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しおりを挟むカシャン。手にした杖を取り落とし、派手な音を立てた事にも気が付かず『アラキノ』と呼ばれた弟子は呆然とふたりの精霊を見つめた。
大騒ぎする左胸。抑え込めるものでもないのに、無意識に外套の胸元を鷲掴みにして、その声が紡ぐ言葉を息をひそめて待った。次に鼓膜を揺らしたのは、軽やかな笑い声だった。
『はは……ちょっと待って。タイム! なんだか恥ずかしくなってきた。あの子が聴いてくれるかどうかもわからないのに、こんなの記録してさ。ちょっと私、自意識過剰じゃないかい? 下手したら、ものすごく嫌われる可能性が……あ、嫌われる想像をしたら涙が出てきた……ん、こら、今笑っただろうシャヨル。ヒパケルも! え、なにその顔……今も録ってる? ちょっと! 待って待って消して恥ずかしい、一生のお願いだから! 重いぞ、私の一生は! 君たちも知っているだろう! ……何、無理なの。消去できないの。ふぅん、そうかい……じゃあ、うん、しょうがないか……』
少しの沈黙の後、無理やり仕切り直すように、師の咳払いが聞こえた。
『あー、アラキノ、久しぶりだね。お前がこれを聞いているということは、もう、なるようになったあとなんだろうね』
いくらなんでも無理がある。厳格なつもりの声が逆に間抜けに聞こえた。
何を告げられるのかと身構えていたアラキノの肩から、力がふっと抜け、そのまま後ろの壁に凭れかかった。
『私の声を求めてくれて嬉しいよ。ありがとう』
ああ、これはきっと、あの穏やかな顔で笑っている。
声だけでどんな顔をしているのかわかる。なのにあの人はもうどこにもいない。そのことに胸が重たくなった。
小さなパチパチという音を背景にして、精霊が記録していた師の声は続く。
『お前が今いるそこは、どれくらいの時間が経っているんだろうね。自惚れかもしれないけれど、私の声を聞きたがるということは、お前の心が相当参っているのだと思ってもいいのかな』
口が無意識に「そうです」と答えていた。
素直にそう言えば、あの温かな手が頭を撫でてくれるのではないか。一瞬だけそんな甘ったれたことを願った自分を目の当たりにして、心がひりひりと痛んだ。
『ユーダレウス』は、座っていてもそうとわかる長身を屈め、項垂れた。月の色によく似た髪が肩からばさばさと降りて、カーテンのように顔の周りを覆う。
『忘れないうちに、先に言っておこう。きっと、お前は世界で一番お人よしで、一番優れた魔術師になっていることだろうね。私は今からそれを断言できることが誇らしい』
何を言われたのかわからなかった。
その後で、やっと理解した頭で勢いよく顔を上げたが、照れくさいことを言ったという旨を、聞き取れない声量でもごもご言う師の声が聞こえるばかりで、その前の言葉をもう一度聴くことはできない。
師が自分を誇らしいと言った。
あれほど求めていた言葉だというのに、あまりにも簡単に与えられたせいで受け止め損ねてしまった。
だというのに、師は、無言で狼狽える弟子が平静を取り戻す間を与えてはくれない。
『さて、助言を与えよう。まず、これだけは忘れてはいけない。お前はどこまで行ったとしても、結局は人間以外のものにはなれないんだよ。アラキ――』
言葉が途切れ、代わりに盛大なくしゃみの音が聞こえた。何度も続くそれに、春先の師の様子を思い出す。
精霊を酩酊させる酔わせ草。あの植物は、春先に花を付け、そして花粉を飛ばす。どうやらそれは、精霊の加護では庇いきれないものらしく、その花粉に負けた師の目鼻はぐずぐずになるのだ。そのせいで春先の師は外出を嫌がり、家に引きこもりがちだった。
どうやらこれは、そんな時期に記録されたものらしい。
くしゃみが止まり、鼻をかむ音が響く。
なんでそんな時期に、と思うのと同時に、あの人は思いつきと行き当たりばったりで行動する人だったと思い出す。懐かしい記憶に、ふっと口元が緩んだ。
『……ねえアラキノ、お前の胸の中にはたくさんの葛藤が詰まっているんだろうね』
気を抜いていたところに図星を指され、胸の左側が大きく脈を打つ。身じろいだせいで足元の渇いた土がザリと音を立てた。
『誰かの旅立ちを見送ること、その誰かにまつわる記憶が薄れていくこと。それだけじゃなく、深い悲しみの記憶も、重たい痛みの記憶も、時間が経つにつれて次第に色褪せてかすんでいく……その恐ろしさ……』
まるでずっと弟子を見ていたかのように、当たり前のことを喋っているような師の声に息をのんだ。
『まるで、心のない化け物になったような――っくしょん!!』
堪えきれなかった派手な一発を皮切りに、またしてもくしゃみが続く。その猛襲の後の泣き言には悲壮感すら漂っている。
しんどいだろうに、今、この人は外にいる。大方、思いついて、何の対策もせずにそのまま外に出たのだろう。その計画性の無さには呆れるが、結局それは弟子を想っての行動なのだ。
きつく目を瞑ると眉間に新しい皺が一本増えたのがわかった。泣いてしまえれば、どんなによかったか。
しかし、苦しむ本人には悪いが、音声の向こうでは間抜けな状態になっているらしい師を前に、アラキノの目に涙が浮かぶ気配は少しもなかった。
『ええと、なんだっけ? ……ああ、そうだ……お前が持っているその恐怖はね、私にも覚えがあるものだ。極端に恐れることはない』
鼻声の師が、軽く咳払いをする。その間にアラキノは背筋を伸ばし、師の最後の講義を聴く準備をした。
『あらゆる感情を、記憶を蓄えていられるのは、確かに人間の持つ性質だ。けれど、それだけが人間を人間たらしめる要素ということにはならない。人間は、慣れる生き物だ。そして忘れる生き物でもある』
師の一言一言がアラキノの身体の中を巡っていく。どくん、どくんと、心臓の鼓動がやけに大げさに身体の中に響いた。
『輝かしく楽しい記憶も、辛く苦しい記憶も、細かに覚えている人は滅多にいない。時の流れのうちに色褪せ、いつしか思い出すこともなくなっていく。あるいは、忘れていることすら忘れてしまう。それが人間というものだ……もう、わかったかな?』
楽しげに、そして、愛おしげに笑うあの人の顔が、今度は確かに瞼の裏に見えた。
師の予想通り、アラキノの脳内ではもう答えが出ていた。膝の上に置いた手をぎゅっと握りしめる。
『記憶に慣れることができる。忘れることができる。そういうお前は、確かに人間だといえるだろう、アラキノ』
無意識に口で呼吸していたせいで口も喉も干からびていて、上手く飲み込めずに大袈裟に喉が鳴る。
焚火の中。黒く炭になった薪が静かに崩れた。
同じように、胸の奥に貯めこんだ、重く冷たい荷物の山が崩れた気がした。
『……もちろん、覚えておきたいのなら、忘れなくたっていい。でもね、辛い記憶を全て、ずっと出しっぱなしで抱え続けようなんてできやしないんだ。そうしようと足掻くのは、随分疲れただろう?』
温かな声にゆるりと抱かれ、心が呼吸をし始める。アラキノは、自分の心が冷え切って凝り固まっていたのだとようやく気が付いた。いつの間にか冷えていた指先に、じわじわと熱が戻っていく。
『いいかい、アラキノ。心は部屋だ。飾っておける思い出の数にも限りはある。時折、整理整頓することはとても大事だよ。それに、きちんと片付けて、どこにあるのかさえわかっていれば、いつだって出してこれるんだから』
子供に言い聞かせるようなその声に触発されて、脳裏にあの乱雑で汚い、物置のような部屋が思い浮かんで、アラキノは笑みを浮かべていた。
誰よりも、何よりも、片付けが苦手だったくせに。片付けられない師の代わりに、部屋を整頓し、そしてどこに何があるのかを覚えているのはアラキノの役目だった。「ねえ、アラキノ。あれどこ置いたっけ?」なんて台詞を何度聞いたか知れない。
そんな人が「えっへん」とばかりに言うのが妙に可笑しくて、喉の奥がくっと引き攣った。
『忘れたくない記憶があることは、そして、それを思い出すということは、きっとお前を助けてくれるだろう……ただ、お前はお人よしでその上生真面目だからなあ。私の想定以上に余計な苦労を背負ってそうだ。精霊が助けてくれるとはいえ、私はそこだけが心配なんだ』
ただの自由人かと思えば、弟子の気質をしっかり把握しているのだから敵わない。つい先ほどまで、まさしく気苦労に押しつぶされそうになっていた弟子としてはばつが悪いことこの上ない。浮かんでいた笑みは引っ込み、眉間の皺が深くなる。幸いなのは、この場でその恥ずかしい様子を見ている者がいないということだ。
遠い未来の弟子の図星を突いているとも知らない師が「うーん」と短く唸る。
『そうだなあ……いっそ、何もかも全て投げ出してみたらいい。私の教えも投げ出していいから、好きなところに行って、好きに生きてみなさい。さいわい、多少投げやりに生きたって問題ないほど丈夫なのだから。そのうちに、この世界の有り様も、お前がどう生きるかも、見えてくるだろ』
何て豪胆な打開案だろう。思わずアラキノの口から「はあ……」と声が漏れる。
その時、朝陽と共に声を上げる鳥の鳴き声が遠くに聞こえた。
こちらは夜が来る時間だから、間違いなくあちらの音だ。精霊の向こう側で、師がため息の混じる残念そうな声を上げた。
『ああ……そろそろ時間だ。ベッドに戻らないと、アラキノが起こしに来てしまうからね』
記憶にある限り、アラキノが師を起こさなかった朝はない。寝起きの悪い師を起こすことが一日の始めの仕事だとすら思っていた。
きっと、この人はこの後、アラキノに起こされるためだけにわざわざ寝ていたふりをするのだろう。
『さようなら、私の愛弟子。いきなさい。アラキノ・ユーダレウス』
一方的に言いたいことだけを言うと、師の声はぴたりと止んでしまった。
一仕事終えた精霊たちがふわりと舞い、地面に寝そべるカンテラの屋根にとまる。
「あの人は……」
自分勝手で、どこまでも自由で。かと思えば、先の先まで見通しているようなことをする。
けれど、その本質は、ただのとんでもないお人よしだ。
『アラキノ・ユーダレウス』
自ら名乗りながら、どこか他人の名のように思っていたのに。師にそう呼ばれた瞬間、これは確かに自分の名なのだと思えた。
そして師の思惑通り、師の言葉を聞いただけでものの見事に心の靄が晴れてしまった。自分の単純さを面映ゆく思いながら、肺の空気をすべて出してしまうつもりで大きなため息をついた。ついでに、地面に倒れたままの杖をゆっくりと壁に立てかけた。
声をかける前にふたりの精霊は静かに寝床へと帰っていったが、一人置かれたこの場所を寂しい場所だとは思わなかった。
見上げれば、空にはいつかどこかで見たような、見事な満月が静かに浮かんでいた。
背後の壁に凭れかかって外套のフードを深くかぶる。目を閉じれば静寂の闇が訪れた。とりあえず、人並に眠ることから始めようと思った。
しかし、凭れた壁はただの壁であり、寝具としての能力は最低だった。
――テント、それと簡易寝具が必要そうだ。
そんなことを考えながら、ユーダレウスはゆっくりと眠りに落ちていった。
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