地は悪そう…
マサも なかなかの腕前で
キックボクシングのライセンスを取得して
トレーニング インストラクターとして
利用者に指導もしている
顔はウサギのように可愛いのに
体型は…ん~ …雄のカンガルー?
いや、ゴリラばりにガッシリしている
ボクシングのリングも
備え付けてあるので
たまに手合わせしてもらう
自室にあるサンドバッグや
パンチングマシンじゃ 物足りないし
思いっきりできなくてね…
ほら、お世話係に聞かれるのも
覗かれるのも嫌でしょ…
まぁ、もちろん?覗いたら?シバくけど?
。゜⋆。゜⋆。゜⋆。゜⋆。゜⋆。゜⋆
女は か弱い…
自分の身に危険が迫った時のため
"女でも強くなければならない"と
物心ついた時から 合気道やテコンドー…
剣道等で 護身の技を身につけていた
どんどん強くなっていく私…
楽しくて仕方なかった
こんなのばかりやってたから
勉学の方は…( ̄▽ ̄;)ね…
。゜⋆。゜⋆。゜⋆。゜⋆
お家柄のせいもあり 小さい頃から
友達は ほとんど居ない
たとえ 揶揄されても
"カタギには 危害を加えるな"
と、父親からの言い付けを守っていた
私たち姉弟
手出し出来ないのを
わかっている上級生達に
揶揄われる弟たちを
黙って見ている毎日…
…既に 我慢の限界は 崩壊寸前だった
。゜⋆。゜⋆。゜⋆。゜⋆
私が中学三年生のある日の夜…
テコンドーの練習から
帰宅した私の視野に飛び込んできた
弟たちのボロボロな姿
父親も母親も ワナワナと
怒りに震えていたのを今でも覚えている
弟2人に近づいて聞いてみた
「…何があったの?」
「……実は…」
目の不自由な希が
弄られてたところを優が見かけて
助けに入り最低限の防御で
事なきを得ようとしたが
その様子を面白がって見物していた
別の学校のヤツらが相手側に加勢…
「・・・・・・っ・・・」
「ごめん!兄ちゃん!
僕が 相手に ぶつかっちゃったから…」
「希は何も悪くないだろ!
俺がもっと 強かったら…」
「手出ししないのをわかっていて…
何も ここまですることはないだろっ…
ちょっとビビらせておくか…」
父親が 怒りを孕む低い声で言った
「…引越し…考えようか?」
母親が 希と優の
顔を撫でながら 寂しそうに言った
私は怒りを抑えることが出来ず
「…相手は…どこの誰なの?」
「…アミ、落ち着け」
父親の制止も聞けなかった
「どこの誰だって聞いてんだよっ!!」
「あの制服は、〇〇高校の…」
最後まで優の言葉を聞くことなく
家を飛び出した私
"あのコンビニでタムろってた奴らだ…"
目星は ついていた
*・゚・*:.。.*.。.:*・゚・*:.。.*.。.:
コンビニの前
「久々に暴れて楽しかったぁ!」
「ストレス解消!スカッとした~!
あのチビたちの怯えた顔みたら…
上がったぁ~!」
「アハハ!
でもちょっと やりすぎちゃったかな~」
「死んでないから いいんじゃね?」
── アイツらだ
…この人数なら
「お兄さん達、ヒマ?」
「お?逆ナン?ヒマだよ、ヒマヒマ!」
クソ野郎たちを 近くの公園へ…
なるべく人目につかない場所まで
連れていく
逆ナンと勘違いしてるアホども…
ヘラヘラしながら
優と希を痛めつけた 忌々しいその手で
私のカラダに触ろうとする
アンタらは 知らないでしょ?
私があの子たちの姉だということを…
そして 怒らせたら 怖いってことも…
勝算を考えるより 体が先に動いた
ただただ 弟たちの仇を…
凶器なんて必要ない
身につけた あらゆる体術を
男たちに惜しみなく捌いていった
この…私の拳で…
地面と靴底が擦れる音
砂埃が立ち込める中
鈍い音と、罵声…呻き声とが交差した
痛みなんか 全く感じない
優と希の方が どんなに痛かったか…
それを思えば 私の腕の一つや二つ
無くなったって…
── 許せない… ──
反撃しても私に難なく躱されて
瞬時にむさ苦しい
怒りの表情に変わる雑魚ども
実に、面白い…
優と希が受けた痛みを お前らにも!
ありったけのチカラを込めて
私より はるかに大きなクソ野郎たちを
メッタメタにボコってやった
火事場の馬鹿力…って この事なのね…
いざとなったら こんなに力を出せるんだ!
と 感心できる余裕…
クズ男たちは面白いほど
フラフラに吹っ飛んだ
「はぁ…はぁ…」
身動きが取れなくなった男たちと
傷だらけの拳を見下ろす…
ハハッ…終わった
。゜⋆。゜⋆。゜⋆。゜⋆
もちろん この後
護身のために習っていたモノを
全て辞めた
それらを使って
人に危害を与えてしまったんだから…
受験を控えてた私は
親と相談した結果
県外の高校に行くことに…
母方の親戚を頼って
私は 1人、家を出た
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