【R18】君に届くまで〜カタギの俺には資格がないの?〜

keco

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〚35〛眺める心

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*.゜。:+*.゜。:+*.゜。:+*.゜


 → 無事が終了
 帰路に着く アミとゆう


 優が運転する車は
 軽快に街の中を駆ける


「姉ちゃん、今日は助かった!」

「どういたしまして(*´꒳`*)」

「それにしても、仁…
 見合いを"そっち"と勘違いして
 泣いてたって…可愛いやつだな!」

「こっちは しょっちゅう使う言葉だけど
 一般的には "男女の見合い"の印象が
 強いもんなぁ…帰ったら謝らないと… 」

「姉ちゃんさ、仁と一緒に暮らしてから
 変わったよな…」

「そう?」

「ピリピリしてる感じが無くなって
 たくさん笑うようになった…」

「仁、笑わせてくれるからね…」

「アイツ、面白いもんな(´∀`*)ヶラヶラ」



 一緒にいると 和む
 一緒にいると あったかくなる
 一緒にいると 安心する

 私の精神安定剤

 仁で 満たされる心…
 私も 満たしてあげたいと思ったり


 未だに 慣れない感情…



 でも カタギなんだよ…

 いつか また
 何かに巻き込んじゃう気がして


「怖い…(ボソッ)」

「ん?」

「………」


 信号待ち

 考えないように
 窓の外を眺めていると

「あ……」

 雑貨屋のショーウィンドウに置いてある
 私の目を 釘付けにした物…

 …近くで見てみたい


「優、ちょっと あの店に寄りたい…」


 。゜⋆。゜⋆。゜⋆。゜⋆。゜⋆。゜⋆


「この先で待ってっから…」
「うん」


 車を降りて お目当ての雑貨屋に
 吸い込まれるように入っていった


「いらっしゃいませ!」

「あの、あそこに展示してある物
 …見せて頂けますか?」



 店員さんから受け取ると

 "……これ、欲しい"

 この時の私は きっと…
 ほころんだ顔…してたんじゃないかな


「買います!!」

「はい、お包みしますね!」



 "スノードーム"

 
 見つめ合いながら 立っている
 男女のシルエット…

 その身長差を
 何となく 私たちと重ねてしまった


 スイッチを入れると
 淡いブルーのライトが灯り
 雪ではなく
 無数の小さなピンク色のハートが
 フワフワと舞う
 時々 そのハートが紫に見えたりして…


 柄にもなく刺々とげとげしかった私が
 こんなに可愛らしいものを
 買うとか…


 優が言うように
 仁との生活で
 変わってしまったのかもしれない


 *・゚・*:.。.*.。.:*・゚・*:.。.*.。.:


 → 帰宅したアミ


「ただいま~…まだ帰ってきてないか…」


 ダイニングテーブルに
 今日のお礼に…と優が買ってくれた
 極特上お寿司 2人前と
 店員さんが綺麗に梱包してくれた
 スノードームを並べて置いておく


 *・゚・*:.。.*.。.:*・゚・*:.。.*.。.:


 → ただいま帰宅の仁


 ガチャ…

「あ!!ヌナの靴!」


 スタスタ(((((*´・ω・)


「ただいまぁ!…あれ?」

(・ω・。)キョロキョロ(。・ω・)



 ダイニングテーブルの上
 寿司が乗っかってる!(º∀º )ファー


「仁、おかえり!」


 自室から出てきた
 いつものダブTとハーパンのヌナが
 早速 謝る


「今日は ごめん…勘違いさせたね…」

「あ、いやぁ…(/ω\*)ハズッ」


 帰宅後の おでこコツン…


「お寿司 食べよう!優が買ってくれたの」

「すごいね、高そう…」


 2人で極特上お寿司に舌づつみ


「んで、勝負の軍配は?」

「負けるわけないじゃん( * ̄ ꒳ ̄*)ドヤサッ」

「ヌナと優さんが並んだら
 相手もチビったことでしょうね(´∀`*)フフッ」

「顔面蒼白よ( * ̄ ꒳ ̄*)ドヤサッ」

「今 想像した!。゚(゚ノ∀`゚)゚。アヒャヒャ」


 笑いながら会話して
 おなかいっぱいになったあと
 綺麗に梱包された箱のことを聞いてみた


「これは?」

「飾ろうと思って買ってきたの」

「開けていい?」



 。゜⋆。゜⋆*・゚・*:.。.*.。.:


「わぁ…これ、可愛いね!」


 目を丸くして声を上げた仁


 私は心の中でガッツポーズ(๑˃̵ᴗ˂̵)و ヨシッ!!!


「一目惚れして買っちゃった」

「どこに飾る?」

「もう決めてある!」



 リビング、台形出窓のド真ん中

 いつでも 目に付く場所がいい…


「ここで どう?」

「いいね!毎日眺められる…」


 後ろから私を優しく抱きしめてくれた仁と
 しばらく スノードームを見つめる


「仁?」

「…ん?」


 腕を解いて向かい合うと


「愛でる準備 出来てるよ」

「恥ずかしいからてつに 
 そういうこと言わないでよ…」

 手を握り 指を絡めて甘えてくる仁は
 そのまま 私をバスルームに連行


「洗ってあげる…」
 "お世話係"は 私の全身に
 手のひらを縦横無尽に滑らせる

「ヌナ、ここに手を付いて」
 "彼氏"は 私を全身全霊で愛す


 お互いの声を高らかに響かせて
 たぎらせて 絡ませて
 応えて 昇らせて 解き放って
 場所を変えて 番って 蕩けて 再び注いで 


「ヌナ…愛してるよ…」

 仁の言葉に またうっとりしながら
 温かい腕の中に包まれる

「私も 愛してる」

 この言葉で
 もっと笑顔を崩壊させる仁が
 可愛くて仕方ない


「はぁ…ヌナが好きすぎて
 どうにかなっちゃいそうだ…」

「どうにか…って?」

「…狂いそうだ」


 嬉しいこと…言ってくれる


「アンタ…本当 イイ男だね」

「…でしょ?」


 わしゃわしゃと頭を撫でると
 ギュッと抱きしめてくれる


あねさんに一生ついて行きます…」

「姐さんて 言わないで…」


 何度キスを重ねても 足りないほど
 愛しさが込み上げてくる


「俺の事 捨てないでね(´▽`*)アハハ」


 。゜⋆。゜⋆。゜⋆。゜⋆。゜⋆。゜⋆



 一緒にいる限り…
 フワフワ舞うような幸福感は
 ずっと続くものだと

 この日の私は…思っていた
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