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本編
起きたら3日経っていた
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ガタンガタン…
なんだろ?揺れてる。この感じは馬車の揺れかな。寝心地悪し…
「うーん…」
もぞもぞと動くとモフッとした気持ちいい何かが顔に当たった。しかも温かくて触り心地最高。
〈……ティア?〉
あれぇ?この声はスノウのだよね。すごく近くから聞こえる。
「ふわぁ…スノウ?」
私が声を出した瞬間、触れていたモフモフの毛布らしきものが離れた。
「私の毛布~」
私は手を伸ばしモフモフ毛布を探る。
〈ちょっ…ティア?僕はティアのものだけど毛布ではないからね!?〉
「ほぇ?」
ここでやっと私はモフモフが何だったのかに気づいた。毛布だと思っていたものはスノウだったのだ。なんて素晴らしいモフモフなんだ。
「ふふっ。スノウだー。おはよう。もう起きる時間?」
〈もう!ティアの馬鹿!寝過ぎなんだから。今は朝っていうよりお昼じゃないかな。そろそろお昼休憩で馬車もとまるはずだよ。〉
へーお昼か。お昼、、、お昼!?私はガバッと起き上がるとスノウに向き合った。
「え、え、え、今、お昼って言ったよね!?あれ?おかしいよね。私たち朝から遺跡に行ってだいぶ時間は経ってたはず。お昼って朝からそんなに時間経ってなかったの??そうだとしても何で今馬車なんかに乗ってるの?時間軸変じゃない!?」
〈……ティアはどこまで覚えてるの?〉
「どこまでって。遺跡に行って、ゴーレムダンジョンハウスまで入ったでしょ。そこからスノウとは別行動でハウスを見て回って…そう言えばスノウがいる!!いつの間に戻ってきてたの!?」
〈僕がいつ合流したかはいいから続けて?〉
「あ、うん。はじめに温室に行って宝花さんたちとお話しして、次に武器庫に行ったはず。そこでバンさんがナックルを手に入れ、エリック隊長は魔剣のグラムと契約したんだよね。その後は書庫に向かって、ニールさんとオーディ教授のテンション上がってた!これは時間かかるなーと思い各自で本を見て回ってたはず。私は絵本を見つけて読んでたんだよね。私が知ってたお話しにそっくりだったの!他の絵本もそっくりなのか本棚を調べてて……何かを見つけたんだっけ。あれ?何だったかな。私、何を……」
〈ティアっ!!〉
何かを忘れているような気がして思い出そうとしているとそれを遮るようにスノウが呼ぶものだから驚いちゃったよ。
「どうしたの?」
〈…ティアは絵本を読んで寝ちゃったんだよ。きっと読み疲れてたんだね。〉
「そう、なの?」
不思議に思いながらもスノウが嘘つく理由もないし、これ以上話させないようにしたがってる感じがするからやめといた方がいいよね。私、空気よめる子!!えっへん!
そんなこんなで話していると馬車が停まったみたい。スノウは素早く小さくなる。
トントン
「失礼します。昼食のお時間ですよー…ってえぇ~!?ティアちゃんが起きてるっ!隊長たちに報告だぁああ。」
おーいナックさんや!そんなに私が起きたのが想定外だったのかね?そりゃ寝たら起きるものでしょうよ。報告だと叫びながら走り去っていく後ろ姿をポカンとした顔で見送る私。スノウは呆れ顔だしね。
〈そろそろかな。うるさいのがやって来るよ。〉
なに、そのうるさいのって。
「ウオォオオオ!!ティアーーー!」
「へっ?……ふぎゃ!」
潰れた何かの生き物みたいな声が出た。ちょっと恥ずかしい。
「あー、エリック隊長?」
「うっ、うっ、ティアぁああ。よがっだぁ…ほんどによがっだーー」
な、な、な!?号泣してるの!?え、待って、鼻水っ!
「どいて下さい!」
ペイっと剥がされたエリック隊長。力加減間違ってません?エリック隊長近くの木に刺さってるよ。ニールさんあなたどちらかと言うと魔法使いですよね。今の魔法?身体強化してた?
「あぁティアさん。目が覚めて良かった…」
えっと?
「ティア嬢、心配したぞ。あの事があってから3日間目を覚さなかったから。」
「3日!?どーゆうこと!?」
〈ちょっと待ったー!!詳しい事はご飯を食べた後にしよう?ティアお腹空いたよね?〉
言われてみれば…
ぐぅー
〈まずは腹ごしらえ!準備も終わる頃だろうし、行こう?〉
スノウに背中を押されるまま昼食の準備がされている場所へと向かう。
〈デュースがいるから貰っておいで!〉
「え?う、うん。」
お腹も空いてるし、私はデュースさんがいる所へと昼食を貰いに行った。
♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢
〈ティアがいない今がチャンスだね。あの日記帳の事はティアには内緒にする方針で宜しく。〉
「へ?」
⦅おいおい一方的に言われても分からないんだが??⦆
スノウの一言にエリック、ニール、バン、グラムが反応する。ちなみにオーディは別件がある為すでに離脱している。(ちなみにナックとデュース、キャス以外のメンバーもいない。ダリアたちは先に王都へと戻っている。)
〈ティアはあの日記帳の事を覚えていない。直前までは覚えているけどね。だから絵本を読んで疲れて寝たんだよって言っといた。〉
「覚えていないなら無理に思い出させる必要はない。話さないべきだろうな。だが…絵本の読み疲れで3日間寝てたは流石に無理があるだろう!!スノウ馬鹿か?そんなもん俺でも嘘だって分かるぞ!?」
〈う、うるさいな!!咄嗟だったんだから仕方ないだろう!?3日間っていう期間の事忘れてたんだよ。うぅ…やっぱり無理があるよね。〉
「「「当たり前だ/です!」」」
⦅やっぱ駄犬じゃないか。そこはもっとだな…絵本が難しくて寝込んでしまったとかにしとけよ。⦆
〈はぁ?お前こそ駄剣じゃないの?絵本が難しいって、おかしいでしょ。絵の本だよ!?絵だけでも読めるように作ってあるんだよ。そんな事も知らないの?それで寝込むとかもっと無理あるから!!〉
スノウとグラムはぎゃぎゃーと言い合う。
「お前らいい加減にしろよな!!こういうのはなニールさんが適任なんだよ。ね?ニールさん!何かいい案はありませんか!?」
〈⦅人任せかよ!!⦆〉
エリックの提案にツッコミを入れるスノウとグラム。ニールは溜息をこぼす。
「はぁ…そうですね。ティアさんは絵本を読んでいた事まで覚えているのですよね。で、スノウさんは読み疲れて寝てしまったと言ってしまったわけですから。」
〈うぐっ…〉
「ではこうしてはどうでしょう。ティアさんが読んでいた絵本は普通の本ではなかった。魔力を吸い続ける仕掛けがあった…とか。実際、呪いの書などは代償を払う事で中身を見たりしますからね。」
「〈⦅なるほど!!⦆〉」
方針が決まったと同時にティアが戻ってきた。
なんだろ?揺れてる。この感じは馬車の揺れかな。寝心地悪し…
「うーん…」
もぞもぞと動くとモフッとした気持ちいい何かが顔に当たった。しかも温かくて触り心地最高。
〈……ティア?〉
あれぇ?この声はスノウのだよね。すごく近くから聞こえる。
「ふわぁ…スノウ?」
私が声を出した瞬間、触れていたモフモフの毛布らしきものが離れた。
「私の毛布~」
私は手を伸ばしモフモフ毛布を探る。
〈ちょっ…ティア?僕はティアのものだけど毛布ではないからね!?〉
「ほぇ?」
ここでやっと私はモフモフが何だったのかに気づいた。毛布だと思っていたものはスノウだったのだ。なんて素晴らしいモフモフなんだ。
「ふふっ。スノウだー。おはよう。もう起きる時間?」
〈もう!ティアの馬鹿!寝過ぎなんだから。今は朝っていうよりお昼じゃないかな。そろそろお昼休憩で馬車もとまるはずだよ。〉
へーお昼か。お昼、、、お昼!?私はガバッと起き上がるとスノウに向き合った。
「え、え、え、今、お昼って言ったよね!?あれ?おかしいよね。私たち朝から遺跡に行ってだいぶ時間は経ってたはず。お昼って朝からそんなに時間経ってなかったの??そうだとしても何で今馬車なんかに乗ってるの?時間軸変じゃない!?」
〈……ティアはどこまで覚えてるの?〉
「どこまでって。遺跡に行って、ゴーレムダンジョンハウスまで入ったでしょ。そこからスノウとは別行動でハウスを見て回って…そう言えばスノウがいる!!いつの間に戻ってきてたの!?」
〈僕がいつ合流したかはいいから続けて?〉
「あ、うん。はじめに温室に行って宝花さんたちとお話しして、次に武器庫に行ったはず。そこでバンさんがナックルを手に入れ、エリック隊長は魔剣のグラムと契約したんだよね。その後は書庫に向かって、ニールさんとオーディ教授のテンション上がってた!これは時間かかるなーと思い各自で本を見て回ってたはず。私は絵本を見つけて読んでたんだよね。私が知ってたお話しにそっくりだったの!他の絵本もそっくりなのか本棚を調べてて……何かを見つけたんだっけ。あれ?何だったかな。私、何を……」
〈ティアっ!!〉
何かを忘れているような気がして思い出そうとしているとそれを遮るようにスノウが呼ぶものだから驚いちゃったよ。
「どうしたの?」
〈…ティアは絵本を読んで寝ちゃったんだよ。きっと読み疲れてたんだね。〉
「そう、なの?」
不思議に思いながらもスノウが嘘つく理由もないし、これ以上話させないようにしたがってる感じがするからやめといた方がいいよね。私、空気よめる子!!えっへん!
そんなこんなで話していると馬車が停まったみたい。スノウは素早く小さくなる。
トントン
「失礼します。昼食のお時間ですよー…ってえぇ~!?ティアちゃんが起きてるっ!隊長たちに報告だぁああ。」
おーいナックさんや!そんなに私が起きたのが想定外だったのかね?そりゃ寝たら起きるものでしょうよ。報告だと叫びながら走り去っていく後ろ姿をポカンとした顔で見送る私。スノウは呆れ顔だしね。
〈そろそろかな。うるさいのがやって来るよ。〉
なに、そのうるさいのって。
「ウオォオオオ!!ティアーーー!」
「へっ?……ふぎゃ!」
潰れた何かの生き物みたいな声が出た。ちょっと恥ずかしい。
「あー、エリック隊長?」
「うっ、うっ、ティアぁああ。よがっだぁ…ほんどによがっだーー」
な、な、な!?号泣してるの!?え、待って、鼻水っ!
「どいて下さい!」
ペイっと剥がされたエリック隊長。力加減間違ってません?エリック隊長近くの木に刺さってるよ。ニールさんあなたどちらかと言うと魔法使いですよね。今の魔法?身体強化してた?
「あぁティアさん。目が覚めて良かった…」
えっと?
「ティア嬢、心配したぞ。あの事があってから3日間目を覚さなかったから。」
「3日!?どーゆうこと!?」
〈ちょっと待ったー!!詳しい事はご飯を食べた後にしよう?ティアお腹空いたよね?〉
言われてみれば…
ぐぅー
〈まずは腹ごしらえ!準備も終わる頃だろうし、行こう?〉
スノウに背中を押されるまま昼食の準備がされている場所へと向かう。
〈デュースがいるから貰っておいで!〉
「え?う、うん。」
お腹も空いてるし、私はデュースさんがいる所へと昼食を貰いに行った。
♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢
〈ティアがいない今がチャンスだね。あの日記帳の事はティアには内緒にする方針で宜しく。〉
「へ?」
⦅おいおい一方的に言われても分からないんだが??⦆
スノウの一言にエリック、ニール、バン、グラムが反応する。ちなみにオーディは別件がある為すでに離脱している。(ちなみにナックとデュース、キャス以外のメンバーもいない。ダリアたちは先に王都へと戻っている。)
〈ティアはあの日記帳の事を覚えていない。直前までは覚えているけどね。だから絵本を読んで疲れて寝たんだよって言っといた。〉
「覚えていないなら無理に思い出させる必要はない。話さないべきだろうな。だが…絵本の読み疲れで3日間寝てたは流石に無理があるだろう!!スノウ馬鹿か?そんなもん俺でも嘘だって分かるぞ!?」
〈う、うるさいな!!咄嗟だったんだから仕方ないだろう!?3日間っていう期間の事忘れてたんだよ。うぅ…やっぱり無理があるよね。〉
「「「当たり前だ/です!」」」
⦅やっぱ駄犬じゃないか。そこはもっとだな…絵本が難しくて寝込んでしまったとかにしとけよ。⦆
〈はぁ?お前こそ駄剣じゃないの?絵本が難しいって、おかしいでしょ。絵の本だよ!?絵だけでも読めるように作ってあるんだよ。そんな事も知らないの?それで寝込むとかもっと無理あるから!!〉
スノウとグラムはぎゃぎゃーと言い合う。
「お前らいい加減にしろよな!!こういうのはなニールさんが適任なんだよ。ね?ニールさん!何かいい案はありませんか!?」
〈⦅人任せかよ!!⦆〉
エリックの提案にツッコミを入れるスノウとグラム。ニールは溜息をこぼす。
「はぁ…そうですね。ティアさんは絵本を読んでいた事まで覚えているのですよね。で、スノウさんは読み疲れて寝てしまったと言ってしまったわけですから。」
〈うぐっ…〉
「ではこうしてはどうでしょう。ティアさんが読んでいた絵本は普通の本ではなかった。魔力を吸い続ける仕掛けがあった…とか。実際、呪いの書などは代償を払う事で中身を見たりしますからね。」
「〈⦅なるほど!!⦆〉」
方針が決まったと同時にティアが戻ってきた。
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