囚われた元王は逃げ出せない

スノウ

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コンコンコン



この家の玄関がノックされたのは初めてだった




「チッ嗅ぎつけるのがはえーよ」



見るからに苛々してる



俺を見下ろしながら唸る

「風呂、入ってて」



いかにもセックスしてましたって格好で人に会えたもんじゃない




俺を捕まえに来たんだろうか



風呂から上がれる気分じゃない




コン、と浴室のドアが叩かれた


「ハルマ、さま?」



「ら、ライチ?」



それは俺の側近のライチの声だった



「開けても良いでしょうか」


「い、いま出る!」



ザバっと浴槽からでて乱雑に服を纏った



懐かしい声がただ嬉しかった




「あ、ああ!ハルマ様!!」



体は俺より大きいがどこか幼さのあるライチ


会った瞬間に抱きしめられた



「ああ、ハルマ様だハルマ様だ、僕の」



僕の?




「すまないライチ、こんな事になってしまって」



「それは何に対して謝ってるんですか?ハルマ様は




「なにってそれは、色々と」





ギューッと締められた腕が弱り思わず高い顔を見上げる


「ねえ、謝ってるのはレンジとセックスした事???」



「え、、、?と」



「いっぱいしたんだ、レンジとセックス」



「お、いライチ?」



そんな言葉お前から出るなんて



「キスもセックスもこの体で、
・・・ない」



「その」



「許せない許せない許せない」




今着たばかりの服は無残にも破られた



「・・・なにこれ」



「は、はh」


「なんでこんなに歯型があるのいっぱいキスマークがあるの!!!!」



俺ですらあまり直視しないようにしてた体をそんなマジマジと見ないでほしい



「ご、ごめん?」




「ハルマ様はレンジが好きになっちゃったの?」



急にしょぼくれた大型犬じゃないか



「そーゆうわけじゃ」




パアッといつもの尻尾を振る大型犬に戻った




「やっぱりアイツ邪魔だから殺そう」



「ら、らいち君??」



「なんですか?ハルマ様」



笑顔ですっごい物騒な事言うじゃん



「怖いよ」



「え?嫌いですか、怖い僕のこと」



「う、う~んいつものライチがすき」



「僕も好きですハルマ様ヘヘッ」


「ヘヘッ」



大型犬こわ






「じゃあ僕とキスとセックスしましょう?」



思わず後ずさりする俺をガツッと捕まえた




力つえーよ



ただの側近だよね??





「うっん?!」



唇と唇が重なった



「くち、開けて?」






「優しくしろよライチ」



「れ、レンジ???」



見てないで助けろ


唸ってるよ?大型犬



「分かんのか?お前にセックスの仕方」



「わ、分かるよ!」



「解し方も?どこ触られるのが好きかは?」



「れんじ君??」



「切れ痔になっちゃうな~ハルマ様のキレイなお尻」



なんだ、なんなんだこの会話




「ハルマ様、痛いのいや?」


「うん!イヤ!」



てかセックスも



「俺が教えるよ一緒に」




「うう~~~~」



え、この流れって










ですよね!!!ベッドの上ですよね!!!!




服を剥ぎ取られ全裸の俺をバックハグな形でレンジ、前には正座してそそり立ってるライチ



「まずは前戯からだ」





そこからはもうされたい放題だった



レンジに乳首をイジられキスをされ

前をライチが嬉しそうにしゃぶる



「もう、むり、イクッッ」



「ああ、ハルマ様美味しいよ」




なんて卑猥だ!!!



「ほら、力が入らないうちにここもだ」


「ああ、ハルマ様の秘部が」



「やめっ舐めちゃっ、クッ」



息も絶え絶えで頭が回らない



「たっぷり濡らして慣らして解せ」




このエロ師匠本当に!!!






「もう挿れますねハルマ様」


「はあっ、うっっっんあ」



「ハルマ様のお尻の中に僕がいる
ねえハルマ様僕とセックスしてますよ」



「う、ん!してる!してるっ」



「気持ちいいですか?僕はとっても気持ちいいですよハルマ様の中」



「ばっか言うな!あっん」


後ろからグイッとキスをされる



「言葉攻めだな」



「だまっあん、れんっじっ」





もう、早く終わってくれ



頭がチカチカする




    
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