【R18】君に届くまで〜カタギの俺には資格がないの?〜

keco

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〚37〛大丈夫…

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*.゜。:+*.゜。:+*.゜。:+*.゜


 哲くんから 信じ難い一報を受け
 マサが運転する車で大学病院に向かう


「アニキに報告しておきます」

「うん…」

あねさん、仁さんは大丈夫ですよ!(*´꒳`*)」


 安心させるような笑顔を残し
 病院前で私を車から降ろすと
 マサは事務所に戻って行った


 *・゚・*:.。.*.。.:。゜⋆。゜⋆


 救急センターで処置を施した
 同僚の看護師に話を聞く


みなとから予め
 電話もらっていたから助かったよ!」


 大学病院に向かう車中で
 救急センターに
 仁の詳細、普段の健康状態等
 一報を入れて置いた


「受け身が上手かったんだと思う…
 外傷は ほとんど無いように見えたよ
 ここに着いた時 意識も回復して
 名前も誕生日も言えてたし」

「そっか…良かった…」

「今、CT撮ってる」

「うん」

「あの彼、もしかして…」

「大切な人…」

「湊の口から"大切な人"って…
 …笑っていい?(*ˊ艸ˋ)プッ」

「…はずっ(/ω\*)」

「たぶん そのまま
 一般病棟に移されると思うから
 あまり心配しない!!」

(  '-' )ノ)`-' )バシッ

「痛っ…(´^`*)ありがとう…」


 。゜⋆。゜⋆。゜⋆。゜⋆


 待合所に 哲くんの姿を見つける


「哲くん!」

「あ、お姉さん!」

「仁、今検査してるって」

「お姉さんって 看護師だったんだ?」

「似合わないでしょ?(*´艸`)」

「そんなことないよ!」

「びっくりしたよね…目の前で…」

「……アイツ…かばったんだ」

「ん?」

「警察にも話したけど…
 会社の前で待ち伏せしてた元カノが仁に
 "追われてるから助けてくれ"って
 言い寄って来て…
 仁は冷たくあしらって
 帰ろうとしたんだけど…
 あのオンナが
 轢かれそうになったのを庇って…
 放っときゃいいのに…」


 仁は 優しいから…
 咄嗟に体が動いたんだろうなぁ…


「かっこいいな、仁は…ヒーローか?!
 さすが、私のオトコ(*´꒳`*)ニマッ」

「ヒーロー。゚(゚ノ∀`゚)゚。アヒャヒャ」


 なかなかできる事じゃない…
 庇った相手が
 元カノっていうのは 癪だけど


「検査が終わったら一般病棟に移されて
 何泊かしたら退院…だと思うよ」

「…大丈夫?」

「うん、心配しなくていいよ!」

「仁じゃなくて、お姉さんだよ…大丈夫?」

「私?大丈夫大丈夫!(*´꒳`*)ニマッ」


 なんて言ってる割には
 結構 足が震えていたりして


 検査を終えて処置室から
 ストレッチャーに乗せられ出てきた


「仁…ココは私が勤めてる病院…
 大丈夫だから…ね」


 声を掛けて頬を撫でると
 うっすら目を開けて意識朦朧な感じで
 再び、目を閉じた


 整形外科の一般病棟にある
 空いてる個室へ移動

 哲くんに 仁を任せて
 診察してくれた先生に話を聞きに行った


 。゜⋆。゜⋆。゜⋆。゜⋆。゜⋆。゜⋆


 体は骨折は無いが 足首を捻挫している
 外傷は擦り傷程度
 頭に小さな打撲痕はあるものの
 CTでは異常は見当たらないとの事


 入院に必要な物
 持ってきた方がいいな…


 そんなことを考えながら
 仁が待つ病室に急いだ


 *・゚・*:.。.*.。.:。゜⋆。゜⋆


 コンコンコン…
 ノックをして病室の扉を開ける


「あ、来た来た!」

「哲くん!」

 哲くんの後ろには
 ベッドから少し体を起こし
 こちらを見て にっこり笑う仁…


「仁、今 目が覚めたんだよ!」

 …良かった!
 

「哲?お前、彼女できたのか!?」

「え?」


 …  一瞬、耳を疑った


「仁、なんの冗談だよ?…どうした?」

「もしかして、デート中だった?
 邪魔してごめんなさい、彼女さん!
 俺はもう大丈夫なので(´∀`*)」

「おい、仁…何言ってんだよ!
 この人は…っ…」

「哲くんっ!!」


 何かを言う前
 咄嗟に呼び止めてしまった

 事故のショックで記憶が
 混濁しているのかもしれない


「私、帰ります!それじゃ、お大事に…」

「あ、ちょっと!おね…」

てつ、俺のことはいいから!
 彼女、送って行けよ…」

「え?…あ、あぁ…わかった…
 明日も来るから!」

「おぅ!気をつけて!」



 *・゚・*:.。.*.。.:。゜⋆。゜⋆



 病室から出たアミ


「……マジか…っ」


 事故の後遺症で
 一時的に記憶が飛ぶ事例は…
 いくらでもある…

 大丈夫…っ……


「お姉さん…」

「あ、哲くん…」

「アイツ、冗談キツいね…(´▽`*)アハハ
 笑わそうとしてるだけだって!
 大丈夫だよ!」

「ありがとう(*´꒳`*)
 でも こういうことは よくある事だから」

「俺、明日も来るから!
 仁がまた おかしなこと言うようなら
 俺がビシッと言ってあげる!!」

「ううん…
 あまり刺激すると良くないと思うから…
 仁の事は様子見よう!
 私も脳外科の先生に
 もう少し詳しく話を聞いてみるよ」

「うん」

「今日は 遅くまでありがとう!」

「仁にも送るように頼まれたから行こう!」

「…大丈夫、1人で帰れる(*´꒳`*)」

「そう?…じゃあ また明日…
 あ、仁のことは会社に入院すること
 伝えておくから心配しないで!」


 *・゚・*:.。.*.。.:。゜⋆。゜⋆


 病院を出て ゆうに電話をした


 ──「姉ちゃん、マサから聞いた…
 仁は?大丈夫か?!」

「…うん、擦り傷程度で元気だよ!
 何日か入院するみたい」

 ──「そっか、良かった…」

「今、帰るから…」


 "私の事、忘れてる"
 …なんて言えなかった


 こんなことが…
 身の周りで起こるなんて…


「・・・・・・」

 明日は日勤…仁のそばに居れる…


「大丈夫…」


 自分に暗示かけながら 家へと向かった

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