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8話
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映画の内容なんて、ちっとも頭に入ってこなかった。
最高に座り心地のよいソファで彼の長い腕の中に閉じ込められ、彼のすっと通った鼻筋は項の辺りでずっと陽也の香りを嗅いでいるのだ。時折恍惚としたような溜息がほぅ、と漏れる。心臓に悪いからちょっと離れて欲しい、と言おうとして振り返るが、透明感のある美しい瞳を間近で見てしまうと何も言うことが出来なくなってしまう。綾人は着痩せするタイプらしく、借りたボトムスは裾が長すぎるだけでなく、陽也のウエストに少しも引っ掛からずストン、と落ちてしまう。だから、ボトムスは貸してもらえなかった。素肌に恐ろしく肌触りのよいシャツだけふわりと身につけてぎゅっとされている。下着を貸してほしいとシャワーの後恐る恐る陽也は綾人に尋ねたが、
「え?下着必要かな?」
と驚いたような顔で質問を返されてしまった。その驚いた顔に下着を借りたい自分がおかしいような気がして、その問いに答えられなくなってしまった。そういう訳で陽也に綾人はにっこりと微笑んだだけで下着も貸してもらえなかった。
否が応でも薄い布越しから張り詰めた硬い筋肉の感触が感じられて昨夜の何とも恥ずかしい一夜は夢でなかったのだ、と陽也に思い知らせる。そして更に信じられないのは清廉潔白だと思い込んでいた綾人の長く美しい指先はさわさわと厭らしい痴漢のように陽也の柔らかな内ももを撫でながら映画を見ている。すぅ……と綺麗な指が柔らかな内ももをからかうように辿って下着を身に付けていない陽也の脚のつけ根まで。
「……っ」
思わず躯をびくり、と震わせてしまう。
もう片方の指先が指どおりの良い陽也の髪の感触を楽しむかのように絡みだす。絡んだ指先が軽く髪を引くだけで陽也は恥ずかしい吐息が漏れそうになり、堪えるためにくちびるを噛み締めた。
「くちびる、噛まないで……」
綾人の声が耳のすぐそばで聞こえて、吐息が耳朶を擽ったせいでまたびくり、と躯が震えた。
「そんなに噛んだら傷がつく……」
髪に絡んでいた指が外され、今度はそっと陽也の唇に触れた。噛み締めていた唇を指先が止めさせると、次に指先はフニフニと柔らかい陽也の唇の感触を愉しみだす。唇の柔らかさを充分に堪能すると唇の隙間に指は潜りこんだ。歯列を開けさせ熱く濡れた舌先を擽るように指先で触れられる。
「……っ痛……」
敏感な舌に触れられて思わず口に含まされていた綾人の綺麗な指先を陽也は噛んでしまったのだ。
「ご……ごめんなひゃい……っ」
指を含まされたままなので舌足らずになってしまうのがとても恥ずかしい。
「大丈夫だよ。でも、もう噛まないでね」
うんと優しい声は強く恫喝されるより、ずっと強制力を持つ。綾人の指先を噛まないように気を付けると、敏感な口の中を擽ったり、内ももを辿り続けている指先に際どいポイントに触れると声も吐息も我慢できず唾液と共に漏れてしまう。
躯の力はすっかり抜けて逞しい綾人の胸にくったりと全てを任せるかのように凭れてしまった頃、意識が朦朧とし始めた陽也の耳奥に微かに映画の終わりを告げるエンディングテーマが流れ始めたのが聞こえた。
漸く長く恥ずかしかった綾人の優しい拘束から逃れられると陽也がほっとした、次の瞬間。
「っ…………え?」
ぽすんっと軽い衝撃があったかと思うと座り心地の良いソファの感触を陽也は背中でも味わっていた。
それまで背後からすっぽり陽也を包むように抱えていた綾人の表情を正面から目の当たりにすると……
「ひ……っ」
思わず恐怖に息を飲んでしまうくらい獰猛なそれで。陽也は肉食獣に睨まれた哀れな獲物のように動くことができなくなってしまった。
「映画、長かった……」
もう、限界だよ。
と、熱く火照った腰を押し付けられて。
陽也の悲鳴は綾人の口の中に吸い込まれた。
ボトムスも下着を身に着けていない躯は酷く無防備で、食べられてしまうんじゃないかと思うくらい激しいキスに気を取られていると、小さくてなめらかな陽也の双丘を、その綺麗な貌からは想像できないほど荒々しく揉みしだいた。
柔らかな双丘を拡げるように揉まれると、シャワーで後始末しきれなかった奥に注がれた白濁がとろり、と溢れた。
「あっ……」
つぷり、と指を挿入されると一晩じっくりと教え込まれたそこは、妖しい疼きを覚えてしまう。
「まだ柔らかいから、このまま入りそうだね」
「や……もう、入らな……っ」
昨夜教え込まれた恐怖に近いほどの快楽の感覚。やめてと何度もお願いしても、何度逃げようとしても少しもこの逞しい肢体を動かすことはできなくて、ただただ過ぎる快楽に啼くことしかできなかった。まだ綾人を受け入れていた場所はきっとまだぽってりと赤く充血して腫れているだろう。
綾人の声は普段教室で話しているときのように清廉なのに。
「大丈夫、入るよ……こんなに柔らかいんだから」
なめらかな双丘に押し当てられた彼の屹立はその清廉さを裏切るほどに熱く滾っていた。
「綾人っ……もう無理っ……」
ぬぷ……と恐ろしい程に猛った先端が散々蹂躙されて赤く腫れた孔へ当てがわれ、思わず躯を翻して陽也はソファの上を逃げた。
滑らかなシルクのシャツ一枚きりを纏い、広いソファの上を四つん這いのような姿勢で逃げる。シャツの裾からは白い太ももが露になり、前に逃げようと動くとつるりとした双丘と、その狭間の秘処がちらちらと覗く。
綾人はその光景に、獣のように舌舐めずりをして、ゆっくりと美味しそうな極上の獲物に腕を伸ばす。
広いと言ってもソファの上。あっという間に捕まってしまう。
「あっ……や……だめっ……」
がっちりと腰を掴まれてしまい、逃げられない。
四つん這いの恥ずかしい格好のまま、綾人に捕まって……
固いものが入り口に押し当てられ……
ず────
火傷しそうに熱くて凶悪な切先が陽也の胎内に潜ってくる。
「こんなに可愛く誘われたら、たまらないな」
背後から情欲に濡れた声で囁かれる。
昨夜は沢山シたけれど、後ろから犯される体位は初めてで、凄く恥ずかしくて……まるで自分が動物の雌になってしまったかのようで……でもがっちり捕らえられて逃げられなくて……綾人のエッチな手が陽也の胸の先をきゅっと摘まんだ。
「あっ……」
男はくすぐったいばかりで何も感じないと思っていた胸の先。一晩で自分の中の常識はひっくり返ってしまった。そこに触れられると躯の奥が疼いて、腰が揺れてしまう。
「この体勢、ゆらゆら腰が揺れるのが見えてエッチだし、お尻も胸も触りやすくていいね……」
恍惚とした声で綾人が呟く。
「んんっ……」
くちゅん、と音がして、最奥まで貫かれたのがわかった。
「陽也の背中、真っ白で綺麗……天使みたいだな……」
普段天使と囁かれているのは綾人なのに。
つ……と背のラインを指で辿られて、ぞくぞくと鳥肌が立つような快楽が走る。
「っぅああ」
「……っ凄い、きゅってナカ、締まった……もしかして、背中感じるの?」
もう一度、背のラインを指で辿って陽也の反応を確かめると今度はその背に唇を落とす。
「あっ……あっ……」
唇で背中に幾度も唇が落とされる。ちゅっと触れて、それから吸い上げて、紅い痕を散らすと其処を熱い舌で舐める。その度にさらさらと美しく長い綾人の髪が陽也の背を擽るのさえもたまらない刺激になる。
「っ……あぁ……たまんない……背中感じるんだね……」
吸うとナカがひくひくするから、つい沢山痕を付けてしまったよ、と後ろから突き上げながら、散らした紅い痕を指で辿って天使のように美しい男はくすくす笑う。後ろから突かれて、掻き回されて、逃げることも抗うことも出来ずに獣に補食されるように貫かれているのに、いっそ端ないほどに感じてしまって。
「あ……っ……も、やだ……あ……っまた……っ」
「また?またイっちゃいそう?……この体位、気持ちいいけど、ハルの顔が見えないな……」
ハルのイく顔見たい、と言うと綾人はずるり、と長い自身を一旦熟れた胎内から抜いて、力がすっかり抜けてしまった陽也の躯をひっくり返す。それから陽也の細い足首を掴み、まるで赤ん坊がおむつを替えるときのような体位にされる。全てが綾人の眼前に曝される羞恥で陽也は顔を隠す。
「だぁめ。ハルのイくとこ見せて?」
甘くて優しい天使のような声で綾人は囁くと、その声とは裏腹の強い力で陽也の細い手首を顔の前から外させ、柔らかなソファに縫い付けるように押さえ付けて、それから。
「ひっ……やぁぁ」
陽也の躯のナカの感じてどうしようもないところを容赦なく恐ろしく興奮して凶悪なほど膨らんだ屹立で擦りたてられる。そして、達してしまう淫らで愛らしい表情を昼の光の中で、陽也は己を貪るように喰らう天使に捧げてしまった────
最高に座り心地のよいソファで彼の長い腕の中に閉じ込められ、彼のすっと通った鼻筋は項の辺りでずっと陽也の香りを嗅いでいるのだ。時折恍惚としたような溜息がほぅ、と漏れる。心臓に悪いからちょっと離れて欲しい、と言おうとして振り返るが、透明感のある美しい瞳を間近で見てしまうと何も言うことが出来なくなってしまう。綾人は着痩せするタイプらしく、借りたボトムスは裾が長すぎるだけでなく、陽也のウエストに少しも引っ掛からずストン、と落ちてしまう。だから、ボトムスは貸してもらえなかった。素肌に恐ろしく肌触りのよいシャツだけふわりと身につけてぎゅっとされている。下着を貸してほしいとシャワーの後恐る恐る陽也は綾人に尋ねたが、
「え?下着必要かな?」
と驚いたような顔で質問を返されてしまった。その驚いた顔に下着を借りたい自分がおかしいような気がして、その問いに答えられなくなってしまった。そういう訳で陽也に綾人はにっこりと微笑んだだけで下着も貸してもらえなかった。
否が応でも薄い布越しから張り詰めた硬い筋肉の感触が感じられて昨夜の何とも恥ずかしい一夜は夢でなかったのだ、と陽也に思い知らせる。そして更に信じられないのは清廉潔白だと思い込んでいた綾人の長く美しい指先はさわさわと厭らしい痴漢のように陽也の柔らかな内ももを撫でながら映画を見ている。すぅ……と綺麗な指が柔らかな内ももをからかうように辿って下着を身に付けていない陽也の脚のつけ根まで。
「……っ」
思わず躯をびくり、と震わせてしまう。
もう片方の指先が指どおりの良い陽也の髪の感触を楽しむかのように絡みだす。絡んだ指先が軽く髪を引くだけで陽也は恥ずかしい吐息が漏れそうになり、堪えるためにくちびるを噛み締めた。
「くちびる、噛まないで……」
綾人の声が耳のすぐそばで聞こえて、吐息が耳朶を擽ったせいでまたびくり、と躯が震えた。
「そんなに噛んだら傷がつく……」
髪に絡んでいた指が外され、今度はそっと陽也の唇に触れた。噛み締めていた唇を指先が止めさせると、次に指先はフニフニと柔らかい陽也の唇の感触を愉しみだす。唇の柔らかさを充分に堪能すると唇の隙間に指は潜りこんだ。歯列を開けさせ熱く濡れた舌先を擽るように指先で触れられる。
「……っ痛……」
敏感な舌に触れられて思わず口に含まされていた綾人の綺麗な指先を陽也は噛んでしまったのだ。
「ご……ごめんなひゃい……っ」
指を含まされたままなので舌足らずになってしまうのがとても恥ずかしい。
「大丈夫だよ。でも、もう噛まないでね」
うんと優しい声は強く恫喝されるより、ずっと強制力を持つ。綾人の指先を噛まないように気を付けると、敏感な口の中を擽ったり、内ももを辿り続けている指先に際どいポイントに触れると声も吐息も我慢できず唾液と共に漏れてしまう。
躯の力はすっかり抜けて逞しい綾人の胸にくったりと全てを任せるかのように凭れてしまった頃、意識が朦朧とし始めた陽也の耳奥に微かに映画の終わりを告げるエンディングテーマが流れ始めたのが聞こえた。
漸く長く恥ずかしかった綾人の優しい拘束から逃れられると陽也がほっとした、次の瞬間。
「っ…………え?」
ぽすんっと軽い衝撃があったかと思うと座り心地の良いソファの感触を陽也は背中でも味わっていた。
それまで背後からすっぽり陽也を包むように抱えていた綾人の表情を正面から目の当たりにすると……
「ひ……っ」
思わず恐怖に息を飲んでしまうくらい獰猛なそれで。陽也は肉食獣に睨まれた哀れな獲物のように動くことができなくなってしまった。
「映画、長かった……」
もう、限界だよ。
と、熱く火照った腰を押し付けられて。
陽也の悲鳴は綾人の口の中に吸い込まれた。
ボトムスも下着を身に着けていない躯は酷く無防備で、食べられてしまうんじゃないかと思うくらい激しいキスに気を取られていると、小さくてなめらかな陽也の双丘を、その綺麗な貌からは想像できないほど荒々しく揉みしだいた。
柔らかな双丘を拡げるように揉まれると、シャワーで後始末しきれなかった奥に注がれた白濁がとろり、と溢れた。
「あっ……」
つぷり、と指を挿入されると一晩じっくりと教え込まれたそこは、妖しい疼きを覚えてしまう。
「まだ柔らかいから、このまま入りそうだね」
「や……もう、入らな……っ」
昨夜教え込まれた恐怖に近いほどの快楽の感覚。やめてと何度もお願いしても、何度逃げようとしても少しもこの逞しい肢体を動かすことはできなくて、ただただ過ぎる快楽に啼くことしかできなかった。まだ綾人を受け入れていた場所はきっとまだぽってりと赤く充血して腫れているだろう。
綾人の声は普段教室で話しているときのように清廉なのに。
「大丈夫、入るよ……こんなに柔らかいんだから」
なめらかな双丘に押し当てられた彼の屹立はその清廉さを裏切るほどに熱く滾っていた。
「綾人っ……もう無理っ……」
ぬぷ……と恐ろしい程に猛った先端が散々蹂躙されて赤く腫れた孔へ当てがわれ、思わず躯を翻して陽也はソファの上を逃げた。
滑らかなシルクのシャツ一枚きりを纏い、広いソファの上を四つん這いのような姿勢で逃げる。シャツの裾からは白い太ももが露になり、前に逃げようと動くとつるりとした双丘と、その狭間の秘処がちらちらと覗く。
綾人はその光景に、獣のように舌舐めずりをして、ゆっくりと美味しそうな極上の獲物に腕を伸ばす。
広いと言ってもソファの上。あっという間に捕まってしまう。
「あっ……や……だめっ……」
がっちりと腰を掴まれてしまい、逃げられない。
四つん這いの恥ずかしい格好のまま、綾人に捕まって……
固いものが入り口に押し当てられ……
ず────
火傷しそうに熱くて凶悪な切先が陽也の胎内に潜ってくる。
「こんなに可愛く誘われたら、たまらないな」
背後から情欲に濡れた声で囁かれる。
昨夜は沢山シたけれど、後ろから犯される体位は初めてで、凄く恥ずかしくて……まるで自分が動物の雌になってしまったかのようで……でもがっちり捕らえられて逃げられなくて……綾人のエッチな手が陽也の胸の先をきゅっと摘まんだ。
「あっ……」
男はくすぐったいばかりで何も感じないと思っていた胸の先。一晩で自分の中の常識はひっくり返ってしまった。そこに触れられると躯の奥が疼いて、腰が揺れてしまう。
「この体勢、ゆらゆら腰が揺れるのが見えてエッチだし、お尻も胸も触りやすくていいね……」
恍惚とした声で綾人が呟く。
「んんっ……」
くちゅん、と音がして、最奥まで貫かれたのがわかった。
「陽也の背中、真っ白で綺麗……天使みたいだな……」
普段天使と囁かれているのは綾人なのに。
つ……と背のラインを指で辿られて、ぞくぞくと鳥肌が立つような快楽が走る。
「っぅああ」
「……っ凄い、きゅってナカ、締まった……もしかして、背中感じるの?」
もう一度、背のラインを指で辿って陽也の反応を確かめると今度はその背に唇を落とす。
「あっ……あっ……」
唇で背中に幾度も唇が落とされる。ちゅっと触れて、それから吸い上げて、紅い痕を散らすと其処を熱い舌で舐める。その度にさらさらと美しく長い綾人の髪が陽也の背を擽るのさえもたまらない刺激になる。
「っ……あぁ……たまんない……背中感じるんだね……」
吸うとナカがひくひくするから、つい沢山痕を付けてしまったよ、と後ろから突き上げながら、散らした紅い痕を指で辿って天使のように美しい男はくすくす笑う。後ろから突かれて、掻き回されて、逃げることも抗うことも出来ずに獣に補食されるように貫かれているのに、いっそ端ないほどに感じてしまって。
「あ……っ……も、やだ……あ……っまた……っ」
「また?またイっちゃいそう?……この体位、気持ちいいけど、ハルの顔が見えないな……」
ハルのイく顔見たい、と言うと綾人はずるり、と長い自身を一旦熟れた胎内から抜いて、力がすっかり抜けてしまった陽也の躯をひっくり返す。それから陽也の細い足首を掴み、まるで赤ん坊がおむつを替えるときのような体位にされる。全てが綾人の眼前に曝される羞恥で陽也は顔を隠す。
「だぁめ。ハルのイくとこ見せて?」
甘くて優しい天使のような声で綾人は囁くと、その声とは裏腹の強い力で陽也の細い手首を顔の前から外させ、柔らかなソファに縫い付けるように押さえ付けて、それから。
「ひっ……やぁぁ」
陽也の躯のナカの感じてどうしようもないところを容赦なく恐ろしく興奮して凶悪なほど膨らんだ屹立で擦りたてられる。そして、達してしまう淫らで愛らしい表情を昼の光の中で、陽也は己を貪るように喰らう天使に捧げてしまった────
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