【R18】君に届くまで〜カタギの俺には資格がないの?〜

keco

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〚62〛義理と人情

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*.゜。:+*.゜。:+*.゜。:+*.゜


 ゆうが代表を務める
 〚Suga Real estate agent〛…

 地方を行脚する会長父親のおかげもあって
 物件数も大きく拡大し 人手が足りない…

 嬉しい悲鳴だけど
 ウチの舎弟おとうと達だけでは回らない事態に…


 社員を募集をするも
 案の定 面接相手から断られる始末

 ですよね…(  ;∀;)
 顔、怖いもんね~
 優もハルも、その他諸々も…
 みんな、イケメンなんだけどね~


 でも、やっと1人
 最後まで残ってくれた人がいるって!


 優に頼まれて 最終面接に立ち会う


 。゜⋆。゜⋆*・゚・*:.。.*.。.:


 面接時間…
 応接間に待機していると
 ハルの声がした


「アニキ、来ましたよ」

「おぅ!」


 ハルっ!!!! "アニキ"じゃなくて
 ここでは"代表"って言わなきゃ!
 カタギはビビるだろがぃ!!!!
 ヽ(`Д´#)ノ ムキー!!



 コンコンコン…

「失礼します!」



 あれ?…この声…


「おう、入れ!」

 "おう、入れ"って 言い方っ…


「・・・・・・っ!!!」

 ヾ(ヽ0Д0) ギェエエ工ー!!


「ち、ちょっと っ!!!」


 扉を開けて入ってきたのは
 私が買ってあげたスーツを
 ビシッと着こなした仁だった


「木村 仁です!」

  「「 知ってる !」」

「よろしくお願いしますっ!」

「まぁ、立ち話もアレだから
 座ろうか(´∀`*)ヶラヶラ」

「どういうことだ、優っ!!!」

「見ての通りだ…
 仁がウチに入ってくれるって」

「何 言ってんの!?今の会社は!?」

「うちの支店が縮小するって話が
 前々から出ていて …
 実際に 数人辞令も出て それに合わせて
 転職する人もチラホラいて
 俺も地方に飛ばされるのは
 絶対イヤだったから…」


 そっか…そうなると
 離れて暮らさないとならない…

 …また 仁と離れるのは…嫌だなぁ


「ハルさんから
 ココの社員募集の話も聞いてたから
 良い機会だなと思って…」

「そんなに軽く考えていいの?
 だって、ヤクz…」

「恩返しがしたいんだ、ヌナとゆうさんに…」

「「・・・・・・」」

「記憶が吹っ飛んだこともあったけど…
 こんな俺を 見捨てずに
 受け入れてくれた2人に…
 記憶が戻った今も 可愛がってくれる
 事務所の兄さん達に…
 いつも気にかけてくれる柾國まさくにくんに…
 …恩返しがしたいって思ったんだ」

「泣ける話じゃねぇか…(๑´ㅂ`๑)ニヤリ」

「いや、泣いてないでしょ!優!!」

「姉ちゃん…
 仁は この前 ここに入るために
 資格とったんだよ、マン管マンション管理士の…」

「あ!あの試験!?
 何の資格なのか
 私に教えてくれなかったじゃん!」

「ヌナに言ったら
 すぐバレそうだったから(ノ∀`笑)」

「仁…ホントにいいの?」

「姉ちゃん、安心しろ…
 今は カタギのまんまだから!
 まぁ…欲を言えば いずれは…」

「コラ、優!」

「俺は ヌナをめとるつもりだよ…」

「・・・・・・ちょっ!」


((≧▽≦))<ウワァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!

 応接間の外…聞き耳を立てていた
 舎弟たちが 騒いでいる


「仁…俺の前で言ったってことは
 腹を括る覚悟は出来てるんだろうな?
 …甘くないぞ?」

「覚悟してます!
 …皆さんに 認めて貰えるように
 精進します!よろしくお願いします!」


 そう言うと仁は
 立ち上がって頭を下げた


 …嬉しいんだけど 

 この世界に 仁を
 引っ張り込んでしまったという
 申し訳なさが…

「ねぇ、優!やっぱりこの話は…」

「それは困ります!」


 デジャブ…

 その言葉…お世話係のバイトで
 ココに来た時も
 ビビりながら 言ってたね…

 今の仁は 凛々しく力強く声を発してる


「俺は 恩返しをするためだけに
 ココに来た訳じゃないよ…
 ヌナを娶るって言ったでしょ?( ´罒`*)✧"」

「…だ、黙らっしゃい…(/ω\*)テレッ」

「カタギのくせに 俺の前で
 まさかの公開プロポーズかよ…(。´-д-)ハァ-
 やっぱ 面白いヤツだな、お前!(´∀`*)アハハ!!!
 姉ちゃん、採用でいいよな?」

「は、はい…(/ω\*)」

「やったッ!!!(ノ≧∀≦)ノ」


 仁は また立ち上がると
 応接間を出て


「皆さん!採用されました!
 お世話になりますっ!!!!  ((。´・ω・)。´_ _))ペコリ」


 事務所にいた舎弟おとうとたちが
 仁にワイワイと群がる光景が
 何だか夢みたいで


「姉ちゃん、仁は きっちりやる男だよ…
 ちゃんと育てるから俺に任せろ…( ´罒`*)」

「なんか、優の方が嬉しそうだな!(ノ∀≦。)」

「いや、俺より喜ぶヤツがいる…」

「…ん?誰?ハル?」


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