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第二章 ヤマネコ商会、爆誕!:電力革命! 魅惑の家電と至福のバスタイム
第130話 祝・グランドオープン! 扇風機で甘い匂いを拡散します
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そして翌日。
ついに、『ヤマネコ商会 ハルモニア本店』のグランドオープンの時が来た。
開店直前の店内には、少し張り詰めた緊張感が漂っている。
私たちは窓からそっと外の様子をうかがった。
「……やっぱり、誰もいないわね」
通りを行き交う人はまばらだ。
無理もない。ここは市場のメイン通りから外れた裏通り。しかも「幽霊屋敷」として忌避されていた場所だ。
いくら露店で名前を売ったとはいえ、場所が変わればそう簡単には人は流れてこないのかもしれない。
「だ、大丈夫かしら……。こんなに商品を作っちゃって、売れ残ったら……」
リアちゃんが不安そうに、棚に並んだ大量のクッキー(袋詰め済み)を見つめる。
そう、商品は衛生面と効率を考えて、すべてパッケージ済みだ。つまり、このままでは美味しそうな匂いは外に漏れない。
「大丈夫です。そのために、二つの『仕掛け』を用意してありますから」
私は、自信たっぷりに胸を張ってみせた。
「一つ目は、ミアお姉ちゃんに描いてもらった『魔法の看板』です!」
私は店の前に出したブラックボードを指差す。
そこには、文字が読めない人でも一目で「美味しそう!」と分かる、ジャムとクッキーのリアルで魅力的なイラストが描かれている。
「そして二つ目は……これです!」
私は厨房のオーブンとコンロを指差した。
そこでは今、販売用ではなく「匂い出し(セント・マーケティング)」のためだけのマドレーヌが焼かれ、試飲用のハーブティーがグツグツと煮出されている。
換気窓は全開。
その窓際には、通販で買った『乾電池式扇風機(アウトドア用)』を三台並べて設置し、フル稼働させている。
ブゥゥゥン……という低いモーター音と共に、プロペラが高速回転し、風を送り出している。
「うわっ、なになにこれ!? 羽が勝手に回ってる!?」
リアちゃんが目を丸くして、扇風機を指差す。
「風が……吹いています。魔法陣もないのに、どうして……?」
ミアちゃんも、不思議そうに風を手で感じている。
リックに至っては、「魔道具か!? なんだこの涼しい風は……」と少し警戒しつつも、興味津々で覗き込んでいる。
「これは『扇風機』と言って、風を起こす道具なんです。魔力ではなく、『電気』という力で動いているんですよ」
「でんき……?」
聞き慣れない言葉に、三人が首を傾げる。
「はい。東の国の動力源です。この機械は、その電気を溜め込んだ特殊な石で動くタイプなので、魔法を使わなくても勝手に動いてくれるんです」
まあ、「特殊な石」ってのは、もちろん乾電池のことなんだけどね!
いちいち説明するのも大変だし、魔法があるこの世界では石ってことにしておいた方が通りがいいでしょ。
私はサラッと説明して、本題に戻る。
今重要なのは、この機械の仕組みではなく、それが生み出す効果だ。
「この扇風機の風に乗せて、お菓子とお茶の甘く香ばしい空気を、強制的に通りへと送り出しているんです」
「なるほど……!」
「商品は袋に入ってるから匂いませんよね? だったら、匂わせるためだけに焼けばいいんです。私の故郷では『鰻屋の煙』なんて言うんですけど、とっても効果的なんですよ!」
「う、ウナギ……? よく分からないけど、コトリちゃんが自信満々なのは分かったわ」
……翻訳スキルがあっても『鰻屋の煙』は通じないか。
「よし、皆さん! 配置についてください!」
私の号令で、全員が定位置につく。
カウンターの中には私とミアちゃん。
カウンターの上には、専用クッションに座り、リボンでおめかしした営業部長のコロ。
店頭には接客担当のリアちゃん。
そして入り口には、本日の警備担当としてシフトに入ってくれたリック。
ちなみに、リックの雇用形態は、この世界で言うところの『自由労働者(フリーランス)』だ。
私としては彼を正規雇用(正社員)として迎えたいと打診したのだが、断られてしまった。色々思うところがあるのかもしれない。
とはいえ、うちの日給は破格だし、美味しいまかないも付く。結局のところ、彼は他の仕事を減らして、週の半分以上をうちで働いてくれるようなので実質的には、頼れる警備主任(チーフ)と言っても過言ではないわね。
「時間です! 開店しましょう!」
リックがドアの鍵を開け、『OPEN』の札を掲げる。
静かなスタートだ。
でも、その静寂はすぐに破られた。
「……ん? なんだ、いい匂いがするぞ」
通りを歩いていた主婦らしき女性が、鼻をひくつかせ、足を止めた。
私が流した「焼き菓子の甘い香り」と「ハーブの爽やかな香り」が、裏通りに満ちていたのだ。
彼女の視線が、匂いの元――店先の看板に吸い寄せられる。
「あら、美味しそうな絵……。これ、この前の広場で噂になってたジャムかしら?」
彼女がおそるおそるドアを開けて顔を出す。
すかさず、リアちゃんが太陽のような笑顔で迎撃する。
「いらっしゃいませ! 本日開店の『ヤマネコ商会』です! ただいま焼きたてのマドレーヌの香りと共に、ご試食もご用意しております!」
「まあ、いただいていいの?」
最初のお客様が、吸い込まれるように店内へ入ってくる。
それが呼び水となった。
「おい、あそこ店がやってるぞ」
「幽霊屋敷じゃなかったのか? なんだか凄く綺麗になってる……」
「あの看板の絵、見てみろよ。それにこの匂い……腹が減ってくるぜ」
ミアちゃんの描いた「シズル感」たっぷりの看板と、計算尽くで漂わせた香り。そして「廃墟がピカピカになっている」という視覚的インパクトが、道行く人々の足を止める。
「いらっしゃいませー! ヤマネコ商会へようこそ!」
リアちゃんの元気な声に誘われて、また一人、二人とお客様が入ってくる。
広場の露店の時のような「戦場」ではない。
客足が途切れて店内が静かになる時間もあるけれど、少しするとまたカランコロンとドアベルが鳴る。そんな穏やかなペースだ。
「こちらのジャムは、スコーンにも合いますよ! 本日はセットでお得になっています!」
リアちゃんが一人ひとり丁寧に対応し、好みに合わせた商品を提案していく。
時間に追われていないからこそできる、質の高い接客だ。
一方、カウンターの中では私とミアちゃんが連携して対応する。
「ありがとうございます。ジャム2つとクッキーですね。……ミアちゃん、お願いします!」
「はい、かしこまりました」
商品はすでに袋詰めされているため、お待たせすることはない。
ミアちゃんは手早く商品を紙袋(通販)へ収め、ギフトの要望があれば「ギフト用シール」をペタリと貼る。
その手つきは流れるようにスムーズだ。
「わあ、可愛い! 袋もお洒落ね!」
「お土産にちょうどいいねぇ」
お客さんたちは、味だけでなく、その見た目の美しさや、丁寧なサービスにも酔いしれているようだ。
私はカウンターで会計をしながら、店内の状況を俯瞰する。
行列ができるわけでもなく、飛ぶように売れるわけでもない。
でも、来てくれたお客様はみんな笑顔で帰っていく。
リックも、入り口で「足元お気をつけください」と声をかけつつ、のんびりと店内を見守っている。
(……うん、これよ。これ!)
私は心の中で深く頷く。
目の回るような忙しさは、たまにならいいかもしれないけど毎日は御免だわ。
丁寧な接客ができて、ちゃんと休憩も取れて、それでいて利益もしっかり出る。
これぞ、私が求めていた『程よい繁盛』!
完璧だ。
私一人では絶対に作れなかったこの「ゆとりある空間」が、仲間たちの力で実現している。
(これが……理想の『経営』ってやつね!)
私は穏やかな忙しさの中で、確かな充実感を噛み締めていた。
ついに、『ヤマネコ商会 ハルモニア本店』のグランドオープンの時が来た。
開店直前の店内には、少し張り詰めた緊張感が漂っている。
私たちは窓からそっと外の様子をうかがった。
「……やっぱり、誰もいないわね」
通りを行き交う人はまばらだ。
無理もない。ここは市場のメイン通りから外れた裏通り。しかも「幽霊屋敷」として忌避されていた場所だ。
いくら露店で名前を売ったとはいえ、場所が変わればそう簡単には人は流れてこないのかもしれない。
「だ、大丈夫かしら……。こんなに商品を作っちゃって、売れ残ったら……」
リアちゃんが不安そうに、棚に並んだ大量のクッキー(袋詰め済み)を見つめる。
そう、商品は衛生面と効率を考えて、すべてパッケージ済みだ。つまり、このままでは美味しそうな匂いは外に漏れない。
「大丈夫です。そのために、二つの『仕掛け』を用意してありますから」
私は、自信たっぷりに胸を張ってみせた。
「一つ目は、ミアお姉ちゃんに描いてもらった『魔法の看板』です!」
私は店の前に出したブラックボードを指差す。
そこには、文字が読めない人でも一目で「美味しそう!」と分かる、ジャムとクッキーのリアルで魅力的なイラストが描かれている。
「そして二つ目は……これです!」
私は厨房のオーブンとコンロを指差した。
そこでは今、販売用ではなく「匂い出し(セント・マーケティング)」のためだけのマドレーヌが焼かれ、試飲用のハーブティーがグツグツと煮出されている。
換気窓は全開。
その窓際には、通販で買った『乾電池式扇風機(アウトドア用)』を三台並べて設置し、フル稼働させている。
ブゥゥゥン……という低いモーター音と共に、プロペラが高速回転し、風を送り出している。
「うわっ、なになにこれ!? 羽が勝手に回ってる!?」
リアちゃんが目を丸くして、扇風機を指差す。
「風が……吹いています。魔法陣もないのに、どうして……?」
ミアちゃんも、不思議そうに風を手で感じている。
リックに至っては、「魔道具か!? なんだこの涼しい風は……」と少し警戒しつつも、興味津々で覗き込んでいる。
「これは『扇風機』と言って、風を起こす道具なんです。魔力ではなく、『電気』という力で動いているんですよ」
「でんき……?」
聞き慣れない言葉に、三人が首を傾げる。
「はい。東の国の動力源です。この機械は、その電気を溜め込んだ特殊な石で動くタイプなので、魔法を使わなくても勝手に動いてくれるんです」
まあ、「特殊な石」ってのは、もちろん乾電池のことなんだけどね!
いちいち説明するのも大変だし、魔法があるこの世界では石ってことにしておいた方が通りがいいでしょ。
私はサラッと説明して、本題に戻る。
今重要なのは、この機械の仕組みではなく、それが生み出す効果だ。
「この扇風機の風に乗せて、お菓子とお茶の甘く香ばしい空気を、強制的に通りへと送り出しているんです」
「なるほど……!」
「商品は袋に入ってるから匂いませんよね? だったら、匂わせるためだけに焼けばいいんです。私の故郷では『鰻屋の煙』なんて言うんですけど、とっても効果的なんですよ!」
「う、ウナギ……? よく分からないけど、コトリちゃんが自信満々なのは分かったわ」
……翻訳スキルがあっても『鰻屋の煙』は通じないか。
「よし、皆さん! 配置についてください!」
私の号令で、全員が定位置につく。
カウンターの中には私とミアちゃん。
カウンターの上には、専用クッションに座り、リボンでおめかしした営業部長のコロ。
店頭には接客担当のリアちゃん。
そして入り口には、本日の警備担当としてシフトに入ってくれたリック。
ちなみに、リックの雇用形態は、この世界で言うところの『自由労働者(フリーランス)』だ。
私としては彼を正規雇用(正社員)として迎えたいと打診したのだが、断られてしまった。色々思うところがあるのかもしれない。
とはいえ、うちの日給は破格だし、美味しいまかないも付く。結局のところ、彼は他の仕事を減らして、週の半分以上をうちで働いてくれるようなので実質的には、頼れる警備主任(チーフ)と言っても過言ではないわね。
「時間です! 開店しましょう!」
リックがドアの鍵を開け、『OPEN』の札を掲げる。
静かなスタートだ。
でも、その静寂はすぐに破られた。
「……ん? なんだ、いい匂いがするぞ」
通りを歩いていた主婦らしき女性が、鼻をひくつかせ、足を止めた。
私が流した「焼き菓子の甘い香り」と「ハーブの爽やかな香り」が、裏通りに満ちていたのだ。
彼女の視線が、匂いの元――店先の看板に吸い寄せられる。
「あら、美味しそうな絵……。これ、この前の広場で噂になってたジャムかしら?」
彼女がおそるおそるドアを開けて顔を出す。
すかさず、リアちゃんが太陽のような笑顔で迎撃する。
「いらっしゃいませ! 本日開店の『ヤマネコ商会』です! ただいま焼きたてのマドレーヌの香りと共に、ご試食もご用意しております!」
「まあ、いただいていいの?」
最初のお客様が、吸い込まれるように店内へ入ってくる。
それが呼び水となった。
「おい、あそこ店がやってるぞ」
「幽霊屋敷じゃなかったのか? なんだか凄く綺麗になってる……」
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ミアちゃんの描いた「シズル感」たっぷりの看板と、計算尽くで漂わせた香り。そして「廃墟がピカピカになっている」という視覚的インパクトが、道行く人々の足を止める。
「いらっしゃいませー! ヤマネコ商会へようこそ!」
リアちゃんの元気な声に誘われて、また一人、二人とお客様が入ってくる。
広場の露店の時のような「戦場」ではない。
客足が途切れて店内が静かになる時間もあるけれど、少しするとまたカランコロンとドアベルが鳴る。そんな穏やかなペースだ。
「こちらのジャムは、スコーンにも合いますよ! 本日はセットでお得になっています!」
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一方、カウンターの中では私とミアちゃんが連携して対応する。
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ミアちゃんは手早く商品を紙袋(通販)へ収め、ギフトの要望があれば「ギフト用シール」をペタリと貼る。
その手つきは流れるようにスムーズだ。
「わあ、可愛い! 袋もお洒落ね!」
「お土産にちょうどいいねぇ」
お客さんたちは、味だけでなく、その見た目の美しさや、丁寧なサービスにも酔いしれているようだ。
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リックも、入り口で「足元お気をつけください」と声をかけつつ、のんびりと店内を見守っている。
(……うん、これよ。これ!)
私は心の中で深く頷く。
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丁寧な接客ができて、ちゃんと休憩も取れて、それでいて利益もしっかり出る。
これぞ、私が求めていた『程よい繁盛』!
完璧だ。
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○○○
旧版を基に再編集しています。
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旧版に関しては、8月1日に削除予定なのでご注意ください。
この作品は、ノベルアップ+にも投稿しています。
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