【R18】君に届くまで〜カタギの俺には資格がないの?〜

keco

文字の大きさ
14 / 63

〚14〛今日の予定は?

しおりを挟む
 *.゜。:+*.゜。:+*.゜。:+*.゜



 ヌナと同居して1ヶ月が過ぎ…
 お互いの生活リズムが
 ようやく分かるようになってきた


 コンコンコン…

 ノックしてドア越しに声を掛ける


「ヌナ、ご飯出来たよ!」
「お!今行く!」


 今日は、土曜日…
 俺は休みで ヌナは遅番…


 食事有無の関係もあるけど
 2人で話し合って お互いのスケジュールは
 把握しておいた方が良いだろうと
 ヌナのシフトや俺の予定は共有している


「今日も走るの?」
「うん、日課だからね~」
「疲れないの?」
「ん~…じっとしてるより
 動いてる方が良いからな~」
「タフだな~、ヌナは(´▽`*)アハハ」


 他愛のない話も タメ語も慣れた…
 でもまだ 知らない事ばかり

 会話から ヌナを知る


 〖ガリっ!!!…〗


 げっ…今の音は…


「ん!卵の殻入ってる!」
「すみまごめん!」
「ん!(* ̄ч ̄*)'' モグモグ…」


 あんなに爆笑してた"すみまごめん"は
 今やスルー…

 でさ~ねぇ、慣れましたよねぇ( ̄▽ ̄;)



 "ブーっ"

「私のか?」
「いや、俺のかな」


 柾國まさくにくんからのメッセージ


 ──"仁さん、おはようさんです!
 今日は仕事、休みですか?"

 "うん、休みだけど…どうしたの?"

 ──"予定が無ければ
 ちょっと会いませんか?"


 なんだろ…


 "わかった!どこに行けばいい?"

 ──"場所は…"



 *.゜。:+*.゜。:+*.゜。:+*.゜



 ランニングに行くヌナを見送って
 一通り 家事かじって 出掛ける準備…


 自分の部屋や、共用部の掃除
 私物の洗濯…

 ヌナは自分のことは 自分でするという

 必要なものを買っても
 最終的には全部ヌナが支払ってくれる

 2人の食事は俺が作ってるけど…



 この前、初のバイト代が振り込まれた

 そこらのルームシェアより優遇されてね?

 良いのかな…こんなに貰って…
 恐縮してます、ホント…


 *・゚・*:.。.*.。.:*・゚・*:.。.*.。.:


 柾國まさくにくんから指定された場所…


 〚SUGA building Ⅶ〛…って…
 すごいな…何棟あるんだ?


 裏口の前で待て…との指示

 ゆうさん、やり手なんだな…
 ヤクザってすげぇ….。゚+.(・∀・)゚+.゚


 …裏口のドアが開いた


「お!仁さん!迷わず来れましたね!」

「すごいね、SUGA building Ⅶって」

「ここ、俺が運営を任されてる
 ジムが入ってるんです」

「えー!オーナーなの?俺も通いたいな!」

「じゃあ、見学しましょうか!」

「よろしくです!」


 *・゚・*:.。.*.。.:*・゚・*:.。.*.。.:


 ジムの中に入ると
 余計な仕切りがない開放感に驚いた

 大きな窓ガラスがいくつもあって
 照明がなくても 眩しいくらい


 年配マダムや お仕事がお休みのOL風の人が
 両手にグローブをはめて
 サンドバッグを撃ったり キックしたり…

 筋トレの機材で
 腹筋や背筋を鍛えている男性など
 土曜だからか 利用者で賑わっている

 本格的なジムだ…

 壁に掛けられたパンチングマシン…
 音楽に合わせてリズミカルに
 光った箇所にパンチを入れ込む……ヌ…

 …ナッ……… ?



 えっ?ヌナ!?( °△° )

 間違いない、あの後ろ姿……


「柾國くん…あの女性、もしかして…」

「さすが、仁さん!
 同棲相手だって すぐわかりましたか!」

「ど、どうせぃ?!…ちゃいます!
 住み込みでお世話してるんですぅ!!」

「すごいでしょ、うちのあねさん…
 このジムのオーナーなんですよ!」

「そ、そうなの?!」


 あの息遣い…
 ヌナの部屋から聞こえてくる音も
 トレーニングをしていたせいだったのか!

 をしていたわけじゃなかったんだ…


「そういうことか...(lll-ω-)チーン」
 なぜか ちょっとガッカリしてる俺w


「仁さん?どうしました?」

「い、いや何でもないよ(;´∀`)…ァハハハ」


 こっそり物陰からヌナを見守る┃ω・๑)ジィー

 いつもヌナは
 オーバーサイズのものばかり着ていて 
 カラダの線は見えない

 毎日 自室でも
 トレーニングしてるんだから
 きっと 引き締まったスタイル…
 してるんだろうなぁ((( *´꒳`* )))ポワワーン


 ん?ポワワンて…


 雇い主にそんな感情は要らん…┃ω・๑)ジィー


「マサぁ!」

 急に こっちを向くヌナに

 ドキッ(ºAº///)
 |彡サッ!…思わず隠れた

「はい!オーナー!」


 そっか…
 ここじゃあねさんとは呼べないもんな


「スパーリング付き合って!」

「いいですよ!やりましょ!」



 *・゚・*:.。.*.。.:*・゚・*:.。.*.。.:


 椅子に座り
 手に巻いている包帯みたいなのを
 巻き直してグローブをはめるヌナ


 リングに上がり
 対戦相手の柾國くんのグローブに
 グータッチで合わせると
 女性とは思えない速さで拳を入れる

 余裕でかわす 柾國くんに
 食い下がることなく 果敢に攻める


 2人の"勝負の息遣い"が聞こえる

「あれ~?どうしました?オーナー!
 しばらく来てなかったから
 動き、鈍くなってませんか?」

 言葉であおって 
 "来いよ"みたいなジェスチャーを
 ヌナに向けた


 ヌナは 構えていた腕を
 一度下ろすと
 リラックスするかのように
 ぴょんぴょんと跳ねて

 再び構えたかと思ったら
 素早く 1歩踏み込んで
 柾國くんの左脇腹に拳を刺し込んだ

「(ノ#´Д`)イダァァーイ…」

「私を煽るのは100年早いよ、マサ!」



 か…カッケー.。゚+.(・∀・)゚+.゚


 リング脇で観戦してた利用者のみなさんも
「おぉぉぉ~!」…歓声をあげていた


 しばらく撃ち合って リングを下りたヌナ

 グローブを外して
 汗を拭く姿もキラキラしていて…


 ドドドドっ…


 ん?


 ドドドドっ…って…


 動悸…?


「そろそろ帰るわ!
 仕事行く準備しなきゃ…」

「わかりました!」

「マサ、いつもありがとう!」

「もっと褒めてぇぇぇ(*´▽`*)」

「可愛いやつだな、ホント!」


( ๑´•ω•)۶ヨシヨシ(´>∀<`)ゝ))エヘヘ…


 2人のやり取りをチラ見してた俺


「…………」


 あ、俺も帰んなきゃ…
 裏口から急いで出た

しおりを挟む
感想 125

あなたにおすすめの小説

ヤンデレヤクザの束縛婚から逃れられません!

古亜
恋愛
旧題:ヤンデレヤクザの束縛婚〜何も覚えていませんが〜 なぜかここ一年の間の記憶を失い、なぜかその間にヤクザの若頭と結婚することになってました。 書いてみたかった記憶喪失もの。相変わらずのヤクザものです。 文字数バラバラで40話くらい。 なんでも許せる方向け。苦手な方は即回れ右でお願いします。 お肌に合わないと感じたら即座に使用を止めてください。誤字脱字等はご指摘いただければありがたく修正させていただきます。肌に合わない、想像と違った等の批判否定は豆腐メンタルにきて泣きますのでご遠慮ください。 この話はフィクションです。

肉食御曹司の独占愛で極甘懐妊しそうです

沖田弥子
恋愛
過去のトラウマから恋愛と結婚を避けて生きている、二十六歳のさやか。そんなある日、飲み会の帰り際、イケメン上司で会社の御曹司でもある久我凌河に二人きりの二次会に誘われる。ホテルの最上階にある豪華なバーで呑むことになったさやか。お酒の勢いもあって、さやかが強く抱いている『とある願望』を彼に話したところ、なんと彼と一夜を過ごすことになり、しかも恋人になってしまった!? 彼は自分を女除けとして使っているだけだ、と考えるさやかだったが、少しずつ彼に恋心を覚えるようになっていき……。肉食でイケメンな彼にとろとろに蕩かされる、極甘濃密ラブ・ロマンス!

お隣さんはヤのつくご職業

古亜
恋愛
佐伯梓は、日々平穏に過ごしてきたOL。 残業から帰り夜食のカップ麺を食べていたら、突然壁に穴が空いた。 元々薄い壁だと思ってたけど、まさか人が飛んでくるなんて……ん?そもそも人が飛んでくるっておかしくない?それにお隣さんの顔、初めて見ましたがだいぶ強面でいらっしゃいますね。 ……え、ちゃんとしたもん食え? ちょ、冷蔵庫漁らないでくださいっ!! ちょっとアホな社畜OLがヤクザさんとご飯を食べるラブコメ 建築基準法と物理法則なんて知りません 登場人物や団体の名称や設定は作者が適当に生み出したものであり、現実に類似のものがあったとしても一切関係ありません。 2020/5/26 完結

虚弱なヤクザの駆け込み寺

菅井群青
恋愛
突然ドアが開いたとおもったらヤクザが抱えられてやってきた。 「今すぐ立てるようにしろ、さもなければ──」 「脅してる場合ですか?」 ギックリ腰ばかりを繰り返すヤクザの組長と、治療の相性が良かったために気に入られ、ヤクザ御用達の鍼灸院と化してしまった院に軟禁されてしまった女の話。 ※なろう、カクヨムでも投稿

ヤクザの若頭は、年の離れた婚約者が可愛くて仕方がない

絹乃
恋愛
ヤクザの若頭の花隈(はなくま)には、婚約者がいる。十七歳下の少女で組長の一人娘である月葉(つきは)だ。保護者代わりの花隈は月葉のことをとても可愛がっているが、もちろん恋ではない。強面ヤクザと年の離れたお嬢さまの、恋に発展する前の、もどかしくドキドキするお話。

禁断溺愛

流月るる
恋愛
親同士の結婚により、中学三年生の時に湯浅製薬の御曹司・巧と義兄妹になった真尋。新しい家族と一緒に暮らし始めた彼女は、義兄から独占欲を滲ませた態度を取られるようになる。そんな義兄の様子に、真尋の心は揺れ続けて月日は流れ――真尋は、就職を区切りに彼への想いを断ち切るため、義父との養子縁組を解消し、ひっそりと実家を出た。しかし、ほどなくして海外赴任から戻った巧に、その事実を知られてしまう。当然のごとく義兄は大激怒で真尋のマンションに押しかけ、「赤の他人になったのなら、もう遠慮する必要はないな」と、甘く淫らに懐柔してきて……? 切なくて心が甘く疼く大人のエターナル・ラブ。

愛し愛され愛を知る。【完】

夏目萌
恋愛
訳あって住む場所も仕事も無い神宮寺 真彩に救いの手を差し伸べたのは、国内で知らない者はいない程の大企業を経営しているインテリヤクザで鬼龍組組長でもある鬼龍 理仁。 住み込み家政婦として高額な月収で雇われた真彩には四歳になる息子の悠真がいる。 悠真と二人で鬼龍組の屋敷に身を置く事になった真彩は毎日懸命に家事をこなし、理仁は勿論、組員たちとの距離を縮めていく。 特に危険もなく、落ち着いた日々を過ごしていた真彩の前に一人の男が現れた事で、真彩は勿論、理仁の生活も一変する。 そして、その男の存在があくまでも雇い主と家政婦という二人の関係を大きく変えていく――。 これは、常に危険と隣り合わせで悲しませる相手を作りたくないと人を愛する事を避けてきた男と、大切なモノを守る為に自らの幸せを後回しにしてきた女が『生涯を共にしたい』と思える相手に出逢い、恋に落ちる物語。 ※ あくまでもフィクションですので、その事を踏まえてお読みいただければと思います。設定等合わない場合はごめんなさい。また、実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

ヤクザの組長は随分と暇らしい

海野 月
恋愛
キャバクラでバイトするリカ 店に来たヤクザの組長である中井律希のテーブルにつかされた 目当ての女の接客じゃないことに面倒くさそうな態度だったこの男。それがどうして―― 「リカちゃん。俺の女になって」 初めての彼氏がヤクザなんて絶対にごめんだ! 汚い手も使いながらあの手この手で迫ってくる中井を躱し、平和な日常を取り戻そうとあがくストーリー

処理中です...