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本編
風船の位置は大事です
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始まってしまった剣の打ち合い。人数が多いのでまずは予選という事でクジ引きをしました。当たりを引いた20人が参加だよ。運も実力のうちってね!!ハズレを引いた方々は野次馬と化した。いい感じに盛り上げてるね。
♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢
ルールは簡単。最後の1人が残るまで続く勝ち残り戦だよ!皆んなが皆んな敵って事だね。誰か一人に気を取られてても他の人から攻撃されたらお終いだもんね。で、諦め悪い人とか出ないようにする為に今回は特別ルールが採用されたんだ!
私が負けの判定はどうするかって聞いたら何て言ったと思う?気絶したらその人は負けだって言うんだよ!?怖いわ!!だから私は提案したの。拳サイズの風船を用意してもらって、中に水を入れるの。遊びたいの?って聞かれた時はショックだったよ……でね!その風船を自分の身体の好きな所に付けてもらってその風船を破壊されたら負け。勿論見える部分に付けることが条件だけど。付ける部分によって勝負は変わってくるから慎重に決めないといけないから面白いと思うんだ!
最初説明した時は皆んな不思議そうな顔してたけど、気絶するまでの打ち合いよりは良いと思うんだ。
風船を付け終わった騎士の20人が中央に集まる。男性の騎士が16人、女性の騎士が4人なんだね。それぞれが心臓の位置や腕、足、肩、頭なんかに風船を付けている。参加しない私を含めた騎士達は離れて様子を見る。
「今から試合を開始する!制限時間はなし。風船が割れたらそこでその者は試合終了とする。それでは……はじめっ!!!」
「「「うおぉぉぉ!」」」
「いけぇ!」
「頑張れー」
「やれやれ~」
カキンカキン、ドサッ、シュッシュッ
上官さん!ただの打ち合いでしたよね?今、試合って言いませんでした?いや確かに模擬戦みたいなものなのかもしれないけどさ。
♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢
うん。想像してた通り面白い事が起きたよ。ある男性騎士がね、膝に風船付けてたの。膝の少し上とかじゃなくて。だから他の騎士に攻撃された時避けたんだけど、その時地面に膝をついたんだよ。そう、風船を付けてた方を……もう想像はつくよね?本人も無意識に地面についた膝がまさか風船を付けていた方の足だとは思ってなかったらしくそのまま割れた風船を見てポカンと口を開けていた。所謂……自爆だよ笑笑
「あーあ。しっかり風船を付ける位置考えないから。自爆しちゃったよ笑笑」
「「「マジか……」」」
自爆した男性騎士を攻撃した人も、他の人を攻撃していた人も今一度風船の位置を確認していた。そして同じ膝に付けていた人は……顔が強張ってるよ。風船の位置は変えたらダメだからそのまま続行だからね。
そして、参加していない騎士達はというと。
「ふはははは!ナックの奴だせぇ笑笑」
「あいつ自爆しやがったぞ笑笑」
「あれは恥ずかしいな…」
「ナック……ドンマイ!!笑笑」
「これは良い!面白いな!」
自爆した男性騎士…ナックさんと言うらしい人を馬鹿にしていた。その後も打ち合いという名の試合は続く。
あ、頭の上に風船付けてた人の割れた!つまり、中に水が入ってるから…
「頭から水かかってんぞ!」
「ぶっ!なんであいつ頭になんか付けたんだよ笑笑」
心臓の位置に付けてた人は風船を割られて「俺の心臓がぁぁ!!」とか叫んだり、お腹の少し下の方に付けていた人はちょっと可哀想な事になって「これは…ちがうからな!風船の水だからな!」って必死に誤解を解いていた。これは場所が悪かったね……大丈夫だよ。それが水だってわかってるから。
女性騎士の人は、2人残ってる。一人はお姉様って感じの人で胸に付けてて「私の風船割るの?ねぇ?割らないわよね?」って脅してた。それに対し対戦する男性騎士は……
「お前を女とは思いたくねぇーよ!」
「はぁぁ?何ですって?私が女に見えないとでも言うわけ?」
「女は女でもお前はホラーだよ!お前の胃袋はブラックホール並じゃねぇか!」
「女の子に向かって失礼じゃないかしら?」
男性騎士は次の瞬間その女性騎士に綺麗な蹴りを受けて右肩に付いていた風船が割られた。剣の打ち合いのはずじゃ…え?蹴りありなの?周りを見ると…あ、ありみたいだね。もっとやれーとか言ってるし。
そしていよいよ残り3人。さっきの女性騎士と男性騎士2人。さぁ、どうなる!?
♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢
ルールは簡単。最後の1人が残るまで続く勝ち残り戦だよ!皆んなが皆んな敵って事だね。誰か一人に気を取られてても他の人から攻撃されたらお終いだもんね。で、諦め悪い人とか出ないようにする為に今回は特別ルールが採用されたんだ!
私が負けの判定はどうするかって聞いたら何て言ったと思う?気絶したらその人は負けだって言うんだよ!?怖いわ!!だから私は提案したの。拳サイズの風船を用意してもらって、中に水を入れるの。遊びたいの?って聞かれた時はショックだったよ……でね!その風船を自分の身体の好きな所に付けてもらってその風船を破壊されたら負け。勿論見える部分に付けることが条件だけど。付ける部分によって勝負は変わってくるから慎重に決めないといけないから面白いと思うんだ!
最初説明した時は皆んな不思議そうな顔してたけど、気絶するまでの打ち合いよりは良いと思うんだ。
風船を付け終わった騎士の20人が中央に集まる。男性の騎士が16人、女性の騎士が4人なんだね。それぞれが心臓の位置や腕、足、肩、頭なんかに風船を付けている。参加しない私を含めた騎士達は離れて様子を見る。
「今から試合を開始する!制限時間はなし。風船が割れたらそこでその者は試合終了とする。それでは……はじめっ!!!」
「「「うおぉぉぉ!」」」
「いけぇ!」
「頑張れー」
「やれやれ~」
カキンカキン、ドサッ、シュッシュッ
上官さん!ただの打ち合いでしたよね?今、試合って言いませんでした?いや確かに模擬戦みたいなものなのかもしれないけどさ。
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うん。想像してた通り面白い事が起きたよ。ある男性騎士がね、膝に風船付けてたの。膝の少し上とかじゃなくて。だから他の騎士に攻撃された時避けたんだけど、その時地面に膝をついたんだよ。そう、風船を付けてた方を……もう想像はつくよね?本人も無意識に地面についた膝がまさか風船を付けていた方の足だとは思ってなかったらしくそのまま割れた風船を見てポカンと口を開けていた。所謂……自爆だよ笑笑
「あーあ。しっかり風船を付ける位置考えないから。自爆しちゃったよ笑笑」
「「「マジか……」」」
自爆した男性騎士を攻撃した人も、他の人を攻撃していた人も今一度風船の位置を確認していた。そして同じ膝に付けていた人は……顔が強張ってるよ。風船の位置は変えたらダメだからそのまま続行だからね。
そして、参加していない騎士達はというと。
「ふはははは!ナックの奴だせぇ笑笑」
「あいつ自爆しやがったぞ笑笑」
「あれは恥ずかしいな…」
「ナック……ドンマイ!!笑笑」
「これは良い!面白いな!」
自爆した男性騎士…ナックさんと言うらしい人を馬鹿にしていた。その後も打ち合いという名の試合は続く。
あ、頭の上に風船付けてた人の割れた!つまり、中に水が入ってるから…
「頭から水かかってんぞ!」
「ぶっ!なんであいつ頭になんか付けたんだよ笑笑」
心臓の位置に付けてた人は風船を割られて「俺の心臓がぁぁ!!」とか叫んだり、お腹の少し下の方に付けていた人はちょっと可哀想な事になって「これは…ちがうからな!風船の水だからな!」って必死に誤解を解いていた。これは場所が悪かったね……大丈夫だよ。それが水だってわかってるから。
女性騎士の人は、2人残ってる。一人はお姉様って感じの人で胸に付けてて「私の風船割るの?ねぇ?割らないわよね?」って脅してた。それに対し対戦する男性騎士は……
「お前を女とは思いたくねぇーよ!」
「はぁぁ?何ですって?私が女に見えないとでも言うわけ?」
「女は女でもお前はホラーだよ!お前の胃袋はブラックホール並じゃねぇか!」
「女の子に向かって失礼じゃないかしら?」
男性騎士は次の瞬間その女性騎士に綺麗な蹴りを受けて右肩に付いていた風船が割られた。剣の打ち合いのはずじゃ…え?蹴りありなの?周りを見ると…あ、ありみたいだね。もっとやれーとか言ってるし。
そしていよいよ残り3人。さっきの女性騎士と男性騎士2人。さぁ、どうなる!?
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