34 / 83
02
しおりを挟む
「危ないところを助けていただき、本当にありがとうございます」
傷の手当を終えた男が、かしこまって頭を下げた。が、頭と一緒に眼鏡がずれ、男は慌てて押し上げる。
男の怪我は打ち身が少しと、額を軽く切った程度だった。額から血が派手に出たせいで、驚いて気を失ったらしい。見かけ通り、気の弱い男なのだろう。
「本当にすみません、命の恩人とは知らず……」
心底悔やんだ様子で、男の隣で妻が何度も頭を下げる。
賊と間違えたのは「顔がそう見えたから」だろうと自嘲的なことを考えながら、ユーダレウスは「もういいから、顔を上げろ」と声をかけた。
二人の後ろからは、少年がじっとユーダレウスを見ていた。こちらも擦り傷程度で大したことはなかったようだ。
妻が子供を振り返り「おいで、助けて下さった方にお礼を」と手招く。
父親そっくりな焦げ茶の髪に、陽に焼けた肌。体格も良く、いかにもやんちゃ盛りな少年だ。
少年は、母親に促されるまま「ありがとうございました」と頭を下げた。しかし、顔を上げるや否や、ずっとユーダレウスの腕に抱かれてるティ二を見て、ニヤッと笑って躊躇いなく指をさした。
「お前、まだとーちゃんに抱っこされてんの? かっこわりー!」
ティニが少年を見下ろし、むっとした顔で言い返す。
「師匠はおとーさんじゃなくて、師匠です!」
「ししょー? ししょーって、お前より偉いってことだろ? それなのに抱っこさせてるとか、もっとダメなんじゃねえの? それ」
呆れ顔の少年の指摘に、ティニは雷に打たれたように、もともと変化に乏しい表情をさらに強張らせた。大きな目が戸惑いに曇って師を見たが、ユーダレウスも少年の正論に何も言えずに顔ごと視線を逸らす。
「こら! 失礼なことを言うんじゃないの!」
「いでで! かーちゃん! 痛いって!」
母親に無理やりに頭を下げさせられた少年は、その手からするりと逃れると馬車の向こうへと駆けていった。
「……おりるか?」
おどけながら逃げ回る少年の声と、それを叱る両親の声に紛れて、ユーダレウスはティニにこっそりとそう尋ねる。すると、ティニは不満そうな顔で、こくりと頷いた。一応、少年の言い分に思うところがあったらしい。
ただし、地面に脚をつけても、まだ未練があるのか、ティニはユーダレウスの腰元にしがみつく。手を伸ばして曇天色の頭をわしわしと撫でてやれば、少しは機嫌が治ったのかティニは猫のように目を細めた。
「本当に、息子が失礼をいたしました……」
ちらちらと不安げに妻と息子のやり取りを見ている男が、ティニを下ろしたユーダレウスを見て申し訳なさそうに眉を下げた。
「いや、気にするな。元気なのは良いことだ」
「はは……元気が有り余っていて、いつも手を焼いております」
すまなそうに笑うと、男は包帯の巻かれた手で焦げ茶色の頭を掻く。
「私はパーシーと申します。この先の街で商人をしております。あちらは妻のサラ。あの子は息子のヒューゴです」
あえなく母親に捕まったらしいヒューゴは、ティニに向けていーっと歯をむき出した。ティニもティニで、頬を膨らませ、つんとそっぽを向いた。
「俺はユーダレウス。こっちは弟子だ」
しがみついている小さな背中を軽く叩くと、ティニはユーダレウスから身を離して背筋を伸ばした。
「ティニエトといいます。ティニと呼んでください」
仕上げにぺこりと行儀よく頭を下げたティニに、サラが「あら」と小さく感嘆の声を漏らす。二の腕を掴む母の手から、何とか逃れようとしているやんちゃな息子と、うっかり比べてしまったのかもしれない。
同じ様に、感心しきりで頷いていたパーシーは、はっと何かを思い出したように妻に目配せをした。サラは息子の手をしっかり掴んだまま、引きずるようにして馬車に繋がれた馬の様子を見に行った。
「本当にありがとうございました。あの、お礼と言っては何ですが……」
パーシーは懐から膨れた袋をとり出した。袋の中からは、カチャカチャと金属が触れ合う音が鳴る。
どうぞと差し出されたそれを見て、眉間の皺を深くしたユーダレウスは、受け取らずに首を横に振った。
「いい。気にするな。そんなことのためにやったわけじゃない」
「ですが、私の気が済みません。これ以外となると……生憎、商売の帰りでして、大したものは無いのです。どうか、お受け取りいただけませんか」
ユーダレウスの目つきが鋭くなる。思わず逃げ出したくなるような恐ろしい顔つきではあるが、当の本人は困惑していた。
人を助けるということは、魔術師にとって普通のことだ。それで見返りを受けることを悪であるとする教えもない。
ただ、今回は少々、見返りの額が多すぎる。
たっぷりとした上質な金貨袋を見て、ユーダレウスはどうしたものかとため息をつく。困惑の気配を感じ取ったのか、ティニが師の手をそっと握った。
ユーダレウスは眉間の皺を薄くした。
「……どうしても礼をと言うなら、馬車に乗せてもらえるか。森を抜けたところの分かれ道まででいい」
パーシーは虚を突かれた顔になると、自分の馬車とユーダレウスを見比べた。
家族も乗せるために内装も多少整えられて、荷馬車にしては上等な方だ。しかし、荷馬車は荷馬車、命の恩人を乗せるには、乗り心地に難があるのは目に見えていた。
「構いませんが……こんな粗末な馬車で」
「いや、充分だ」
そう言うと、ユーダレウスはティニを見下ろした。つられてティニを見たパーシーは、疲れ切っているようなその無表情に合点がいったのか大きく頷くと頬を緩めた。
そこに、母親の監視から抜け出したらしいヒューゴが戻ってきた。
ヒューゴはにこにこと笑いながら、両手で包んだ何かをティニに差し出しす。ティニが平均よりも小柄なせいで、ふたりが並ぶと尚更ヒューゴが年上に見えた。
相手が近づいてきた時点で、既に師にしがみついていたティニは、野良猫のように差し出された手を警戒していた。
「これやるから、仲直りしよーぜ! ティニ」
ヒューゴの笑顔に裏はなさそうだった。まるで兄貴分にでもなったつもりなのか、手を出すことを躊躇っているティニに、大人びた口調で「大丈夫だって!」と言うと、促すように何度も頷いた。
おずおずと差し出されたティニの両手の上で、両手が開かれる。
ティニの手のひらの上に現れたそれは、毒々しいまでに鮮やかな紫色をしていた。つやのある丸みをおびた身体に、どこか人の手の形に似た指先をした前足。長い後ろ足の指の間には水かきがあった。
それは、ティニの手のひらの上に四つ足をつくと、喉をしきりに痙攣させ「ゲコゲコ」と不気味に鳴いた。
ユーダレウスとパーシーは揃って額を抱えた。
派手な見かけによらず、毒のない種類だ。性格も、子供にあっさり捕まり、そしてその手のひらから逃げ出さない程度にはおっとりしている。
だがそこは問題じゃない。ヒューゴは本気で、これで仲直りができると思っているのだろうか。それとも仲直りとは嘘で、ティニをからかっているのだろうか。
ティニは手のひらの上の、ゲコゲコ鳴く紫の生き物を見つめたまま固まっていた。これは多分、泣くんじゃなかろうか。
ユーダレウスは固唾をのんで、そしてある種の覚悟を決めて、その動向を見守った。
「……わぁ、カエル! 師匠! カエルです、カエル! かっこいい!」
いいのかよ。
予想を裏切って、ティニは人形のような無表情で目をキラキラと輝かせた。
ユーダレウスが思わずつぶやいた声は、カエルを間にしてはしゃぐ子供二人の声にかき消された。
傷の手当を終えた男が、かしこまって頭を下げた。が、頭と一緒に眼鏡がずれ、男は慌てて押し上げる。
男の怪我は打ち身が少しと、額を軽く切った程度だった。額から血が派手に出たせいで、驚いて気を失ったらしい。見かけ通り、気の弱い男なのだろう。
「本当にすみません、命の恩人とは知らず……」
心底悔やんだ様子で、男の隣で妻が何度も頭を下げる。
賊と間違えたのは「顔がそう見えたから」だろうと自嘲的なことを考えながら、ユーダレウスは「もういいから、顔を上げろ」と声をかけた。
二人の後ろからは、少年がじっとユーダレウスを見ていた。こちらも擦り傷程度で大したことはなかったようだ。
妻が子供を振り返り「おいで、助けて下さった方にお礼を」と手招く。
父親そっくりな焦げ茶の髪に、陽に焼けた肌。体格も良く、いかにもやんちゃ盛りな少年だ。
少年は、母親に促されるまま「ありがとうございました」と頭を下げた。しかし、顔を上げるや否や、ずっとユーダレウスの腕に抱かれてるティ二を見て、ニヤッと笑って躊躇いなく指をさした。
「お前、まだとーちゃんに抱っこされてんの? かっこわりー!」
ティニが少年を見下ろし、むっとした顔で言い返す。
「師匠はおとーさんじゃなくて、師匠です!」
「ししょー? ししょーって、お前より偉いってことだろ? それなのに抱っこさせてるとか、もっとダメなんじゃねえの? それ」
呆れ顔の少年の指摘に、ティニは雷に打たれたように、もともと変化に乏しい表情をさらに強張らせた。大きな目が戸惑いに曇って師を見たが、ユーダレウスも少年の正論に何も言えずに顔ごと視線を逸らす。
「こら! 失礼なことを言うんじゃないの!」
「いでで! かーちゃん! 痛いって!」
母親に無理やりに頭を下げさせられた少年は、その手からするりと逃れると馬車の向こうへと駆けていった。
「……おりるか?」
おどけながら逃げ回る少年の声と、それを叱る両親の声に紛れて、ユーダレウスはティニにこっそりとそう尋ねる。すると、ティニは不満そうな顔で、こくりと頷いた。一応、少年の言い分に思うところがあったらしい。
ただし、地面に脚をつけても、まだ未練があるのか、ティニはユーダレウスの腰元にしがみつく。手を伸ばして曇天色の頭をわしわしと撫でてやれば、少しは機嫌が治ったのかティニは猫のように目を細めた。
「本当に、息子が失礼をいたしました……」
ちらちらと不安げに妻と息子のやり取りを見ている男が、ティニを下ろしたユーダレウスを見て申し訳なさそうに眉を下げた。
「いや、気にするな。元気なのは良いことだ」
「はは……元気が有り余っていて、いつも手を焼いております」
すまなそうに笑うと、男は包帯の巻かれた手で焦げ茶色の頭を掻く。
「私はパーシーと申します。この先の街で商人をしております。あちらは妻のサラ。あの子は息子のヒューゴです」
あえなく母親に捕まったらしいヒューゴは、ティニに向けていーっと歯をむき出した。ティニもティニで、頬を膨らませ、つんとそっぽを向いた。
「俺はユーダレウス。こっちは弟子だ」
しがみついている小さな背中を軽く叩くと、ティニはユーダレウスから身を離して背筋を伸ばした。
「ティニエトといいます。ティニと呼んでください」
仕上げにぺこりと行儀よく頭を下げたティニに、サラが「あら」と小さく感嘆の声を漏らす。二の腕を掴む母の手から、何とか逃れようとしているやんちゃな息子と、うっかり比べてしまったのかもしれない。
同じ様に、感心しきりで頷いていたパーシーは、はっと何かを思い出したように妻に目配せをした。サラは息子の手をしっかり掴んだまま、引きずるようにして馬車に繋がれた馬の様子を見に行った。
「本当にありがとうございました。あの、お礼と言っては何ですが……」
パーシーは懐から膨れた袋をとり出した。袋の中からは、カチャカチャと金属が触れ合う音が鳴る。
どうぞと差し出されたそれを見て、眉間の皺を深くしたユーダレウスは、受け取らずに首を横に振った。
「いい。気にするな。そんなことのためにやったわけじゃない」
「ですが、私の気が済みません。これ以外となると……生憎、商売の帰りでして、大したものは無いのです。どうか、お受け取りいただけませんか」
ユーダレウスの目つきが鋭くなる。思わず逃げ出したくなるような恐ろしい顔つきではあるが、当の本人は困惑していた。
人を助けるということは、魔術師にとって普通のことだ。それで見返りを受けることを悪であるとする教えもない。
ただ、今回は少々、見返りの額が多すぎる。
たっぷりとした上質な金貨袋を見て、ユーダレウスはどうしたものかとため息をつく。困惑の気配を感じ取ったのか、ティニが師の手をそっと握った。
ユーダレウスは眉間の皺を薄くした。
「……どうしても礼をと言うなら、馬車に乗せてもらえるか。森を抜けたところの分かれ道まででいい」
パーシーは虚を突かれた顔になると、自分の馬車とユーダレウスを見比べた。
家族も乗せるために内装も多少整えられて、荷馬車にしては上等な方だ。しかし、荷馬車は荷馬車、命の恩人を乗せるには、乗り心地に難があるのは目に見えていた。
「構いませんが……こんな粗末な馬車で」
「いや、充分だ」
そう言うと、ユーダレウスはティニを見下ろした。つられてティニを見たパーシーは、疲れ切っているようなその無表情に合点がいったのか大きく頷くと頬を緩めた。
そこに、母親の監視から抜け出したらしいヒューゴが戻ってきた。
ヒューゴはにこにこと笑いながら、両手で包んだ何かをティニに差し出しす。ティニが平均よりも小柄なせいで、ふたりが並ぶと尚更ヒューゴが年上に見えた。
相手が近づいてきた時点で、既に師にしがみついていたティニは、野良猫のように差し出された手を警戒していた。
「これやるから、仲直りしよーぜ! ティニ」
ヒューゴの笑顔に裏はなさそうだった。まるで兄貴分にでもなったつもりなのか、手を出すことを躊躇っているティニに、大人びた口調で「大丈夫だって!」と言うと、促すように何度も頷いた。
おずおずと差し出されたティニの両手の上で、両手が開かれる。
ティニの手のひらの上に現れたそれは、毒々しいまでに鮮やかな紫色をしていた。つやのある丸みをおびた身体に、どこか人の手の形に似た指先をした前足。長い後ろ足の指の間には水かきがあった。
それは、ティニの手のひらの上に四つ足をつくと、喉をしきりに痙攣させ「ゲコゲコ」と不気味に鳴いた。
ユーダレウスとパーシーは揃って額を抱えた。
派手な見かけによらず、毒のない種類だ。性格も、子供にあっさり捕まり、そしてその手のひらから逃げ出さない程度にはおっとりしている。
だがそこは問題じゃない。ヒューゴは本気で、これで仲直りができると思っているのだろうか。それとも仲直りとは嘘で、ティニをからかっているのだろうか。
ティニは手のひらの上の、ゲコゲコ鳴く紫の生き物を見つめたまま固まっていた。これは多分、泣くんじゃなかろうか。
ユーダレウスは固唾をのんで、そしてある種の覚悟を決めて、その動向を見守った。
「……わぁ、カエル! 師匠! カエルです、カエル! かっこいい!」
いいのかよ。
予想を裏切って、ティニは人形のような無表情で目をキラキラと輝かせた。
ユーダレウスが思わずつぶやいた声は、カエルを間にしてはしゃぐ子供二人の声にかき消された。
0
あなたにおすすめの小説
ずっとヤモリだと思ってた俺の相棒は実は最強の竜らしい
空色蜻蛉
ファンタジー
選ばれし竜の痣(竜紋)を持つ竜騎士が国の威信を掛けて戦う世界。
孤児の少年アサヒは、同じ孤児の仲間を集めて窃盗を繰り返して貧しい生活をしていた。
竜騎士なんて貧民の自分には関係の無いことだと思っていたアサヒに、ある日、転機が訪れる。
火傷の跡だと思っていたものが竜紋で、壁に住んでたヤモリが俺の竜?
いやいや、ないでしょ……。
【お知らせ】2018/2/27 完結しました。
◇空色蜻蛉の作品一覧はhttps://kakuyomu.jp/users/25tonbo/news/1177354054882823862をご覧ください。
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
莫大な遺産を相続したら異世界でスローライフを楽しむ
翔千
ファンタジー
小鳥遊 紅音は働く28歳OL
十八歳の時に両親を事故で亡くし、引き取り手がなく天涯孤独に。
高校卒業後就職し、仕事に明け暮れる日々。
そんなある日、1人の弁護士が紅音の元を訪ねて来た。
要件は、紅音の母方の曾祖叔父が亡くなったと言うものだった。
曾祖叔父は若い頃に単身外国で会社を立ち上げ生涯独身を貫いき、血縁者が紅音だけだと知り、曾祖叔父の遺産を一部を紅音に譲ると遺言を遺した。
その額なんと、50億円。
あまりの巨額に驚くがなんとか手続きを終える事が出来たが、巨額な遺産の事を何処からか聞きつけ、金の無心に来る輩が次々に紅音の元を訪れ、疲弊した紅音は、誰も知らない土地で一人暮らしをすると決意。
だが、引っ越しを決めた直後、突然、異世界に召喚されてしまった。
だが、持っていた遺産はそのまま異世界でも使えたので、遺産を使って、スローライフを楽しむことにしました。
幼馴染達と一緒に異世界召喚、だけど僕だけ別な場所に飛ばされた先は異世界の不思議な無人島だった。
アノマロカリス
ファンタジー
よくある話の異世界召喚…
スマホのネット小説や漫画が好きな少年、洲河 愽(すが だん)。
いつもの様に幼馴染達と学校帰りの公園でくっちゃべっていると地面に突然魔法陣が現れて…
気付くと愽は1人だけ見渡す限り草原の中に突っ立っていた。
愽は幼馴染達を探す為に周囲を捜索してみたが、一緒に飛ばされていた筈の幼馴染達は居なかった。
生きていればいつかは幼馴染達とまた会える!
愽は希望を持って、この不思議な無人島でサバイバル生活を始めるのだった。
「幼馴染達と一緒に異世界召喚、だけど僕の授かったスキルは役に立つものなのかな?」
「幼馴染達と一緒に異世界召喚、だけど僕は幼馴染達よりも強いジョブを手に入れて無双する!」
「幼馴染達と一緒に異世界召喚、だけど僕は魔王から力を授かり人類に対して牙を剥く‼︎」
幼馴染達と一緒に異世界召喚の第四弾。
愽は幼馴染達と離れた場所でサバイバル生活を送るというパラレルストーリー。
はたして愽は、無事に幼馴染達と再会を果たせるのだろうか?
私と子供より、夫は幼馴染とその子供のほうが大切でした。
小野 まい
恋愛
結婚記念日のディナーに夫のオスカーは現れない。
「マリアが熱を出したらしい」
駆けつけた先で、オスカーがマリアと息子カイルと楽しげに食事をする姿を妻のエリザが目撃する。
「また裏切られた……」
いつも幼馴染を優先するオスカーに、エリザの不満は限界に達していた。
「あなたは家族よりも幼馴染のほうが大事なのね」
離婚する気持ちが固まっていく。
ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜
KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞
ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。
諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。
そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。
捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。
腕には、守るべきメイドの少女。
眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。
―――それは、ただの不運な落下のはずだった。
崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。
その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。
死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。
だが、その力の代償は、あまりにも大きい。
彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”――
つまり平和で自堕落な生活そのものだった。
これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、
守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、
いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。
―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。
【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる