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3話目
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そんな夢を見て目を開けると、心配そうな顔をしたお父様とお兄様、ヴィン様がいらっしゃいました。わたくしが目を開けたことで、とてもホッとした顔をなさっています。
そしてわたくしの額に、お父様の手が載せられました。
「お、とう、さま……?」
「ああ……ようやく熱が下がったね」
「心配したんだぞ? かなり熱が高かったから」
「そう、ですか……」
「エルサ、ハチミツを持ってきてくれるか?」
「かしこまりました」
喉が少し痛くて、掠れた声になっております。お父様をそれを察してくださったのか、すぐにエルサに指示を出してくださいました。
しばらくしてハチミツと一緒に水も出され、それを飲み干しました。喉が渇いていたようで、たくさん飲んでしまいました。
わたくしが落ち着いたからなのか、それまでなにも言わずにいたヴィン様が、初めて声を出したのです。
「ヴァルター子爵、少しジークリット嬢と話をしてもいいでしょうか」
「ええ、構いません。お茶も運ばせましょう。ジルはまだ水で我慢しておきなさい」
「できれば果物がいいのですが……」
「なら、果実水を頼んでおこう」
ヴィン様と一緒にお礼を言い、そのまま待ちます。ベッドから下りたほうがいいと思ったのですが、ヴィン様はそれを許してくださいませんでした。
「目覚めたばかりなんだから、そのままで」
「いいのですか?」
「ああ。無理はしてほしくないしね」
微笑みを浮かべたヴィン様に、小さく心臓が跳ねます。ああ……推しの微笑みは、なんと尊いことか!
悪いことでなければ、ついなんでも頷いてしまいそうですわね。
そんなわたくしの内心はともかく、エルサが紅茶とお菓子、アプフェルのジュースを持ってきてくださいました。アプフェルは前世でいうところのリンゴです。ヴィン様がお見舞いにと、果実と一緒にそのままジュースとして持ってきてくださったそうです。
「僕の家で開発した飲み方で、ジュースというんだ。飲んでみて?」
「はい。……とても美味しいです!」
「よかった! 侯爵家に来たら、他のジュースも飲ませてあげるね」
「まあ! それは楽しみですわ!」
ヴィン様が紅茶を、わたくしはアプフェルのジュースを飲みながら、少しだけお話いたしました。
お父様から連絡をいただき、とても心配したこと。目覚めるまで毎日通ってくださったこと。
「また、先に逝ってしまうのかと思った……」
「え……?」
「いや、こっちの話だよ。とにかく、目が覚めてよかった」
「……はい」
カップを置いてわたくしの手を握るヴィン様。なんだか、とてもつらそうなお顔をなさっておりました。なにか仰ったようだったのですが、とても小さなお声でしたので、わたくしには聞こえなかったのです。
手の甲にキスを落としたヴィン様は、手を握ったままの状態でお話をいたしました。
いつから侯爵家に来るのだとか、学園はどんなところなのか、お話をしてくださいました。一緒に行こうと約束してくださったことを覚えておいでなのです。
もちろん、わたくしも覚えております!
「明日も無理をせずに休むんだよ? 僕の家ではジルの部屋がまだ整っていないからね」
「はい! それまでに体力と体調を回復するよう、努めますね」
「ああ。ふふ……ジルは可愛いね」
「え……?」
顔が近づいてきたかと思うと、わたくしの頬に柔らかいものが当たりました。なんとヴィン様がわたくしの頬のにキスをしたのです。
それに気づくと一気に顔が熱くなるのがわかります。わたくしは今、きっと真っ赤になっているでしょう。
「真っ赤になって……本当に可愛いね、ジルは。先手を打って正解だ」
「先手、ですか?」
「それもこっちの話だよ。さあ、もう一度ジュースを飲んで? 飲み切ったら僕はお暇しよう」
「ふえっ⁉」
今度は額と鼻先にキスをしたヴィン様に、一気に顔が熱くなったのを感じます。
こ、こんなキャラでしたでしょうか、わたくしの推しキャラは!
……そういえばこんなキャラでしたね、好感度MAXな状態のヴィン様は。婚約者となったヴィン様は、わたくしを甘やかしてくださる方でした!
その後もしばしお話をして、そろそろ晩餐の時間になるからと、ヴィン様はお帰りになりました。わたくしの額にキスを残して。
それをとても寂しいと感じています。
「まあ、お嬢様、お顔が真っ赤ですわ! またお熱が上がったのでしょうか」
「ち、違いますわ! あの、これは、その……っ」
「ふふ、冗談ですわ、お嬢様。さあ、着替えて横になりましょう」
「はい」
いくら婚約者になったといえどなにかあっては困りますから、部屋の中には一応エルサとヴィン様の護衛が控えておりました。その中でわたくしにキスをなさったのです……ヴィン様は!
みなさまに生温かい目を向けられたのは言うまでもありませんわ。
エルサに着替えさせられてしばらく横になっておりますと、すぐに晩餐が運ばれてきました。二日間ほど寝ておりましたので、わたくしのご飯はパン粥です。ミルクが入った、とてもお腹に優しい食事です。
前世を思い出したからなのでしょう……お米が食べたいと思いましたが、この国に、あるいはこの世界にお米はあるのでしょうか。勉強を始めてからになりますが、もしあるのでしたら、取り寄せてみたいです。
ただ、子爵家には継母と次兄が散財したせいでそこまでの財はないでしょうから、侯爵家に行ってヴィン様にご相談なさってからにしようと思います。わたくしが勝手に探すわけにもまいりまりませんし。
パン粥を食べきって、エルサに横になるように言われ、すぐにベッドに横になります。そして目を瞑ると、前世で嵌っていたゲームのことを考えてしまいます。
わたくしの名前は、確かにあのゲームに於いて悪役令嬢でした。家名は違いますが、〝ジークリット〟とは悪役令嬢の名前なのです。そんな彼女に転生したと感じました。
婚約者は、メインヒーローである王太子様です。十五歳となり、男爵家の庶子として育ったヒロインが遅れて学園に入学してきたことで出会い、お互いに惹かれていく様子を見て、二人の仲を邪魔するのです。
ですが、ゲームでのわたくしは侯爵家の一人娘で、隠しキャラとなるヴィン様は、わたくしが王家に嫁ぐからと遠縁から引き取った子爵家の子で、わたくしと同じ年齢でした。誕生日も一月ほどしか違いません。
それがわたくしが生まれた、この子爵家です。
ですが現実は違うのです。
侯爵家に生まれたのはヴィン様で、子爵家に生まれたのはわたくしのほうです。年齢も三歳違います。ここで既に違いが出ています。
そして婚約者とわたくしの容姿も。
ゲームでのわたくしは猫目でしたが、今のわたくしは、どちらかといえばタレ目に近い容姿です。ここでも違いが出ています。
ヴィン様も多少の違いが出ていて、ゲームにはなかった泣き黒子が右目のところにあります。そのせいで、ゲームよりも色気が出ているのです……まだ十三歳だというのに。
この国やこの世界のことをまだきちんとした勉強をしておりませんので、王太子様をはじめとしたキャラたちの年齢はわかりませんが、ヴィン様が存在している以上、きっといらっしゃると思うのです。今後、彼らと出会ったとき、わたくしはどう接したらいいのかとても悩みます。
そしてあれだけやりこんでいたゲームですからキャラ設定や個々のストーリーは思い出せるのに、タイトルが思い出せないのは情けないです。ですが、きっとタイトルは重要ではなく、ストーリーやキャラたちのほうが重要だと思うのです。
明日、起きたらメモとして纏めておこうと考えているうちに、いつの間にか眠っていました。
そしてわたくしの額に、お父様の手が載せられました。
「お、とう、さま……?」
「ああ……ようやく熱が下がったね」
「心配したんだぞ? かなり熱が高かったから」
「そう、ですか……」
「エルサ、ハチミツを持ってきてくれるか?」
「かしこまりました」
喉が少し痛くて、掠れた声になっております。お父様をそれを察してくださったのか、すぐにエルサに指示を出してくださいました。
しばらくしてハチミツと一緒に水も出され、それを飲み干しました。喉が渇いていたようで、たくさん飲んでしまいました。
わたくしが落ち着いたからなのか、それまでなにも言わずにいたヴィン様が、初めて声を出したのです。
「ヴァルター子爵、少しジークリット嬢と話をしてもいいでしょうか」
「ええ、構いません。お茶も運ばせましょう。ジルはまだ水で我慢しておきなさい」
「できれば果物がいいのですが……」
「なら、果実水を頼んでおこう」
ヴィン様と一緒にお礼を言い、そのまま待ちます。ベッドから下りたほうがいいと思ったのですが、ヴィン様はそれを許してくださいませんでした。
「目覚めたばかりなんだから、そのままで」
「いいのですか?」
「ああ。無理はしてほしくないしね」
微笑みを浮かべたヴィン様に、小さく心臓が跳ねます。ああ……推しの微笑みは、なんと尊いことか!
悪いことでなければ、ついなんでも頷いてしまいそうですわね。
そんなわたくしの内心はともかく、エルサが紅茶とお菓子、アプフェルのジュースを持ってきてくださいました。アプフェルは前世でいうところのリンゴです。ヴィン様がお見舞いにと、果実と一緒にそのままジュースとして持ってきてくださったそうです。
「僕の家で開発した飲み方で、ジュースというんだ。飲んでみて?」
「はい。……とても美味しいです!」
「よかった! 侯爵家に来たら、他のジュースも飲ませてあげるね」
「まあ! それは楽しみですわ!」
ヴィン様が紅茶を、わたくしはアプフェルのジュースを飲みながら、少しだけお話いたしました。
お父様から連絡をいただき、とても心配したこと。目覚めるまで毎日通ってくださったこと。
「また、先に逝ってしまうのかと思った……」
「え……?」
「いや、こっちの話だよ。とにかく、目が覚めてよかった」
「……はい」
カップを置いてわたくしの手を握るヴィン様。なんだか、とてもつらそうなお顔をなさっておりました。なにか仰ったようだったのですが、とても小さなお声でしたので、わたくしには聞こえなかったのです。
手の甲にキスを落としたヴィン様は、手を握ったままの状態でお話をいたしました。
いつから侯爵家に来るのだとか、学園はどんなところなのか、お話をしてくださいました。一緒に行こうと約束してくださったことを覚えておいでなのです。
もちろん、わたくしも覚えております!
「明日も無理をせずに休むんだよ? 僕の家ではジルの部屋がまだ整っていないからね」
「はい! それまでに体力と体調を回復するよう、努めますね」
「ああ。ふふ……ジルは可愛いね」
「え……?」
顔が近づいてきたかと思うと、わたくしの頬に柔らかいものが当たりました。なんとヴィン様がわたくしの頬のにキスをしたのです。
それに気づくと一気に顔が熱くなるのがわかります。わたくしは今、きっと真っ赤になっているでしょう。
「真っ赤になって……本当に可愛いね、ジルは。先手を打って正解だ」
「先手、ですか?」
「それもこっちの話だよ。さあ、もう一度ジュースを飲んで? 飲み切ったら僕はお暇しよう」
「ふえっ⁉」
今度は額と鼻先にキスをしたヴィン様に、一気に顔が熱くなったのを感じます。
こ、こんなキャラでしたでしょうか、わたくしの推しキャラは!
……そういえばこんなキャラでしたね、好感度MAXな状態のヴィン様は。婚約者となったヴィン様は、わたくしを甘やかしてくださる方でした!
その後もしばしお話をして、そろそろ晩餐の時間になるからと、ヴィン様はお帰りになりました。わたくしの額にキスを残して。
それをとても寂しいと感じています。
「まあ、お嬢様、お顔が真っ赤ですわ! またお熱が上がったのでしょうか」
「ち、違いますわ! あの、これは、その……っ」
「ふふ、冗談ですわ、お嬢様。さあ、着替えて横になりましょう」
「はい」
いくら婚約者になったといえどなにかあっては困りますから、部屋の中には一応エルサとヴィン様の護衛が控えておりました。その中でわたくしにキスをなさったのです……ヴィン様は!
みなさまに生温かい目を向けられたのは言うまでもありませんわ。
エルサに着替えさせられてしばらく横になっておりますと、すぐに晩餐が運ばれてきました。二日間ほど寝ておりましたので、わたくしのご飯はパン粥です。ミルクが入った、とてもお腹に優しい食事です。
前世を思い出したからなのでしょう……お米が食べたいと思いましたが、この国に、あるいはこの世界にお米はあるのでしょうか。勉強を始めてからになりますが、もしあるのでしたら、取り寄せてみたいです。
ただ、子爵家には継母と次兄が散財したせいでそこまでの財はないでしょうから、侯爵家に行ってヴィン様にご相談なさってからにしようと思います。わたくしが勝手に探すわけにもまいりまりませんし。
パン粥を食べきって、エルサに横になるように言われ、すぐにベッドに横になります。そして目を瞑ると、前世で嵌っていたゲームのことを考えてしまいます。
わたくしの名前は、確かにあのゲームに於いて悪役令嬢でした。家名は違いますが、〝ジークリット〟とは悪役令嬢の名前なのです。そんな彼女に転生したと感じました。
婚約者は、メインヒーローである王太子様です。十五歳となり、男爵家の庶子として育ったヒロインが遅れて学園に入学してきたことで出会い、お互いに惹かれていく様子を見て、二人の仲を邪魔するのです。
ですが、ゲームでのわたくしは侯爵家の一人娘で、隠しキャラとなるヴィン様は、わたくしが王家に嫁ぐからと遠縁から引き取った子爵家の子で、わたくしと同じ年齢でした。誕生日も一月ほどしか違いません。
それがわたくしが生まれた、この子爵家です。
ですが現実は違うのです。
侯爵家に生まれたのはヴィン様で、子爵家に生まれたのはわたくしのほうです。年齢も三歳違います。ここで既に違いが出ています。
そして婚約者とわたくしの容姿も。
ゲームでのわたくしは猫目でしたが、今のわたくしは、どちらかといえばタレ目に近い容姿です。ここでも違いが出ています。
ヴィン様も多少の違いが出ていて、ゲームにはなかった泣き黒子が右目のところにあります。そのせいで、ゲームよりも色気が出ているのです……まだ十三歳だというのに。
この国やこの世界のことをまだきちんとした勉強をしておりませんので、王太子様をはじめとしたキャラたちの年齢はわかりませんが、ヴィン様が存在している以上、きっといらっしゃると思うのです。今後、彼らと出会ったとき、わたくしはどう接したらいいのかとても悩みます。
そしてあれだけやりこんでいたゲームですからキャラ設定や個々のストーリーは思い出せるのに、タイトルが思い出せないのは情けないです。ですが、きっとタイトルは重要ではなく、ストーリーやキャラたちのほうが重要だと思うのです。
明日、起きたらメモとして纏めておこうと考えているうちに、いつの間にか眠っていました。
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