【R18】君に届くまで〜カタギの俺には資格がないの?〜

keco

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〚59〛私のオトコ

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 *.゜。:+*.゜。:+*.゜。:+*.゜


 "時間が欲しい…"


 遠い港町まで迎えにきてくれた 仁に
 そう伝えてから
 結構 日にちが経ってしまった


 東組、須賀組の諸事情を
 綺麗さっぱり 後片付けをして
 マサに先導してもらい
 待ちくたびれてるであろう
 仁のアパートへ向かった



 。゜⋆。゜⋆。゜⋆。゜⋆



 夕日も沈んだ 薄暗い閑静な住宅街…
 バイクのエンジン音が響くから
 アパートから離れたところの公園付近に
 バイクを停めた


「仁さんのアパートは
 そこの角を右に曲がった3軒目の建物で
 正面に向かって左側の階段を上って…」

「ん~…なんだか ややこしいな、おぃ!」

「ハハッ…(ノ∀≦。) やっぱり俺も行きます」



 *・゚・*:.。.*.。.:*・゚・*:.。.*.。.:



 マサが指差す部屋は
 まだ電気がついてなくて…

「残業ですかね?」
「ん~…」
「俺、LIMEしてみます…」
「ねぇ!向こうから歩いてきた人、
 仁じゃない?」
「あ!そうですね!
 あねさん 早く仁さんのところに…っ…」


 *・゚・*:.。.*.。.:*・゚・*:.。.*.。.:


 → 仕事から帰宅の トボトボ仁…((((  ´・ω・ )


「ヌナ…元気かな…」


 まだ 待たないといけないのかな…
 そろそろヌナ不足なんだけど(´・ε・`)ブゥ


「今日は 何食べようか…」


 夕食のメニューをあれこれ考えていた
 その時…



「あ!木村くん!!!」


 いきなり駆け寄ってきて
 腕に絡みつく女性…


「ちょ、何?誰?!」

「この前の飲み会、先に帰っちゃったから
 また話がしたくて
 住んでるところ聞いたの!」


 哲主催の飲み会に参加した時の…
 俺の横で自己アピールしていたオンナだ!

 この前って…だいぶ前だろ?
 思い出したから…覚えているぞぉ!!!!

 ってか、個人情報っ!!!
 誰だ?!コイツに教えたのは!!



「会いたかったよォ、木村くん♡」

「は、離れろ!!」

「嫌だァ~!」


 女から離れたくて もがいていたら



「仁さんっ!!…アンタって人は~!!!!ヽ(`Д´)ノ」


 少し離れたところで 怒りの声


 声を発したのは柾國まさくにくん…

 そして、その後ろには
 逢いたくて待ち焦がれてた人…



「…あっ、ヌナっっ!!!!」

「……マサ、帰るよ…」


 踵を返して歩き出すヌナと柾國くん…



「ちょっ、待ってっ!!おぃ、離せ!」

「誰 あの人!?!」

 腕にしがみついたままのオンナ…
 マジ邪魔っ!


「俺の恋人だっっ!!」


 オンナを振りほどいて 追いかけた


 *・゚・*:.。.*.。.:*・゚・*:.。.*.。.:


 ≡┏( `Д´)┛ヌナァ---!!!!!   スタスタ(((((*´・ω・)

 そういえば、俺…走ってばかりじゃね?



「待って、っ!」


 俺の声に ピタッと止まると

「…アレは誰?」

「だいぶ前に 嫌々行った飲み会の…」

「あぁ~ タイプじゃないっていう」

「そうそう!」


(・ω・` *))))))))スタスタ    (꒪⌓꒪ )...エッ??


 急に方向転換したヌナは 俺の前を通り過ぎ
 アパート前に たたず
 "自己アピオンナ"の方へ歩いて行く


 な、殴ったりしないよね…( ゚∀ ゚)ハッ!

 急いで 後ろを追いかけた



 …ヌナは ジリジリと
 オンナとの距離を縮めていた


「な、何ですか?( *¬ω¬)」

 "自己アピオンナ"は 後退りしながら
 ヌナを睨んでいる


 顎を引き 
 じっと そのオンナを見据える女豹ヌナ



 何かが起こる前に…
 止めた方が良さそうだ


「…ヌナ」


 愛しい人を正面に見つめながら
 アピオンナとの間に割って入ると


「仁…っ…」

 伸ばされた腕は
 俺の首に クルッと巻きついて
 引き寄せられるように 唇を合わせた


 わざと 音を聞かせて 声も漏らす


「ハァ…ッ,ヌナァ…」

 久しぶりに味わう 柔らかいヌナの唇
 グイッと腰に手を回すと
 ヌナの舌先を 懸命に追いかけた


 見せつけるように
 深く長く…疼くようなキス

 気が遠くなる…
 チカラが抜けそうになりながら
 必死にヌナの唇に食らいつく



 唇が離れると
 ヌナは 俺を抱きしめたまま


「私のオトコに 指一本でも触れたら
 その手も腕も へし折る…
 また 目の前に現れたら
 跡形もなく ボコボコに ぶっ潰す…
 …言ってる意味がわかったら
 今すぐココからせろ」


 青ざめた女は
 躓きながら走り去っていく


 俺は ヌナの威嚇する低い声にゾクゾクした



「ε-(`・ω・´)フンッ…」

 
 何事も無かったかのように体を離し
 さっき向かってた方向に 歩き出すヌナ


(; ꒪ㅿ꒪)えっ…
 オレの…アソコ⤴︎…
 シャキーンってテント張ってるんだけど?
 続きは?ねぇ、続きはぁ?!


「ヌナっ!待って!」


 止まったヌナは無言
「………」

「あ、あの…俺は この先どうしたら…」

「あのさぁ!」


 そう言って振り返るヌナ


「どうして はっきり断らないんだ?
 だから あぁやって寄ってくるんだろ?!
 飲み会の時に
 ちゃんとカタをつけてこいよ!
 なんで 私が後始末しないと
 ならないんだっ!? (`Д´)……チッ!!!!」

「ごめん…あの人とは何も無いから
 いきなり絡んできて
 びっくりしたぐらいで…」

「はぁ…(。´-д-) それは わかってるから」


 せっかく来てくれたのに…
 ヌナに また嫌な思いさせちゃった
 ハァ…(´△`)ナニヤッテンダ、オレ…



「……ゴメンネ…」

「こっちも ごめん、…仁、待たせたね」

「ヌナ…っ…」



 俺に…逢いに来てくれた…


 嬉しくて 涙が出そうで俯いていたら


 ── ポスッ…

「すごく久しぶりの わしゃわしゃ!」
 頭を撫でてくれるヌナ


 色んな想いが込み上げてくる


「俺、待ってたよ…っ……偉い?」

「うん…」


 ギュッ…


 愛しい人を思いっきり抱きしめた
 ずっとこうしたかった

 愛しい人は 俺の背中に腕を回し
 さすさすと背中を摩る


「…どこか飯でも行くぅ?」

「仁の部屋を偵察に来たんだけど…?」

「じゃあ ウチで食べよう!
 急いで作るよ!」



 バイクは アパート前まで移動した


「あれ?そういえば…
 柾國まさくにくんも一緒だったよね?」

「マサなら 私が
 あの女性とのカタをつける前に
 空気読んで帰ったよ…
 バイクの音 聞こえてたでしょ?」

「いや~…」

 …きっと ヌナとのチッスに夢中で
 聞こえなかったんだと思ふぅ(/ω\*)


 手を繋いで…俺のアパートへ


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