6 / 10
第六話
しおりを挟む
ギルドから、お城までは馬車でも2週間かかる。ギルド長とソフィはいろいろな話をした。村での話を興味深く聞いてくれるギルド長は、優しかった。
ソフィの傷を少しずつ癒やしてくれた。
村からギルドのある町まで、ソフィは歩いてたどり着いたし、すべて野宿だったが、今回の移動では、高級な宿に泊まった。
そして、2週間後、ソフィたちは、お城に着いた。
ギルド長もソフィも、謁見の間に通された。
しばらく待つと、国王陛下が2人の前に
やってきた。
2人とも、頭を下げて陛下の言葉を待った。
「顔を上げよ」
ソフィは国王陛下の顔を見た。金髪碧眼、壮年の王からは、威厳と温かさを感じた。
「さて、トマスギルド長。この方が聖女だという話は本当か?」
「間違いありません。適正は光魔法で、治癒魔法が使えて、魔力は無限大です。もし気になるなら、王宮での測定をお願いいたします」
「ふむ。それは必要になるな。だが、お前が言うのなら、間違いはないだろう」
陛下はギルド長を知っているようだ。
ソフィはこれからのことを考えると、自分はどうしたらいいかわからなくなる。
ギルド長は馬車の中で言っていた。
「王宮に着いたら、陛下とお会いすることになります。おそらくもう一度測定があるでしょう。それが終わったら、ソフィ様は未婚の王子の婚約者になります。あとは神殿で、お仕事をしていただくことになります」
王子と婚約?神殿?
ソフィの理解を超えていた。
まさか本当にはならないと思っていたのだが、測定器らしきものが白衣を着た男性によって運ばれてきた。ソフィは、とまどいながらも、言われるままに従った。
今度の測定器は、球ではなかった。
「さぁ、ソフィ様。こちらに手を乗せてください」
ソフィが言われた通りにすると、
測定器が、動き始めた。
「適正魔法は治癒魔法と防御魔法です。魔力量は、無限大」
ギルドの結果と適正魔法がちがっていた。一つ増えている。
「ソフィ様。貴方様は聖女に間違いありません」
国王陛下の口調が変わっている。
「第三王子カティスがまだ婚約者もおりません。ソフィ様はおいくつですか?」
「もうすぐ17歳になります」
ソフィの傷を少しずつ癒やしてくれた。
村からギルドのある町まで、ソフィは歩いてたどり着いたし、すべて野宿だったが、今回の移動では、高級な宿に泊まった。
そして、2週間後、ソフィたちは、お城に着いた。
ギルド長もソフィも、謁見の間に通された。
しばらく待つと、国王陛下が2人の前に
やってきた。
2人とも、頭を下げて陛下の言葉を待った。
「顔を上げよ」
ソフィは国王陛下の顔を見た。金髪碧眼、壮年の王からは、威厳と温かさを感じた。
「さて、トマスギルド長。この方が聖女だという話は本当か?」
「間違いありません。適正は光魔法で、治癒魔法が使えて、魔力は無限大です。もし気になるなら、王宮での測定をお願いいたします」
「ふむ。それは必要になるな。だが、お前が言うのなら、間違いはないだろう」
陛下はギルド長を知っているようだ。
ソフィはこれからのことを考えると、自分はどうしたらいいかわからなくなる。
ギルド長は馬車の中で言っていた。
「王宮に着いたら、陛下とお会いすることになります。おそらくもう一度測定があるでしょう。それが終わったら、ソフィ様は未婚の王子の婚約者になります。あとは神殿で、お仕事をしていただくことになります」
王子と婚約?神殿?
ソフィの理解を超えていた。
まさか本当にはならないと思っていたのだが、測定器らしきものが白衣を着た男性によって運ばれてきた。ソフィは、とまどいながらも、言われるままに従った。
今度の測定器は、球ではなかった。
「さぁ、ソフィ様。こちらに手を乗せてください」
ソフィが言われた通りにすると、
測定器が、動き始めた。
「適正魔法は治癒魔法と防御魔法です。魔力量は、無限大」
ギルドの結果と適正魔法がちがっていた。一つ増えている。
「ソフィ様。貴方様は聖女に間違いありません」
国王陛下の口調が変わっている。
「第三王子カティスがまだ婚約者もおりません。ソフィ様はおいくつですか?」
「もうすぐ17歳になります」
25
あなたにおすすめの小説
辺境地で冷笑され蔑まれ続けた少女は、実は土地の守護者たる聖女でした。~彼女に冷遇を向けた街人たちは、彼女が追放された後破滅を辿る~
銀灰
ファンタジー
陸の孤島、辺境の地にて、人々から魔女と噂される、薄汚れた少女があった。
少女レイラに対する冷遇の様は酷く、街中などを歩けば陰口ばかりではなく、石を投げられることさえあった。理由無き冷遇である。
ボロ小屋に住み、いつも変らぬ質素な生活を営み続けるレイラだったが、ある日彼女は、住処であるそのボロ小屋までも、開発という名目の理不尽で奪われることになる。
陸の孤島――レイラがどこにも行けぬことを知っていた街人たちは彼女にただ冷笑を向けたが、レイラはその後、誰にも知られずその地を去ることになる。
その結果――?
宮廷から追放された聖女の回復魔法は最強でした。後から戻って来いと言われても今更遅いです
ダイナイ
ファンタジー
「お前が聖女だな、お前はいらないからクビだ」
宮廷に派遣されていた聖女メアリーは、お金の無駄だお前の代わりはいくらでもいるから、と宮廷を追放されてしまった。
聖国から王国に派遣されていた聖女は、この先どうしようか迷ってしまう。とりあえず、冒険者が集まる都市に行って仕事をしようと考えた。
しかし聖女は自分の回復魔法が異常であることを知らなかった。
冒険者都市に行った聖女は、自分の回復魔法が周囲に知られて大変なことになってしまう。
芋くさ聖女は捨てられた先で冷徹公爵に拾われました ~後になって私の力に気付いたってもう遅い! 私は新しい居場所を見つけました~
日之影ソラ
ファンタジー
アルカンティア王国の聖女として務めを果たしてたヘスティアは、突然国王から追放勧告を受けてしまう。ヘスティアの言葉は国王には届かず、王女が新しい聖女となってしまったことで用済みとされてしまった。
田舎生まれで地位や権力に関わらず平等に力を振るう彼女を快く思っておらず、民衆からの支持がこれ以上増える前に追い出してしまいたかったようだ。
成すすべなく追い出されることになったヘスティアは、荷物をまとめて大聖堂を出ようとする。そこへ現れたのは、冷徹で有名な公爵様だった。
「行くところがないならうちにこないか? 君の力が必要なんだ」
彼の一声に頷き、冷徹公爵の領地へ赴くことに。どんなことをされるのかと内心緊張していたが、実際に話してみると優しい人で……
一方王都では、真の聖女であるヘスティアがいなくなったことで、少しずつ歯車がズレ始めていた。
国王や王女は気づいていない。
自分たちが失った者の大きさと、手に入れてしまった力の正体に。
小説家になろうでも短編として投稿してます。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
聖女のはじめてのおつかい~ちょっとくらいなら国が滅んだりしないよね?~
七辻ゆゆ
ファンタジー
聖女メリルは7つ。加護の権化である聖女は、ほんとうは国を離れてはいけない。
「メリル、あんたももう7つなんだから、お使いのひとつやふたつ、できるようにならなきゃね」
と、聖女の力をあまり信じていない母親により、ひとりでお使いに出されることになってしまった。
聖女らしくないと言われ続けたので、国を出ようと思います
菜花
ファンタジー
ある日、スラムに近い孤児院で育ったメリッサは自分が聖女だと知らされる。喜んで王宮に行ったものの、平民出身の聖女は珍しく、また聖女の力が顕現するのも異常に遅れ、メリッサは偽者だという疑惑が蔓延する。しばらくして聖女の力が顕現して周囲も認めてくれたが……。メリッサの心にはわだかまりが残ることになった。カクヨムにも投稿中。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる