【R18】君に届くまで〜カタギの俺には資格がないの?〜

keco

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〚39〛私以外の人と

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*.゜。:+*.゜。:+*.゜。:+*.゜


 入院2日目
 仁の精密検査は お昼過ぎまで 掛かった

 病室に戻った仁に
 身体を休める事を勧めた時


 コンコンコン…

 ドアがノックされ

「はい…」

 仁が返事をした



 ドアが開くと



「え?麗香れいか!」

「仁くん!!」


 私の目の前で その彼女に向かって
 仁はにっこり笑った


 いつも 私に向ける笑顔と一緒…



「麗香、来てくれたんだ!(*´꒳`*)」


 近づいていく彼女は 仁の手を握った

「仁くんがここに
 入院したって聞いたから来ちゃった…
 あ、看護師さん 居たんだ…」



 なんか、わざとだな この女…


「彼、私を庇って
 車に轢かれちゃったんですぅ(´⌒`。)グスン」

「そうでしたか…」



『言わんでも聞いてるから それ!
 アンタが元カノか…
 お前のこと、クズ女って言ってたぞ!
 仁はテメェのせいで
 借金したんじゃ!(#゚Д゚)ボケェ!!』

 心の声が 今にも口から出そうだった


「実は麗香を庇ったこと、覚えてないんだ…
 記憶がなくて…」

「…そうなんだぁ
 でも 今は しっかり静養して!
 私、毎日お見舞いに来るから!
 罪滅ぼしがしたいの…
 身の回りのお世話させて欲しい…」

「ホント?嬉しいよ!」


 コイツ…:(  #´°ω°` ):イラッ

 ってか、仁までその気になって
 喜びやがって!!


「・・・・・・」

 ダメだ、ここに居たら おかしくなりそう…


「今、お昼ご飯お持ちします!
 何かあったら遠慮なくナースコールで…」

「はい、ありがとうございます」



 *・゚・*:.。.*.。.:。゜⋆。゜⋆


「ε=(・д・`*)ハァ…」


 仁の病室から出ると
 大きなため息が出た

 まずは目の前の仕事!!
 なるべく考えないように
 通常通り業務をこなした

 看護師の仕事は やりがいがある
 老若男女問わず 患者さんと心を通わせて
 回復のお手伝いをする
 1日は あっという間にすぎてしまう


 。゜⋆。゜⋆。゜⋆。゜⋆。゜⋆。゜⋆



 そろそろ仕事も上がる時間…
 各病室の夕食を運ぶ


 ドアは開いていて
 カーテンで目隠しされてる仁の病室


 午前中の検査で疲れて寝てるかな?



 後ろから 元気な声が聞こえた

「あ、お姉さん!」

「哲くん、お見舞い 来てくれたんだ!」

「毎日来るよ!仁も暇だと思うから!
 あ、夕食の時間か…俺持ってくよ!」

「ありがとう!」


 夕食のトレイを哲くんに渡した


「カーテン開けるね」


 仁の病室入口のカーテンを開けた


「失礼しま……」


 ……チッ…てめぇら…:(  #´°ω°` ):イラッ


「おい、仁!何やってんだよ!!」

「うわぁ!て、哲!」


 見てしまった
 …仁は 彼女とキスをしていた


てつくん、後はよろしくね」

「あ、ちょっと!」


 スタスタ(((((*´・ω・)
 足早にナースステーションに戻る



 まだ居たのか、あのオンナ…


「……っ…」



 仁は私と一緒に暮らしてたことも
 覚えてないんだから…

 大丈夫…事故の影響なんだ…
 良くあること…


「湊さん!」

 呼ばれて振り返ると
 哲くんが立っていた


「ごめん!"お姉さん"って
 呼べなかった。゚(゚ノ∀`゚)゚。アハッ」

「名前で呼んでくれてもいいよ(*´꒳`*)」

「…今日何時に終わる?」

「そろそろ上がるけど…」

「じゃあ、待ってる!」

「え?いいって!待ってなくても~」

「さっきの…見ちゃったからさ、俺も」


 元気づけようとしてくれてるのか
 哲くんは 何とも言えない
 複雑な顔をしていた


「病院の向かいに喫茶店があるから
 そこで待ってて!」

「わかった!」


 哲くんに気を遣わせちゃってるなぁ…
 シャキッとしなきゃ!



 *・゚・*:.。.*.。.:。゜⋆。゜⋆


 → 数分前…仁の病室



「麗香、面会時間終わるから
 もう帰んなきゃ!」

「ずっと会えてなかったから
 一緒にいたい…」

「え?俺、そんなに麗香と
 会ってなかったのか?」

「…残業続きで 会う時間が
 ほとんど作れなくて…
 休みの日は 死んだように寝てたし…
 私、寂しかったの…」

「ごめん…覚えてないとはいえ…
 寂しい思いをさせちゃって」

「ううん、これから一緒に居てくれたら
 それでいいよ!」

「早く退院しなきゃだな…」

「…私、待ってるね」

「麗香…」


 健気に待ってると言った麗香…


 自然と距離が近づいて
 唇が触れたところで
 病室入口のカーテンが開き


「失礼しま……」

「おい、仁!何やってんだよ!」


 びっくりして 麗香と離れた


 俺を睨んで入ってくる哲

 手にしていた夕食のトレイを
 ベッドのサイドテーブルに
 音を立てて 乱暴に置くと

 麗香に向かって
「面会時間、もう終わるから早く帰れよ!」

 そう言い放って病室を出て行った


「アイツ、どうしたんだ?」

「機嫌悪そうだったね」

「ごめん、麗香…気をつけて帰れよ」

「うん、また明日来るね」


 名残惜しそうに麗香は帰って行った


 哲はどうして
 あんなに怒ってるんだろう…


 スマホは昨日から
 ロックが解除されなくて困っている


「哲と連絡取りたいのに…」


 俺、パスコード…変えたんだな
 覚えてねぇ~よ!4桁ァ~(>︿<。)

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