【R18】君に届くまで〜カタギの俺には資格がないの?〜

keco

文字の大きさ
55 / 63

〚55〛たどり着いた 小さな町

しおりを挟む
 *.゜。:+*.゜。:+*.゜。:+*.゜


 → 翌日早朝 ランニングのアミ

 ペットボトルの水を片手に
 散歩がてら 海を眺めながら
 タタタッ!!≡≡≡ (((( ・ω・。)  キレイダナァ…


 朝日に照らされる海はキラキラと輝いて
 見ているだけでよどんだココロを
 浄化してくれそうだ


 砂浜は走りにくい…
 体がフラフラするぅ~

 帰ったら 職場復帰するまで
 体幹鍛えないと…


 走りをやめて 再び海を眺める
 波の音も光ってるみたい


 お守りのイヤホンをつけて
 大好きな曲を聴いてテンションを上げる
 もう少し その先へ…



 *.゜。:+*.゜。:+*.゜。:+*.゜



 → 高熱が出たと仮病を使って
 会社を休んだ仁


 レンタカーを借りて この町に来た


「遠かったァ~( -ω- ) 」

 車を降りて 伸びをする

 ゚゚\(´O`/)°゜゚んわぁ~!!


 昨日の 敏也としやさんの話を
 思い返す


 。゜⋆。゜⋆。゜⋆。゜⋆。゜⋆。゜⋆



「仁さん、いいこと教えてあげようか?」


 そう言って 客間を出て行った敏也さんは
 あるを持って戻ってくると
 俺に手渡した


「えっ……これって…」

「どういうことか わかる?」

「…籍が 入ってない?」


 [東 敏也][湊 アミ]
 2人の名前が書かれている婚姻届…


「そう、実は アミ姐と俺…
 結婚してないんだよね(*`ω´*)ドヤッ」

「どういうことですか?」


 敏也さんが教えてくれた真実…


「俺ね…実は 同性愛者なんだよ…
 でもさ お家柄…
 隠してないといけなくて…生きづらくて
 中学卒業してから海外に留学して…
 ほら、向こうでは
 結構 オープンだったから
 ありのままの自分で過ごせたんだよね」


 物心着いた頃には 男の子に恋をして

 正直に親に言うと
 "男だから女と結婚しないとならない!"
 "お前は 組の跡継ぎなんだから!"
 という、親御さんの古い考えと対立

 それからずっと親御さんと
 仲違なかたがい状態が続いてた中で
 "私が敏と結婚するから問題ないよ!"と
 ヌナが間に入り 話をつけてくれたという…


 その話を進めようと
 動いていたところ
 俺が ヌナのお世話係になり 状況が変わった


「そうだったんですね…すみません…」

「えっ!どうして謝るの?!(´▽`*)アハハ
 アミ姐は 東組のことを思って
 申し出てくれたんだ…
 同会派だし親同士も仲良いしね!
 でも、この結婚は 間違ってるでしょ?…
 だって 愛の無い偽装結婚だよ?
 そこから愛が生まれるとか?(ヾノ・∀・`)ナイナイw
 ファンタジー小説じゃあるまいし!!
 アミ姐は"悪役令嬢"っぽいけど…
 ブハッ!!!  (´∀`)」


 さっきまでの冷ややかな表情は
 演技だったのか?と思うほど
 穏やかな顔をしている敏也さん


「アミ姐のことは もちろん好きだよ!
 だけど 俺の中では どう引っくり返しても
 ""じゃなくて
 小さい頃から面倒見てくれた
 ""なんだよね…」


 改めて、ヌナは
 かっこいい女性だと思った


「一度は断られて
 この先 どうしようか考えてたところに
 仁さんの事故…
 こっちとしては都合は良かったけど
 アミ姐の心情を思うと
 …婚姻届は出せなかったんだ
 俺のせいで アミ姐の戸籍を
 汚したくなかったし」

「………」

漢気おとこぎある女性…
 滅多にいないよ、あんな人…
 だから、もう離さない方がいい」

「…え?」

「ごめんね、さっきの態度…怖かった?
 兄さんから 『仁がそっちに行ったら
 ビビらせて諦めさせろ!』って
 言われたからさ!(´▽`*)アハハ」

「…そうだったんですね」


 あのまま 腰を上げて 帰ってたら
 終わってたな…
 セーフ_( ˙꒳˙  )_ナイスファイト、オレ!!!!

「…仁さんと アミ姐が
 今も〚相思相愛〛だって わかった事だし…
 これ以上 アミ姐にも迷惑かけられないから
 仁さんに 返してあげるよ」

「か、返すって 敏也さん?!」

「ちゃんと 大事にしないと…
 龍美会 総出で ボコるから…( *¬ω¬)ジロリ」


  そういうと 俺の目の前で
 ビリビリと割かれた婚姻届は
 デカい灰皿の中で 炎に包まれ消えた


 *・゚・*:.。.*.。.:。゜⋆。゜⋆


 ヌナが この町にいる…


 敏也さんは 当然
 ヌナの居場所は 教えてくれなかった…
 もちろん ゆうさんの息のかかった人達にも
 聞くこともなかった…


 全然 居場所に心当たりがなかったけど…

 昨日 たまたま…

「そういえば 俺のイヤホンどこ行った?
 確かヌナに……あっ(*゚ロ゚)!!!!!!」



 スマホに連携している
 持ち物を探すアプリでイヤホンを
 検索したら この町がヒットした

 もし イヤホンが捨てられてたら
 見つけられなかった

(||゚Д゚)ヒィィィ!




 → 〖民宿 みなと〗前


 ヌナの愛車、Harleyを見つけた
 行き違いになる前に
 ここに来れてよかった!ε-(´∀`;)ホッ


「ドキドキするぅ…」


 〖民宿 みなと〗の中へ 歩みを進めた


 *・゚・*:.。.*.。.:。゜⋆。゜⋆



「いらっしゃいませ」

「おはようございます…」


 …勇気をだして


「こちらに…湊 アミさんは
 いらっしゃいますか?」

「…申し訳ございません
 お答えすることは出来かねます」

「僕は 木村 仁と言います…
 ヌ……アミさんの世話係をしてました」

「……世話係?」

「はい!」

「……少しお待ちください」

「はい!…┏○ペコッ」


 ヌナに会ったら 何を話そうか…
 俯いて 冷たくなった手を
 グッと握りしめてると


「キミが…
 アミの世話をしてくれてた青年か?」


 声が聞こえて 顔を上げると そこには

 浴衣の上に半纏を羽織り
 腕を組みながら歩いてきた男性イケおじ

 きっとこの人が…須賀組の親分( ゚∀ ゚)ハッ!
 ヌナのお父さん…!めっちゃ似てる!!


 なんて挨拶するんだっけ…(>ㅿ<;;)
 前にググッたんだよ、"仁義の切り方"!
 緊張で頭が真っ白…えっと、確か…



かかえて さすさすして…
 …ん?いや違うな…
 おひかえ なさって…?
 あれ?本日は お日柄も良く?…ヤベェ(꒪꒫꒪ )」


「∵ゞ(≧ε≦๑)ブッ…」

「…(*°∀°)・∴ブハッ!!
 日本語下手なのか?テレビの観過ぎか?
 久しぶりに聞いたな、"お控えなすって"」


 宿の支配人さんと、親分が 笑っている


ゆうから 話は聞いてるよ…
 この度は 元ウチの舎弟もん
 本当に申し訳ないことをした…
 この通りだ」


 組んでた腕を解き 膝に手を付き
 俺に頭を下げた


「あ、頭を上げてください!!
 一時期、記憶も無くしましたけど
 回復しました!僕は大丈夫ですから!!!
 …こちらこそすみませんでした」


 咄嗟にこっちも謝ってしまった…

 頭を下げてると 目頭が熱くなった
 ホントに悪いことしたって思ってる
 大好きなヌナのこと…
 忘れちゃったんだから


「名前は 木村くんと言ったかな?」

「はい…」

「ここじゃ なんだから…部屋に来なさい」

「…はい」


 階段を上がって
  一番奥の部屋に入っていく親分に
 ついて行った


 。゜⋆。゜⋆。゜⋆。゜⋆。゜⋆。゜⋆


 部屋の中に入ると


「あら、お客さん?!」

 ヌナのお母さんだ…
 ゆうさんを女性にしたような 綺麗な人…
 笑うとのぞむくんにも見える…

 親子、なんだなぁ…((( *´꒳`* )))ポワワーン


「アミの世話してくれてた青年だよ」

「貴方が!!この度はホントに
 なんてお詫びを申し上げて良いやら
 申し訳ありませんでした…」

 座ってた座布団を外し
 畳に座り直すと 手をついて謝るお母さん
 いや、おカミさんって言うのかな


「あ、あの!ホントに
 もう…謝らなくていいですから…
 頭をあげてください…」


 律儀な ご両親だ…
 ヌナも 俺が高熱出した時
 何度も謝ってたもんなぁ…


 少し沈黙の後


「この町まで 遠かっただろ?」


 親分さんに話しかけられ…


「アミさんに…
 逢いたくて ここへ来ました」

「さっき部屋に行ったら 居なかったのよ…
 そろそろ朝食の時間なのに…
 どこに行ったのかしら…」


 ご両親と話していたら


「兄さん達、そろそろ飯…
 あ、すみません…」


 タイミングよく呼びに来た支配人さんに
 無理を承知で…


「あの、すみません…
 お願いがあるんですけど…」

「はい…何でしょうか?」

しおりを挟む
感想 125

あなたにおすすめの小説

お隣さんはヤのつくご職業

古亜
恋愛
佐伯梓は、日々平穏に過ごしてきたOL。 残業から帰り夜食のカップ麺を食べていたら、突然壁に穴が空いた。 元々薄い壁だと思ってたけど、まさか人が飛んでくるなんて……ん?そもそも人が飛んでくるっておかしくない?それにお隣さんの顔、初めて見ましたがだいぶ強面でいらっしゃいますね。 ……え、ちゃんとしたもん食え? ちょ、冷蔵庫漁らないでくださいっ!! ちょっとアホな社畜OLがヤクザさんとご飯を食べるラブコメ 建築基準法と物理法則なんて知りません 登場人物や団体の名称や設定は作者が適当に生み出したものであり、現実に類似のものがあったとしても一切関係ありません。 2020/5/26 完結

虚弱なヤクザの駆け込み寺

菅井群青
恋愛
突然ドアが開いたとおもったらヤクザが抱えられてやってきた。 「今すぐ立てるようにしろ、さもなければ──」 「脅してる場合ですか?」 ギックリ腰ばかりを繰り返すヤクザの組長と、治療の相性が良かったために気に入られ、ヤクザ御用達の鍼灸院と化してしまった院に軟禁されてしまった女の話。 ※なろう、カクヨムでも投稿

ヤクザの若頭は、年の離れた婚約者が可愛くて仕方がない

絹乃
恋愛
ヤクザの若頭の花隈(はなくま)には、婚約者がいる。十七歳下の少女で組長の一人娘である月葉(つきは)だ。保護者代わりの花隈は月葉のことをとても可愛がっているが、もちろん恋ではない。強面ヤクザと年の離れたお嬢さまの、恋に発展する前の、もどかしくドキドキするお話。

愛し愛され愛を知る。【完】

夏目萌
恋愛
訳あって住む場所も仕事も無い神宮寺 真彩に救いの手を差し伸べたのは、国内で知らない者はいない程の大企業を経営しているインテリヤクザで鬼龍組組長でもある鬼龍 理仁。 住み込み家政婦として高額な月収で雇われた真彩には四歳になる息子の悠真がいる。 悠真と二人で鬼龍組の屋敷に身を置く事になった真彩は毎日懸命に家事をこなし、理仁は勿論、組員たちとの距離を縮めていく。 特に危険もなく、落ち着いた日々を過ごしていた真彩の前に一人の男が現れた事で、真彩は勿論、理仁の生活も一変する。 そして、その男の存在があくまでも雇い主と家政婦という二人の関係を大きく変えていく――。 これは、常に危険と隣り合わせで悲しませる相手を作りたくないと人を愛する事を避けてきた男と、大切なモノを守る為に自らの幸せを後回しにしてきた女が『生涯を共にしたい』と思える相手に出逢い、恋に落ちる物語。 ※ あくまでもフィクションですので、その事を踏まえてお読みいただければと思います。設定等合わない場合はごめんなさい。また、実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

ヤクザの組長は随分と暇らしい

海野 月
恋愛
キャバクラでバイトするリカ 店に来たヤクザの組長である中井律希のテーブルにつかされた 目当ての女の接客じゃないことに面倒くさそうな態度だったこの男。それがどうして―― 「リカちゃん。俺の女になって」 初めての彼氏がヤクザなんて絶対にごめんだ! 汚い手も使いながらあの手この手で迫ってくる中井を躱し、平和な日常を取り戻そうとあがくストーリー

極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です

朝陽七彩
恋愛
 私は。 「夕鶴、こっちにおいで」  現役の高校生だけど。 「ずっと夕鶴とこうしていたい」  担任の先生と。 「夕鶴を誰にも渡したくない」  付き合っています。  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  神城夕鶴(かみしろ ゆづる)  軽音楽部の絶対的エース  飛鷹隼理(ひだか しゅんり)  アイドル的存在の超イケメン先生  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  彼の名前は飛鷹隼理くん。  隼理くんは。 「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」  そう言って……。 「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」  そして隼理くんは……。  ……‼  しゅっ……隼理くん……っ。  そんなことをされたら……。  隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。  ……だけど……。  え……。  誰……?  誰なの……?  その人はいったい誰なの、隼理くん。  ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。  その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。  でも。  でも訊けない。  隼理くんに直接訊くことなんて。  私にはできない。  私は。  私は、これから先、一体どうすればいいの……?

【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される

奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。 けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。 そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。 2人の出会いを描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630 2人の誓約の儀を描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」 https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041

【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜

来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、 疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。 無愛想で冷静な上司・東條崇雅。 その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、 仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。 けれど―― そこから、彼の態度は変わり始めた。 苦手な仕事から外され、 負担を減らされ、 静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。 「辞めるのは認めない」 そんな言葉すらないのに、 無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。 これは愛? それともただの執着? じれじれと、甘く、不器用に。 二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。 無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。 ※この物語はフィクションです。 登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。

処理中です...