【R18】君に届くまで〜カタギの俺には資格がないの?〜

keco

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〚56〛迎えに来たよ

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 *.゜。:+*.゜。:+*.゜。:+*.゜


 →〖民宿 みなと〗


 ヌナのご両親に会って話をしていた

 そろそろ朝食の時間だと
 支配人さんが来たところに
 俺は無理を承知で話してみる


「あの、すみません…
 お願いがあるんですけど…」

「はい…何でしょうか?」


 *・゚・*:.。.*.。.:。゜⋆。゜⋆。゜⋆。゜⋆


 → ランニングから民宿に戻ったアミ


 ぼーっと考え事しながら
 かなり遠くまで走って行ってしまい…
 なんか疲れた~( ̄-  ̄ ) ンー


 部屋に向かっていると 階段の前に
 お母さんが立っていた


「あ、お母さんおはよう!」
「な~んだ!居ないと思ったら
 走ってたの?」
「うん」
「そろそろ 朝ご飯だって!」
「汗かいたから お風呂行ってくる!
 先に食べててよ」
「わかった!早く部屋来てね!( ˶ˆ꒳ˆ˵ )」
「ん?うん…」


 お母さんの笑顔…
 何か いいことあったのかな?

 大浴場は誰も利用者が居なくて
 逆上せるほど ゆったり入らせてもらった


 *・゚・*:.。.*.。.:。*・゚・*:.。.*.。.:



 → ホカホカのお風呂上がり
 いつものダブTとハーパン姿で
 両親のいる部屋に行く


 2人は 既に半分ほど食べ終わっていた

「アミ!今日の朝メシ、美味いぞ!
 初めて食べたな、コレ…
 早く座って食べな!」

「ホント、美味しい!
 オシャレな名前…何だっけ?
 さっき聞いたのに忘れたわ(*´艸`)ふふふ
 私も作ってみたい!」

 座れと促され
 目の前のお膳に並べられた朝食


 "ポトフじゃん!"


 手を合わせてから
 最初にポトフを口に運んだ


「……っ …」

「な!美味うまいだろ?」

「………」


 箸を置いた



「どうしたの アミ…食欲な、い…アラマァ…」


 ボロボロと涙が出る


「なん…で?…っ…」

 忘れようと頑張ってるのに


「ごめん…食べられない…」


 そう言って席を立ち 外に出た


 *・゚・*:.。.*.。.:*・゚・*:.。.*.。.:


 キラキラ水面が光る
 吸い込まれるような白い波…


「……病気になっちゃった、私」


 味覚、おかしくなった…

 あのポトフ…
 仁が作るものと 全く同じ味がした


 もう少し、ココにいるつもりだったけど
 体調が悪くなる前に帰ろう…

 天気が崩れないうちに
 荷物を整理して…


「ヌナっ!!」


 ……うわぁ~
 味覚障害の次は 幻聴!!(  °ᗜ°)ハハッ


 怖いもの見たさで
 声が聞こえた方へ振り返ると
 少し離れたところに
 仁が立っていた


「迎えに来たよ!!」


 ……いやいやいや、今度は 幻覚だってよ
 ダメだ、こりゃ…
 重症っ!!!!! 帰ろうっと(。´-д-)フゥ…


 スタスタ(((((*´・ω・)


「や~!無視!?」


 えちゃったのね…
 亡霊…地縛霊、何の霊?…あ、生き霊か!


 お迎えって…召されるの?私…
 まだまだ生きたいの(*´□`)/ダァァー


「とりま 帰ったらお祓いに…」

 マッテヨォ~!!!!  (((((,・-・)/    …ナムナム (((((*´・ω・)



 腕を掴まれたけど 咄嗟に 反撃

「おっと…」


 仁は 私の攻撃をかわ


 嘘!…当たらない…だと?



 最近 休みだからってトレーニングせず
 ダラけてたから
 体が鈍ってるん…(*´□`)/ダァァー


「はぁ…」

 ため息ついて また宿に向かって



 走るっ!!!!


 仁が追いかけてくる


 猛ダッシュ…≡┏( `Д´)┛ 


「待ってよ!」
 ε≡≡ヘ( ´Д`)ノ < ヌナァ──ッ !!!!



 何なの!?
 だって 今頃、元カノと…っ…


 追いついて肩を捕まれそうになったから
 躱して右ストレートで
 ボディを狙ったのに

「ふふっ…当たらないね?」

「ちっ…」


 隙をみて放つ どんな攻撃も
 ことごとく躱していく この男…


 ふざけんな…っ…


 仁が 躱せるはず…ないっ!


 ここだっ!
 "左から頬に向かって拳っ!"


 素早く構えて放った拳は
 頬スレスレで動きを止めた…

 そのオトコは 躱そうとしなかったから



 ── ピタッ…

 

「……撃ってよ、ヌナ」

「……っ…」

「"私の事、忘れたくせに!"って!!!!
 "アンタのこと、憎んでる!"って!!!!!
 "どうかしてる!"って!!!!!
 殴ってよ、ヌナぁっっ!!!!」

「できないよぉ…
 綺麗な顔に傷がつくの嫌だ…っ…」

「…ごめんね、ヌナァ」


 仁は 私に近づくと キツく抱きしめた



「全部思い出したよ…もう忘れない…っ…」

「忘れていいよ…私の事なんて」

「……イヤだ」

「私は結婚したの!だから…っ」

「……俺を愛人にして」

「は?…馬鹿なの?」

「じゃあ、恋人でもいい…」

「とうとう…
 頭おかしくなったのか 仁っっ!」


 思いっきり仁を突き飛ばした


「アンタ、私をナメてんの?
 ふざけるのも、いい加減にしろよ?
 私は アンタを捨ててやったのっ!!
 どっか行け!!」

「ヌナぁ…っ…」

「私を…好きにさせといて!!…
 忘れちゃうとかっ…もう遅いっっ!!」

「一緒に 帰ろう!!」

「何言ってる?…
 私は東組のになったの!!
 1人で帰れっ!!」

「ヌナは 結婚してないよ…」

「ハハッ…何度も言ってるでしょ!
 私は結婚…っ」

「してないよ…
 敏也さんが 言ってた!!
 俺にヌナを返してくれるって!」

「…今、何言ってるか わかってる?!
 仁、イカれたの?」

「俺は正気だよ…」


 再び 仁は 私を抱きしめた


「……っ…」



 とりあえず 敏に確認を…


 *・゚・*:.。.*.。.:


「おい…敏!」

 ──「え!!もしかして
  仁さん、もうアミねぇ見つけたんだ?」

「結婚してないって どういうことだ?」

 ──「これも愛のチカラか…すげぇな…」

「説明しろぉっっ!!敏也ぁぁっ!!」

 ──「ワハハハ!怒られたぁ~!」


 敏から聞いた事実


「は?婚姻届、出してないって?!」

 ──「仁さんには俺の事 話したよ…
  親父や須賀のオヤジも さっき話した!
  あ、婚姻届は Burnしたから!」

「いきなり ネイティブな発音
 入れてくんなし!!」


 せっかく…腹括ったのに…



 隣にいる仁を 見上げる

 にっこり微笑む仁は
 私の肩を抱いた


「敏、これから私…どうしたらいいの?」

 ──「え?仁さんと
  イチャイチャすればいいんじゃね?
  別に 結婚なんかしなくたって
  須賀と東の結束は 固いっしょ!
  また帰ったら 話そ!じゃね~」



 プツンっ…


 切られた………


「敏也さんの電話、終わった?」


 ピタッと隣にくっついて
 私の顔を覗き込む仁


「離れろっ!!」

「え~!なんでぇ?」


 ≡┏( `Д´)┛マッテヨ、ヌナァ~   (((((*´・ω・)スタスタ…


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