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二十五話目 秘密の話
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「忙しいのに、集まってもらってごめんなさいね」
「いや、構わねえよ。店は終わってるし」
申し訳なさそうに言った籐子に、篠宮酒店の店主である燗がそう言って笑った。
八月も終わりに近付いたとある日の夜。大人数の宴会にも使われるとうてつの店内の座敷には、篠宮酒店からは篠宮夫妻と息子の醸、神神飯店からは開と玉爾と天衣、Jazz Bar 黒猫からは根小山夫妻と東名 透が、喫茶トムトムからは富田夫妻と息子の太郎がいる。
他にも桜木茶舗のご隠居の葛木夫妻や新しく引っ越して来て住人になった人など、商店街に店舗を構える住人の七割がこの場にいたが、残り三割は長老とも言える人達で、今回の集まりの内容を知っている住人である。
もちろんこの場には、籐子の親である篠原豆腐店の篠原 権蔵と一番上の兄である籐矢もいるし、バイトの大空と、嗣治の嫁となった桃香もいた。その他にも、商店街に店舗を構える住人たちがいる。
つまり、現時点での商店街の店主と次代の店主になるであろう面々が集まっていた。
「それで? 話ってなんだい?」
「実はね、その……妊娠したの。この先は迷惑をかけることになるでしょうから、そのお知らせね」
燗の後を引き継ぐように、穏やかにそう言った根小山 杜やその場にいた商店街の住人は、籐子の言葉に
『…………は?』
と、口を揃えて間抜けな声を出して固まった。微動だにしなかったのは、徹也と嗣治と桃香、大空、葛木夫妻、籐子の身内だけである。葛木夫妻に至っては、嬉しそうな表情で穏やかに微笑みを浮かべていたくらいだ。
そんな硬直状態からいち早く復帰をしたのは、やはり女性たちだった。
「まあ、籐子さんたら! どういうこと?!」
「そうよ~! 私たちにも言わないなんて、水臭いわよ~!」
そう言った篠宮 雪と根小山 澄に、玉爾と富田 紬はうんうん、と頷いている。
「トコママ、それダメね。夫いないと大変よ。子供悲しいよ」
「あら、違うわよ? 徹也さんと結婚しているわ」
「そろそろ十年になりますかねえ……」
説得するように必死にそう言った玉爾に、さらに爆弾を落とした籐子の言葉でますます固まる住人たちに、穏やかな声で止めをさしたのは、葛木 重治だった。
「決まっていた話だったとは言え、前倒しになりましたからな。重治さん、あの時はありがとうございました」
「いやいや。儂も嬉しかったですよ」
「権蔵さん、重治さん、どういうことですか?」
和気藹々と話す二人に、戸惑ったようにそう言ったのは杜だった。それに答えたのは、徹也だ。
「俺と籐子は、大学を卒業するのと同時に結婚するつもりで準備を進めてた。ただ、俺の方で問題が持ち上がって……」
そう言って話した内容は、呆れた溜息をつきたくなるような話だった。
徹也と籐子は、高校生の時から付き合っていた。付き合う年数が嵩むにつれてお互いに結婚を意識し、両家に挨拶に行ったのは、徹也が大学三年の時だった。
籐子自身は大学に行かず、実家の豆腐屋と徹也の実家の居酒屋を手伝っていたこともあり、結婚するならばと徹也の両親は店の改装をあっさり決め、両家そろって仲人を葛木夫妻にお願いしたくらいだった。
とんとん拍子で色々と決めて二人は婚約、あと半年で卒業するというところで徹也に告白をした女性がいた。……二度に渡り、籐子を階段から突き落とした女性である。
徹也自身は籐子しか見ておらず、その女性に対してきっぱりと断った。だがその女性はしつこく徹也に迫り、挙げ句『徹也と付き合っている、結婚の約束もした』というデマを大学に広めてしまったのだ。もちろん、徹也と籐子の仲睦まじい姿を知っている周辺の人々はそれを信じることはなく、逆にそのデマを打ち消していたくらいだった。
そのあまりにもしつこいアプローチに辟易した徹也が両家の親と仲人の重治に相談したところ、重治自身が
『両家は結婚を承諾しておるし、早めに式を上げて、役所に届けを出してしまいなさい』
と言ってくれたうえ、婚姻届を書かせ、式は昌胤寺でやるということで住職に話を進めてくれたのだ。
それに合わせて徹也と籐子は先に役所に届けを出し、結婚指輪を買い、式を昌胤寺で挙げた。
式の参列者は両家の両親と兄弟、嗣治、仲人の葛木夫妻、商店街の重鎮たち、二人の友人達という少人数だった。
式を挙げたのは卒業まであと四ヶ月と言う段階で、式に参列した徹也の友人たちは嘘を真に受けていた人に式の写真を見せ回ったという。
徹也自身も結婚指輪を見せびらかすような態度を取り、最初に告白された時点できっぱりと断ったこと、しつこくされて迷惑だったことを伝えていた。
もちろん、ストーカーとして届けを出している。出した方がいいと言ったのは、警察官になったばかりの籐子の次兄、籐志郎だった。
「そうだったの……」
「ああ。それもあったし皆さんに伝える時間もなくて、今に至ってしまいました。申し訳ありません」
「仲がいいとは思ってたけどよ……」
ポツリと漏らした雪の言葉に、徹也はその場で頭を下げると、燗は苦笑したようにそう言った。
「そう言や、大空も桃香さんも驚いてなかったな……もしかして……」
そう言った燗に、大空と桃香は二人で顔を見合せたあとで
「すいません、僕は二人が結婚していることは雇われた日に聞きましたし、女将さんが妊娠したことも直接聞いて知ってました!」
「私も、結婚されていることは嗣治さんから聞いてたし、妊娠も女将さんから聞いて知ってました」
そう言って謝った。
「だって、僕の秘密じゃないから言うわけには行かないし」
「だよね。そういうのは、女将さん自身が言うと思ってたし」
「それに、僕の将来の職業柄とか」
「私の職業柄とか」
「「守秘義務があるから他人の秘密は話せないし」」
最後に綺麗にハモった大空と桃香は、顔を見合せて「「だよねー」」と頷いている。
二人の会話を聞いていた住人たちは呆気にとられていたものの、よくよく考えれば自分たちもお客様の秘密は話せないしな、と納得したのだった。
「事情はわかったね。ただ、今後は早く話して欲しいね」
「そうね。話して欲しいわね」
いち早くそう言った玉爾と頷いた紬に、事情を知らなかった全員が「そうだぞ!」と声をあげる。
非難されてもおかしくはない話なのに、徹也と籐子の事情を受け入れてくれた優しい住人たち……。二人にとって、それが嬉しかった。
「ごめんなさい。そうね、今度から皆さんにきちんと話すわ」
「ああ。きちんと話すよ。申し訳ありません」
そう言って二人で頭を下げたあと、徹也と嗣治と大空が座敷を出て行く。戻って来た時には、両手に料理や飲み物を持っていた。
「ご飯を食べていない人もいるだろうし、お詫びも兼ねてよかったら食べて行ってね」
「持って帰るならそう言ってくれ」
そう言った籐子と徹也に、重治は「せっかくなので頂きましょう」と音頭を取ると、住人たちは頷いておのおの料理を食べ、飲み物を飲み始める。
普通に籐子達や商店街の話をしていたはずがいつの間にか宴会へと変わった住人たちを、籐子と徹也は申し訳なく思う反面、嬉しそうに眺めているのだった。
「いや、構わねえよ。店は終わってるし」
申し訳なさそうに言った籐子に、篠宮酒店の店主である燗がそう言って笑った。
八月も終わりに近付いたとある日の夜。大人数の宴会にも使われるとうてつの店内の座敷には、篠宮酒店からは篠宮夫妻と息子の醸、神神飯店からは開と玉爾と天衣、Jazz Bar 黒猫からは根小山夫妻と東名 透が、喫茶トムトムからは富田夫妻と息子の太郎がいる。
他にも桜木茶舗のご隠居の葛木夫妻や新しく引っ越して来て住人になった人など、商店街に店舗を構える住人の七割がこの場にいたが、残り三割は長老とも言える人達で、今回の集まりの内容を知っている住人である。
もちろんこの場には、籐子の親である篠原豆腐店の篠原 権蔵と一番上の兄である籐矢もいるし、バイトの大空と、嗣治の嫁となった桃香もいた。その他にも、商店街に店舗を構える住人たちがいる。
つまり、現時点での商店街の店主と次代の店主になるであろう面々が集まっていた。
「それで? 話ってなんだい?」
「実はね、その……妊娠したの。この先は迷惑をかけることになるでしょうから、そのお知らせね」
燗の後を引き継ぐように、穏やかにそう言った根小山 杜やその場にいた商店街の住人は、籐子の言葉に
『…………は?』
と、口を揃えて間抜けな声を出して固まった。微動だにしなかったのは、徹也と嗣治と桃香、大空、葛木夫妻、籐子の身内だけである。葛木夫妻に至っては、嬉しそうな表情で穏やかに微笑みを浮かべていたくらいだ。
そんな硬直状態からいち早く復帰をしたのは、やはり女性たちだった。
「まあ、籐子さんたら! どういうこと?!」
「そうよ~! 私たちにも言わないなんて、水臭いわよ~!」
そう言った篠宮 雪と根小山 澄に、玉爾と富田 紬はうんうん、と頷いている。
「トコママ、それダメね。夫いないと大変よ。子供悲しいよ」
「あら、違うわよ? 徹也さんと結婚しているわ」
「そろそろ十年になりますかねえ……」
説得するように必死にそう言った玉爾に、さらに爆弾を落とした籐子の言葉でますます固まる住人たちに、穏やかな声で止めをさしたのは、葛木 重治だった。
「決まっていた話だったとは言え、前倒しになりましたからな。重治さん、あの時はありがとうございました」
「いやいや。儂も嬉しかったですよ」
「権蔵さん、重治さん、どういうことですか?」
和気藹々と話す二人に、戸惑ったようにそう言ったのは杜だった。それに答えたのは、徹也だ。
「俺と籐子は、大学を卒業するのと同時に結婚するつもりで準備を進めてた。ただ、俺の方で問題が持ち上がって……」
そう言って話した内容は、呆れた溜息をつきたくなるような話だった。
徹也と籐子は、高校生の時から付き合っていた。付き合う年数が嵩むにつれてお互いに結婚を意識し、両家に挨拶に行ったのは、徹也が大学三年の時だった。
籐子自身は大学に行かず、実家の豆腐屋と徹也の実家の居酒屋を手伝っていたこともあり、結婚するならばと徹也の両親は店の改装をあっさり決め、両家そろって仲人を葛木夫妻にお願いしたくらいだった。
とんとん拍子で色々と決めて二人は婚約、あと半年で卒業するというところで徹也に告白をした女性がいた。……二度に渡り、籐子を階段から突き落とした女性である。
徹也自身は籐子しか見ておらず、その女性に対してきっぱりと断った。だがその女性はしつこく徹也に迫り、挙げ句『徹也と付き合っている、結婚の約束もした』というデマを大学に広めてしまったのだ。もちろん、徹也と籐子の仲睦まじい姿を知っている周辺の人々はそれを信じることはなく、逆にそのデマを打ち消していたくらいだった。
そのあまりにもしつこいアプローチに辟易した徹也が両家の親と仲人の重治に相談したところ、重治自身が
『両家は結婚を承諾しておるし、早めに式を上げて、役所に届けを出してしまいなさい』
と言ってくれたうえ、婚姻届を書かせ、式は昌胤寺でやるということで住職に話を進めてくれたのだ。
それに合わせて徹也と籐子は先に役所に届けを出し、結婚指輪を買い、式を昌胤寺で挙げた。
式の参列者は両家の両親と兄弟、嗣治、仲人の葛木夫妻、商店街の重鎮たち、二人の友人達という少人数だった。
式を挙げたのは卒業まであと四ヶ月と言う段階で、式に参列した徹也の友人たちは嘘を真に受けていた人に式の写真を見せ回ったという。
徹也自身も結婚指輪を見せびらかすような態度を取り、最初に告白された時点できっぱりと断ったこと、しつこくされて迷惑だったことを伝えていた。
もちろん、ストーカーとして届けを出している。出した方がいいと言ったのは、警察官になったばかりの籐子の次兄、籐志郎だった。
「そうだったの……」
「ああ。それもあったし皆さんに伝える時間もなくて、今に至ってしまいました。申し訳ありません」
「仲がいいとは思ってたけどよ……」
ポツリと漏らした雪の言葉に、徹也はその場で頭を下げると、燗は苦笑したようにそう言った。
「そう言や、大空も桃香さんも驚いてなかったな……もしかして……」
そう言った燗に、大空と桃香は二人で顔を見合せたあとで
「すいません、僕は二人が結婚していることは雇われた日に聞きましたし、女将さんが妊娠したことも直接聞いて知ってました!」
「私も、結婚されていることは嗣治さんから聞いてたし、妊娠も女将さんから聞いて知ってました」
そう言って謝った。
「だって、僕の秘密じゃないから言うわけには行かないし」
「だよね。そういうのは、女将さん自身が言うと思ってたし」
「それに、僕の将来の職業柄とか」
「私の職業柄とか」
「「守秘義務があるから他人の秘密は話せないし」」
最後に綺麗にハモった大空と桃香は、顔を見合せて「「だよねー」」と頷いている。
二人の会話を聞いていた住人たちは呆気にとられていたものの、よくよく考えれば自分たちもお客様の秘密は話せないしな、と納得したのだった。
「事情はわかったね。ただ、今後は早く話して欲しいね」
「そうね。話して欲しいわね」
いち早くそう言った玉爾と頷いた紬に、事情を知らなかった全員が「そうだぞ!」と声をあげる。
非難されてもおかしくはない話なのに、徹也と籐子の事情を受け入れてくれた優しい住人たち……。二人にとって、それが嬉しかった。
「ごめんなさい。そうね、今度から皆さんにきちんと話すわ」
「ああ。きちんと話すよ。申し訳ありません」
そう言って二人で頭を下げたあと、徹也と嗣治と大空が座敷を出て行く。戻って来た時には、両手に料理や飲み物を持っていた。
「ご飯を食べていない人もいるだろうし、お詫びも兼ねてよかったら食べて行ってね」
「持って帰るならそう言ってくれ」
そう言った籐子と徹也に、重治は「せっかくなので頂きましょう」と音頭を取ると、住人たちは頷いておのおの料理を食べ、飲み物を飲み始める。
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